コーヒー豆の基礎知識 焙煎方法、挽き方、精製方法、銘柄は覚えておこう
選び方の前に知っておくべきコーヒー豆の基礎知識がいくつかあるので、ご紹介します。
▼焙煎方法
▼コーヒー豆の挽き方
▼コーヒー豆の精製方法
▼コーヒー豆の銘柄
▼コーヒー豆の選び方を見る
▼焙煎方法
焙煎の度合いは、「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3段階に分かれていますが、それぞれ細分化することができ、ライトロースト~イタリアンローストの8段階に分かれます。
そして、この焙煎の度合いによってコーヒーの味を決める重要な苦味と酸味のバランスが異なります。それぞれの特徴を把握し、お気に入りの焙煎を見つけましょう。
浅煎り|酸味が好みの方におすすめ

出典:マイナビおすすめナビ

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ライトロースト | シナモンロースト | |
浅煎り |
香りとコクは不十分で、ほぼ飲まれない。うっすらと焦げ目がついた小麦色 |
まだ青臭く飲用には適さないが、酸味はもっとも強いので、好んで飲む人も。色はシナモン色 |
浅煎りの豆はフルーティーさが残っており酸味が強く、さわやかで軽い味わいです。苦みはあまり感じることがないので、コーヒーの苦みが苦手な方は浅煎りを選ぶとよいでしょう。
中煎り|バランスがよく飲みやすい

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ミディアムロースト | ハイロースト | |
中煎り |
アメリカンコーヒーに使われることが多く、まろやかな酸味、ほのかな苦み |
やや浅めのレギュラーコーヒー。一般的な焙煎度合いで、苦みと酸味のバランスに優れた味 |
市販のレギュラーコーヒーは中煎りが多く、日本人にもっとも馴染みある味とも言えます。中煎りの豆は苦味と酸味のバランスがよく、ブラックでもミルクを入れて飲んでも楽しめますよ。
深煎り|ビターな味わいや、ラテが好きな方に

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シティロースト | フルシティロースト | フレンチロースト | イタリアンロースト | |
深煎り |
酸味と苦みのバランスが保たれた一般的な焙煎度合い。日本のレギュラーコーヒーの王道 |
酸味が少なくなり、苦みがとこうばしい香りが際立つ焙煎度合。芳醇な味と漂う香りの両方を楽しみたい人向け |
酸味がほぼなくなり、苦みが一層引き立つ。ミルクを使うウィンナーコーヒーなど向き |
イタリアを代表するエスプレッソやカプチーノ向きの焙煎。重厚な苦みと深いコクが特徴 |
深煎りの豆は強い苦味が特徴で、コクのあるビターな味わいが楽しめます。香ばしい豊かな香りが好きという方もいらっしゃるでしょう。口のなかを苦味でリフレッシュできるので、目覚めや食後の一杯として飲んでもおいしいです。
また、砂糖やミルクを入れて飲むなら深煎りのコーヒーがよく合います。
▼コーヒー豆の挽き方

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コーヒー豆は挽く際の粒の大きさで、極細挽き・細挽き・中細挽き・中挽き・粗挽きの5つに分類され、それぞれ味や適した抽出器具が異なります。
自分の好みの挽き具合はどれなのか、いろいろ試してみましょう。
▼コーヒー豆の精製方法
特徴 | |
ウォッシュド(水洗式) |
コーヒーチェリーから果肉と粘液質を取り除きます。その後、水で洗い乾燥させる、最も使われる精製方法になります。 |
ナチュラル(乾燥式) |
ウォッシュトと異なり、収穫したコーヒーチェリーをそのまま天日干しを行い、そのあとに脱穀するシンプルな精製方法がナチュラル(乾燥式)になります。 |
スマトラ式 |
コーヒーチェリーの果肉を取り除いた後、ミューシレージという粘液質を残したまま半乾きまで乾燥させる。その状態で脱穀機にかける精製方法が、主にインドネシアのスマトラ島で行われる、スマトラ式。現地ではギリン・バザーとも呼ばれています。 |
パルプド・ナチュラル(ハニープロセス) |
