4K、8K、フルHDとは?
まず、4Kテレビとは何か、8Kテレビ、フルHDテレビとの違いをおさえておきましょう。
フルHDテレビ、4Kテレビ、8Kテレビの違いは、映せる画質の違いです。より正確に言えば、「解像度」が違い、フルHDテレビ→4Kテレビ→8Kテレビの順に高画質に、解像度が高くなります。
画面の「解像度」とは、画面を構成する絵の粒子であるピクセルの数を示し、多い(高い)ほど画面が高精細となります。フルHD、4K、8Kの解像度の違いをおさえておきましょう。
4Kテレビとは?
「フルHD」の4倍となるヨコ3840×タテ2160、約800万画素の解像度を「4K」ないし「Ultra HD」といいます。そして4Kの画質で表示できるテレビが「4Kテレビ」です。
2018年12月よりBSと110度CSにて「新4K8K衛星放送」が開始されました。新4K8K衛星放送に対応した「BS/CS110度4Kチューナー」内蔵の4Kテレビであれば4K放送を観ることができます。
NetflixなどVODサービスも4K放送をしています。新4K8K衛星放送対応のチューナーがない4K対応テレビでも、ネットに接続すれば、4K放送を楽しむことができます。
また、4Kテレビには2K動画を高画質化して再生するアップスケーリング機能があります。地上デジタル放送はまだ2K相当(1440×1080)で放送されていますが、4Kテレビならより高画質に観ることができます。
8Kテレビとは?
今回ご紹介する4Kテレビの次世代のテレビとして、「8Kテレビ」があります。
8Kテレビとはヨコ7680×タテ4320の約3300万画素を持つテレビを指します。単純計算でフルHDの16倍、4Kテレビの4倍の画質の差を誇り、究極の映像体験をすることができるテレビです。
4Kよりもさらに高画質となりますので、テレビもまだまだ高価です。
フルHDテレビ(2Kテレビ)とは?
4Kや8Kの解像度が登場する以前の、BSハイビジョン放送の画素数はヨコ1920×タテ1080で約200万画素であり、これを「2K」ないし「フルHD」と呼んでいます。
フルHDが主流であった頃の感覚でいえば充分高精細ではあるのですが、現在の感覚で見ると、大きめの画面サイズでは特に「少し粗く」感じる解像度であるといえるでしょう。
4Kテレビの選び方 高画質映像を楽しめる
お手頃価格とはいえ、テレビは長く使います。ポイントをおさえて最適なものを選びましょう。
最適なテレビの大きさは? ポイント1

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4Kテレビは今のところ、50型以上が主流です。視界を埋め尽くすような大画面は迫力がありますが、大きすぎると部屋に入りきらなかったり、一人で運んだり設置できないという問題があります。
ただ、最近のテレビはベゼルレスデザイン(画面を囲む枠が狭い)のため、昔のテレビよりも枠が狭いぶん、少し小さいデザインになっており、数年前のテレビより画面を一回り大きくしても収まってしまうこともあります。
一般に、8畳程度のワンルームや寝室に置いたり、テレビボードの中に収めるなら50型未満、12畳程度のリビングに置くなら50型以上以上を目安にするといいでしょう。
バックライト方式 ポイント2

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ピクセルの真後ろから照らす直下型バックライトは、エリア単位で細かい制御をしやすい構造です。
一方のエッジ型バックライトは構造上どうしても明るさにムラができやすく、各社工夫を凝らして対策をしているものの、画面が広くなるほど、明るさのムラが出やすい傾向にあります。
以前は直下型はコスト高でしたが、現在では安価な製品でも直下型バックライトを採用しているケースが増えており、気にするほどの差はありませんから、特にこだわりがない限り、素直に直下型を選んでいいでしょう。
倍速液晶とHDR ポイント3
倍速液晶は1秒60コマの映像を倍の120コマに増やして表示する機能で、映像の滑らかさに影響します。動きの速いスポーツ以外でも、おさえておきたい機能です。
HDRは通常よりも明暗差(ダイナミックレンジ)を広く取り、白とびや黒つぶれのない映像を実現する機能です。できれば搭載しているテレビを選びましょう。
使用するパネルの種類と品質 ポイント4

