ミルサーとは? 何ができるの?
ミルサーとは、乾燥した食品を粉末状に加工する機械を指します。煮干や桜エビなどの乾物類のほか、大豆やコーヒー豆をこまかく砕いて粉末にします。食材の栄養素をまるごと摂取したい人にぴったりです。
機種によっては、水分を加えてペーストやジュースを作ることもできるので、自分の使い方に合わせて選んでみましょう。
ミルサーの選び方
それでは、ミルサーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】ミルサーの種類をチェック
【2】パワーや仕上がりはW数をチェック
【3】刃の材質をチェック
【4】容量をチェック
【5】安全機能の有無をチェック
【6】手入れのしやすさをチェック
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ミルサーの種類をチェック
ミルサーを選ぶときは、用途に合った種類のミルサーを選びましょう。
▼食材をかんたんに粉末にできる「ミルタイプ」
煮干しやコーヒー豆、大豆など乾燥している食材を粉末にしたいのであれば、ミルタイプのミルサーがよいでしょう。多機能ではありませんが、その分扱いやすく、価格も抑えられたものが多いです。
自宅でオリジナルのスパイスを作りたい人やコーヒー豆を挽きたい人、だし粉を作りたい人に適しています。
ただし、茶葉を粉末にできるかどうかは機種によって異なります。粉茶を作りたい人は、事前に茶葉も粉砕できるかどうか確認して購入する商品を選びましょう。
▼離乳食づくりにも使える「ウェットタイプ」
ウェットタイプは、水分を含んだやわらかい食材用のミルサーです。食材をペースト状にできるので、離乳食づくりなどにも重宝します。
粉末にした乾物にやわらかく煮込んだ野菜を混ぜてスイッチを入れれば、かんたんにペースト状の食事が作れます。野菜や果物と牛乳を入れてスイッチを入れればスムージーも作れるので、ふだんスムージーを手作りしている人はぜひチェックしてみてください。
▼乾湿両用の「ミルミキサータイプ」
乾燥した食材はもちろん、水分を含んだ食材にも使えるのがミルミキサータイプです。ミルとミキサーのよいところを兼ねそなえていますが、ミルタイプ・ウェットタイプよりも大きめのものが多く、保管には場所を取ります。
アタッチメントをつけ替えることでさまざまな使い方があるので、ミルもミキサーも欲しいという人はミルミキサータイプを選ぶとよいでしょう。
(※)ポイント:それぞれの特徴に合わせてミルサーを使おう
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
ミルサーとひと口にいってもミルタイプ、ウェットタイプ、ミルミキサータイプとさまざま。
ミルタイプは、乾いたものを砕いて粉末に。お茶の葉やふりかけなどを作るために使用すると添加物のないヘルシーな粉末になります。
ウェットタイプはややパワーが落ちるものの、やわらかい食べものなどをカットすることができるのでペースト作りに便利。
ミルミキサータイプは、ミル・ウェットの両方を、アタッチメントの交換でおこなうタイプになります。
また、広くとらえるのであれば、ミル機能を備えているミキサーであれば、ミルサーのような加工も可能となるでしょう。
【2】パワーや仕上がりはW数をチェック
ミルサーやフードミルなどすべてにいえることですが、消費電力によってミルサーのパワーは大体測ることができます。一般的には100W前後のものが多く、それくらいが平均的なパワーです。200Wを超えてくるとかなりパワーが強いものになり、かためのものでも破砕をすることが可能です。
しかし、パワーが強いものになると一般的に本体の価格も値が張るものが増えてきます。仕上がりまでの時間などを気にしなければ100Wクラスのもので充分満足できる場合が多いです。
【3】刃の材質をチェック
ミルサーを選ぶときは、刃の材質をチェックしましょう。かたい食材を粉砕するので、さびにくく丈夫なチタンやステンレス製のものがよいです。
ステンレス刃を使ったものは、チタン刃を使ったものよりも低価格なのが魅力です。なかにはチタンコーティングされたステンレス刃を採用した機種もあるので、予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
【4】容量をチェック
少量の食材を粉砕したい・コンパクトに収納したいのであれば、容量が小さいものを選びましょう。容量が大きいものは一度に大量の食材を粉砕できますが、一度に使いきれないほど粉砕してしまうと、使い切るまでに風味が損なわれてしまいます。
一度に使いきれる量の食材を粉砕するのであれば、容量が小さいもののほうが軽くて扱いやすく、置き場所にも困りません。
【5】安全機能の有無をチェック
ロック機能や自動停止機能など、安全に使うための機能がついているかどうかも忘れずにチェックしましょう。とくに、小さい子どもがいる家庭でミルサーを使うときは、安全機能があるものを選んでください。
カバーをつけないと動作しないロック機能つきのものであれば、誤って刃に触れてケガをするおそれがありません。自動停止機能があるものであれば、モーターに負荷をかけすぎることがなく長く愛用できます。
【6】手入れのしやすさをチェック
調理器具なのでしっかりと衛生的に使用するためには、お手入れのしやすさも重要なポイントです。そのためには洗いやすい作りになっているか、ブラシは付属しているか、食洗機に対応できるかどうかなどを事前にチェックしておく必要があります。
最終的には口に入るものですから、なるべく、つねに清潔にしておけるものを選びましょう。
おすすめ商品の比較一覧表
ミルサーおすすめ9選
上記で紹介した、ミルサーの選び方のポイントをふまえて、プロの家電販売員であるたろっささんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。

イワタニ『クラッシュミルサー(IFM-C20G)』


















出典:Amazon

クイジナート『粉末ミルグラインダー(SG-10BKJ)』














出典:Amazon

テスコム『ミル&ミキサー(TM8300)』






出典:楽天市場

ショップジャパン『マジックブレット ベーシック(MGTB01KD)』

出典:Yahoo!ショッピング
ティファール『クリックアンドテイスト(BL1431JP)』


















出典:Amazon
タイガー魔法瓶 『ミキサー SKT-N100K』
















出典:Amazon
岩谷産業 『サイレント ミルサー』


















出典:Amazon
siroca 『シロカ ミル付きミキサー SJM-115』
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出典:Amazon
象印 『 ミルつきミキサー ヘルシーミックス BM-RT08-GA』






出典:Amazon
ECサイトのミルサーランキングを参考にする
Amazon、楽天市場でのミルサーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各ECサイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
最後に|家電販売員のアドバイス
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
ミルサーは、毎日使うのにピッタリ!
砕いたものをそのままひっくり返して保存しておけたり、容器をそのままレンジに入れて調理可能かどうかというところは、毎日使用していくうえで非常に重要です。
たとえば朝出かける前にふりかけをミルサーで作成し、キレイに別容器へ移して……などとやっていたらかなり時間がかかってしまいます。なにより洗いものがひとつ増えてしまい、出かける前の忙しい時間に手間がひとつ増えてしまうことに。そんなとき、容器部分が分離でき、そのままお弁当に振りかけられるのであれば、こんなにスムーズなことはありません。
そういった「実際に使用する場面を考えて製品を選定する」ということもひじょうに重要です。
【関連記事】その他、ミキサー・フードプロセッサーをチェック
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。