パルプド・ナチュラルとハニープロセスの精製方法はほぼ同じですが、前者はブラジル、後者は中米のコーヒー豆に使われることが多いようです。果肉を取った後、粘液質は取り除かず、そのまま乾燥させるのがウォッシュドと異なる点です。 |
▼コーヒー豆の銘柄
特徴 | |
キリマンジャロ |
酸味と苦みがバランスよく調和 |
グアテマラ |
酸味が強めで甘い香りと苦みのバランスがよい |
ブルーマウンテン |
口当たりがよくクセのない風味 |
コナ |
苦みが少なくさわやかな味わい。酸味が強い |
マンデリン |
強めの苦みとコクが特徴。酸味は少なめ |
コーヒーは世界各国で生産されており、栽培された土地や品種などでさまざまな銘柄が存在します。各銘柄を飲み比べてみて、好みの苦みやコク、酸味を探してみましょう。
コーヒー豆の選び方 通販で買える! 産地や種類に注目
ここからは、コーヒーコーディネーター・中村 マサノリさんに取材のもと、コーヒー豆の選び方を紹介していきます。ポイントは下記。
【1】コーヒー豆の産地
【2】コーヒー豆の品種
【3】飲み方と飲む人
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】コーヒー豆の産地で選ぶ
特徴 | 説明 | |
中南米 |
酸味と苦みのバランスがよく初心者向き |
中南米産のコーヒー豆は、酸味と苦みのバランスに優れています。生産量1位のブラジル、王様として有名なジャマイカの「ブルーマウンテン」など、有名な産地が多数あります。 |
アフリカ |
酸味が強めで、食後にぴったり |
アフリカは、寒暖差の大きい標高が高い地域でコーヒー豆を栽培する傾向で、良質な酸味や果実感が特徴です。タンザニアの「キリマンジャロ」、イエメン・エチオピアの「モカ」が有名です。 |
アジア |
深いコク、苦みをしっかり楽しめる |
酸味は苦手、だけど深いコクとしっかりとした苦みを感じたいならアジアのコーヒー豆を試してみましょう。有名なのはインドネシアの「マンデリン」で、香辛料を感じさせる独特な香りも楽しめます。 |
【2】コーヒー豆の品種で選ぶ
特徴 | |
アラビカ種 |
エチオピアが原産国で、世界で流通しているコーヒー豆の約60%を占めるともいわれています。酸味が強く、花のような甘い香りが特徴です。 |
ロブスタ種 |
苦みが強く香ばしい香りがするのが特徴。そのためアラビカ種とブレンドして飲むのが一般的とされています。 |
コーヒー豆にも品種があり、品種の違いによって風味が異なります。コーヒー豆にはさまざまな品種がありますが、おもに飲用として流通しているのは「アラビカ種」と「ロブスタ種(カネフォラ種)」の2種類。
なお、ストレートで飲む場合は、豊かな風味と酸味を感じるアラスカ種がおすすめです。
【3】飲み方と飲む人に合わせて選ぶ
コーヒー豆を選ぶ際には、飲み方と飲む人も意識することもポイントです。なにを入れるのか、どのくらいの温度で飲むのかというだけでも、コーヒーの味わいは全く異なります。
「アイス」と「ホット」で選ぶコーヒー豆が変わる
あたたかいコーヒーを飲むか、冷たいアイスコーヒーを飲むかでも、選ぶものは変わってきます。とくにアイスコーヒーですが、ホットコーヒーより味わいが薄く感じられるため、深いコクが味わえる深煎りが合います。
逆にすっきりとした味わいでごくごく飲みたい、という方は浅煎りや中煎りがいいでしょう。
夜に飲む、妊娠中はカフェインが入っていない(少ない)ものを
就寝前や妊婦の人がコーヒーを飲む場合は、カフェインレスかデカフェ(カフェインを取り除いたもの)かノンカフェイン(もともと全く含まれていないもの)を選びましょう。
なお、カフェインレスコーヒーになるのは、全国公正取引協議会連合会が定めた「カフェインを90%以上取り除いたコーヒー飲料、レギュラーコーヒー、インスタントコーヒー」のみとなっています。
飲むから「楽しむ」へ。特別な豆でよりよい一杯を
コーヒー豆を購入する際に判断するポイントのひとつが「スペシャルティコーヒー」であるか否か、という点。スペシャルとは文字通り「特別」という意味で、生産地(種)~入手するまで(厳密にはカップで提供されるまで)のすべてのプロセスに、それぞれのプロが関わって流通される「特別なコーヒー豆」のことを意味します。
