4K、8K、フルHDの違い
まず、4Kテレビとは何か、8Kテレビ、フルHDテレビとの違いをおさえておきましょう。
フルHDテレビ、4Kテレビ、8Kテレビの違いは、映せる画質の違いです。より正確に言えば、「解像度」が違い、フルHDテレビ→4Kテレビ→8Kテレビの順で高画質に、解像度が高くなります。
画面の「解像度」とは、画面を構成する絵の粒子であるピクセルの数を示し、多い(高い)ほど画面が高精細となります。フルHD、4K、8Kの解像度の違いをおさえておきましょう。
■4Kテレビとは?
「フルHD」の4倍となるヨコ3840×タテ2160、約800万画素の解像度を「4K」ないし「Ultra HD」といいます。そして4Kの画質で表示できるテレビが「4Kテレビ」です。
2018年12月よりBSと110度CSにて「新4K8K衛星放送」が開始されました。新4K8K衛星放送に対応した「BS/CS110度4Kチューナー」内蔵の4Kテレビであれば4K放送を観ることができます。NetflixなどVODサービスも4K放送をしています。新4K8K衛星放送対応のチューナーがない4K対応テレビでも、ネットに接続すれば、4K放送を楽しむことができます。
また、4Kテレビには2K動画を高画質化して再生するアップスケーリング機能があります。インターネット動画など、まだ2K相当(1440×1080)で放送されているものは、4Kテレビならより高画質に観ることができます。
■8Kテレビとは?
4Kテレビの次世代のテレビとして、「8Kテレビ」があります。
8Kテレビとはヨコ7680×タテ4320の約3300万画素を持つテレビを指します。単純計算でフルHDの16倍、4Kテレビの4倍の画質の差を誇り、究極の映像体験ができるテレビです。
4Kよりもさらに高画質となりますので、テレビもまだまだ高価です。
■フルHDテレビ(2Kテレビ)とは?
4Kや8Kの解像度が登場する以前の、BSハイビジョン放送の画素数はヨコ1920×タテ1080で約200万画素であり、これを「2K」ないし「フルHD」と呼んでいます。
フルHDが主流であった頃の感覚でいえば充分高精細ではあるのですが、現在の感覚で見ると、大きめの画面サイズでは特に「少し粗く」感じる解像度であるといえるでしょう。
4Kテレビの選び方
高画質映像を楽しめる「4Kテレビ」。むかしに比べてお手頃価格で購入しやすくなりました。ただ、テレビは長く使いますので、きちんとポイントをおさえて最適なものを選んでくださいね。ポイントは下記。
【1】サイズ
【2】バックライト方式の違い
【3】倍速液晶・HDR
【4】使用するパネルの種類と品質
【5】アップコンバート機能の各社の違い
【6】ワット数
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】サイズをチェック

Photo by マイナビおすすめナビ
4Kテレビは今のところ、50型以上が主流です。視界を埋め尽くすような大画面は迫力がありますが、大きすぎると部屋に入りきらなかったり、一人で運んで設置できないという問題があります。
ただ、最近のテレビはベゼルレスデザイン(画面を囲む枠が狭い)のため、昔のテレビよりも枠が狭いぶん、少し小さいデザインになっており、数年前のテレビより画面を一回り大きくしても収まってしまうこともあります。
一般に、8畳程度のワンルームや寝室に置いたり、テレビボードの中に収めるなら50型未満、12畳程度のリビングに置くなら50型以上以上を目安にするといいでしょう。
【2】バックライト方式の違いをチェック

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ピクセルの真後ろから照らす直下型バックライトは、エリア単位で細かい制御をしやすい構造です。
一方のエッジ型バックライトは構造上どうしても明るさにムラができやすいです。各社工夫を凝らして対策をしているものの、画面が広くなるほど、明るさのムラが出やすい傾向にあります。
以前までは、直下型はコスト高でしたが、現在では安価な製品でも直下型バックライトを採用しているケースが増えており、気にするほどの差はないため、特にこだわりがない限り、素直に直下型を選んでいいでしょう。
【3】倍速液晶・HDRをチェック
倍速液晶は1秒60コマの映像を倍の120コマに増やして表示する機能(倍速機能)で、映像の滑らかさに影響します。動きの速いスポーツ以外でも、おさえておきたい機能です。
HDRは通常よりも明暗差(ダイナミックレンジ)を広く取り、白とびや黒つぶれのない映像を実現する機能です。できれば搭載しているテレビを選びましょう。
【4】使用するパネルの種類と品質をチェック

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お手頃価格の4Kテレビで採用される液晶パネルには「IPS」と「VA」の2つの種類があります。
