8Kテレビの魅力
8Kテレビの魅力はなんといっても映像の解像度が高いこと。映像は小さな画素が集まって構成されているのですが、8K映像は解像度が7680×4230と、約3300万個もの画素でできています。
この映像は今まで美しいといわれていた4Kの4倍、フルHD映像からは16倍に相当する解像度です。被写体を細部まで再現できる8Kテレビでは、自然界に存在しない微細な色も描き出せるというのが特徴。映画やスポーツ、ドキュメンタリーなど、あらゆるジャンルの映像を大迫力で堪能できます。
一方で、8Kテレビの製品ラインナップはまだ少なめ。60型以上の大画面製品が多いので、商品価格が高めのものも多いのがデメリット。また、8Kに対応する放送コンテンツも現状では少なめなので、8Kの高解像を発揮できる機会はまだ限定的です。
▼8Kテレビの口コミ
今回、マイナビニュース・ウーマン会員計306名に向けてマウスについてのアンケートを実施し、「テレビを持っている」と回答した277名の調査結果をご紹介いたします。
8Kテレビの口コミについては下記になります。
【ユーザーの良い口コミ】
・きれいな映像を大画面で楽しみたいから、高かったがこれにした
・臨場感がすごい
【ユーザーの悪い口コミ】
・くっきり移りすぎて目が痛くなる
・高すぎるため、簡単には買い替えできない
また、本アンケートではこれ以外にも、選んだテレビの購入してよかったポイントや口コミ、もっと重視すればよかったポイントなどについても紹介しています。ぜひ下記の記事も確認してみてください。
8Kテレビの選び方
それでは、8Kテレビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】ディスプレイの種類
【2】画面サイズ
【3】8Kチューナー内蔵かどうか
【4】消費電力
上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ディスプレイの種類をチェック
8Kテレビのディスプレイは、液晶・有機ELの2種類があります。それぞれの特徴を知っておきましょう。
▼液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイは、ガラス内に特殊な液体を入れ、LEDライトで照らし、映像を映します。映像の視認性が高く、消費電力が低いという特徴があります。
しかし、バックライトの当たり方によって映像にムラができる場合や「黒浮き」といった映像が黒色の締まりが悪くなり濃いグレーに見えてしまう可能性があるのがデメリット。最近はそれらを防ぐために液晶の真後ろや真下からバックライトで照らす「直下型バックライト」を搭載した機種も増えてきています。
▼有機ELディスプレイ
有機ELディスプレイは、電気を流して発光する有機物を使用し、映像を映し出すタイプ。
液晶ディスプレイとの大きな違いは、黒色の締まりに優れているという点。より深みのある色で映像を楽しむことができます。また、映像の遅れが少ないのでスポーツ観戦にもぴったり。液晶テレビよりも薄くて軽いので、壁に掛けて楽しむこともできます
しかし、液晶テレビに比べて高価格で、消費電力も高め。さらに、直射日光が当たることで、ディスプレイが見えにくく感じる場合もあります。
【2】画面サイズをチェック
テレビの画面サイズは、大きければいいというものではありません。テレビには、もっともきれいに見える最適な画面との距離(視聴距離)があります。画面サイズが大きくなると視聴距離は長くなりますが、高精細であればあるほど、同じ画面サイズのものと比べてその距離は短くなります。
つまり、8Kテレビは視聴距離が4Kテレビなどに比べて短くなるため、テレビの設置場所と見る位置の距離を短くできます。ただし、現状発売されている8Kテレビの最小画面サイズは60インチと大きいため、4畳半や6畳一間の部屋よりは、10~12畳以上のリビングに置くことを想定してください。
なお、テレビに使用される液晶パネルは、大きくなるほど高くなりますので、予算との兼ね合いで検討しましょう。
【3】8Kチューナー内蔵かどうかチェック
8K衛星放送や、同時に実用放送が開始された新4K衛星放送は、高画質の映像放送を受信するためにチューナーが必要となります。
8K受信チューナーが内蔵された8Kテレビを選べば、そのまま8K衛星放送の高画質を楽しむことができます。8K受信チューナーが内蔵されていない機種なら別途、チューナーを購入する必要がありますので、8K受信チューナー内蔵かどうかも注意して選ぶといいでしょう。
【4】消費電力をチェック
8Kテレビを楽しむためのコストとして必要なのが電気料金です。テレビを見ている時間が長いほど消費電力も多くなり、高額な電気料金の請求に驚いてしまうことがあります。
そこで、テレビごとの消費電力にも目を通しておきましょう。少しでも電気料金を節約したいなら、節電モードなどが搭載されているモデルがおすすめです。
人気メーカー・ブランドの特徴
それでは、8Kテレビを販売している人気メーカーをご紹介いたします。
▼シャープ(SHARP)
シャープは8Kテレビを世界ではじめてリリースしたメーカー。最小60V型のサイズで、20万円ほどの低価格モデルも販売しています。ほかのメーカーでは100万円以上の8Kテレビが多いので、購入しやすいのがうれしいポイント。
