オーガニックコーヒーとは? 厳しい基準を満たしたコーヒー
オーガニックコーヒーとは、農薬や化学肥料などを使わず有機栽培されたコーヒー豆から作られるコーヒーのことをいいます。
オーガニックコーヒーかそうでないかを見極めるには、オーガニック認証を取得しているかどうかを確認しましょう。日本では農林水産省が定めた有機JAS規格というものがあり、品質や成分などその規格を満たしたものは「有機JASマーク」を表示することができます。
また、海外にもオーガニック製品の認証機関があり、国によって規格や表示マークが異なります。
オーガニックコーヒーの選び方 産地や焙煎方法、カフェインの有無などに注目!
料理家・竹内ひろみさんに、オーガニックコーヒーを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。自分好みの味を探す手がかりとして、ぜひ参考にしてくださいね。
原産地による味の違いで選ぶ コロンビア、ブラジル、グアテマラなど
グアテマラ、ホンジュラス、エチオピアの3種類の豆をブレンドしたオーガニックコーヒー。それぞれの豆に合わせた焙煎をしているのもポイントですね。
料理家・栄養士・国際中医薬膳師
コーヒーの生産は、中南米、東南アジア、アフリカを中心とした「コーヒーベルト」と言われる地帯に集中しています。寒い地域ではコーヒーが育ちにくく、コーヒーベルトは熱帯や亜熱帯気候、年間降水量が約1,500~2,000mm、平均気温20度前後とコーヒーの生産に恵まれている地域です。
オーガニックコーヒーの栽培はコロンビア、ブラジル、グアテマラなど中南米が多く占めています。コロンビア産のコーヒーはフルーティな甘みと酸味。グアテマラ産はすっきりとしたさわやかな酸味。ブラジル産は控えめな酸味とほどよい苦みがあるなど、地域が同じでも原産国の気候風土により、味に違いがあります。
好みの味を味わえる産地を知り、選ぶ基準にするとよりコーヒーのおいしさを堪能できます。
焙煎方法による風味の違いで選ぶ 浅煎り、中煎り、深煎り
コロンビアやペルー、メキシコなどのコーヒー豆をブレンド。深煎り(フルシティロースト)でほどよい苦味を楽しめるオーガニックコーヒーです。
料理家・栄養士・国際中医薬膳師
生豆は焙煎(ロースト)時に化学変化が起こり、コーヒーの酸味や苦味を作り出し、色、味、香りなどの独特な風味が生まれます。
焙煎方法は、熱をかける時間や程度で、一般的に以下の3種類、8段階に分かれます。
・浅煎り(ライトロースト、シナモンロースト)
・中煎り(ミディアムロースト、ハイロースト)
・深煎り(シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンロースト)
煎り方が浅いと色は薄く酸味が強くなり、深く煎るほど色は濃く苦みが強く感じられるようになります。焙煎の状態を確認し、好みにあったコーヒーを選びましょう。
ストレート? ブレンド? 好みで選ぶ 飲みやすいものを
オーガニックコーヒー豆といっても、産地や品種が1種類のストレートのもの、いくつかの種類をあわせて作るブレンドものがあります。
ストレートは豆特有の個性を味わえ、ブレンドものは飲みやすさやミルクとの相性がよいなど幅広い楽しみ方ができます。その日の気分や好みで飲み分けるのもおすすめです。
用途に合わせて形状を選ぶ 豆? 粉? インスタント?
オーガニックコーヒーには、豆や粉、インスタントコーヒーなどさまざまな形状のものが販売されています。用途によって選ぶとよいでしょう。
豆は酸化しにくく粉よりも長めに保存ができ、挽きたての味わいは格別です。粉は豆を挽く手間がかからず、手軽にコーヒーを淹れることができます。
また、インスタントコーヒーはお湯を入れるだけでおいしいコーヒーを飲むことができるので、忙しいときにおすすめ。ライフスタイルやシチュエーションにあわせてそれぞれの味わいも異なるコーヒーを堪能しましょう。
妊娠・授乳中の方や就寝前にはカフェインレスコーヒーを カフェインが気になる方にもおすすめ
時間を気にせずコーヒーを飲みたいという方や、妊娠・授乳中の方でも楽しめるのは、カフェインレスコーヒー。オーガニックコーヒーにも、カフェインレスのものがあります。
カフェインを気にする方や苦手な方にもおすすめです。
フードペアリングでよりおいしさアップ!
料理家・栄養士・国際中医薬膳師
コーヒーと合わせて一緒にいただく食べものによってコーヒーを選んでみると、相乗効果でよりおいしさがアップします。
たとえば、ダークチョコチップが入ったスコーンやクッキーには、コクがありココアのような味わいのコーヒーを。チェリー系のマフィンには、酸味のあるコーヒーがよくあいます。
また、深いコクのあるコーヒーはミルクとの相性がよいです。コーヒーをひと口飲み、フードを口に入れ、またコーヒーをいただく。全体の味がほどよく混ざりあい、おいしさの世界が広がります。
オーガニックコーヒーおすすめ12選! 料理家がセレクト!
ここからは、うえで紹介したオーガニックコーヒーの選び方のポイントをふまえて、料理家の竹内ひろみさんと編集部が厳選した、オーガニックコーヒーのおすすめ商品を紹介します!
豆や粉、インスタントなどさまざまな形状や味わいの商品がそろっているので、自分の飲み方や味の好みに合わせて、お好きな商品を選んでくださいね。

