ポテトカッターの選び方 タイプ・形・使いやすさをチェック!
キッチンまわり評論家のさわけんさんへの取材をもとに、ポテトカッターの選び方のポイントをご紹介します。
【1】カットのタイプ
【2】カット後の形状
【3】切れ味
【4】洗いやすさと収納性
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途に合わせてタイプを選ぶ
ポテトカッターには「カットタイプ」と「押し出しタイプ」の2種類があります。使用目的に合ったものを選べるように、それぞれの特徴を説明します。
手軽さ・扱いやすさならカットタイプを
「カットタイプ」には包丁、スライサー、ピーラー型があります。どのタイプもつけ合わせや炒めものなどに使う少量カット向き。手軽にポテトカッターを使いたい方に適しています。
使い方がかんたんなので初心者にも使え、形もシンプルで収納しやすいです。お手入れもしやすいため、誰にでも使えます。
ただし1個ずつカットするので時間はかかります。
たくさんカットするなら押し出しタイプを
「押し出しタイプ」は一度にたくさんのポテトスティックを作りたいときに便利です。じゃがいもをセットして押し出すだけで、大量のカットが可能。カットされた形も整っているので、見た目もきれいに仕上がります。
ただし一度にカットするので、押し出すときに力が必要です。腕力のない方は、押しやすいレバー型が向いています。また底に滑り止めがあると、力を入れても作業しやすいです。
【2】ジャガイモをどんな形にしたいかで選ぶ
ポテトカッターを選ぶときは、カットされた形状にも注目してください。おもに3つの形状があります。
ひとくちにポテトカッターといっても、カットの形状はさまざまです。
棒状、一般的な太さよりも細い棒状、六角形、スパイラルカットなど、できあがる形やカットのしやすさも異なります。
まずは、どんなポテトが食べたいかを考えてポテトカッターを選びましょう。
アタッチメント式なら何種類かの形にカットできるので、どんな形状のポテトカッターを選ぶか迷っている人にはおすすめです。
食感を楽しみたいならストレートカット
フライドポテトの定番といえるのがストレートカットです。細長いスティック状で、切るのがかんたん。短時間で大量に作れます。
ストレートカットはいろいろなシーンで使えるので便利。メインで食べるのも、料理のつけ合わせにするのにもぴったり。幅広いメニューに対応できます。
じゃがいも本来のおいしさを味わえるカットタイプです。
華やかにみせたいならクリンクルカット
クリンクルカットは切り口が波形模様になるカットタイプ。ストレートタイプよりもおしゃれ感のあるポテトフライになります。表面がギザギザになるので、ソースが絡みやすいのが特徴。
カットの仕方で見た目の変化を出せます。じゃがいもの向きを変えてカットすれば、華やかなワッフル状に。薄く波形にカットすればカリカリ食感が楽しめます。
見た目を楽しませるならトルネードカット
トルネードカットは見た目のインパクトが特徴。スパイラル型、ツイスト型、ハリケーン型などがあります。パーティーなど大人数が集まるシーンでのおつまみ向きです。
見た目は派手ですが、表面積が広くなるので食べごたえがあります。トルネードカットタイプはセットに時間がかかるのと、収納スペースが必要な点に要注意です。
【3】ストレスのないサクサクの切れ味かどうか
じゃがいもは水分量が少ないため、硬くて切りにくいこともあります。カットするときにケガをしないように、刃が手に触れない構造のものを選びましょう。カットするときにストレスを感じないものが使いやすいです。
押し出しタイプは、持ち手がしっかりしており刃がむき出しになっていない構造のものを選びます。レバーで操作するタイプは、滑り止めがあるものを。スライサータイプはじゃがいもを押さえるホルダーつきがいいでしょう。
ポテトカッターを使用するときに、ストレスなくサクサク切れるか。これが一番重要かもしれません。
生のポテトは意外とかたいので、切れ味が悪いとかなりの力が必要になります。スパッと切れない場合はバキッとジャガイモが割れてしまったり、本体や刃が歪んでしまったりすることも。
なるべく切れ味がよく、思ったとおりにサクッと切れるほうがストレスがなくていいでしょう。