ただ飲むだけでなく、特別なコーヒーでコーヒータイムを楽しんでみてください。
コーヒー豆のおすすめ商品はコレ! 美味しいコーヒー豆を厳選
ここからは紹介してきた選び方を元に、おすすめのコーヒー豆をご紹介します。プロが選ぶランキングも掲載しているのでぜひチェックしてみてください。
▼プロ厳選!コーヒー豆ランキングを見る
▼編集部が厳選!コーヒー豆のおすすめ商品を見る
▼番外編!手軽に飲めるコーヒー粉のおすすめ商品を見る
▼プロが厳選!コーヒー豆ランキング
ここからは、コーヒーコーディネーター 中村 マサノリさんが厳選した、コーヒー豆のおすすめランキングを発表していきます。
神戸ファクトリーナコーヒーの『マンデリン』は、スペシャルティコーヒー豆を使用。日本人向けの中煎りで、飲む人を選びません。
しっかりとしたコクと芳醇な風味の中煎りコーヒー
中煎りの特徴である酸味と苦味のバランスが取れた飲みやすいコーヒー。しっかりとしたコクと自然味あふれる芳醇な風味が特徴のマンデリンがいきています。豊かで丸みのある風味を目指して焙煎されており、優しい味が特徴です。
生焼けを防ぎ余分な渋みや雑味が残らないよう注意して焙煎されるという、こだわりをもって作られています。
苦いコーヒーが苦手ならば、illy(イリー)『イリーブレンド ミディアムロースト』。浅煎りに近い中煎りのローストで、酸味を主体とするアメリカンなどにもとてもよい相性です。
酸味と苦味のバランスがとれた甘く花のような香り
世界中から厳選したアラビカ種コーヒー豆を使っている、イタリアのエスプレッソブランド「イリー」のコーヒー豆。オリジナルのレシピでブレンドされ、イリーの代表的な深度のローストである「ミディアムロースト」で仕上げられています。
なめらかで酸味と苦味のバランスがよく、キャラメルやチョコレートのような甘い香りを味わうことができます。
※Amazonは1缶、楽天市場・Yahoo!ショッピングは12缶の価格です。
質の高いアラビカ種ブレンドのコーヒー豆
1934年創業のイタリア「ムセッティー社」のアラビカ種コーヒー豆。ムセッティー社はイタリアの伝統的製法を重んじた焙煎システムで、本国イタリアだけでなくヨーロッパ各国やアメリカ、カナダなどで「正真正銘のイタリアンエスプレッソ」として高い評価を得ているブランドです。
この商品は厳格な品質基準のもと選び抜かれたコーヒー豆のみを使っており、甘い香りとほのかに感じるフルーティな味が特徴です。
甘く濃厚な香りと味のコーヒー
商品名の「009」は国際コーヒー機関(ICO)が定める国番号で、エルサルバドルを指します。エルサルバドルで育てられた豆にコーヒー鑑定士がコスタリカとグアテマラの豆をブレンドし、風味をさらに際立たせました。
エルサルバドル産豆の甘い香りと濃厚な甘味、コスタリカ産の明るい酸味、そしてグアテマラ産の苦味とそれぞれの特徴がよくいきている、バランスよいコーヒー豆です。
※Amazonは1袋、楽天市場・Yahoo!ショッピングは5袋の価格です。
有機JAS認証の農園・工場で作られた有機コーヒー
1952年創業の小川珈琲店が選別した、アフリカのエチオピア産と南米のグアテマラ産の豆がブレンドされた中煎りのコーヒー豆です。いずれの産地も有機肥料による土作りを収穫前の3年以上行なった有機栽培の農園で栽培され、有機JAS認証の工場で焙煎・包装されています。
品質に妥協を許さない職人気質から生まれた、磨きあげられた味と香り高いコーヒーが楽しめます。
※Amazonは3袋、楽天市場・Yahoo!ショッピングは5袋の価格です。
南米産有機栽培コーヒー生豆を贅沢に使用
KALDIは、コーヒーの専門スタッフが直接生産地で探し出した旬のコーヒー豆を販売しています。この商品は、そのKALDIのオリジナルコーヒー。
コロンビア・ブラジル・グアテマラ産有機栽培コーヒー生豆を贅沢に使用し、3つの産地の味・香りを同時に味わうことができます。
価格もお手頃なので、毎日飲む定番コーヒーとしてカルディコーヒーを選ばれている方も多いよう。豆の種類も多く、お店に行けば焙煎具合も選べるので好みのコーヒー豆も見つかりそうですね。
▼編集部が選ぶ!コーヒー豆のおすすめ10選
