デッキブラシの魅力とは? 玄関、ベランダ、ウッドデッキの掃除に!
デッキブラシは、床の掃除で使用する道具です。柄が長く、立ったまま広範囲を掃除するのにぴったり! 洗剤いらずで水だけでもしっかり汚れを落としてくれます。玄関・ベランダ・ガレージ・ウッドデッキ・トイレなど、使える場所もさまざまです。
ひとつあると、日ごろのお手入れはもちろん、大掃除などでも活躍してくれる便利なアイテム! 機能性のあるものからおしゃれなものまであるので、使いやすいものを見つけましょう!
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デッキブラシの選び方 ブラシの素材や使う場所に合うものをチェック
では、どのように選べばよいのでしょうか?
日本清掃収納協会 代表理事・大津たまみさんに聞いた、デッキブラシを選ぶときのポイントを紹介していきます!
掃除したい場所に合うブラシの素材をチェック! ナイロンやシダ、スチールなど
デッキブラシの素材は、大きく分けて「化学繊維」「天然繊維」「金属製」と3つに分かれます。それぞれの特徴を詳しく紹介します!
化学繊維|マルチに使える
ブラシの素材にポリエステルを使ったデッキブラシ。水はけがよいのも特徴です。
玄関のタイルやマットなど、さまざまな場所で利用できるのが、化学繊維のデッキブラシ(化繊ブラシとも呼ばれています)の特徴。毛がかたく、コシが強いので、タイルの目地汚れや乾燥した泥などもパワフルにかき出してくれます。
化学繊維のデッキブラシは、使用されている化学繊維によっても特徴が変わります。ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、PVC(ポリ塩化ビニル)などがよく使われる素材です。それぞれ強度、弾力が異なるので、使用頻度や汚れの程度に合わせて素材を選びましょう。強度は、ナイロン>ポリエステル>ポリプロピレンとなっています。PVCは、かたくもやわらかくも作ることができます。
また水や洗剤を使った床磨きでは、素材の吸水性も使い勝手を大きく左右します。ナイロンは吸水性にすぐれているので、洗剤液を含ませて広範囲を磨いてまわるのに適しています。そのほかの化繊はほとんど吸水性がなく、ナイロンのようには使えません。その代わり、水を吸ってコシが弱くなることもないので、高圧洗浄機と組み合わせてガシガシ磨くのに適しています。また、吸水性のなさは速乾性にすぐれるというメリットにもつながります。
化繊ブラシは、紫外線によって劣化するので、日の当たらない場所に保管するようにしましょう。
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天然繊維|環境にもやさしい
昔から使われている天然素材のデッキブラシ。丈夫でしなやかで洗浄力もたしかな素材で、キズをつけずに汚れを落とします。
天然素材のシダは、洗剤(※)やお湯に強いという特徴を持っています。かたく吸水性もよいので、水やお湯を使いながら磨く場所に向いています。洗剤にも強いので、汚れが落ちればよいというだけでなく、洗剤を使い除菌も行ないたい場所に適しています。たとえば、銭湯の床、プール掃除、給食室、厨房などです。
吸水性がよいので、ブラシに含ませた洗剤液で広い範囲を磨くことができます。吸水性のない素材だと、洗剤液を床にまきながら、磨くことになるので効率に大きな差がでます。
※酸やアルカリには劣化するので、洗剤は中性洗剤がベターです。
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金属製|コケや雑草も取れる
長く放置されたコンクリートに付着したコケや鉄板の塗装落としやサビ落としに活躍するのが、スチールなどの金属(ワイヤー)を使ったデッキブラシです。
ワイヤーの特質(材質、太さ、長さ)によってブラシ全体の弾性、剛性に違いが出ます。磨くものに合わせたブラシを選ばないと、床面にキズをつけることも。そのため金属製ブラシを使用する場合は、慎重な力加減の調整が大切といえるでしょう。