また、他メーカーに先駆けて、8K録画専用のHDDや8K放送対応のオーディオシステムなどの専用周辺機器を展開しているという強みがあります。
▼ソニー(SONY)
ソニーは裏録可能な8Kチューナーを2基搭載したモデルをリリースしています。将来、8Kチャンネルが増えた際にはうれしい機能です。
現在85V型の1モデルのみのラインナップですが、ソニーらしい高画質・高音質技術をフル投入した、特別感のある8Kテレビです。映像と音が一体となるような、迫真の臨場感を楽しむことができます。
▼LGエレクトロニクス
LGエレクトロニクスでは、液晶よりも高コントラストで視野角が広い有機ELパネルを使用した8Kテレビを唯一製造しています。小型でお値打ちな液晶モデルもラインナップしているため、限られた置き場所や予算であっても8Kテレビを選ぶことができます。
また、料理中などで手が離せないときも、テレビに向かって声をかけるだけで音声操作が可能な「ハンズフリー音声認識」機能も備えています。
8Kテレビおすすめ5選
それでは、8Kテレビのおすすめ商品をご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
大画面の圧倒的な映像美!
全世界で有機ELのシェアが圧倒なLGが、2022年に発売した8Kテレビ。3300万ピクセルの画面が表現する色彩や光色が、リアルな映像を作り上げ、圧倒的な没入感を生み出します。
また、8K専用エンジン「α7 Gen4 Processor8K」も搭載。2Kや4Kの映像も8K相当にアップスケーリングすることが可能で、さらに情報処理能力が向上し、ネットの操作がよりスムーズになります。
映画や音楽、ゲームまで、圧倒的に美しい映像が魅力の最高級8Kテレビです。
画面サイズ | 88V型 |
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映像解像度 | 7680×4320 |
内蔵チューナー | BS 8K、BS 4K・110度CS 4K×2、地上デジタル(CATVパススルー)×3、BSデジタルテレビ放送/110度CSデジ |
サイズ(幅×奥行×高さ) | テレビスタンド含む:196.1×145.6×28.1cm、テレビスタンド含まず:196.1×112×5cm |
重さ | テレビスタンド含む:104kg、テレビスタンド含まず:42kg |
画面サイズ | 88V型 |
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映像解像度 | 7680×4320 |
内蔵チューナー | BS 8K、BS 4K・110度CS 4K×2、地上デジタル(CATVパススルー)×3、BSデジタルテレビ放送/110度CSデジ |
サイズ(幅×奥行×高さ) | テレビスタンド含む:196.1×145.6×28.1cm、テレビスタンド含まず:196.1×112×5cm |
重さ | テレビスタンド含む:104kg、テレビスタンド含まず:42kg |
ネット動画も高精細画像で楽しめる
パワーアップした画像処理エンジンを搭載し、高精細な8K画像をよりクリアで色彩豊かな映像として楽しめるようになりました。また、7つのアプリダイレクトボタンを搭載し、インターネットサービスとの連携も充実。テレビ放送の映像だけでなく、インターネット動画も高精細画像で楽しめる商品です。
画面サイズ | 60 |
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映像解像度 | 約3300万画素(7,680×4,320画素) |
内蔵チューナー | BS8K×1 BS4K・110度CS4K×2 地上デジタル×3 BS/CS×3 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 135.6×29.0×87.0(cm) |
重さ | 約34.0kg |
インターネットサービス | Amazonプライムビデオ,NETFLIX,YouTube,dTV,U-NEXT,Hulu,DAZN,AbemaTVなど |
画面サイズ | 60 |
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映像解像度 | 約3300万画素(7,680×4,320画素) |
内蔵チューナー | BS8K×1 BS4K・110度CS4K×2 地上デジタル×3 BS/CS×3 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 135.6×29.0×87.0(cm) |
重さ | 約34.0kg |
インターネットサービス | Amazonプライムビデオ,NETFLIX,YouTube,dTV,U-NEXT,Hulu,DAZN,AbemaTVなど |
色彩表現がさらに豊かな次世代8Kパネルを採用
高精細な8K画像をよりリアルな映像として表現する、次世代8Kパネルを採用。これにより、2Kや4Kの映像もより鮮明に臨場感あふれる映像として楽しめます。
