8Kテレビの魅力とは 4Kテレビの約4倍、フルハイビジョンの約16倍の解像度
「8Kテレビ」とは、より高い解像度で出力することを可能にしたテレビです。4Kテレビの約4倍、フルハイビジョンテレビの約16倍の画素数という、今までにないキレイな映像が映し出されます。
画素数が高くなることで小さなものまでくっきり映し出してくれるので、その場にいるようなリアルな映像を楽しめるのが8Kテレビの魅力です。
8Kテレビの選び方 画面サイズ、動画配信サービス対応、8Kチューナー、消費電力、画面の種類など
まずは8Kテレビの選び方をチェックしていきましょう。ガジェットライター・水澤 敬さんのアドバイスも紹介しています。
視聴環境に適した画面サイズを選ぶ 大きさが変われば距離も変わる
カメラ・ガジェットライター/エディター
テレビの画面サイズは、大きければいいというものではありません。テレビには、テレビがもっともきれいに見える最適な画面との距離(視聴距離)というものがあります。画面サイズが大きくなると視聴距離は長くなりますが、高精細であればあるほど、同じ画面サイズのものと比べてその距離は短くなります。
つまり、8Kテレビは視聴距離が4Kテレビなどに比べて短くなるため、テレビの設置場所と見る位置の距離を短くできます。ただし、現状発売されている8Kテレビの最小画面サイズは60インチと大きいため、4畳半や6畳一間の部屋よりは、10~12畳以上のリビングに置くことを想定してください。
なお、テレビに使用される液晶パネルは、大きくなるほど高くなりますので、予算との兼ね合いで検討しましょう。
動画配信サービスに対応しているかで選ぶ YouTube、U-NEXT、NetFlix、Hulu、Amazon Prime Videoなど
テレビの魅力として近年人気なのが動画配信サービスです。ドラマや映画など、さまざまな作品を楽しめるからこそ8Kテレビとの相性がよいサービスです。
動画配信サービスに対応したテレビのなかには、専用機器がなくても直接サービスを利用できるものがあります。そのため、動画配信サービスに対応しているかだけでなく、視聴方法もチェックしておきましょう。
8Kチューナーが内蔵されているか 対応チューナーがない場合は別途購入の必要あり
SHARP『AQUOS 8K液晶テレビ AX1ライン(8T-C80AX1)』
こちらは8Kチューナー内蔵! チューナーを別途購入することなく、新4K8K衛星放送を楽しめます!
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8K衛星放送や、同時に実用放送が開始された新4K衛星放送は、高画質の映像放送を受信するためにチューナーが必要となります。
8K受信チューナーが内蔵された8Kテレビを選べば、そのまま8K衛星放送の高画質を楽しむことができます。8K受信チューナーが内蔵されていない機種なら別途、チューナーを購入する必要がありますので、8K受信チューナー内蔵かどうかも注意して選ぶといいでしょう。
消費電力もきちんとみておこう 省エネモデルや節電モードがあるものを
8Kテレビを楽しむためのコストとして必要なのが電気料金です。テレビを見ている時間が長いほど商品電力も多くなり、高額な電気料金の請求に驚いてしまうことがあります。
そこで、テレビごとの消費電力にも目を通しておきましょう。少しでも電気料金を節約したいなら、節電モードなどが搭載されているものを選ぶのがおすすめです。
テレビ画面の種類を確かめておく 液晶タイプが主流、有機ELはこれから?
SHARP『AQUOS 8K液晶テレビ AW1ライン(8T-C60AW1)』
有機ELテレビと比べて、液晶テレビは比較的安価で購入できます。
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テレビ画面は現在、液晶が一般的です。かつてはブラウン管が主流でしたが、現在では液晶テレビがメインストリームに取って代わりました。その理由は、テレビ本体を薄く、軽量にできるからです。
そして、さらに薄型軽量にできる有機ELテレビも次第に市場に出はじめました。ただ、現時点では非常に高価なため、なかなか手を出しづらいのが実際のところでしょう。一般的には機種が多く流通していて、コストも抑えられる液晶テレビを選ぶのがおすすめですが、部屋のインテリアとして薄型・壁掛けテレビがほしいという方は有機ELテレビを選ぶといいでしょう。ただし、現在のところ8Kテレビは液晶タイプのみ販売されているため、有機EL採用の8Kテレビが発売されるのを待つしかありません。
8Kテレビのおすすめ8選 シャープ、ソニー、LG
うえで紹介した8Kテレビの選び方のポイントをふまえて、ガジェットライターの水澤 敬さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