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お手頃価格の4Kテレビで採用される液晶パネルには「IPS」と「VA」の2つの種類があります。
一般にIPSは視野角が広いが表示がやや遅め、VAはコントラストが高く速度も速いが視野角がやや狭い、という特性がありますが、現在は改良が進んで差は縮まっています。
広い部屋で斜めからテレビを見る機会が多いならIPSが有利ですが、お手頃価格の4Kテレビを選ぶのであれば気にしなくてもいいでしょう。
アップコンバート機能は各社の違いに注目 ポイント5
東芝(TOSHIBA)
「地デジビューティPRO」によるノイズ低減処理
ソニー(SONY)
「4K X-Reality PRO」によるノイズ除去と超解像処理、「X1 Extreme」による高精細化処理
パナソニック(Panasonic)
「4Kファインリマスターエンジン」による輪郭の復元による高画質処理
4Kテレビでは、通常の地上デジタル放送(ハイビジョン放送)を、縦横2倍に拡大して表示します。この時に単純に2倍にせず、滑らかに拡大してくれるのがアップコンバート機能です。
現在はほとんどの機種がアップコンバート機能を備えていますが、各社独自の映像エンジンによって提供されるため、下記のようにそれぞれ強みが違います。
ここは好みの違いもあるので、各商品のホームページなどを見てご自身に最適なものを選んでください。
サウンドを重視したいなら、ワット数などに注目 ポイント6
スピーカーの性能を表す数値として、出力ワット数(W)があります。安価な液晶TVに搭載されているスピーカーの多くは、とりあえず音が出ればいい、という程度のものが多く、出力は片方が5〜10W、トータルで20W程度のものが多いです。
また、薄型の本体に収めるために低音などが弱く、迫力に欠けるケースもしばしばあります。
スペック表を見た時にW数が大きく、サブウーハーを搭載している、画面全体がスピーカーとして機能するといったモデルは、通常のスピーカーを搭載したモデルよりも音へのこだわりがあると期待できます。
各メーカーの特徴 国内・海外メーカーを解説
国内メーカー(東芝、シャープ、ソニー、パナソニック、三菱電機)
国内メジャー家電ブランドの製品群は、4Kチューナーの搭載や独自の映像エンジンなど、機能が充実していることが特徴です。また国内メーカーということで、取扱説明書や保証の充実、修理時の丁寧な対応が期待できる点も安心感があります。
さらに「VIERA Link」など独自CEC技術(テレビとレコーダーなどの周辺機器を連携させる技術)があり、同一ブランドのBDレコーダーなどとの組み合わせで利便性が高まることも特徴に数えられます。反面、販売価格は高めなので、安価なブランドと比較すると同じ予算ではサイズが小型になってしまうことは覚悟しましょう。
国内コスパメーカー(アイリスオーヤマ、フナイ、山善)
国内メーカーですが、自社では生産設備を持たず、海外のメーカーに製造を委託したり、労働力の安い海外工場を駆使することで格安な価格を実現しているメーカーで、「ジェネリック家電」と呼ばれることもあります。
海外ブランド並の低価格が武器ですが、低価格帯製品では、4Kチューナーを搭載しない「4K対応テレビ」が多いなど、メジャーブランドよりも割り切った点もあります。
しかし、近年は大手メーカー出身の技術者を積極的に雇用するなどして、品質面で大きく改善。総合的には高いコストパフォーマンスが望めます。
海外メーカー(ハイセンス、TCL、LG)
主に中国系のメーカーが中心の、海外格安ブランドです。格安とはいっても独自映像エンジンの搭載など、機能面では充実化が進んでおり、今や>国内メーカーに匹敵する機能を低価格で提供するブランドも登場するなど、市場での存在感が増しています。
以前は日本語表示におかしな部分があるケースもあるなど、品質面はピンからキリまで、といったところがありましたが、日本法人を設立しているメーカーではほとんどで、差がなくなってきています。
多少の変な部分があっても、番組を見るぶんに問題ないので、>低コストで大画面と多機能を両立したくて、細かいことは気にせず、割り切れる人にはオススメです。
4K液晶テレビおすすめ9選|49インチ以下 10万円以下で購入できるものも!
ガジェット選びのプロ、海老原 昭さんが選んだ49型以下の4K液晶テレビです。どれもかなりお買い得なので、10万円もあると複数購入できちゃうかも。
SONY(ソニー)『BRAVIA(KJ-43X8000H)』
