小川珈琲『有機珈琲バードフレンドリーブレンド(豆)』














出典:Amazon
内容量 | 170g |
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原材料 | 有機グアテマラ(深煎)50%、有機ホンジュラス(中煎)35%、有機エチオピア(中煎)15% |
形状 | 豆 |

珈琲実験室『有機コーヒー こだわり(深煎り)』










出典:Amazon
内容量 | 200g |
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原材料 | 有機栽培コーヒー豆(コロンビア、ペルー、グアテマラ、メキシコ) |
形状 | 粉 |

辻本珈琲『デカフェ ホンジュラス 有機コーヒー豆100%使用』






出典:楽天市場
内容量 | 1kg(200g×5袋) |
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原材料 | カフェインレスコーヒー豆 |
形状 | 豆 |

Mount Hagen(マウント ハーゲン)『オーガニックフェアトレード カフェインレス インスタントコーヒー』




出典:楽天市場
内容量 | 100g |
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原材料 | 有機コーヒー豆(パプアニューギニア、ペルー、メキシコ) |
形状 | インスタントコーヒー |
インスタントでありながら本格的な味わい
伝統的な有機農法を用いて、高地で栽培されるアラビカ種コーヒー豆を使用した、カフェインレスのインスタントコーヒー。すっきりとした酸味にきりっとした舌に残るコクが加わった風味が特徴です。ゆっくりとていねいなローストにより、豆本来のバランスのとれた豊かな香りが生み出されています。
最新の自然工法により、インスタントコーヒーでありながらバランスのいい風味、コクを楽しめます。また、フェアトレード認証を取得。一杯のコーヒーを飲むことで社会貢献にもつながりますね。
水に溶けやすくアイスコーヒーにも最適で、お菓子づくりや料理にもおいしく使える用途の幅が広いコーヒーです。インスタントコーヒーとは思えないコクと香りを手軽に楽しめます。

国太楼『アバンス おいしいオーガニックドリップコーヒー』

出典:Amazon
内容量 | 56g(7g×8袋)×6個 |
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原材料 | 有機コーヒー豆(ペルー) |
形状 | ドリップパック |
CAFE工房『ドリップコーヒー有機栽培コーヒー』
















出典:Amazon
内容量 | 9g×130袋 |
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原材料 | 有機栽培コーヒー豆(ペルー産) |
形状 | ドリップパック |
TOKYO COFFEE(東京コーヒー)『オーガニック ブレンド 』
















出典:Amazon
内容量 | 200g |
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原材料 | 有機栽培コーヒー豆 |
形状 | 豆 |
天馬珈琲『オーガニックコーヒー 』














出典:Amazon
内容量 | 250g |
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原材料 | 有機栽培コーヒー豆 |
形状 | 豆 |
むそう商事『オーガニック珈琲・浅煎り』

出典:Amazon
内容量 | 200g |
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原材料 | 有機コーヒー生豆(ペルー、ブラジル、ガテマラ産) |
形状 | 粉(中細挽き) |
無印良品『オーガニックコーヒー カフェインレス 豆』

出典:Yahoo!ショッピング
内容量 | 200g |
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原材料 | 有機アラビカ豆 |
形状 | 豆 |
オーサワ『サミーゴ カフェインレスオーガニックインスタントコーヒー』

出典:Amazon
内容量 | 75g |
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原材料 | 有機珈琲(ドイツ産) |
形状 | インスタントコーヒー |
守山乳業『喫茶店の味 オーガニック珈琲』








出典:Amazon
内容量 | 1000g |
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原材料 | オーガニックコーヒー(国内製造) |
形状 | 抽出済みコーヒー |
「オーガニックコーヒー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする オーガニックコーヒーの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのオーガニックコーヒーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
料理家からアドバイス さまざまな産地や焙煎方法のコーヒーを試してみて
料理家・栄養士・国際中医薬膳師
コーヒージャーニーを楽しもう!
コーヒーの味わいの特徴となるものは「香り」「酸味」「コク」「風味」。産地や焙煎方法の異なるコーヒーと飲み比べてみると、自分好みのものが見つけやすくなります。
おいしいコーヒーを毎日飲めるのは、生産者やコーヒー栽培の環境があってのこと。そのことも念頭に、コーヒーの世界を深めてゆくと楽しいものです。あなたもコーヒージャーニー(コーヒー巡り)に出かけませんか?
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/1/21 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 秋元清香)
ココロとカラダが元気になる食と生活のサロンを運営。 毎日作って毎日食べられるお料理、素材の味を大切にしたお料理、子どもと楽しめるお料理など、無理なく続けられるヘルシーでシンプルな食生活を提案している。 サロンにての料理教室の他、レシピ提案、開発、執筆、食・料理講習会講師など食に関わる仕事全体に携わっている。 また、生活を豊かにする生活雑貨・日用品など食と生活に関わる事項において幅広く活動している。