電動バスポリッシャーとは?
電動バスポリッシャーは、浴室掃除の専用ブラシとして作られた製品で、腰を曲げなくても、浴室の掃除がラクにでき、電動のため力を入れなくても汚れが落とせる、女性でもかんたんに掃除をおこなえるのがメリットです。
風呂掃除の際は、手を伸ばしたりかがんだりと、身体を大きく動かすことも多いですが、電動バスポリッシャーで面倒なお風呂掃除をラクに済ますことができます。さまざまなタイプのブラシが付属していたり、洗いやすい工夫がこらされたりと、使いやすいよう配慮されているのも◎。
電動バスポリッシャーの選び方
身体への負担を少なくしながらもキレイにお風呂掃除をしてくれる「電動バスポリッシャー」。失敗なく購入するために、この記事では、電動バスポリッシャーの選び方をご紹介。家事ライターの藤原寿子さんへの取材をもとにまとめた、選び方のポイントは以下の5つです。
【1】形状
【2】電源のタイプ
【3】アタッチメントの種類・交換ブラシ
【4】機能
【5】収納のしやすさ
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】使い方に合わせて形状を選ぼう
電動バスポリッシャーにはハンディタイプとスティックタイプがあり、どのような場所を掃除したいかなど、目的によってタイプを選ぶことがポイントです。
立ったまま浴室全体を掃除できる「スティックタイプ」
スティックタイプは、長い持ち手が付いています。浴室の床も立ったまま洗えるため、しゃがんだり立ち上がったりする負担が減らせるのがメリット。
また、持ち手が長い分、浴槽から天井までかんたんに届いてラクに洗えます。1kg程度の軽量タイプの商品なら、力の弱い人でもより扱いやすいでしょう。大きめサイズのブラシがついていることが多いため、一度で広い範囲を掃除できるのもうれしいポイントです。
こまかな部分の掃除には「ハンディタイプ」
ハンディタイプのバスポリッシャーは、持ち手部分が短く作られています。コンパクトサイズのため小回りが利いて、こまかい部分もしっかり掃除できるのが特徴です。
小さいながら、ブラシがパワフルに回転する商品も多く、こすり洗いがラクになります。700g以下の重さであれば、ある程度の時間を使っても疲れにくいでしょう。また、浴室だけでなく洗面台などの掃除にも使えて便利です。
【2】充電式か乾電池式か、電源のタイプで選ぶ
バスポリッシャーの電源には、電池式と充電式があります。
パワーを重視するなら充電(バッテリー)式
充電式の電動バスポリッシャーは、強力で洗浄力が強いのが特徴。バワーを重視するならバッテリー式のほうがおすすめです。連続運転時間も乾電池式に比べると長いものがほとんどです。
しかし、バッテリーの分だけ本体が重くなることと、使用後こまめに充電しないといけないところが注意点です。天井を掃除するのにも使うなら、本体が重すぎないものを検討してみましょう。また、連続使用可能時間もしっかりチェックしておきましょう。目安として、30分くらいは続けて使えるものが◎。
手軽に使うなら電池式
電池式の場合は、乾電池さえあればいつでも使えるのが魅力です。また、充電式のものに比べるとバッテリーがいらない分、小型で軽量。重いものを長い時間持つのがつらい方には軽量の電池式がおすすめです。
ただし、充電式に比べると洗浄のパワーが弱いです。とはいえ、日々の掃除にはじゅうぶんな洗浄力はあります。
【3】アタッチメントの種類・交換ブラシをチェック
バスポリッシャーには、商品によってさまざまなアタッチメントなどがあるため、購入前にチェックしておきましょう。
交換ブラシ(替えブラシ)の追加購入ができるか
バスポリッシャーのブラシは、使っているうちに劣化していきます。ブラシの状態を見ながら、定期的な交換をおこないましょう。専用のブラシに付け替える必要があるため、交換用のブラシが単品で購入可能かどうかチェックしてください。
複数のアタッチメントを買い替えたいときは、ブラシ部分だけがセットになった商品を利用すると便利です。
本体のブラシ以外のアタッチメントがあると便利
バスポリッシャーには、基本のブラシのほかに、コーナーや排水溝掃除に適した小さめのブラシや、浴槽などのキズがつきやすい部分に使えるスポンジヘッドなど、いくつかのアタッチメントが付属しているものもあります。
アタッチメントの種類が多い商品なら、掃除する部分に合わせて使い分けられてより便利です。使い勝手にこだわる人は、用途にあったアタッチメントが含まれているかチェックしましょう。
【4】使い勝手にかかわる機能をチェック
電動バスポリッシャーを頻繁に使うなら、使いやすいものを選ぶのが鉄則です。以下のポイントを参考に、お風呂場のどこを掃除するか、力のない方でも扱いやすいかなどをチェックして選びましょう。
持ち手の長さの調整機能
腰などへの負担を軽減したり、天井付近など高いところを掃除する際に便利なのが延長パイプです。立ったまま掃除したい場合は、長さを替えられるアタッチメントが付属するものを選びましょう。
延長パイプがないものの場合は、スポンジで掃除するのと同じ感覚で掃除ができます。手にフィットして力が入れやすく小回りが利く一方、腰をかがめて掃除をする必要があります。自分の用途に合わせて選んでみてください。
重すぎず、軽くて扱いやすいか
ラクに掃除しやすいとはいえ、バスポリッシャーの本体自体が重たすぎると、やはり負担が大きくて疲れてしまいます。そのため、本体の重量も確認しておくといいでしょう。
スティック型のバスポリッシャーでも、700g前後の軽量設計になった商品であれば、より扱いやすいです。また、商品説明に「軽量」などとうたわれている場合もあるため、注目してください。
ブラシの角度が変えられるものは隅々まで洗いやすい
バスポリッシャーには、ブラシ部分の角度が調整できるタイプの商品もあります。掃除場所に合わせて角度が変えられるため、天井や浴槽、壁まで、ラクな姿勢で作業できるのがメリットです。
商品ごとに、角度調整できる範囲が異なるため、どのくらい角度が変えられるのかも事前にチェックしておきましょう。
作動音が気になるなら静かなものを
電動ポリッシャーは、動作時に音が大きくなりやすい道具です。とくに音が響きやすい浴室で使用するアイテムのため、場合によっては音が気になってしまう場合も。
そのため、静音設計タイプなど、できるだけ音が静かな商品を選ぶといいでしょう。店頭で実際の商品を確認したり、使ってみた人の口コミを参考にしてみてくださいね。
【5】収納のしやすさも考慮して選ぶ
スティックタイプのバスポリッシャーは、ある程度のサイズがあるため、使っていないときの保管方法や置き場所が確保できるかなども確認しておきましょう。
本体をつり下げるためのフックが付属している商品なら、掃除後に引っかけるだけでいいので、すっきり収納できて扱いやすいです。また、できるだけ小さいパーツに分解できるほうが便利でしょう。
基本的に、電動バスポリッシャーは日常的に使うものです。なるべくすぐに使えるところに収納できる方が便利なので、その点もふまえてサイズを選んでくださいね。
エキスパートのアドバイス
アタッチメントが多いほうが、さまざまな用途に使えますが、その分収納スペースが必要になります。購入前に、お風呂場やサニタリースペースの収納スペースとのバランスをチェックしてみましょう。
最低限必要な、角を掃除する「角ブラシ」、広い範囲を掃除できる大きなブラシがあるものがほとんど。それ以外のパーツは、自分の掃除スタイルを考えながら選びましょう。
電動バスポリッシャーのおすすめ11選
ここからは、家事ライターの藤原寿子さんと編集部おすすめの商品をご紹介します。
▼2wayタイプ