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スマホ連動も快適なBRAVIA
ソニーの液晶テレビブランド「BRAVIA」の4Kエントリーモデルにあたります。同価格帯のジェネリックテレビと比べると画面サイズは一回り小さくなりますが、国内メジャーブランドの安心感と、「Android TV」の採用をはじめとする多機能ぶりが光ります。
広色域な「トリルミナス」ディスプレイを採用し、映像エンジン『XDR X1」との組合わせにより、リアルな映像を実現しています。
さらに。クリアな音質を実現する新開発の「X-Balanced Speaker」を採用、立体音響「ドルビーアトモス」にも対応するなど、映像と音質へのこだわりが光ります。
独自のポータルアプリ「My BRAVIA」でコンテンツを楽しんだり、スマートフォンを番組表&リモコン代わりにできるなど、スマートテレビならではの利便性も嬉しい点。
このクラスではかなり高価ですが、映像品質には定評のあるBRAVIAブランドということもあり、ゲームや映画などを高画質で楽しみたい人におすすめです。
Hisense(ハイセンス)『43F60E』


















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スキのない作り。映画に最適!
中国ハイセンスグループが販売する4K表示対応テレビのスタンダードモデルです。スタンダードということでテレビとしての機能に特化していますが、映像はHDR10/HLGに対応しているほか、ドルビーオーディオに対応しており、対応のヘッドフォンやアンプと接続することで7.1chのサラウンドサウンドを楽しめます。
VAパネルなので斜めから見ると色が変わることもありますが、正面に座って映画などを楽しむには最適でしょう。
その他の装備面では、HDMIが4系統あるほか、USB HDDへの録画や地上デジタル/衛星デジタルのWチューナー搭載など、隙がありません。
ハイセンスには品質を懸念する声もありますが、近年は生産品質も向上し、保証面でも3年保証が付くなど、自信がうかがえます。低価格でも画質や音にこだわりたい人向きです。
JOYEUX(ジョワイユ)『JOY-43TVSUMO1-4K』 驚きのハイコスパモデル














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驚きのハイコスパモデル!
主に生活家電を中心に販売するジョワイユ株式会社が販売する格安4K液晶テレビです。
43V型で3万円前後という価格ながら、地上デジタル、衛星デジタルともに2チューナーずつを搭載し、外付けのUSB HDDに裏番組の録画も行えるほか、緊急警報や緊急放送通知にも対応するなど、機能面も必要十分です。
ただし、衛星4K放送には外付けチューナーが別途必要です。また、LANポートはありますがWi-Fiを搭載していないので、インターネットを利用した双方向放送を使いたい場合は、有線接続できる場所に設置するなどの工夫が必要です。
とはいえ、取扱説明書もしっかりしており、品質面や耐久性の評価も低くないので、「とりあえず4K」という人にはかなりお買い得な1台と言えるでしょう。
MAXZEN『JU43TS02』


















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東京Deco『43型4K対応液晶テレビ』
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/51ZGfiz0oDL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/5168ca-TOuL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/61q8GzDki3L._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/51s9kmn41+L._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/51-VtItyTcL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/51H5ikQCnvL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/51uIxQDWCwL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/512Cc+vdhmL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/41enNMDkyVL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/51ZGfiz0oDL._SL500_.jpg)
![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/5168ca-TOuL._SL500_.jpg)
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![東京Deco43V型4K対応地上・BS・110度CS液晶テレビHDR対応WチューナーIPSパネル[日本設計メインボード搭載]LED直下型バックライトARC外付けHDD裏番組録画対応HDMIHDD録画機インチi001](https://m.media-amazon.com/images/I/51-VtItyTcL._SL500_.jpg)
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FUNAI『FL-43UF340』


















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TCL『43P618』






















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Panasonic(パナソニック)『VIERA(TH-49GX500)』














