「お風呂掃除の洗剤」のおすすめ商品の比較一覧表
お風呂掃除用の洗剤の選び方
お風呂掃除をするなら、少しでも手間が掛からないものがあれば便利ですよね。まずはお風呂用洗剤の選び方からチェックしていきましょう。
ポイントは下記の6つ。
【1】洗剤の液性で選ぶ
【2】泡の広がり方もチェック
【3】泡切れのよさで選ぶ
【4】こすらないタイプは掃除がラク!
【5】無添加のナチュラル洗剤は肌にやさしい
【6】おしゃれなパッケージの商品も
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】洗剤の液性で選ぶ
お風呂掃除用洗剤は、液性によって落とせる汚れが違ってきます。それぞれどんな汚れに効くのかチェックしてみましょう。
中性洗剤|毎日のお掃除に
液性とは、溶液中の水素イオン濃度を指し、水素イオン濃度pH(ペーハー)が7程度の洗剤を中性洗剤と呼びます。中性洗剤はバスタブや壁などのほか鏡や洗面器など浴室内のいろいろなアイテムの掃除に使用できるのが特徴です。また、大理石などの天然石素材にも使用できる洗剤もあります。
洗浄力がそれほど強くはないため、頑固な汚れを落とすことより日常の軽い汚れ落としに適しています。毎日の掃除に使用するのがおすすめです。
アルカリ性|黒カビや皮脂汚れに
風呂用洗剤で種類が多く販売されているのは、「弱アルカリ性」の洗剤です。pHが7を超えているのがアルカリ性洗剤と呼ばれ、そのなかで「弱アルカリ性」と呼ばれるのは、pHが10までの洗剤です。
アルカリ性の洗剤は、液性が同じアルカリ性の汚れ落としには適しませんが、pHの低い酸性の汚れを落とす特性があります。そのため、黒カビや皮脂汚れを落とすのに適した洗剤です。
強いアルカリ性(pHが11以上)の洗剤を使うときには、肌への影響も大きいのでゴム手袋を忘れずに使用しましょう。
酸性|水アカや石けんカスに
酸性の洗剤はpHが7未満。そのなかで、「弱」酸性と呼ばれるのはpHが3以上の洗剤です。酸性の洗剤には、pHの高いアルカリ性の汚れを落とす特性があります。液性が同じ酸性の汚れ落としには適していませんが、石けんカスや水アカを落とすのに適しています。
ただし、金属製の浴槽や洗面器、大理石を含む天然石などは、素材を溶かす恐れがあるため使用を避けましょう。また、塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため注意が必要です。強い酸性(pHが3以下)の洗剤を使用する際にはゴム手袋を忘れずに使用しましょう。
塩素系|頑固なカビの除去に
浴室は「湿度・温度・栄養」といった条件が揃っているため、カビがとても生えやすい場所。弱アルカリ性の浴室用洗剤でもカビはある程度落とせますが、しっかりと除去するにはカビ取り剤がおすすめです。カビ取り剤の液性はアルカリ性で、カビ菌を除去する塩素系の成分が含まれているため、頑固なカビ取りにも期待が持てます。
ただし、塩素系のカビ取り剤は、酸性タイプの商品やアンモニア、アルコールなどと混ぜると有害なガスが発生することがあり危険です。酸性洗剤と同様に、取り扱いにはじゅうぶん注意を払いましょう。
【2】泡の広がり方もチェック
スプレータイプの洗剤は、泡の広がり方もチェックしておきたいポイントです。洗剤を噴霧したときの広がり方は、広範囲に広がるものとピンポイントで噴射するものがあります。汚れの広がり具合や頑固さによって、使い分けましょう。
壁や床などに使用する場合、泡の広がり方は縦よりも横に広がるほうが広い面積をカバーできます。
【3】泡切れのよさで選ぶ
お風呂掃除は毎日行うものですから、洗剤の泡切れのよさも大事です。浴槽やお風呂場の壁や床をきれいに洗い終わっても、泡が残っているとうっとうしいですよね。
シャワーなどをかけて残っている洗剤の泡をすぐに流せれば、掃除も手際よくでき、気持ちもスッキリします。なによりも無駄な水を使うこともなく、節水にもなります。
【4】こすらないタイプは掃除がラク!
毎日のお風呂掃除は、意外に体力を使う家事のひとつです。でも、近ごろはあまり力を入れずかんたんに湯アカなどの汚れを落とせるお風呂用洗剤も数多く発売されています。
泡の力でこすらずに汚れを落とすタイプのお風呂用洗剤を使えば、力を入れてこする必要がないためお風呂掃除がとてもラク。バスタブや洗面器などに泡をスプレーしたあとはそのまま放置し、一定時間が過ぎたらシャワーで洗い流すだけでお風呂掃除が終わります。
【5】無添加のナチュラル洗剤は肌にやさしい
合成界面活性剤などを使用していない無添加タイプの洗剤は、肌に刺激が少ないやさしい成分で作られています。そのため、子どもがお風呂掃除の手伝いをする場合や、肌が弱く手荒れなどが気になる方にはナチュラル洗剤がおすすめ。
ただし、合成界面活性剤などが含まれていないため、合成洗剤などより少々洗浄力が劣る可能性があります。
【6】おしゃれなパッケージの商品も
お風呂用洗剤は、毎日使うものなので、片づけないで浴室内に出したままになりがち。そんなときにおすすめなのが、出したままでも浴室の景観を損ねないおしゃれなパッケージ入りのお風呂用洗剤。
生活感がなく、見せるインテリアとしてもおすすめです。植物由来の成分を使用している商品などもあるので、検討してみるのもよいでしょう。
お風呂掃除用の洗剤おすすめ|中性洗剤5選
ここまでご紹介したお風呂掃除用洗剤の選び方のポイントをふまえて、中性洗剤のおすすめをご紹介します。

