トレーニングチューブとは? 腹筋や背筋、胸筋、ニの腕のトレーニングに
トレーニングに使用できるゴム製のチューブのことです。このチューブを引っ張るなどの動作により、ゴムの弾力や伸縮性を利用して、特定の筋肉に負荷をかけることでトレーニングになります。
トレーニングチューブの選び方 フィットネストレーナー講師に聞いた!
それでは、トレーニングチューブを選ぶときのポイントを5つご紹介します。
【1】種類で選ぶ
【2】ハンドルの有無で選ぶ
【3】強度は数種類から選べるものがおすすめ
【4】伸縮性をチェック
【5】長さ調節ができるかチェック
それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
【1】種類で選ぶ 鍛える部位や用途に合わせて
トレーニングチューブにはいくつかの種類があります。一般的に手に入りやすいのは端がつながっていないひも状の「チューブタイプ」、輪っか状の「バンドタイプ」、グリップ一体型の「進化系タイプ」の3種類です。ここでは、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
端がつながっていないチューブは、持つ位置によって負荷を微調整できるので、力加減が難しい初心者の方には使いやすいタイプ。グリップつきチューブは握りやすいので、上半身のトレーニングに適しています。輪っか状チューブは膝や足首、家具などに引っ掛けられるので安定感があります。
鍛える部位や用途によって使い分けるのがおすすめです。
チューブタイプ
ひも状で端がつながっていないタイプの「チューブタイプ」は、持つ位置によって負荷を微調整できるので、力加減が難しい初心者の方には使いやすいタイプです。
バンドタイプ
輪っか状の「バンドタイプ」は、平らなゴムが使用されており、膝や足首、家具などに引っ掛けられるので安定感があります。脚や腕をバンドのなかに入れて使用します。
進化系タイプ
グリップ一体型など一見変わった形をした「進化系タイプ」は、負荷の調整がしにくい分、握りやすい形状をしています。上半身のトレーニングに適しています。
【2】ハンドルの有無で選ぶ
トレーニングチューブにはハンドル(グリップ)が付いているタイプと付いていないタイプがあります。
ハンドルが付いていないタイプは高い負荷を求める方や中級~上級者向け。一方でハンドル付きであれば、しっかりと力を入れて握ることができるので握力に自信がない方や初心者にもおすすめです。無駄な力を入れることなく効率よくトレーニングをすることができます。
【3】強度は数種類から選べるものがおすすめ
トレーニングチューブは、商品によってかたさや太さに違いがあり、その違いによって引っ張ったときの負荷が変わります。そのため、自分の筋力に合ったものを選びましょう。負荷が大きすぎても小さすぎてもNGです。
選ぶときの目安として、色や太さで強度がわかるようになっています。また、ソフトやミディアムといった表記もあります。
ダンベルなどのトレーニング器具は「キロ」や「ポンド」で重さが統一されていますが、トレーニングチューブは伸び縮みするなかで負荷が変わるので、正確に何キロなどと決めることが難しく、各社が決めた強度の目安で表示されていることがあります。
数種類の強度のものをまとめて販売しているタイプもありますので、はじめはそこからスタートするのが無難ですね。
【4】伸縮性をチェック
伸縮性のあるチューブは、伸縮性のないものと比べて切れにくく丈夫です。また、手や足を引っかけることもできるので、トレーニングのバリエーションを増やすこともできます。
【5】長さ調節ができるかチェック
トレーニングチューブは長さを調節することで強度や負荷を変えることができます。特にトレーニング中級者や上級者の方は、幅広いトレーニングを行えるので長さ調節ができるものを選ぶのがおすすめです。
おすすめのトレーニングチューブ8選 フィットネストレーナー講師が厳選!
トレーニングチューブの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介していきます。それぞれのスペックを見比べて、用途にあった商品を探してみてくださいね。
初心者や女性におすすめ!
長さは同じですが強度が違うバンドが3本セットになったトレーニングチューブです。引っ張る方向や力の入れ方を調整することで負荷を細かく調整できるので初心者の方にもおすすめ。軽くてコンパクトなので収納袋に入れて持ち運びやすいのもポイントです。

体力に応じて負荷調整をしたい方におすすめ
TheFitLifeのトレーニングチューブは、10~40ポンド(約5~18kg)の5種類のチューブがセットになっているので、体力に自信がない方でも安心して使用できます。付属のハンドルに複数のチューブをつけることが可能で、最大約50kgの負荷をかけることができます。初心者から上級者まで、自宅トレーニングが間違いなくはかどるでしょう。
手で持つハンドルと足首にかけるストラップがあるので、全身のトレーニングを網羅(もうら)することができます。