出典:Amazon
VIERAリンクで快適!
国内最大の家電メーカーであるパナソニック製の49型液晶テレビです。パネルはIPS液晶で、HDR10、HDR10+、HLGの3つのHDR規格に対応。
「色忠実補正回路」や「エリアコントラスト制御」といった映像エンジンにより、美しい映像を再現します。
4Kチューナーを内蔵しており、単独で衛星4K放送を楽しめます。同社のCEC機能である「VIERA Link」に対応しており、BDレコーダー「DIGA」などと接続することで、リモコンの統一が行える点もポイントのひとつ。
すでに後継機が登場して生産終了しているため、49インチと一回り大型ながら、今は価格が安くなっている点も狙い目です。
joyeux『4Kチューナー内蔵 液晶テレビ』
















出典:Amazon
「49インチ以下」のおすすめ商品の比較一覧表
4K液晶テレビおすすめ6選|50インチ以上 大画面で4k映像が楽しめる!
ガジェット選びのプロ、海老原 昭さんが選んだ50型以上の4K液晶テレビです。もしスペースがあるなら、やはり大画面の迫力に酔いしれたいですね。
TOSHIBA(東芝)『REGZA(50M530X)』

出典:Yahoo!ショッピング
録画機能も充実したREGZA4K液晶モデル
現在はハイセンス傘下となった東芝映像ソリューションが販売する「REGZA」ブランドの50V型4Kテレビです。
東芝時代から引き続く液晶テレビの名門ブランドだけあって、画質へのこだわりは健在。
映像エンジンには「レグザエンジン Evolution-S」を採用し、階調表現がより高まるとともに、細部の復元に特化した映像処理「4KビューティX/地デジビューティX」により、ノイズを抑えながら最適な絵作りをしてくれます。
さらにテーマに合わせた自動録画機能「おまかせ録画」や「簡単連ドラ予約」など、録画関連機能も充実。
さらに、ゲーム向けの低遅延「4K瞬速ゲームダイレクト」も搭載するなど、名門にふさわしい充実機能を搭載。買って後悔のない1台です。
SHARP(シャープ)『AQUOS(4T-C50BH1)』




















出典:Amazon
Wチューナー搭載、AQUOSのシンプルモデル
人気のAQUOSシリーズの4Kテレビでもシンプルなシリーズが「BH1」ラインです。
機能は絞り込まれていますが、4KチューナーはWチューナーで裏番組の録画が可能なほか、低反射パネルを採用しており、50V型の大型画面でも見やすさを重視。
映像エンジンには「AQUOS 4K Master Engine」を採用し、HDR10/HLG方式のHDR映像にも対応するなど、メジャーブランドとしてのスペックはしっかり確保されています。
倍速液晶や低遅延モードといった機能は搭載していませんし、Wi-Fi非搭載な点が残念ですが、AQUOSというブランドに恥じない機能と品質を低価格で実現しています。
4K放送を手軽に、地上デジタル放送と同様に楽しみたいというニーズをローコストで叶えてくれる1台です。
maxzen(マクスゼン)『JU55SK04』


















出典:Amazon
表示遅延のタイムラグなく遊べるゲームモード搭載
55型と大画面ながら5万円弱の価格を実現しているmaxzen製の液晶テレビです。
パネルはVA式の直下型LEDバックライトを搭載しており、HDR10、HLGという2つのHDR方式に対応。
地上波デジタル、衛星デジタルのそれぞれにWチューナーを搭載するなど、隙のない装備です(4Kチューナーは未搭載)。
特徴的な機能としては「ゲームモード」を搭載。液晶テレビにありがちな、入力タイミングと画面の反応にわずかなラグが発生することを極力減らし、ダイレクトな入力感を実現します。
放送よりもゲームやPCの4Kコンテンツの表示を重視したいという人にとっては、かなりお買い得と言えるでしょう。
ORION(オリオン)『OL55XD100』


















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Hisense(ハイセンス)『58S6E』






















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60インチクラスの大画面を10万円以下で
中国ハイセンスが販売する4Kスマートテレビの58V型モデルです。60型に匹敵する大画面ながら、実売で8万円前後という格安ぶりが特徴です。
この価格ながら、4Kチューナーと地上デジタル・衛星デジタルトリプルチューナーを搭載。
液晶パネルには輝度を引き上げるバックライトブーストフィルムを採用したほか、独自の映像エンジン「NEOエンジン」を搭載しており、ノイズ削減と画質向上に貢献しています。
サウンド面でもドルビーオーディオに対応したほか、音響最適化補正技術「eilex PRISM」を搭載し、クリアで臨場感のあるサウンドを再生します。
低遅延のゲームモードや Google、Amazonの音声アシスタントに対応するなど、その他の機能面も充実しており、高いコストパフォーマンスを実現しています。大画面と低コストを両立させたいなら要注目の1台です。
IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)『65UB10P』