SHARP『AQUOS 8K液晶テレビ AX1ライン(8T-C80AX1)』






















出典:Amazon
画面サイズ | 80V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素(7,680×4,320画素) |
内蔵チューナー | BS 8K×1、BS 4K・110度CS 4K×2、地上デジタル(CATVパススルー対応)×3、BS ・110度CSデジタル×3 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 181.0×44.0×113.2cm |
重さ | 約62.0kg |

SHARP『AQUOS 8K液晶テレビ AW1ライン(8T-C60AW1)』






















出典:Amazon
画面サイズ | 60V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素(7,680×4,320画素) |
内蔵チューナー | 地上デジタル(CATVパススルー対応)×3、BS ・110度CSデジタル×3 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 135.4×44.0×87.4cm |
重さ | 約38.5kg |

SHARP『AQUOS 8K液晶テレビ X500ライン(LC-70X500)』


















出典:Amazon
画面サイズ | 70V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素(7,680×4,320画素) |
内蔵チューナー | 地上デジタル(CATVパススルー対応)×3、BS ・110度CSデジタル×3 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 156.4×37.5×96.7cm |
重さ | 約45.0kg |
SHARP(シャープ)『AQUOS(8T-C60BW1)』
























出典:Amazon
画面サイズ | 60V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | (幅)135.4cm×(奥行)34.1cm×(高さ)84.9cm |
重さ | 約36.5kg |
SHARP(シャープ)『AQUOS 70V型(8T-C70BW1)』
























出典:Amazon
画面サイズ | 70V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 156.4x11.3x91.7 |
重さ | 48.5kg |
SONY(ソニー)『BRAVIA 85V型(KJ-85Z9H)』










































出典:Amazon
画面サイズ | 85V型 |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 191.3 x 43.2 x 122.6 cm |
重さ | 75.8kg |
LG(エルジー)『OLED 77ZXPJA 2020 年モデル』






出典:楽天市場
画面サイズ | 77V |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 171.7×32.3×104.4cm |
重さ | 43.4kg |
LG(エルジー)『Nano cell』

出典:楽天市場
画面サイズ | 55V |
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映像解像度 | 約3,300万画素 |
内蔵チューナー | 有 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | (幅)123.5×(奥行)28.7cm×(高さ)77.5 |
重さ | 約20.8kg |
「8Kテレビ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 8Kテレビの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの8Kテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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SHARP製以外の8Kテレビは時期をみて ガジェットレビュアーからのアドバイス
カメラ・ガジェットライター/エディター
2019年5月現在、8Kに対応した液晶テレビはSHARPの3ラインのみ発売されています。8Kテレビ市場への参入を発表しているのは、サムスン電子とLG電子、「BRAVIA」シリーズのSONYです。LG電子が8K対応の有機ELテレビの今秋発売を目指すと発表したものの、詳しい発売日や価格などは未定となっています。
これらのメーカーのファンで、8Kテレビがほしいという方は、もうしばらく様子を見たほうがよさそうです。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:tsuge-line、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2019/10/20 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
大学卒業後、専門紙記者を経てカメラ雑誌など紙媒体の編集者を歴任。 15年以上、編集者として経験を積み、2017年フリーライターに転身。 現在はWeb媒体を中心に企画から取材、撮影、編集などマルチに活動中。 得意ジャンルはカメラ・写真、ガジェット全般。 著作に『「ボカロP」になる本』(工学社・ペンネーム「タック二階堂」名義)がある。