お風呂スポンジの選び方
住生活ジャーナリストの藤原千秋さんに取材をして、お風呂スポンジの選び方のポイントをご紹介します。ぜひ商品選びの参考にしてください。
掃除する場所に適したタイプを選ぶ
お風呂スポンジにはいろいろな形状があり、使い方が異なります。お風呂の掃除したい場所に合った形状のものを選びましょう。
手で持つタイプ|重点的に汚れを落とせる
手で持つタイプのお風呂スポンジは、汚れをしっかり落としたいときに向いています。スポンジを持ってこする力が汚れた場所に直接伝わるため、頑固な汚れも重点的に落とせるのが魅力です。
厚みのあるスポンジなら泡立ちやすい、薄いスポンジなら蛇口などのこまかいところを掃除しやすい特徴があります。一方で、手の届く範囲にしか使えないのがデメリットです。
柄付きタイプ|手が届かない場所に便利
ハンドルが付いているお風呂スポンジは、高い場所など手の届かないところを掃除するのに向いています。足場が滑りやすいお風呂場で踏み台などを使わずに、いろいろなところを掃除できます。
ハンドルが伸縮できる商品もあるので、掃除する場所の高さや浴槽の深さに応じて調節できます。腰痛のある人や、妊婦さんなどかがみづらい人も使いやすいです。ただし、ハンドル部分の耐久性が低いものもあるので、ハンドル部分の素材などもチェックしておきましょう。
クロスタイプ|せまい場所もらくに磨ける
クロスタイプのお風呂スポンジは、厚みのあるスポンジは入らないこまかい場所やすき間なども掃除できるアイテムです。手で持つタイプと同じく、汚れに対して力がかけやすいのもメリットです。
一方、手に持つタイプと同じく手で届く範囲でしか掃除ができないのに加えて、洗剤が泡立ちにくいデメリットがあります。掃除する場所に応じてほかのお風呂スポンジと使い分けるとよいでしょう。
素材の特徴で選ぶ
お風呂スポンジはいろいろな素材が採用されています。使う用途に応じた素材を選びましょう。
ウレタン+ナイロン製|洗剤と一緒に幅広く使える
厚みのあるナイロンと、ザラザラとしたウレタンの二面構造になっている一般的なお風呂スポンジです。泡立ちと水切れがよい素材のため、使い勝手もよくお風呂掃除も効率よく進みます。
キズを付けたくないところにはナイロン、頑固な汚れをこすって落としたいときにはウレタンと、汚れや掃除する場所に応じて使い分けできるのも魅力です。
アクリル・メラミン製|洗剤なしで使える
洗剤が苦手な人も使いやすいのが、アクリルやメラミン製のお風呂スポンジです。スポンジに水を含ませるだけで汚れを落とせます。とくにメラミン製は蛇口など金属部分の掃除に向いています。
消しゴムのようにこすって使用するので、キズを付けたくない場所の掃除には向いていません。また、使うたびにどんどん小さくなるので消耗品として使いましょう。
こまかい繊維で石けんかすや皮脂汚れをしっかり吸着してくれる、マイクロファイバー製のものもあります。
洗いやすく水切れのよいものを選ぶ
住生活ジャーナリスト
「スポンジ」はさまざまな場所で広く使うことができる掃除用具です。しかし、そのもの自体の衛生状態を保つことが難しい性質があります。
特に、お風呂場という1日中乾燥しにくい水回りに置きっ放しとなるお風呂スポンジにおいては、いかに使用するごとにきれいな状態、水分を除いた状態で保持できるかがポイントとなります。
お風呂場は雑菌やカビが繁殖しやすい場所です。吊り下げるひもやひっかける穴のついているお風呂スポンジなら、つるして干せるので水が切れて早く乾燥します。スポンジに雑菌やカビが発生するのを防ぐために、吊り下げて収納できるものを選びましょう。
サイズ感を意識しよう
住生活ジャーナリスト
お風呂や浴槽などは、キッチンなどに比べると掃除しなければいけない面積が広いのが特徴です。そのため、掃除道具であるスポンジそのものの大きさが掃除にかかる時間の長さを左右します。小さいスポンジだと、掃除にかかる時間が長くなるため、大きめのスポンジを選ぶことがポイントです。
とはいえ、ただ大きいスポンジを選べばいいというわけではありません。大き過ぎれば乾きづらくなるなど、スポンジそのものの衛生状態が保ちにくくなるといったデメリットもあります。あちらが立てばこちらが立たずで、絶妙なサイズ感が問われます。
価格帯をチェック
住生活ジャーナリスト
掃除道具に「こだわり」を持つことは決して悪いことではありません。しかし、その価格があまりに高額である場合は、適切な頻度で交換することが難しくなる場合があります。汚れたまま使用してしまうと、掃除道具としての存在意義がなくなってしまいます。汚れの度合い、掃除頻度に見合った交換の頻度を保ちやすい現実的な価格であることが大切です。
とくに、お風呂掃除用のスポンジは汚れやすいものですから、交換しやすい価格帯のものを選ぶといいでしょう。
お風呂スポンジおすすめ17選 便利な柄付きタイプ、吊り下げタイプも!
ここからは、住生活ジャーナリストの藤原千秋さんと編集部で選んだ、おすすめのお風呂用スポンジを紹介します!