出典:Amazon
大画面モデルにこだわるなら、迫力の65インチ!
収納用品や家具などを手がけるアイリスオーヤマが販売する65V型液晶テレビです。
アイリスオーヤマは近年、家電メーカーの元エンジニアを積極的に採用し、自社ブランドの製品を投入しており、液晶テレビもその一環となります。
基本的にはジェネリック家電ですが、独自に画質がチューニングされており、日本市場向けの機能もしっかり抑えられるなど、国内メーカーらしい安心感ある仕上がりになっています。
また、家具を販売するアイリスオーヤマらしく、さまざまなサイズ・デザインのテレビ台とのセット販売もあるので、インテリアをトータルコーディネートする際にも役立つでしょう。
できるだけ大画面を安価に入手したい人にオススメです。
「50インチ以上」のおすすめ商品の比較一覧表
4K有機ELテレビおすすめ3選 憧れの有機ELに手が届く!
最後に、お買い得な有機Elをガジェット選びのプロ、海老原 昭さんに厳選していただきました! 数量に限りのある型落ち機種もあり! これと思ったら急いでください。
LG Electronics(LGエレクトロニクス)『OLED65C8PJA』


















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65インチの大画面有機ELでこの価格!
LGエレクトロニクスが販売する65型の有機ELテレビになります。4Kチューナーを内蔵しない「4K対応」となるほか、2018年発売の、いわゆる「型落ち」モデルになり、例えば映像エンジンには1世代前のAI対応映像エンジン「α9 Gen2 Intelligent Processor」が搭載されていますが、その分安くなっており、20万円代前半で65インチの有機ELの高画質が手に入ります。
もちろん最新モデルのほうがさらに画質等がアップしているものの、基本性能部分では今でも十分に競争力のある高画質を実現しています。主にVODサービスやBDで4Kコンテンツを楽しみ、できるだけ大画面を安く入手したい、という人にオススメです。
Panasonic(パナソニック)『VIERA(TH-55GZ2000)』












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評判が良い有機ELの人気モデル
パナソニックの「VIERA」ブランドの有機ELテレビで、2019年モデルのミドルレンジ機にあたります。
1台ずつ測定して最適化と調整が施されているほどこだわりの有機ELパネルは最新のHDR技術「ドルビービジョンIQ」にも対応。サウンド面では、フルレンジの前向きスピーカーと上向きのイネーブルドスピーカー、それに大口径ノウーハーとパッシブラジエーターの合計で80Wという大出力構成。ドルビーアトモス対応コンテンツだけでなく、通常コンテンツでもテレビ本体のみで立体音響を楽しめるなど、高画質・高音質へのこだわりが詰め込まれています。
すでに後継機が登場しているため価格が下がっていますが、性能的には現行機と大きく見劣りするところはなく、むしろ手頃な価格で入手できるようになったぶん、お得度が高まっています。
SONY(ソニー)『BRAVIA(KJ-48A9S)』








