連続運転時間45分! アタッチメントも豊富
電動工具メーカーのブラック・アンド・デッカーの製品。1分間に1,700回のストロークで汚れを落とします。豊富なアタッチメントをつけ替えて、さまざまなところを掃除できます。
充電時間は約10時間、連続運転時間は約45分。ナイロンたわし3枚、ハードパッド1枚、マイクロファイバーパッド1枚、高さ調整が可能な延長ポール、充電台が付属します。こまかいところの掃除よりは、浴槽、床、天井など広い範囲の掃除に向いています。
泡立ちのいいブラシでスッキリ掃除
高速スピンするブラシが特徴のバスポリッシャーです。力を入れなくても、ブラシの回転によってらくに汚れが落とせます。スティック&ハンディの2WAYタイプで、天井や浴槽などはスティック、手の届く範囲ならハンディと、掃除場所に合わせてかんたんに調節可能。
ワイドブラシは、目がこまかいため泡立ちやすくて、浴槽をきれいに掃除できるのが魅力です。
アタッチメントが充実!
生活に役立つ便利グッズを多く販売する、マリン商事の電動バスポリッシャー。バスブラシ大小に加えて、スポンジブラシ、ポイントブラシと4種類のブラシが付いた充実の内容が魅力です。
ハンディタイプとスティックタイプの2wayなので、洗いたい場所にあわせて使い分けが可能。お風呂だけでなく、洗面台やトイレ掃除にも使えます。
窓サッシや洗面台の掃除も可能
ラウンド型ブラシと平面ブラシ、コーナーブラシの3種類がセットになった、スティックタイプのバスポリッシャーです。延長パイプをつければ、腰を曲げることなく、浴槽や床が掃除できます。
スティックを外せば、ハンディタイプとして使えるため、洗面台などの掃除にぴったり。使用しないときは、持ち手・スティック・ヘッド部分の3つに分解可能です。
DOMO ELEKTRO『DOMOダブルポリッシャ—(DM0009WH)』
W回転ブラシで汚れをしっかり落とす!
ベルギー発の家電ブランド、DOMO ELEKTROの電動バスポリッシャーです。W回転ブラシで、清掃時のブレや反動が少なく、汚れをしっかりと落としてくれます。
お風呂の隅などの細かい場所に便利なコーナーブラシ、タイルや壁などに便利なデッキブラシ、浴槽内など広い場所に便利なワイドブラシという3種類のブラシ付きで、ワンタッチで交換可能です。延長シャフトがついていて、長さを2段階調節できるのもうれしいポイント。
軽量コードレスでラクにきれいに!
長さ調整は、延長ポールの着脱で56cmと1mの2段階で可能。ブラシも3種類が付属するので、バスルームの隅々までこれ一本で掃除することができます。約2時間の充電で、約60分の連続使用が可能な点もうれしいところです。
▼スティックタイプ