一般にIPSは視野角が広いが表示がやや遅め、VAはコントラストが高く速度も速いが視野角がやや狭い、という特性がありますが、現在は改良が進んで差は縮まっています。
広い部屋で斜めからテレビを見る機会が多いならIPSが有利ですが、お手頃価格の4Kテレビを選ぶのであれば気にしなくてもいいでしょう。
【5】アップコンバート機能の各社の違いをチェック
●東芝(TOSHIBA)……「地デジビューティPRO」によるノイズ低減処理
●ソニー(SONY)……「4K X-Reality PRO」によるノイズ除去と超解像処理、「X1 Extreme」による高精細化処理
●パナソニック(Panasonic)……「4Kファインリマスターエンジン」による輪郭の復元による高画質処理
4Kテレビでは、通常の地上デジタル放送(ハイビジョン放送)を、縦横2倍に拡大して表示します。この時に単純に2倍にせず、滑らかに拡大してくれるのがアップコンバート機能です。
現在はほとんどの機種がアップコンバート機能を備えていますが、各社独自の映像エンジンによって提供されるため、下記のようにそれぞれ強みが違います。
ここは好みの違いもあるので、各商品のホームページなどを見てご自身に最適なものを選んでください。
【6】ワット数をチェック
スピーカーの性能を表す数値として、出力ワット数(W)があります。安価な液晶TVに搭載されているスピーカーの多くは、とりあえず音が出ればいい、という程度のものが多く、出力は片方が5〜10W、トータルで20W程度のものが多いです。
また、薄型の本体に収めるために低音などが弱く、迫力に欠けるケースもしばしばあります。
スペック表を見た時にW数が大きく、サブウーハーを搭載している、画面全体がスピーカーとして機能するといったモデルは、通常のスピーカーを搭載したモデルよりも音へのこだわりがあると期待できます。
4Kテレビのおすすめ商品
それでは、4Kテレビのおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ12選|液晶テレビ
▼おすすめ8選|有機ELテレビ
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ12選|液晶テレビ
パナソニックの液晶技術を詰め込んだモデル
※リンク先は55V型です
パナソニック独自プレミアム液晶ディスプレイを搭載した液晶4Kテレビ。シリーズ最高クラスの高輝度を実現しており、いつもの映像をより鮮明に映し出します。
また、スピーカーは立体音響可能な上向きスピーカーが搭載。そのため、まるで映画館で聴くような音質を体感できます。
スマホ連携も便利で、無料アプリ「Panasonic Media Access」で連結すれば、外出先からでもテレビ番組の予約やスマホへのミラーリングによるスマホ視聴もできます。その他、ネットフリックスをはじめとしたVODサービスも搭載。ほしい機能が詰まったテレビです。
AI技術により、自動でより綺麗に画面を映し出す
本商品は、AIが映像シーンに合わせて自動でコントラストや彩度を変更する「オートAI機能」が搭載。
ドラマのシリアスなシーン、ライブ映像、バラエティなど、100万以上もの映像を学習し、ピッタリの画質で映し出してくれます。
さらに、立体音響の「ドルビーアトモス」に対応した高性能スピーカーも搭載。そのため、映画のようなダイナミックな音質を体感することができます。
映像の没入感を求める人におすすめのテレビです。
アクティブLEDで綺麗な映像を楽しめる
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シャープの4K液晶テレビのハイエンドモデル。映像のシーンに合わせて、各画面エリアごとにLEDが反応し、コントラストを制御することで、明るすぎ・暗すぎにならない、美しい映像に仕上がります。
また、「アラウンド スピーカー システム プラス」を搭載。画面の上下に設置したスピーカーにより、包み込むような聞き取りやすい音質体験も可能となっています。映像作品をしっかりと楽しみたい人におすすめです。
反射が起きにくく、見やすい映像になる
※リンク先は55V型です
本商品は搭載された「N-Blackパネル」により、屈折率を変化させることで、日々、気になってしまう日光や照明の光や、自分が映り込んでしまう現象を防いでくれます。
そのため、サスペンスや、映画の始まり・エンドロールといった、画面が暗くなるシーンでも反射が起きにくいです。
また、「フロント オープン サラウンド システム プラス」は音抜けがよく、聞き取りやすい音質になっています。声が小さいセリフでも聞き取りやすく、ストレスフリーでより没入感を持って作品を楽しめます
画質と音質をAIで管理し、心地のいい映像体験に
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ソニーブラビアのフラッグシップモデル。認知特性プロセッサー「XR」が搭載され、人の脳のように映像を分析することで、人が見やすく心地いいと感じる映像に自動調節します。