頑固な汚れ落としには、金属ブラシ以外にも高圧洗浄機とブラシを併用する方法もあります。キズも厭(いと)わずガンガン磨くなら金属ブラシもありですが、そのほかの手段も検討し、うまく使い分けるようにしましょう。
▼【金属製】デッキブラシを今スグ見る
一般社団法人日本清掃収納協会 代表理事
現在一番流通しているデッキブラシの素材が、ナイロン素材です。水はけもよく、泥汚れにも強い素材ですので、ベランダ清掃や玄関清掃に使用することが多いです。
ほかには、シダ素材があります。この素材は洗剤に強いので、強洗剤を使用するお風呂場で使用する機会が多い素材です。そして、スチールで作られているワイヤーブラシもあります。これはかたいコンクリートなどの汚れ落としに最適です。
柄の長さも確認しよう! 伸縮機能付きなら便利
昔のデッキブラシは柄の部分が木で作られていることが多く、持ち運びや収納するのに不便という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現在は柄の長さが自由自在になる伸縮機能や通水性にすぐれているものが多く販売されています。収納面やさまざまな場所で使いたいという方は、伸縮機能が付いたものだと長さを調節できるのでおすすめです。
耐久性や力を入れて掃除をしたいという方は、伸縮機能がないものの方が扱いやすいでしょう。
ヘッドが回転するものや高圧洗浄機とセットで使えるものも 口コミをチェックすると安心
最近ではブラシ部分が自動回転してくれるタイプのものもあります。ベランダにある室外機の下など、狭いスペースも楽に掃除することができますよ。ただ、商品によっては力をかけにくいものもあるので、口コミなどもチェックしましょう。
そして、高圧洗浄機とセットで圧力をかけて使用するものもあります。これひとつでさまざまな汚れに対応できるので便利です。
メーカーで選ぶのもおすすめ 「テラモト」や「山崎産業」など
「どれを選べばいいかわからない……」「業務用のブラシを扱っている専門メーカーのものがほしい」という方は、人気のメーカーから選ぶのもひとつの手です。
たとえば、老舗掃除用品メーカーの「テラモト」や、使いやすさと素材にこだわって家庭用の掃除用品などを扱う「山崎産業」など。家庭用の掃除用品を豊富に取り扱っているので、ほかの商品も同メーカーでそろえるのもいいですね。
デッキブラシの機能にプラスアルファすることも大切! 日本清掃収納協会の代表理事からアドバイス
一般社団法人日本清掃収納協会 代表理事
工夫次第で掃除はもっと楽しくなる
洗浄は4つの要素で構成されています。それは、洗剤の濃度、水の温度、時間、そしてこする力です。
この4つの力をコントロールしながらプロは汚れを落としています。その際に使用する道具のひとつがデッキブラシ。最近では、こする力を機械に任せることでラクに汚れを落とすことも可能です。
また、汚れを落とすとき、温度を活用するということで、お湯を使用することもおすすめです。お湯をかけて少し時間をおいてから、デッキブラシでこすってみてください。よりスムーズに汚れを落とすことができますよ。
使用する場所や、ブラシの素材を厳選して、自分に合ったデッキブラシを使えばお掃除がもっと楽しくなるでしょう。
デッキブラシ【化学繊維】おすすめ5選! 毛がかたくコシが強いのでマルチに使える
ここからは、日本清掃収納協会 代表理事・大津たまみさんと編集部が厳選した、デッキブラシのおすすめ商品を「化学繊維」「天然繊維」「金属」ブラシの素材別に紹介します! さらにおしゃれなデッキブラシも紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
まずは、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維のデッキブラシのおすすめ商品をみていきましょう!