お風呂掃除用の洗剤おすすめ|酸性洗剤4選
次に、酸性洗剤をご紹介します。

お風呂掃除用の洗剤おすすめ|アルカリ性8選
次は、アルカリ性洗剤をご紹介します。

楽チンお掃除で浴室はカビ知らず!
お掃除したくても時間がない、そんな方におすすめするのが万能洗剤オキシクリーンです。
本来オキシクリーンはキッチンから洗濯、染み抜きと幅広く使える漂白剤で、酸素の力で安心安全に汚れを落とします。
当然浴室掃除にも大活躍で、つけ置きだけでこすらずとも充分にカビなどの汚れを除去できて、「オキシ漬け」という言葉がうまれるほどです。
使い方はかんたんで、残り湯に規定量のオキシクリーンを入れてそこに浴室内の小物や子どもの玩具、シャワーヘッド、お風呂のふたなどをつけ置きするだけ。
忙しい方にはぴったりなラクチン掃除アイテムです。


お風呂掃除用の洗剤おすすめ|塩素系5選 お風呂のカビには!
次は、塩素系洗剤を5つご紹介します。

ゴムパッキンについた黒カビを根こそぎ除去
お風呂のカビで一番手ごわいのがゴム部分に根を生やした黒カビです。通常の液体カビ取り剤ではうまくカビ部分に浸透しにくく、思ったほどの効果を得られなかったという方は必見です。
ジェル状になった洗剤が、ゴムの奥まで根を生やしたカビを根こそぎ撃退してくれます。
チューブの先が細口でピンポイントにカビ部分だけに塗れるので、無駄がなく塗って放置して軽く洗い流すだけです。3工程だけのかんたん作業なので、めんどくさがり屋さんにもぴったりです。
カビ取り剤特有の鼻にツンとくるにおいもないので、ペットや赤ちゃんがいる家庭の方にもおすすめです。
お風呂掃除用の洗剤おすすめ|ナチュラル洗剤2選
最後に、人と環境にやさしいナチュラル系のオーガニック洗剤をご紹介します。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お風呂掃除 洗剤 おすすめの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのお風呂掃除 洗剤 おすすめの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
洗剤が切れたときの代用方法 お風呂用洗剤は手作りも可能!
いざお風呂掃除をしようとしたら、うっかり洗剤を切らしてしまった! ということがありますよね。そんなときはお風呂用洗剤の代わりとして、キッチンにある酢と重曹で手作りできます。
水で薄めた酢で代用する方法
石鹸カスはアルカリ性の汚れです。アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が効果的なので、同じ酸性である酢を水と混ぜてスプレーする方法は石鹸カスに有効といえます。
ただし、お酢は香りが強いため、スプレーして洗い流したあとにツンとしたにおいが残ることも。また、食酢であれば糖や調味料が含まれているので、流し残しがあると衛生的ではありません。あくまでも応急処置として、ふだんは専用のお風呂洗剤を使用するようにしましょう。