また、LEDバックライトが搭載され、「XR」による分析から高コントラストな映像を実現します。
スピーカーは独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ」を採用。画面背面にはサブウーファーを2基搭載しており、音を安定させつつも、重低音を強化し、臨場感のあるサウンド体験へと導きます。
そしてこの音質も、「XR」により自動調節することで、映像と相まった最高のテレビ体験が可能になっています。
広色域に映像を描くプレミアム4Kテレビ
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認知特性プロセッサー「XR」と直下型LED部分駆動が、高コントラストかつ広色域に映像を描くプレミアム4K液晶テレビ。高性能な液晶を、認知特性プロセッサー「XR」によって管理・調節することで、自然な色味となめらかなグラデーション表現、そして高コントラストで見やすい映像に仕上げてくれます。
スピーカーは独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ」を採用。4つ搭載されており、臨場感のあるサウンド体験へと導きます。毎日使うテレビだからこそ、少し贅沢をしたいという人におすすめの商品です。
AIエンジンでよりリアルで鮮明な映像美を再現
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レグザのAIエンジン「ZRα」を搭載した最新鋭テレビ。4K倍速パネル、広色域量子ドットシート、Mini LED バックライトの三層構造による色の表現と、AIエンジンによる自動画質調整により、風景の奥行きや人の表情まで認識できる美しさを作り上げます。
さらに、重低音立体音響システムの搭載や、ネットフリックスをはじめとするVODサービスなど、ハイクオリティな映像体験ができます。
テレビやドラマをより楽しむ機能が満載のテレビ
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量子ドット倍速パネルを搭載し、幅広い色を再現できるテレビ。人の表情まで鮮明に映し出す画質が魅力で、ドラマや映画鑑賞にピッタリです。また、重低音立体音響システムの搭載により、臨場感のある音質まで感じられます。
さらに、タイムシフトマシン録画機能を活用すれば、オンエア中のテレビ番組もストリーミング再生のように最初から再生でき、より便利です。画質だけでなく、録画機能も充実の高性能テレビです。
鮮やかなのに低価格な、高コスパ商品
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従来の液晶テレビよりも小型のLEDバックライトを数多く敷き詰めた4K液晶テレビ。これにより、高いコントラストで鮮明な高画質を実現。さらにそのバックライトは半導体粒子で変換する量子ドットを採用することで、純度の高い赤・緑・青の3原色を再現し、より高品質な映像を作り上げます。
さらに、情報量が多い4K映像を高速処理するため、「NEOエンジン Pro」を搭載。地デジからBS・CS、4K放送、ネット動画までも高画質で視聴することができます。
搭載エンジンと高性能ディスプレイによる高画質映像
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低価格で高コスパな4K液晶テレビ。情報量が多い4K映像を高速処理するため、「NEOエンジン Pro」を搭載。地デジからBS・CS、4K放送、ネット動画までも高画質で視聴することができます。
また、120Hzの高性能倍速ディスプレイを採用しており、カーレースやスポーツといった動きの速い映像もなめらかに表現します。美しい映像を高コスパで楽しみたいという人におすすめの商品です。
▼おすすめ8選|有機ELテレビ
圧倒的な映像美とAI技術で感じるテレビ体験
※リンク先は55V型です
本商品は、有機ELディスプレイの映像美と、「オートAI機能」による自動画質調整により、
映像のシーンに合わせて最適な画質で映像を見ることが可能。
また、ドルビーアトモスに対応した内蔵スピーカーは、360度から音を感じられるため、
映像作品が臨場感のあるものに生まれ変わります。そのため、よりクリアに映像を楽しみたい人にピッタリの商品です。
有機ELと立体音響で、高級感のある映像を楽しめる
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有機ELディスプレイとドルビーアトモスに対応したスピーカーが搭載された有機ELテレビ。
高画質・高音質で映像作品を楽しむことができます。
