オーガニックドライフルーツの選び方 有機JASマークや原材料をしっかりチェック!
オーガニックドライフルーツとは、有機栽培で作られたフルーツが使用されているもののこと。合成着色料などの添加物だけでなく、化学合成農薬まで使用せずに作られているため体に優しい基準で作られているのが特徴です。
まずは、オーガニックドライフルーツを選ぶポイントをおさえておきましょう! フードスタイリストの江口恵子さんにもアドバイスをいただきました。
有機JAS認定されたものがベター
「オーガニック」と名乗れるのは、それぞれの国に設けられているオーガニック認証を取得した商品のみ。日本では農林水産省が定めた有機JAS規格というものがあり、品質や成分などその規格を満たしたものは「有機JASマーク」を表示することができます。
また、80カ国以上で認証をおこなっているフランスの「ECOCERT」や、アメリカの「USDA」、EU規定に沿った「EUオーガニック認定」など、海外にもさまざまな認証機関があります。
オーガニックドライフルーツは、外国産原料を使っている場合も多いため、商品にっては、海外の認証マークが表示されていることも。パッケージを確認してみましょう。
味に影響する果物の原産国も確認
原料となる果物は、原産国によって味や風味に違いがあります。たとえばイチジクの場合、ギリシャ産なら濃厚な味わいが楽しめるほか、アメリカ産はほどよい甘さと食感が特徴です。また、イラン産はクセが少なくしっかりとした食感があります。
原料フルーツの産地を確認すれば、どんな味わいの商品なのか、購入前にイメージしやすいのがメリットです。
できるだけ添加物のないものを選ぶ
オーガニックドライフルーツには、添加物が加えられている場合があります。せっかくの有機フルーツを使った商品なので、できれば添加物を使っていない商品がおすすめです。
パッケージを確認して、保存料・酸化防止剤・漂白剤をチェック
ドライフルーツには、保存料・酸化防止剤・漂白剤など、品質を維持するための添加物が使われることがあるため、確認しましょう。とくに「亜硫酸塩(二酸化硫黄)」は、漂白・酸化防止目的で加えられることが多いです。
また、保存料には「ソルビン酸」が使用されることもあります。添加物を使っていないドライフルーツは、黒っぽい色をしていますが、自然のままの色合いや味わいを楽しみましょう。
みためや香りをよくするための合成着色料・人工香料も
着色料や香料は、食品をよりおいしそうに見せたり、香りをよくしたりするために使われる添加物です。たとえば、漂白剤で黒味を薄くしたドライフルーツに着色料で色づけすると、果実のもとの色合いに近くなります。
ドライフルーツは黒っぽい色をしているのが自然な状態なので、きれいな色をした商品の場合は注意しましょう。原材料欄に、着色料や香料の表記がないか確認してください。
砂糖・塩・油を使っていないものだとよりヘルシー
身体のことを考えてオーガニックドライフルーツを利用したい場合は、添加物だけでなく、砂糖・塩・油も使っていない商品を選びましょう。
イチゴやパイナップルなどの水分量が多い果物は、保存性を高める目的で砂糖が使われることが多いです。またレーズンは、原料の果物をほぐしやすくするために、オイルコーティングされていることもあるので、確認してください。カロリー面から考えても、糖分は添加されていない方がうれしいですね。
目的に合ったサイズのパッケージを購入しよう
オーガニックドライフルーツを購入するときは、そのまま食べる、お菓子作りやパンを調理するなど、目的に合わせてサイズとパッケージを選ぶといいでしょう。
ラム酒漬けを作る、パンやお菓子に使うなどのときには、オーガニックドライフルーツが多めに必要。大きいサイズの袋に入ったコストパフォーマンスのいいものを選ぶといいと思います。
逆に、小さいサイズやジッパーつき、袋入りのものは携帯用のおやつとして持ち歩けるので、少々割高ですが食べきりやすくていいでしょう。
■コスパの面も考えて自分でドライフルーツを手作りする方も増えています。そんな手作りしたい方にはドライフルーツメーカーを一台持っておくのがおすすめ。詳しく知りたい方は下の記事をチェックしてみてくださいね。
ひと手間アレンジでもっとおいしくなるドライフルーツも
ひとくちにオーガニックドライフルーツといっても、いろいろな種類のフルーツがあります。基本的には、好きなフルーツかどうかで選ぶのがおすすめ。
なお、そのまま食べておいしいドライフルーツと、少し手を加えた方がさらにおいしく食べられるものとがあります。たとえば、プルーンは赤ワインで煮る、レーズンはお菓子やパンに加えることで、その甘味と酸味がよりいっそうおいしく感じられますよ。
自分が食べたい食べ方に合った種類かどうかを考えて選ぶといいでしょう。
オーガニックドライフルーツのおすすめ11選 通販でかんたんお取り寄せ!