3M(スコッチブライト)『バスシャイン抗菌スポンジ (特殊研磨粒子つき)』

出典:Amazon
サイズ | 幅85mm×高さ210mm×奥行50mm |
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色 | ブルー |
広域からお風呂の鋭角、細部まで!
どこにでもありそうなスポンジのように見えて全然違う、お風呂掃除用スポンジとして練り上げられた逸品です。まずは絶妙なサイズ感。ほどよい大きさで、浴槽などを短時間で洗いあげられるのに、女性の手にも余らない程よい大きさになっています。次に、青い硬面と白い軟面の存在。この両面を使い分けることで、浴槽などお風呂場に多いプラスチック製品を傷めずに洗い上げることができ、湯垢や水垢を擦り落とすことが可能になっています。
この構造に加え、浴室床などに立たせても床につくのは最小限の面積で済む形。衛生的に水切りすることが可能な自立性は、使ってみて日々実感するすばらしさといえるでしょう。

3M(スコッチブライト)『バスシャイン抗菌スポンジ(研磨粒子なし)』

出典:楽天市場
サイズ | 幅85mm×高さ210mm×奥行50mm |
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色 | オレンジ |

レック『お風呂の湯アカとります』










出典:Amazon
サイズ | 幅7cm×奥行15cm×高さ2cm |
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色 | ピンク |

マーナ『おさかなバススポンジ』






出典:Amazon
サイズ | 約16.8cm×7.8cm×4cm |
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色 | ブルー、ライトブルー、ホワイト、イエロー、オレンジ、グレー、グリーン、ライトグリーンほか |

KBセーレン(そうじの神様)『極ラクブラシW 浴室用』












出典:Amazon
サイズ | 18cm×10cm |
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色 | イエロー/グリーン |
サンコー『バスピカピカ』












出典:Amazon
サイズ | 20cm×12cm×1.3cm |
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色 | ブルー、グリーン、ピンク |
山崎産業『ユニットバスボンくん抗菌』














出典:Amazon
サイズ | 幅15cm×奥行10cm×高さ50cm~73cm |
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色 | ホワイト、ピンク、ブルー、グリーン、オレンジ |
レック『赤カビくんバスクリーナー マイクロ&ネット』
















出典:Amazon
サイズ | 約15.3cm×52.2cm×5.1cm |
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色 | ホワイト、グレー |
マーナ (きれいに暮らす。) 『お風呂の柄付きスポンジ』












出典:Amazon
サイズ | 約15.3cm×52.2cm×5.1cm |
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色 | ホワイト、グレー |
ダスキン『浴槽用スポンジ』








出典:Amazon
サイズ | 約17cm×9cm×5cm |
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色 | ピンク |
テラモト (tidy) 『ハンディスポンジ』














出典:Amazon
サイズ | 約幅12cm×奥行20cm×高さ9.5cm |
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色 | 黒 |
レック『激落ちバスクリーナー マイクロベロア』
















出典:Amazon
サイズ | 8.5cm×15.5cm×5cm |
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色 | ブルー |
ダイヤ『スペアクリーナー』










出典:Amazon
サイズ | 15×10×3cm |
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色 | ホワイト |
レック『激落ちくんバスクリーナー』
















出典:Amazon
サイズ | 8.5×4.5×15.5 |
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色 | ブルー×イエロー |
マーナ『水垢とりスポンジ』














出典:Amazon
サイズ | 17.7×10×5.2cm |
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色 | グリーン |
山崎産業『お風呂掃除スポンジ バスボンくん』








出典:Amazon
サイズ | 9.5×3×18cm |
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色 | ー |
オーエ『スポンジ黄色』








出典:Amazon
サイズ | 16×8.5×5cm |
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色 | イエロー |
「お風呂スポンジ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お風呂スポンジの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのお風呂スポンジの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
使い勝手とコストを意識して! 住生活ジャーナリストからのアドバイス
住生活ジャーナリスト
身体をきれいにし、明日への活力を養う場である「お風呂場」のメイン掃除道具であるお風呂スポンジ。どれでも一緒という考え方の人もいるかもしれませんが、商品によって使い勝手がまったく異なります。
スポンジは毎日のお風呂掃除に使うものですから、快適に負荷なく掃除ができるかや清潔に使うことができるかを意識するといいでしょう。また、適切な頻度で交換することが求められますから、コストについてもしっかりと考えて商品を選んでみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/11/26 コンテンツ追加・修正のため記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 下田結賀子)
木質プレハブ系大手住宅メーカー営業職出身。 主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆して約20年。企画、広告等多様な業務に携わる。 TBS系『マツコの知らない世界』に1000種類の掃除グッズを試した主婦として出演。 プライベートでは三女の母。