また、ネットフリックスをはじめとしたVODサービスやスマホ連携機能など、その他の機能も充実。最高峰モデルよりグレードは少々落ちますが、それでもハイエンドモデルに位置する高機能テレビですので、ハイコスパな商品と言えるでしょう。
有機ELの映像美と高性能スピーカーでよりリアルに
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画素ごとに発光量を制御する「Sparkling Drive EX」を搭載し、有機ELの映像を充分に引き出したリアルな映像を楽しめます。
また、「アラウンド スピーカー システム プラス」を搭載。画面の上下に設置したスピーカーにより、包み込むような聞き取りやすい音質体験も可能となっています。より綺麗な映像と音質を求める人におすすめのテレビです。
AIによる自動判別でより綺麗で鮮明な映像になる
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本商品は「Medalist S3AI」を搭載。画面上に出る「人の顔」「空・海・山」「スポーツの道具や照明」、「建物などのオブジェクト」などを検知し、さらに、ドラマ、バラエティ、スポーツなどの放送ジャンルに合わせて、自動で画質を調節してくれます。
また、「フロント オープン サラウンド システム プラス」は音抜けがよく、聞き取りやすい音質を作り出します。AIを用いた有機EL映像と質の高い音質により、妥協のないテレビ体験が可能です。
最高峰の映像を体感できるフラッグモデル
※リンク先は55V型です
美しい映像を作り出す有機ELディスプレイと、ソニーの音質技術をフルに詰め込んだ最高峰モデル。
テレビ内部には認知特性プロセッサー「XR」が搭載され、人の脳のように映像を分析することで、人が見やすく心地いいと感じる映像に自動調節します。そのため、地上放送やネット動画などのハイビジョン画質でさえも、高精細な4K映像に作り変えます。
スピーカーは、ソニー独自の音響技術「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を採用。被写体の位置に合わせて音を作り出し、立体感のあるリアルなサウンドを表現しています。画面は薄型軽量のため、お部屋にもおしゃれに配置することができますよ。
AIによる温度予測により、美しい発光制御を行う
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認知特性プロセッサー「XR」搭載のソニーブラビアのハイエンドモデル。有機ELパネル特性と映像信号を横断的に分析し、画面全体の温度分布を確認後、緻密に温度予測することで発光制御を行っています。
そうすることで、従来の有機ELディスプレイよりも彩度・コントラストに満ち溢れた映像を作り出すことが可能となっています。
スピーカーは、ソニー独自の音響技術「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を採用し、立体感のあるリアルなサウンドを表現。
また、ネットフリックスをはじめとしたVODサービスも充実するなど、贅沢に映像体験することができるテレビです。
新世代の有機ELパネルを搭載した最高峰モデル
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独自開発の高冷却インナープレートと最高級の有機ELパネルを駆使し、輝度アップを実現した商品。これにより、有機ELで重要とされる「黒」を引き立たせ、美しい映像を作り出しています。一方で、画面の反射を抑える「低反射 ARパネル」を採用したことにより、暗いシーンでもより鮮明で見やすく仕上がっています。
また、音響にもこだわりがあり、10個のスピーカーを設置した「重低音立体音響システムXHR」により、パワフルかつ繊細な音を表現。まるで映画館にいるような音質体験も実現しています。テレビ番組の録画機能なども充実しており、ほしい機能も満載です。
高画質な映像と瞬速ゲームモードが魅力
※リンク先は55V型です
レグザのAIエンジン「ZRⅡ」を搭載した高性能テレビ。有機ELパネル、独自開発の高冷却インナープレートの構造により色の表現と、AIエンジンによる自動画質調整により、より鮮明な画質を再現しています。また、重低音立体音響システムを搭載することで、パワフルなサウンドを体感できます。
さらに、本商品は「有機EL瞬速ゲームモード」を搭載。レスポンスが高速で、格闘ゲームなどもストレスなく操作可能です。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 4Kテレビの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの4Kテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
4Kテレビ事情をプロに聞きました
■4Kテレビの価格はどうなる?