とりあえず試してみたい方におすすめ
言わずと知れた大手スポーツ用品メーカーMIZUNO社のトレーニングチューブです。野球のトレーニングで使われていることが多く、やはり大手メーカーのものは安心して使えるのがいいですね。値段もお手ごろなので、とりあえず試しに1本という方におすすめ。
強度が4段階なので微調整は難しいですが、持つ位置によって強度を変えられるのでまずは中弱(黄)で試してみるのがいいでしょう。
自宅でも旅先でも色んな場所でトレーニングできます
トレーニングチューブは一番小さい筋トレグッズなので場所を取りません。チューブ、ハンドル、足首ストラップ、ドアアンカーを使いこなして全身のエクササイズもできるので、ジムへ行かずにどこでもトレーニングが可能です。
また、筋トレを目的として使うだけではなく、トレーニング途中で異なる部位の筋肉の協調性を高めることもできます。
本格的なトレーニングをしたい方にオススメ
チューブに厚みがあることから耐久性に優れ、かなり高強度の引っ張りにも耐えられるような丈夫で切れにくいのが特徴です。何度使ってもキレイに元どおりの形に戻ります。
ダンベル(鉄アレー)と異なり、落ちる危険性が無いので、騒音や錆び、亀裂、床の変形の心配もなく、アスリートだけでなく子供からお年寄りまで幅広くトレーニングが可能です。
初心者から上級者まで自由に負荷の調整に対応
多様なトレーニングパフォーマンスが可能なように5段階の負荷レベルが分けられています。弾力があり、臀筋やバランストレーニングなど多種多様なトレーニングに使えて、パフォーマンス向上に寄与します。
フィットネスやボディービル、ダイエット、筋力トレーニング、産後の回復、リハビリ運動に効果的なエクササイズバンドです。

ご家族やご友人とのシェアを考えている方におすすめ
『セラバンド』は発売から30年経ち、トレーニングチューブ界では大御所に位置づけられます。おもにリハビリテーションなどの医療用に使われていたので、20kgもの高強度トレーニングを目的とする方には不向きかもしれませんが、トレーニング初心者の方ならじゅうぶんな強度が得られます。5.5mのまとめ買いができるので、ご家族やご友人と共有するのにおすすめです。
使いやすいサイズにあわせて切りとることが可能なので、使いやすさに定評があります。また、バンドに横幅があるので、体に引っ掛ける際にズレにくいというメリットも。必要に応じて別売りのハンドルなども併用すると、さらにトレーニングの幅が広がります。

体力に自信がある方におすすめ
こちらのトレーニングチューブはかなりの厚みがあるので、日光に晒(さら)すなどしてゴムが劣化しない限りはまず切れることがありません。強度は商品によってかわってきますが、約7~57kgと高めの設定なので、体力に自信がありスクワットなどの全身運動でパワフルな動きをする方におすすめです。
ほかの強度低めのトレーニングチューブを使ってみて、各種目のフォームが安定して強度が物足りなくなってきたら、こちらにレベルアップするのがいいですね。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする トレーニングチューブの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのトレーニングチューブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
トレーニングチューブに関するよくある質問 Q&Aに回答!
トレーニングチューブのメリットは何ですか?

軽くて場所をとらないうえに、ストレッチにも使えるのが一番のメリットです。トレーニングマシンのような重いモノを持ち上げるような動作と違い、硬くなった筋肉をほぐすような運動がやりやすくなります。さらに、チューブを使う長さなどで自分に最適な負荷に調整しやすいというメリットもあります。
トレーニングチューブ使用上の注意点を教えてください。

ゴム製のため、ゴムアレルギーの方は注意が必要です。また、元の長さの3倍以上は切れてしまう可能性があります。
フィットネストレーナー講師からのアドバイス ご自身の目的と体力にあったものを選びましょう!
トレーニングチューブはトレーニングの各動作でいろいろな方向から負荷をかけられます。トレーニングチューブを使いこなせれば、ご自宅をお手軽にジムに変身させて理想の体を手に入れることができます。しかし、フォームがうまくできていない状態で負荷をかけすぎると、関節を痛めてしまう危険性も。
必ずしも強度が高ければトレーニングの効果が高いというわけではないので、ご自身の体力レベルにあったものを選ぶようにしましょう。コレと決めたチューブを信じて、ちぎれるくらい使いこめば、きっと体は変化しているはずです。
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神戸大学大学院で運動障害論を学び、ロサンゼルスでの筋肉留学を経てパーソナルトレーナー活動を始めました。 ロジカルで分かりやすい指導がトレーニング初心者の方にご好評をいただき、パーソナルトレーニングマッチングサイト 「MY TRAINERS(マイトレーナーズ)」の2018年度人気No.1トレーナーになりました。 現在は、フィットネストレーナーを「一家に一台」提供するために、トレーナースクール「MY TRAINERSアカデミー」の講師を担当しています。