コーヒーの味にとにかくこだわりたい人は、コーヒー豆を使って淹れるのがおすすめ。鮮度が高く風味豊かで、ミルで挽き立てのコーヒーを淹れて口に含んだ瞬間の味わいは、コーヒー好きにはたまらないものがあります。挽いていない豆は管理も容易で、まとめ買いしても鮮度が落ちにくいこともポイントです。
飲むときにいちいち挽かなければならない手間はありますが、味は挽き立てがよいです。そんなコーヒー豆のおすすめ商品をご紹介します。
人気のスタバのコーヒー豆
コーヒーの人気店スターバックスコーヒーの創業当初から販売されているコーヒー豆。高品質のアラビカ種を使用し、スターバックス独自の技術で焙煎することで、お店で提供されるコーヒーの味を再現しています。
ナッツやココアの味わいが特徴で、かすかな甘みと酸味のバランスがとれた商品です。リンゴやバナナ、ナッツなどの食べ物と相性がよいですよ。
強烈な深煎り焙煎のコーヒー
苦味が強く、強烈な深煎り焙煎が特徴のコーヒー豆です。その特徴からエスプレッソやアイスコーヒーはもちろん、ミルクをたっぷり入れて飲みたい方やカプチーノを飲みたい方におすすめ。
濃い苦味のなかにさわやかさがあり、後味はすっきりとしています。苦いコーヒーが好きな方はぜひ一度味わってみてください。
酸味、苦味、コクの3味調和したバランスのよい味
大手コーヒーメーカーのキーコーヒーのコーヒー豆です。アラビカ豆だけを使用しているので、酸味と苦味、コクが各々主張しすぎないバランスよい味に仕上がっています。
多くの人に美味しく飲んでもらえる味になっており、2018年度国際味覚審査機構のiTQiダイヤモンド味覚賞を受賞した世界でも認められたコーヒーです。
※Amazon・楽天市場は6袋、Yahoo!ショッピングは3袋の価格です。
コーヒー200杯分のコーヒー豆2種類セット
コーヒー専門店「澤井珈琲」のコーヒー豆2種類(ビクトリーブレンド、ブレンドフォルテシモ)のセット商品です。澤井珈琲は注文が入ってから焙煎するという特徴があり、焼きたての香りの高さが味わえるコーヒーとして人気が高いですが、その珈琲を200杯分購入できます。
毎日コーヒーを何杯も飲む方や職場に常備しておきたい方向けの商品としてはまさにぴったりと言えます。
Qグレードスペシャルティ珈琲豆を30%以上使用
高い品質を持つコーヒーに与えられる称号「Qグレード」を得たコーヒー豆を30%以上使用したブレンドコーヒーです。口当たりはマイルドで甘みと酸味が調和した味わいが特徴。じっくり焙煎することで、コーヒー豆のおいしさを存分に引き出しています。
こちらもたっぷり2,000g(200杯分)もあり、毎日コーヒーが手放せない愛好家や業務用などにぴったりの商品となっています。
コストコで販売されている飲みやすいコーヒー豆
カークランドシグネチャーとスターバックスのダブルブランドのコーヒー豆。コストコで売られているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
季節や収穫によって適した生豆を選定しているため、生豆生産国は定期的に変更されます。味は非常に飲みやすく、パッケージの量も多いので、毎日気軽に楽しめるブレンドコーヒーです。
豊かなコクと苦味がいきたシアトル系のコーヒー
日本はもちろん世界各地からこだわったおいしい食品を仕入れている、成城石井のコーヒー豆です。洗練された風味を持つアラビカ種にこだわって作られています。
芳醇な風味と豊かなコク、切れのいい苦味が特徴で、ペーパードリップにもエスプレッソにも適した深煎りコーヒーです。公式サイトでは、挽き方を指定して注文すると粉でも買うことができます。
※Amazonは1袋、楽天市場・Yahoo!ショッピングは3袋の価格です。
南米アラビカ種をブレンドした自家焙煎コーヒー
スマトラ産と南米産のアラビカ種をブレンドし自家焙煎で作り出したコーヒー豆です。味は、ディープなコクのある苦味とほのかな甘み、そして優しい酸味が特徴で、自家焙煎ゆえの新鮮な味わいや香りが楽しめるコーヒーとなっています。
豆のままでも挽いた状態でも100g・200g・400gから選んで購入できるので、お好みに合わせて購入できるのがうれしいですね。
3種類の味を飲み比べできる!