値下がり基調、国内製は2年落ちでも充分
多くの薄型テレビの製造工場を抱える中国では、大型テレビの供給が需要を大きく超えてしまい、その影響でジェネリック家電や中国メーカーの製品は大幅に値を下げています。値下がりは一段落した感がありますが、4Kチューナーを搭載しないモデルであれば、43型〜46型クラスで3〜4万円台、50型以上でも6万円台が中心になってきました。チューナー搭載モデルならば+1〜2万円程度追加しましょう。
一方、国内メーカーは、毎年新機能の追加や更新があって、新製品の値段はさほど下がりません。安価に入手したいのであれば型落ちモデルを選ぶといいでしょう。無線LANなど基本機能は充実していますし、映像エンジンの性能も高いので、2年程度の型落ちでも機能的には十分です。予算は50型以下で5〜6万程度、それ以上の大型モデルは10万円を目安に、1年型落ちになるたびに−1万円と考えればいいでしょう。
■4Kテレビのトレンドは?
HDR関係が進化、スマートテレビは低価格化
元々大型スポーツイベントの予定があった今年は、液晶も有機ELも、リアルな明暗表現などを強化するHDR関連規格のサポートが充実しました。
低価格なモデルでも、HDR10 ProやHLG Pro、Dolby Visionといった高性能なHDR規格をサポートするモデルが増えており、HDR対応コンテンツで、より美しい映像を楽しめるようになっています。
こうした傾向は高級モデルでさらに強まっており、映画業界団体が定めた「Filmmaker Mode」などの映像/サウンドモードを搭載するモデルが登場して、映画館の迫力を家庭で再現できる方向に進んでいます。
また目新しい機能ではありませんが、スマートテレビも低価格化が進んでおり、主要な動画配信サービスはテレビ単体で楽しめるものが増えました。特にスマートフォンとの連携という点では、Chromecast対応(Android)、AirPlay対応(iPhone)があれば、スマートフォンで見ている映像をそのままTVで楽しめるので、おすすめです。
■液晶か、有機ELかは、どう決めればいい?
50型程度の4K液晶購入予算で有機ELを購入可能
有機EL採用モデルは安くても10万円台半ば以上しますから、予算10万円では手が届きません。ただし、国内有名メーカーの50型程度の4K液晶テレビを買うつもりで予算を準備していたような場合であれば、給付金を足せば手が届くようになります。
有機ELは高級機だけあって機能は充実していますし、画質については、液晶との違いがかなりはっきりしています。価値観は人それぞれですが、画質重視の人であればアップグレードしてもいいでしょう。
有機ELの弱点としては商品電力が高めであること、パネルの寿命が比較的短いことがしばしば挙げられますが、寿命に関しては10年前後は持つようですので、あまり気にしなくてもいいでしょう。
【関連記事】そのほかのテレビもチェック
まとめ
本記事では、4Kテレビの選び方とおすすめ商品をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?普段視聴するときのテレビとの距離、部屋の大きさなども考慮して、自分にぴったりの4Kテレビを選びましょう。
機能面では、内蔵スピーカーの音質や画質関連などのほかに、4kチューナー内蔵テレビであるのかについてもぜひ忘れずにチェックしておきたいですね。
部屋の主役! とも成り得る4Kテレビを、ぜひ後悔しないように選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。 キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndroidも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。