TERAMOTO(テラモト)『ホースデッキブラシ WS グレーブラシ(CL-416-210-0)』


出典:Amazon
サイズ | 全長:約117cm、毛の長さ:約4.5cm |
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ブラシ素材 | ポリエステル(再生樹脂) |
柄の素材 | スチールパイプにビニール接着コーティング |

日本クリンテック『ベランダ・玄関のための 床ブラシ』








出典:Amazon
サイズ | W13×D7×H45cm |
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ブラシ素材 | ナイロン |
柄の素材 | ポリプロピレン、アルミニウム |

レック『レック 床用 ハンディブラシ(S-527)』














出典:Amazon
サイズ | W12×D15×H8cm |
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ブラシ素材 | ポリプロピレン |
柄の素材 | ポリプロピレン |
YATSUYA『エコデッキ(42543)』

出典:Amazon
サイズ | W18×H130cm |
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ブラシ素材 | PET |
柄の素材 | スチールパイプ |
熱田資材『ナイロンデッキブラシ(NDB-401)』

出典:Amazon
サイズ | W17×H110cm |
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ブラシ素材 | ナイロン |
柄の素材 | 竹 |
デッキブラシ【天然繊維】おすすめ4選! 傷つけにくく環境にもやさしい
ここからは、天然繊維のデッキブラシのおすすめ商品を紹介します。

八ツ矢工業『地球シダデッキブラシ(42010)』








出典:Amazon
サイズ | W18×H113cm |
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ブラシ素材 | シダ |
柄の素材 | 竹または木 |
高砂『極上シダデッキ』

出典:Amazon
サイズ | W19×H114cm |
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ブラシ素材 | 赤シダ(パルミラファイバー) |
柄の素材 | 天然木 |
イノウエ商工『デッキブラシ シダ(ISS-1172)(5本入)』

出典:楽天市場
サイズ | W18×H105cm |
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ブラシ素材 | シダ |
柄の素材 | 竹 |
YATSUYA『木柄シダデッキブラシ 7寸(42023)』

出典:Amazon
サイズ | W21×H120cm |
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ブラシ素材 | シダ |
柄の素材 | 木 |
デッキブラシ【金属】おすすめ2選! 使用用途をチェック!
床磨きやお風呂掃除など日常の掃除に用いられる化繊や天然素材のブラシと、金属ブラシでは使用目的が大きく異なります。
清掃する対象を傷つけやすいので、製品説明をよくチェックして使用してくださいね。
山崎産業『コンドル デッキブラシ ワイヤー180木柄(CL716-180U)』

出典:Amazon
サイズ | W17.5×134cm |
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ブラシ素材 | スチール |
柄の素材 | 天然木 |
SUN UP『ハンディーブラシ 先曲り ステンレス(29447)』

出典:Amazon
サイズ | ブラシ部長さ:1.5cm |
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ブラシ素材 | ステンレス |
柄の素材 | - |
デッキブラシ【おしゃれ】おすすめ3選! デザイン性にもこだわりたい!
同じ掃除をするなら少しでも楽しい気分で! ここからは、おしゃれなデッキブラシを紹介します。
REDECKER(レデッカー)『植物繊維毛のデッキブラシ ミントブルー』

出典:Amazon
サイズ | W20.0×D5.0×95.0cm |
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ブラシ素材 | 植物繊維毛 |
柄の素材 | ビーチウッド |
SCHALTEN『デッキブラシ(SCH-DB)』

出典:Amazon
サイズ | W19×D10×H112cm |
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ブラシ素材 | PET樹脂 |
柄の素材 | ラミン |
山崎産業『2989JP+ デッキブラシ PET-18』

出典:Amazon
サイズ | W20×D8.5×H124cm |
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ブラシ素材 | 飽和ポリエステル樹脂 |
柄の素材 | スチール(ポリプロピレン被覆、抗菌加工) |
番外編|高圧洗浄機につけるブラシ&バスポリッシャーも! 日本清掃収納協会の代表理事がセレクト
日本清掃収納協会 代表理事・大津たまみさんが、掃除に便利なおすすめの高圧洗浄機につけるタイプのブラシやバスポリッシャーも教えてくれました。こちらも参考にしてみてください。