出典:Amazon
48型でコンパクトに収まる有機ELテレビ
ソニーの有機EL採用BRAVIAです。50型以上のサイズがほとんどを占める有機ELテレビの中、珍しく48型とコンパクトなサイズでの販売となります。収納棚付きのテレビボードや部屋のコーナーなど、設置スペースに制限がある場所にも高画質で、綺麗に映るテレビを持ち込むことができるようになりました。
主な機能はサブウーファーが1基少ない2.1ch仕様になっているくらいで、4Kの最上位モデルである「A8H」シリーズとほぼ同等。映像エンジンには8K テレビと同じ「X1 Ultimate」を搭載。音響ではパネルを振動させることで画面から音が出るような一体感が味わえる「Acoustic Surface Audio」を採用するなど、完全にハイエンド仕様となっています。
ワンルームマンションや、寝室にも4K テレビを導入したいが、品質には妥協したくないという人にも納得の1台となるでしょう。
「有機ELテレビ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 4Kテレビの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの4Kテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
4Kテレビ事情をプロに聞きました!
4Kテレビの価格はどうなる?
ITライター
値下がり基調、国内製は2年落ちでも充分
多くの薄型テレビの製造工場を抱える中国では、大型テレビの供給が需要を大きく超えてしまい、その影響でジェネリック家電や中国メーカーの製品は大幅に値を下げています。値下がりは一段落した感がありますが、4Kチューナーを搭載しないモデルであれば、43型〜46型クラスで3〜4万円台、50型以上でも6万円台が中心になってきました。チューナー搭載モデルならば+1〜2万円程度追加しましょう。
一方、国内メーカーは、毎年新機能の追加や更新があって、新製品の値段はさほど下がりません。安価に入手したいのであれば型落ちモデルを選ぶといいでしょう。無線LANなど基本機能は充実していますし、映像エンジンの性能も高いので、2年程度の型落ちでも機能的には十分です。予算は50型以下で5〜6万程度、それ以上の大型モデルは10万円を目安に、1年型落ちになるたびに−1万円と考えればいいでしょう。
4Kテレビのトレンドは?
ITライター
HDR関係が進化、スマートテレビは低価格化
元々大型スポーツイベントの予定があった今年は、液晶も有機ELも、リアルな明暗表現などを強化するHDR関連規格のサポートが充実しました。
低価格なモデルでも、HDR10 ProやHLG Pro、Dolby Visionといった高性能なHDR規格をサポートするモデルが増えており、HDR対応コンテンツで、より美しい映像を楽しめるようになっています。
こうした傾向は高級モデルでさらに強まっており、映画業界団体が定めた「Filmmaker Mode」などの映像/サウンドモードを搭載するモデルが登場して、映画館の迫力を家庭で再現できる方向に進んでいます。
また目新しい機能ではありませんが、スマートテレビも低価格化が進んでおり、主要な動画配信サービスはテレビ単体で楽しめるものが増えました。特にスマートフォンとの連携という点では、Chromecast対応(Android)、AirPlay対応(iPhone)があれば、スマートフォンで見ている映像をそのままTVで楽しめるので、おすすめです。
液晶か、有機ELかは、どう決めればいい?
ITライター
50型程度の4K液晶購入予算で有機ELを購入可能
有機EL採用モデルは安くても10万円台半ば以上しますから、予算10万円では手が届きません。ただし、国内有名メーカーの50型程度の4K液晶テレビを買うつもりで予算を準備していたような場合であれば、給付金を足せば手が届くようになります。
有機ELは高級機だけあって機能は充実していますし、画質については、液晶との違いがかなりはっきりしています。価値観は人それぞれですが、画質重視の人であればアップグレードしてもいいでしょう。
有機ELの弱点としては商品電力が高めであること、パネルの寿命が比較的短いことがしばしば挙げられますが、寿命に関しては10年前後は持つようですので、あまり気にしなくてもいいでしょう。
4KテレビについてのQ&A 結局いつが買いどき? など
液晶テレビと有機ELテレビの違いは?

テレビ画面の表示方式として、一般的な液晶と「有機EL」にはどのような違いがあるのか、ポイントをおさえておきましょう。
液晶テレビとは?

西暦2000年ほどまではブラウン管式のテレビが主流でしたが、地上デジタル放送が始まる前後から、薄型の液晶テレビが次第に普及していって現在に至ります。
仕組みとしては、RGB(レッド・グリーン・ブルー)のカラーフィルターを搭載した液晶パネルが前面にあり、その後方からバックライトで照らされています。液晶テレビの技術は年々向上していますが、どうしても構造上、バックライトの光の影響で全体的な色味(特に黒色)が少し薄く表示されてしまう場合があります。
有機ELテレビとは?

上記の、液晶テレビの弱点を補うべく登場したのが「有機EL」です。
構造の種類はいくつかありますが、例えばRGBのピクセルそのものが独立して発光する仕組みなどを用いていて、本来だしたい色味をそのまま表示できたり、また視野角の広さや応答速度の面でも液晶テレビより優れている傾向にあります。
4Kテレビの電気代は高いの?