ポテトカッターには、小さいカッターをジャガイモに押しつけてカットするタイプと、ハンドルを操作して押し出す比較的大きいタイプがあります。
カットするのが楽なのは押し出しタイプですが、本体が大きいのがデメリット。また、本体や刃が弱いと押し出す力に負けて刃が曲がったり本体が破損することもあります。
小さいカッターは刃がジャガイモに当たる本数と長さが少ないので、ジャガイモの抵抗が少なくコツと力が必要ですが、切りやすいというメリットも。
いずれにせよ、多少の工夫が必要ですので何回かは練習と割り切って使ってみましょう。
【4】洗いやすさと収納性で選ぶ
ポテトカッターは洗いやすさも選ぶポイントです。構造が複雑で洗いにくいので、パーツに分解できるものが便利。パーツが分解可能なら、汚れやすい刃だけ洗えます。
分解できると収納もしやすくなり、スペースのないキッチン向きです。調理器具は取り出しにくい場所にしまうと、面倒になって使わなくなります。その点でも、パーツに分解できれば手の届く場所に収納できるでしょう。
ポテトフライの本場といえばベルギーです。そんなベルギーのポテトカッターは、さすがによく切れて作業がはかどります。
しかし、サイズが大きいのです。日常的にポテトをカットしてポテトフライを作るベルギーのキッチンなら少々大きくてもいいのですが、「そんなに毎日食べないなぁ」という場合は結構邪魔になります。
日本の場合、収納スペースも小さいのでかたづけやすさは重要です。
ポテトカッターの場合はパーツが多く、複雑な形をしている場合もあるので「できるだけシンプルな構造で隅々まで洗いやすい」というのもポイントですね!
ポテトカッターのおすすめ14選 押し出し式やスライサータイプなど!
うえで紹介した選び方のポイントをふまえ、キッチンまわり評論家のさわけんさんと編集部で選んだおすすめのポテトカッターを紹介します。

地道にカットが意外とおすすめ
ジャガイモを波型に切るカッター。1カットずつカットすることでジャガイモのかたさによるストレスが少なく、単純な構造のため洗いやすいのがポイントです。コンパクトだから収納に場所を取りません。壊れにくいので扱いやすいです。
フライドポテト用にカットするには、ジャガイモを板状にカットしてから棒状にカットする2段階の作業が必要です。力のかけやすいポテトカッターをお探しの方におすすめ。
お値打ち価格でトルネードポテトカットができる
100円ショップのセリアで取り扱いのあるトルネードポテトカッターです。ネジのような形をしたらせん部分の先端をじゃがいもに刺し、ハンドル部分を回してカットします。
小さくてシンプルな作りのため、収納もお手入れも簡単です。トルネードポテトだけでなく、大根やきゅうりをらせんカットにしてサラダに盛り付けるなど、華やかなパーティーメニューが作れます。
軽い力でおしゃれな「らせん状」にスライス
じゃがいもをきれいなスライス状にできる便利なカッターです。使い方は簡単で、じゃがいもを筒状のケースに入れ、ケースをくるくると回すだけ。軽い力でカットできますが、筒の幅が約9cmと太めなので、手が滑らないようにしっかりと持ちましょう。
コンパクトに収納できて場所を取らないのも魅力です。じゃがいも以外の野菜や果物にも使えます。

ジャガイモをズバッと押し切る
見てのとおり、ジャガイモに押しつけてカットするタイプのポテトカッター。カットするときにジャガイモに当たる刃が多いので、力が必要です。
一般的なイメージどおりのフライドポテトを作るには、ジャガイモを縦にカットする必要があり、切りはじめが不安定になりやすいでしょう。ジャガイモの皮をむき、端をまっすぐにカットしてから縦に置き、少し押しつけてカッターに食い込ませてからカットすると比較的キレイにカットできます。
長いジャガイモはカットしている途中で折れやすく不安定なので、小さめのジャガイモを選ぶといいでしょう。シンプルな作りで比較的収納しやすいポテトカッターが好みの方におすすめです。
簡単に細切りができる
ドイツ、ベルナー社製の細切りスライサーです。通常のスライサーとほぼ同じ使い方なので、料理初心者の方でも簡単にきれいな細切りができます。
じゃがいもの細切りはスペインオムレツやハッシュドポテトなどの料理に最適。にんじんを細切りにすればキャロットラペやにんじんしりしりに使えます。包丁より早く細切りができるので、時短料理におすすめです。