重曹ペーストで代用する方法
脂汚れは酸性の汚れ。アルカリ性の重曹は、皮脂汚れを落とすのに適しています。こびりついてかたくなった皮脂汚れには「重曹ペースト」を使いましょう。
作り方は、粉末状の重曹に少量の水を混ぜてペースト状にするだけ。粘度を出すことで使いやすくなり、より効果を発揮します。続いて、汚れ部分に重曹ペーストを練り込み、しばらく放置したらスポンジでこすりましょう。
重曹は粒子がこまかく研磨効果が期待できるぶん、強くこするとキズがつくおそれがあります。お風呂の床や浴槽などの素材を必ず確認してから使用してくださいね。
浴槽をキレイに保つ裏ワザ 浴槽の汚れ落としをラクにする!
お風呂場をきれいに保つコツは、お風呂を使い終わったら熱めのシャワーで浴槽や床などを洗い流し、最後に冷水のシャワーをかけること。こうすることで、お風呂の汚れを流すことができ、力を入れずお風呂掃除をすることができます!
また、水滴は水アカやカビの原因になるので、しっかりふきとり、換気しましょう。ふだんから汚れを残さない使い方をしていれば、お掃除がラクですよ。
【関連記事】お風呂掃除に役立つアイテムもチェック
【最後に】お掃除プリンス石ちゃんからのアドバイス 事前に状況・環境を知っておけば無駄な買い物をなくせます!
1億のお掃除雑学を持つ男(自称)、お掃除コンシェルジュ
1日の疲れを取ってくれるバスタイム、浴室はつねにきれいな状態をたもちたいものです。
今回紹介したお風呂用洗剤は、どれも実際に使用して太鼓判を押せる洗剤です。ご自身の環境や浴室の汚れの種類をよく理解してから選ぶと洗剤の無駄買いもなくせますし、きっと手放せない商品になると思います。
ぜひとも長く使える自分のお気に入りの洗剤を見つける手がかりにして下さい。
まとめ
お掃除プリンス石ちゃんにお風呂掃除に適した洗剤の選び方やおすすめ商品を教えてもらいました。
お掃除プリンス石ちゃんのアドバイスのように、浴室の素材のチェックは盲点だったかもしれません。プロの視点も取り入れながら、汚れの種類や使いやすさにこだわり、商品を選んでみれば、きれいな浴槽を維持できるかもしれません。
今回紹介してもらったお風呂洗剤も参考に、ぜひ自分に合った商品を見つけてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
エンターティナーを目指して福岡から上京。紆余曲折ありエンターテイメントの舞台を実演販売の売り場に移行。 お掃除用品を取り扱った事をキッカケに、現在は「お掃除プリンス」として、お掃除雑学/お掃除テクニック/発明お掃除等を武器に独自のスタイルで活動。 「三度の飯より掃除好き貴方のハートをハウスクリーニング」から始まる自己紹介がある。著書に「お掃除プリンス石ちゃんの簡単お掃除テク300」がある。