二段階で調整できるパイプが便利
アサヒは、洋食器メーカーとして、ステンレスや純銅製の商品の企画から製造を行なうメーカー。本機は、そのアサヒが販売するバスポリッシャーです。
スティックパイプを付属し二段階で長さを調整できる点が特徴。角度の調節が可能で、浴槽の側面なども立ったまま掃除ができ、さらに短く持てば蛇口まわりなどのこまかいところの掃除にも活躍します。3種類の付属ブラシ(コーナーブラシ、ハード&ソフトワイドブラシ)を用意。掃除の場所に合わせて交換しましょう。

かがまずラクに風呂洗いができる
手ごろな価格帯の家電製品を数多く販売する新潟のツインバード工業。本機は、立ったまま使用できるタイプのバスポリッシャーです。腕が疲れにくい45度の角度で床掃除が可能です。
長さがあるので床だけでなく天井の高いところのお掃除にも便利ですよ。770gと充電式では軽いほうなので、女性でも持ち運びしやすいです。充電時間は約10時間、連続運転時間は約20分。使わないときは、ラックなどにかけられるフックつき。
▼ハンディタイプ

タイルの目地や排水溝などこまかいところに
1分間に5,500回反復回転をする電池式パワフルブラシ。小型軽量なのが特徴。
タイルの目地、排水溝、蛇口まわり、角、お風呂の扉の溝など、お風呂にはこまかくて掃除がしにくい場所がたくさんあります。そんなときに活躍するのがこの商品。
別売の交換用アタッチメントの種類も多いので、用途に合わせた使い分けもかんたんです。

アタッチメントが豊富なハンディタイプ
小物家電を中心に企画・製造・販売を行なうCCPの製品。防水仕様(IPX5相当)で、4種類のお掃除ブラシやカートリッジ式のバッテリーがついています。充電の際はカートリッジだけを取り出してスタンドに設置すればいいので、場所を取りません。
コードレス式なので、場所を選ばず使用できます。柄がないため、手元の小回りが利くので、こまかいところも掃除がしやすく、タイルの目地、蛇口まわりなどの掃除に活躍します。充電時間は約8.5時間、連続運転時間は最大約30分です。ブラシは別売り単体で購入可能なので、いつでも清潔に保てます。
「バスポリッシャー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする バスポリッシャーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのバスポリッシャーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
電動バスポリッシャーの価格相場は?
ポリッシャーは、電動な分、価格が高いイメージもありますが、機能性のわりに意外とリーズナブルに設定されている商品も多いです。柄の長いスティックタイプでも3,000円台で購入できる商品もあります。
メーカーや日本製かどうかによって、価格帯が変化するため、予算に合うものをチェックしてみましょう。また、定期的にブラシを買い替えることになるため、付属品の価格もあわせて確認してください。
お風呂掃除におすすめのグッズをさらにチェック
電動バスポリッシャーで風呂掃除もラクラク
電動タイプのバスポリッシャーは、負担がかかりやすい風呂掃除の手間をおさえてくれる便利なアイテムです。床や浴槽、天井、洗面台などを幅広く掃除できます。
防水性や収納性は、商品によって異なるため、用途に合うかどうか事前に確認が必要です。また、付属しているアタッチメントの種類が多いと、掃除場所に適したブラシが選びやすいでしょう。
現在では、ハンディタイプからスティックタイプまで、たくさんの商品が販売されています。メリット・デメリットを把握して、あなたにぴったりのバスポリッシャーを見つけて活用してください。
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