ブルーボトルコーヒーの定番の味を楽しめる、コーヒー豆の3種セットです。ブルーボトルコーヒーの豆は旬の季節ごとに吟味(ぎんみ)されているのが特徴。
人気の「ベラ・ドノヴァン」、深めの焙煎の「ジャイアント・ステップス」、甘みとさわやかな風味を楽しめる「スリー・アフリカズ」の評判のよい3種のブレンドコーヒーを飲み比べできるので、ギフトにもおすすめです。
コーヒー初心者でも楽しめる!
ドリップコーヒーファクトリーから販売されている、リッチブレンドとオリジナルブレンドのセット商品です。リッチブレンドは喫茶店のコーヒーをイメージして作られており、オリジナルブレンドは誰にでも好まれるようなスタンダードな味わい。
リッチブレンドはチョコレートなどと相性がよく、オリジナルブレンドはシフォンケーキなどと合わせて飲むのがおすすめです。コーヒーを初めて飲むという方にも挑戦しやすいでしょう。
▼番外編!コーヒー粉のおすすめ7選
朝の忙しい時間やお昼の休憩時間に手軽に楽しみたい、という方はあらかじめ挽いてあるコーヒー粉を使うといいです。袋から取り出してそのままドリップするだけなので、思い立ったらすぐ飲めるところが大きなメリット。
しかし粉はどうしても豆よりも劣化が早いので、注意が必要です。コーヒー粉は、飲むときの手軽さの一方で、保存方法や購入する量については、意外と扱いが難しいのです。
ここからは、番外編1としてコーヒー粉のおすすめ商品をご紹介します。
世界中で愛されるイタリアの人気エスプレッソ粉
イタリアの代表的なコーヒーメーカーである「illy」のエスプレッソ粉です。ロースト度合いが強いダークローストで煎られ、苦みが強い味わいと、力強くチョコレートやトーストのような香りが特徴です。
極細挽きで挽かれており、ミルクと合わせるのがおいしい飲み方です。本場イタリアのエスプレッソをぜひ家庭で、職場で楽しんでみてください。
とろみを感じるほど濃厚な口当たり
昭和57年創業の40年近い歴史を持つ「珈琲実験室」の有機コーヒーは、口当たりはとろみを感じるほど濃厚で、ストレートはもちろんミルクや砂糖を加えたコーヒーにもよいです。珈琲実験室という社名にもコーヒーに対する強いこだわりを感じさせます。
力強いコク、最初に苦味が来て、あとから甘みを感じる濃厚な味わいはクセになります。
厳選したブラジル産豆の濃い香りと豊かなコク
コーヒーギフトでおなじみのAGFが、厳選したブラジル産豆の特徴に合わせてていねいに焙煎した商品です。ちょっと贅沢な、というネーミングも味に期待感を持ってしまいます。
コーヒーショップのマスターがハンドドリップで淹れたような、豊かなコクと深く芳醇な香りが気軽に楽しめるコーヒー豆です。Amazonではキリマンジャロブレンド、スペシャルブレンド、モカブレンド、モーニングブレンドの4タイプが売られているため、いろいろな味を試すこともできます。
甘い香りと風味豊かなコクでおなじみの定番コーヒー
UCCの主力商品でもあるゴールドスペシャル。厳選されたコーヒー豆を生豆の段階でブレンドするのではなく、ブレンドする豆各々の特性を見て焙煎してからブレンドする「単品焙煎」にこだわって作られています。
この作り方によってゴールドスペシャルは、奥行きのあるおいしさを実現し、甘い香りと風味豊かなコクを出すことができています。定番コーヒーの、いくら飲んでも飽きない味です。スーパーでも買えるので、日常的に飲まれている方も多いよう。
※ショップによってまとめ売りの場合があります。
風味鑑定士がブレンドから焙煎まで監修したコーヒー
AGF「マキシム」レギュラーコーヒーは、風味鑑定士のコーヒーマスターがブレンドから焙煎まで監修した本格コーヒーです。
厳選したコーヒー豆をAGF独自の「T2ACMI焙煎」技術を用いてコク:4、酸味:2、苦味:3となるようにていねいに焙煎しており、豊かなコクとすっきりとした味わいを楽しめます。繊細な日本人の味覚に合わせて開発されたレギュラーコーヒーです。
高コスパ!