高性能の液晶パネルを駆動させ、また高い画質を実現するための画像処理エンジンなどが働いていることもあり、4Kテレビの消費電力は従来のテレビの1.5~2倍程度になることが多いようです。
結局、4Kテレビはいつが買いどきなの?

昔から言われているのは「型落ち」になるタイミングです。おおよそ年1回のペースで新型が発売されますので、発売後10カ月ぐらいを目安にすれば値は下がります。
さらに今はネット通販時代なので、より活発に値引きが行われる傾向があり、半年ぐらいで4~5割程度は値が下がると言われています。各メーカーで下がっていく傾向値に違いはありますが、「発売後、半年は様子を見る」と覚えておいてください。
なお、店頭の展示品が格安で販売されているのをたまに見かけます。格安ともなると飛びつきそうになりますが、展示期間中に、明るい店内でも画面が鮮やかに見えるように、毎日12時間程度は強い輝度で表示していた実機である可能性が高く、かなり液晶の寿命が短くなっていると想像できます。テレビは長く使用するものですので、慎重に選びたいですね。
ネット購入でアフターケアは心配ない?

どのメーカーも商品管理はしっかりしているので、個体差をそれほど心配する必要はなくなってきましたが、ネット購入だと、どうしても心配になるのがアフターケア。もし壊れたらどうしよう? 設置に自信がない、購入前に利用していたテレビの回収が大変そう。
そんなお悩みを解消できるかもしれないのがAmazonの「Amazonテレビストア」。49型以上のテレビをAmazonで購入した場合に適用されるサービスで、設置サービス、リサイクル回収、そして安心の5年保証などが付帯するというもの。こちらに紹介が記載されているので、購入を検討されている方は参照してみてください。
バックライトの部分駆動ってなに?

バックライトの輝度を制御する方法です。画面の明るい部分は輝度を上げ、暗い部分は輝度を下げたりします。これにより締まった黒が表現でき、コントラストが高いメリハリのある画面になります。直下型LEDのテレビを購入する場合は、この方法が搭載されているか確認しましょう。
ゲームにも4K画質は必要?

現時点でSONYのPS4 Proは4Kでの映像出力が可能ですし、PS5では4Kがスタンダートになってきます。あえてオールドゲームをプレイするでもなければ、ゲームの世界に没入するためには、緻密で高精細な映像美を楽しめる4K画質はマストと言っていいでしょう。
「4Kテレビの画面が暗い」のウワサは本当?

4Kテレビは「テレビの映像が暗く見える」というウワサがあります。
ネットを見ると「4Kテレビの性能が不足しているから暗く表示されるらしい」と書かれた記事も多く見受けられます。本当なのでしょうか?
4K映像を適正な明るさで見るには、従来のSDR(スタンダード・ダイナミック・レンジ)品質では力不足で、HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)品質の映像が必要です。しかし現在、なぜか一部放送局がSDRの映像をHDRの放送用規格であるHLG(ハイブリッド・ログ・ガンマ)方式で放送しており、適正な明るさが担保されず「暗く」見えてしまっています。
これらの現象は放送局側の放送(配信)方式が原因のため、テレビ固有の性能は関係ありません。今後は、HLG方式で配信する番組が増えていくと予想されますので、必要以上に不安になることはないでしょう。
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部屋の大きさ、テレビの付加機能なども検討して最適な4Kテレビを!
普段視聴するときのテレビとの距離、部屋の大きさなども考慮して、自分にぴったりの4Kテレビを選びましょう。
機能面では、内蔵スピーカーの音質や画質関連などのほかに、4kチューナー内蔵テレビであるのかについてもぜひ忘れずにチェックしておきたいですね。
部屋の主役! とも成り得る4Kテレビを、ぜひ後悔しないように選んでみてください。
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大学在学中よりパソコン総合誌、Windowsプログラミング誌、Mac専門誌の記者/編集者として活動し、その後輸入自動車やカーナビ等のマニュアル翻訳/制作などを経て、フリーランスとして現在に至る。 キャリアは25年目に突入。専門はアップル製品だが、WindowsもAndroidも周辺機器もソフトも等しく愛する何でも屋。