うえで紹介したオーガニックドライフルーツの選び方のポイントをふまえて、フードスタイリストの江口恵子さんと編集部でそれぞれ選んだおすすめ商品を紹介します。

素材のよさが生きる無添加ドライコールデンベリー
有機JAS認証のペルー産ゴールデンベリーのドライフルーツです。保存料や酸味料、甘味料は無添加。植物オイルでのコーティングはされておらず、素材そのものの味わいがある商品です。
適度な水分が残っていてぷっくりと大粒のゴールデンベリーは、素材の酸味と甘味が生きており後味もさっぱり。
ゴールデンベリーとは「食用ほおずき」のことで、別名「インカベリー」とも呼ばれています。鉄分、ビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれています。そのまま食べたり、ヨーグルトのトッピングなどにしたりしてもおいしいです。
パンケーキやシリアルにトッピングして楽しめる
有機栽培されたカランツ、クランベリー、ブルーベリー、チェリーの4種類のドライフルーツがミックスされています。
いくつもの味が楽しめるのでそのまま食べるのがおすすめですが、パンケーキやホットケーキ、アイスクリーム、シリアルにトッピングしても楽しめます。
タイ産の有機マンゴを大ぶりにカット
マンゴーのマハチャノック種の特徴は、甘みが強く香りもフルーティーで華やかなところ。そのマンゴーを大ぶりにカットしているので食べ応えがあり、甘く芳醇な味わいが楽しめます。
砂糖漬けなどもなく漂白処理もしていない貴重な商品。自然そのままのおいしさを堪能してください。
アプリコット(あんず)そのままの味わいが楽しめる
砂糖漬けや漂白処理をしていないので、自然そのままのアプリコットを味わいたい方におすすめです。
種抜き処理をしているのでそのままでも食べやすく、小袋なので日常から持ち歩き、おなかがすいた時などでも手軽に食べることができます。甘すぎることなく優しい味わいです。

さまざまな楽しみ方ができる素材を活かした商品
オーガニックのパイナップルをそのまま自然乾燥させたドライフルーツです。しっかりした酸味と素材の甘味で、すっきりさわやかな後味が魅力的な商品。
砂糖・植物オイルのコーティングがされていないので、酸化して色が茶色くなりやすい商品です。すぐに食べきれないときはそのままお酒に漬け込んでおき、刻んでケーキやパンに混ぜ込むといった使い方がおすすめ。
また、紅茶に入れてフルーツティーにすると、味と香りが紅茶ととてもよく合います。オーガニックなドライフルーツを料理として使ってみたい方におすすめといえるでしょう。

持ち歩きやすいジッパー袋入りオーガニックレーズン
一般的なレーズンに比べるとマイルドな甘味で、プルーンのような酸味と香りただよう深みのある味のレーズン。糖分無添加なうえに、酸化防止のためのオイルコーティングはしておらず、素材そのものの味を楽しめます。
持ち運びしやすい小さめのジッパー袋入り。お菓子や料理に使うというよりも、小腹が空いたときのおやつやダイエット中の間食用として、バッグに入れて持ち運びたい人に向いています。
上質な大粒いちじくだけを使用
トルコのイズミール地方で育てられた、オーガニックドライいちじくです。皮が薄いスミルナ種のなかから、完熟した大きい粒だけを厳選して収穫・加工しています。
濃厚な甘みと、独特のつぶつぶ食感が魅力。農薬・化学肥料を使わずに栽培しており、消化酵素が豊富に含まれています。おやつはもちろん、おつまみや料理・お菓子づくりにも幅広く使いやすいです。
4種のオーガニックドライフルーツミックス
地中海に面したトルコ原産のオーガニックドライフルーツを、酸味と甘みのバランスを考えながらミックスされている商品。