また、音声で検索や家電の操作までできる Googleアシスタントに対応し、より操作性がアップした商品です。
画面サイズ | 65 |
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映像解像度 | 約3300万画素(7,680×4,320画素) |
内蔵チューナー | BS8K×1 BS4K・110度CS4K×2 地上デジタル×3 BS/CS×3 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 143.3×26.4×88.2(cm) |
重さ | 約32.0kg |
インターネットサービス | COCORO VIDEO、Prime Video、YouTube、NETFLIX、dTV、hulu、TSUTAYA TVなど |
画面サイズ | 65 |
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映像解像度 | 約3300万画素(7,680×4,320画素) |
内蔵チューナー | BS8K×1 BS4K・110度CS4K×2 地上デジタル×3 BS/CS×3 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 143.3×26.4×88.2(cm) |
重さ | 約32.0kg |
インターネットサービス | COCORO VIDEO、Prime Video、YouTube、NETFLIX、dTV、hulu、TSUTAYA TVなど |
最高峰の画質を大迫力で!
AQUOSシリーズの最高峰モデルの70V型。まるで映像ではなく、実物が動いてるように見えるほどの解像度を誇る商品です。見ている時間や番組の傾向を学習し、視聴者の好みにあった番組をおすすめしてくれる「ココロビジョン」を搭載しているため、映像だけではなくその他のサポート面からも生活を豊かにしてくれる商品です。
画面サイズ | 70V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 156.4x11.3x91.7 |
重さ | 48.5kg |
画面サイズ | 70V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 156.4x11.3x91.7 |
重さ | 48.5kg |
ソニーの技術の結集
ソニーのBRAVIAシリーズから販売されている8Kテレビ。ソニーの先端技術を結集し、まるで映像ではなく、目の前に実物があるようなリアルな体験にこだわって作った製品。アコースティックマルチオーディオを使用し、臨場感溢れるサウンドを楽しむことができ、最高の映像と音楽を85Vの大画面で楽しむことができる商品です。
画面サイズ | 85V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 191.3 x 43.2 x 122.6 cm |
重さ | 75.8kg |
画面サイズ | 85V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 191.3 x 43.2 x 122.6 cm |
重さ | 75.8kg |
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 8Kテレビの売れ筋をチェック
楽天市場での8Kテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのテレビもチェック
【まとめ】圧巻の映像美を体感しよう
8Kテレビの選び方や、シャープ・ソニー・LGの3メーカーの特徴などを紹介しました。解像度が高く、臨場感あふれる映像と音が楽しめる8Kテレビは、市場に投入されてからまだ日が浅いので商品ラインナップも少なめです。
しかし、8Kテレビがあれば、スポーツや映画、ドラマやドキュメンタリーなどを存分に楽しむことができます。本記事で紹介した8Kテレビの選び方を参考に、ぜひ自分に合った8Kテレビを探してみてくださいね。
【 アンケートの実施内容について 】
▼基本情報
・調査期間: 2023年10月25日
・調査対象: マイナビニュース・ウーマン会員
・調査数: 合計277名(306名のうちテレビを持っていると回答した人数)
・調査方法: インターネットログイン式アンケート
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※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※この記事は、2018/06/05にマイナビニュースの「おすすめナビ!」コーナーに掲載した内容を、エキスパートへの取材を経て、リライト・再編集の上で再公開したものです。(元記事執筆:エボル、取材・編集・リライト:マイナビおすすめナビ編集部 中村亜紀子)
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「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。