フルシティローストの水出しコーヒーです。苦みのあるアイスコーヒーが好きな方におすすめ。煮出しは不要で、水にティーバッグを入れて4時間ほど冷蔵庫で冷やすだけで、手軽においしいアイスコーヒーを作ることができます!
コスパも高いので、毎日コーヒーを飲む方にぴったりです。
※Amazon・Yahoo!ショッピングは3袋、楽天市場は1袋の価格です。
アメリカの老舗メーカーのフレーバーコーヒー
1864年の創業以来、独自の焙煎方法と厳選した豆を提供し続けているライオンコーヒー。そんなアメリカの老舗コーヒーメーカーから販売されているフレーバーコーヒーです。
バニラの甘い香りのなかにもしっかりコーヒーの香ばしさを感じられます。ハワイアンコーヒーを味わいたい方におすすめです。
「コーヒー豆」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コーヒー 豆の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのコーヒー 豆の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
コーヒー豆の上手な保存方法とは? 酸化に気を付けよう!
購入して開封したあとのコーヒー豆は、どうやって保存したらよいでしょうか。正しく保存することも、コーヒーの鮮度を保ち、おいしく飲むための重要なポイントです。
とくに大量に買ってしまった場合、鮮度が落ちてしまっては、元も子もなくなってしまいます。ここではコーヒーの上手な保存方法を紹介します。
長期での保存は冷凍保存がおすすめ
コーヒー豆や粉を開封後、空気に触れると酸化して味が落ちてしまいます。鮮度を保ったおいしいコーヒーを飲みたいのであれば、開封後1カ月以内に飲み切るようにするのがよいです。
しかし、頻繁(ひんぱん)に飲まない方や、コスパの高い大容量パックを購入した場合は、長期での保存が必要になりますよね。豆の状態であれば、3カ月は冷凍保存が可能です。粉の場合は、密閉の保存容器に入れたうえで冷凍保存しましょう。
1回分を小分けにする
冷凍保存する際の容器は、場所を取らないフリーザーバッグの利用が便利です。このとき、一度に使用する量を小分けにすることがポイントです。小分けにすることで、使わない分のコーヒーはそのまま冷凍しておけるので、コーヒーをさらに長持ちさせることができます。
なお、冷凍したコーヒー豆やコーヒー粉は、使用するときはそのまま使えます。常温に戻す必要はありませんので注意してください。
淹れ方や道具にもこだわりたい方はこちら 関連記事もチェック!
せっかくおいしいコーヒーを楽しむのなら、淹れる道具にもこだわりたいところです。カップやミル、コーヒーメーカーなどさまざまな器具を自分好みにそろえて、コーヒーを作って飲むのはコーヒー好きにとってはたまらないものがあります。下記記事では、コーヒーメーカーや淹れるときの道具の選び方とおすすめ商品を紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
コーヒー豆の豊かな味わいを楽しもう 挽きたてのコーヒーは格別
コーヒー豆の選び方とおすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
豆や粉から淹れたコーヒーから感じる味わいは格別です。産地や種類にこだわって豆や粉を選ぶと、より優雅なコーヒータイムを楽しめるでしょう。
この記事で紹介した内容を参考にして、自分にぴったりのコーヒーを見つけてくださいね!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。