甘酸っぱいワイルドアプリコットと、ノンオイルコーティングのサルタナレーズン・大粒で甘いいちじく、酸味と風味が引き立ついちごの4種類を使用しています。どれも砂糖を使っておらず、自然のままの甘みや風味が楽しめるでしょう。
甘みの強い「シーニバナナ」のドライフルーツ
スリランカ産原料の、オーガニックドライバナナ。スリランカに約18種類あるバナナのなかから、「シーニバナナ」を厳選して使用。甘みが強く、「スイートバナナ」とも呼ばれている品種です。
5mmの輪切りにしたものを、低温の温風で時間をかけながら乾燥することで、自然な甘みとしっとりしたなめらかな食感に仕上がっています。
アントシアニンやポリフェノールを含むクランベリー
雄大なカナダの自然環境で有機栽培されたクランベリーを使用しています。美しい色合いと甘酸っぱい味わいが特徴で、アントシアニンやカテキン・ポリフェノールが豊富。
ヨーグルトやシリアルにプラスするなど、ふだんの食事に手軽に取り入れられるでしょう。また、お菓子やパンづくりの材料にも活躍します。チャックつきパッケージなので、開封後も保存しやすいです。
これひとつで色々な味わいが楽しめる
オーガニックドライフルーツだけをミックスした商品です。トンプソンレーズンやデーツ・ブルーベリーなど7種類も使っているので、いろいろな味わいが楽しめるのがうれしいポイント。
合成着色料や香料などの添加物も、使っていません。さまざなまフルーツが入っているぶん、ポリフェノールやビタミン類・食物繊維など、栄養素も幅広く摂りやすいのがメリットです。
「オーガニックドライフルーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする オーガニックドライフルーツの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのオーガニックドライフルーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ドライフルーツの効果的な食べ方は?
ダイエット中の方のおやつとしても人気のドライフルーツ。さてどのように食べるのが一番良いのでしょうか?詳しく解説してきますね。
ドライフルーツを、おいしく&キレイに食べるポイントは、①まいにちひとつまみを、②水分と一緒に、③朝〜夕方までの間に食べることです。
1日に食べる量の目安は20〜30g。牛乳や豆乳などと一緒に食べることで、血糖値の上昇がゆるやかになり、腸環境を整えてくれるそう。また、夕方までに食べればその日のうちにエネルギーに変わるため、太りにくくなります。
ドライフルーツは、くだものの水分が抜けておいしさと栄養素がギュッと詰まっており、効率よく栄養素を摂取できる、なかなかのヘルシーフードです。小腹が空いたときなどにちょこっと食べると、お腹も満たされ栄養も取れます。ぜひみなさんも食べてみてください。
ただし、一気に大量に食べるとあまり意味がないようなので、気をつけてくださいね!
そのほかのオーガニック食品もチェックしてみよう
食べ方や活用法など用途に合ったサイズ選びを!
ドライフルーツに使用されているフルーツの種類、パッケージの種類、サイズなど、さまざまな要素から自分の使用目的に合ったものを選んでください。オーガニックドライフルーツであれば品質に大きな差はありませんが、使用目的が変わればおのずと選ぶ基準も変わります。
生のフルーツほどのスピードではないですが、ドライフル―ツも酸化や劣化をしますので、頻繁(ひんぱん)に食べない方や少量しか消費しない方は小袋タイプを選ぶのがいいでしょう。
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