包丁と同じ使い方でお手入れも簡単
刃面全体がジグザグに波打っている包丁です。通常の包丁と同じようにじゃがいもを切るだけで、簡単に波型カットができます。自分で同じ太さに揃えて切る必要がありますが、普段から料理をしている方ならすぐに慣れるでしょう。
包丁なので収納もお手入れもとても簡単。ズッキーニやにんじん、果物なども波型カットにすれば、手軽にホームパーティーが楽しめます。

トルネードポテトを手軽に
少し前に流行したトルネードポテトを手作りしたい方にはこちらがおすすめ。こちらのトルネードポテトカッターは芯棒を刺してからカットするタイプです。
芯棒を刺すとカットが安定し、かんたんにトルネードカットができます。パーツは多いですが小さいので収納に便利です。パーツをなくさないように注意しましょう。プラスチックカッターですがキレイに切れますよ! コスパも抜群です。
じゃがいもをのせて押すだけで丸ごとカット
◆誰でも簡単に均一な太さのスティック状にカットできる
◆押すだけでジャガイモを丸ごとカット
◆丸洗いできるので、後片付けもラクラク
フライドポテトの下ごしらえが簡単
◆ジャガイモを入れて押すだけで約1cmの太さに均一カット
◆野菜スティックも簡単につくれる
◆食器洗い乾燥機使用不可
お祭り屋台の「トルネードポテト」を自宅で再現
◆くるくるとトルネードしたポテトができる
◆おやつにはもちろん、イベントやパーティにも活躍
◆カッターにハンドルで調整し挟んでハンドルを回すだけ
お子様も安全に野菜ステックが作れる
◆フードを押すだけで簡単にスティック状にカット
◆安全フード付なので文手を傷つけたり、飛び散る心配も無用
◆食洗器不可。手洗いでラクラク洗える
フランス生まれの存在感のあるマンドリンカッター
◆ジャガイモ・ニンジン等の薄切り、 千切りがこの一台で
◆野菜の網目切りもラクラク
◆食洗器対応不可。洗う場合は手洗いで

軽くて扱いやすい押し出し式
こちらはプラスチック製の押し出し式ポテトカッターです。軽いポテトカッターをお探しの方におすすめ。プラスチックなので強度はさほどありませんが、ジャガイモは問題なく切れます。
付属カッターは2種類。抵抗の少ない幅広のほうをメインに使うと、かける力が少なくすみます。とくに最初は幅広のカッターで試して慣れるといいですよ。固定用の吸盤がついていますので、平らなキッチンで使うといいでしょう。
ゲフ『ベジタブル フライドポテトカッター』
ドイツ製の本格カッター
野菜を挟んでレバーを押すだけでスティック状にカットできます。てこの原理を生かした構造で、女性でも軽い力で切れるのが魅力です。最大で36個カットできるので、たくさん作りたい時にも便利。
ゲフは高品質なキッチンツールを提供しているドイツのメーカーです。長く愛用できる本格的なキッチン製品が欲しい方に向いています。
「ポテトカッター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スライサーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのスライサーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
あると便利なキッチンツールを紹介
ジャガイモは結構かたいので注意しましょう! キッチンまわり評論家からアドバイス
ポテトカッターは、ジャガイモをフライドポテト用にカットするアイテムです。
実はポテトカッターを使っても、ジャガイモのカットはそうかんたんではありません。なぜならジャガイモは結構かたいからです。
ジャガイモの皮をむいてセットしてレバーを引く、あるいは上から押すとサクッと切れそうですが、実際にジャガイモを一気にカットするにはかなりの力が必要。ジャガイモに当たる刃が多ければ多いほど抵抗が増えて力が必要になり、その分本体や刃の強度も必要に。
サクサク切れる業務用のカッターは日本のキッチンでは置いておけないほど大きく重いものなのです。
家庭用の小さいカッターはある程度コツや使い方の工夫が必要なので、最初は苦労することを念頭においておきましょう。
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