KARCHER(ケルヒャー)『デッキクリーナー PS 20』

出典:Amazon
サイズ | W72.9×D19.8×H76.8cm |
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ブラシ素材 | - |
柄の素材 | - |
ツインバード『充電式バスポリッシャー ふろピカッシュEX(BD-4399BL)』












出典:Amazon
サイズ | 約W7×D9.6×D93.5cm |
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ブラシ素材 | ポリプロピレン |
柄の素材 | - |
「デッキブラシ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする デッキブラシの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのデッキブラシの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
デッキブラシを使ったウッドデッキのお手入れ方法 定期的に水洗いが必要!
自宅にウッドデッキがあり、家族や友人たちとバーベキューをするなど活用している方も多いですよね。しかし、屋外で風雨にさらされるウッドデッキは定期的なお手入れが必要です。ここでは、デッキブラシを利用した、ウッドデッキのお手入れ方法をご紹介します。
デッキブラシで定期的に水洗い
雨や日差しなどもウッドデッキを痛める要因ではありますが、もっともおそろしいのが木を腐らしてしまう腐朽菌(ふきゅうきん)の存在です。腐朽菌は、土ぼこりなどといっしょにウッドデッキに付着します。つまり、土ボコリ、砂ボコリなどのホコリをそのままにしておかないことが、基本的なお手入れです。
できるだけ毎日、かんたんでもよいのでホコリを落とすようにします。掃除機をかける、ホウキで掃くといった方法でかまいません。
そして、季節ごと(年4回程度)にデッキブラシで水洗いをして、落としきれなかった土ボコリをきれいに落とすようにしましょう。特に暖かい時期は菌が繁殖しやすいので、ホコリがたまる前に落としてしまうことが大切です。
使用するデッキブラシは木材を傷つけないかたさを選ぶことが大切。天然素材かやわらかめのナイロンが向いています。掃除の際も、軽めに何度かこするようにして汚れを落します。
中性洗剤や高圧洗浄機との組み合わせも
ウッドデッキでバーベキューなどをして、飲み物やソース類をこぼしてしまった場合や意外にしつこい雨染みには、台所用中性洗剤や高圧洗浄機が有効です。
汚れの範囲がごく狭い場合は洗剤とスポンジたわし。何カ所か点在している場合はデッキブラシに洗剤を含ませて軽くこすっていきます。広範囲の汚れは高圧洗浄機が便利です。デッキブラシ付き高圧洗浄機は水が飛び散りにくいという利点もあります。
素材と汚れのタイプに合ったデッキブラシ選びを!
さまざまなデッキブラシを紹介してきましたが、大切なのは素材を傷つけずに汚れを落とすこと。そのための手段として相性のよいデッキブラシを選ぶことが大事です。
乾拭きでじゅうぶんな場合、水や洗剤を使用する場合。磨く場所のかたさと汚れのタイプやしつこさ。さまざまな要素を検討して、最適な掃除方法を見つけるのは難しいことですが、ここで紹介したデッキブラシ選びは、きっと参考になる点も多いはず。
ぜひ日々のお掃除が楽しく、楽になるようにご活用ください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/19 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 秋元清香)
アルバイトからはじめた清掃業界。何がお客様に笑顔になっていただけるのかを考えてきました。 2006年に、たった一人でアクションパワーを設立。現在多くの女性と一緒に働くことが出来ることに幸せを感じています。 2010年12月には、かんき出版より【8秒で幸せをつかむ「片づけ力」】を出版。 自らの経験と片づけノウハウだけではなく、片づけを通じて幸せをつかむ力=片づけ力を提唱し、普及活動中です。 講師業を行いながら、現在も現場でお客様と一緒に片づけや掃除を行っています。 5つの団体の運営を行いながら、起業理念の『女性の働く場の提供と働く女性の支援』が出来るように日々努力中♪です。