アイスクリームメーカーを使うメリットとは?
自宅でかんたんにおいしいアイスクリームを作ることができる、アイスクリームメーカー。材料を用意して入れるだけなので、子どもと一緒に作ることもできます。
また、材料も好みで変えられるので、市販のアイスにはないフレーバーのものや、好みのアイスを作れるのがメリットです。
リーズナブルな価格の製品も販売されていて、手に取りやすいものも。アイスクリームメーカーを使って、オリジナルのアイスクリームを作ってみてくださいね!
アイスクリームメーカーの選び方
プロの家電販売員のたろっささんへの取材をもとに、アイスクリームメーカーを選ぶときのポイントを4つご紹介します。
【1】作り方の種類で選ぶ
【2】アイスクリームのなめらかさや好みの食感で選ぶ
【3】完成までにかかる時間で選ぶ
【4】使いやすさも重要なポイント
それぞれ解説しているので参考にしてみてくださいね。
【1】作り方の種類で選ぶ
アイスクリームメーカーは、大きく分けると「保冷ポット型」と「コンプレッサー型」の2種類あります。それぞれ特徴が異なるので、用途に合わせて選びましょう。
▼自動で撹拌してくれる「自動スイッチタイプ」
「保冷ポット型」は、ポットを冷凍庫で冷やした後に、材料を入れてアイスクリームを作ることができます。業務用というよりは家庭用として使えるアイスクリームメーカーです。スイッチを入れると内部で撹拌(かくはん)が始まり、アイスクリームができあがる、というわけです。
初心者でもかんたんにアイスクリームを作ることができ、値段もリーズナブルなものが多いので、アイスクリーム作りの初心者にはぴったりです。
機械に頼らない「手動タイプ」
撹拌作業はすべて手作業になるタイプです。クッキーやチョコレートなどを入れて自分が食べたい味に仕上げることができるのでオリジナルアイス作りが楽しめます。またコールドストーンのように、凍らせた板のうえでロールアイスが作れるものなどもあります。
▼冷却装置が内蔵された「コンプレッサータイプ」
「コンプレッサー型」のアイスクリームメーカーは、本体に冷却装置が付いていて、事前に冷凍庫での冷却不要。材料を冷やしながらアイスクリームを作ることができます。
事前に冷やす必要がないため、短時間で調理が完了するというメリットもあります。業務用機器をベースに作られたモデルも発売されているため、プロ顔負けの味を楽しめますが、値段は少し高価です。
【2】アイスクリームのなめらかさや好みの食感で選ぶ
アイスクリームメーカーによって撹拌する羽根の形状も違い、作れるアイスクリームのなめらかさや食感は違ってきます。機種によっては仕上がり具合を変えられるものもあるので、便利です。
▼羽根の形状が工夫されているかチェック!
アイスクリームのなめらかさを決めるのは、材料を混ぜるときに使われる羽根の形状です。羽根が2~3枚ほどついている製品だと、空気を含みやすくなるのでふんわりとした仕上がりに。大きめの羽根がついているものだと、隅々まで材料を混ぜ合わせることができるので、なめらかな食感のアイスクリームに仕上がります。
▼好みの仕上がりに調節できるものだと便利
アイスクリームメーカーは、好みに合わせたやわらかさに調節できるスイッチが付いているものがあります。調節機能付きのものは少し値段が高くなりますが、異なる仕上がりが楽しめるので便利です。
かたく食べごたえがあるもの、なめらかでやわらかいものといった違いだけでなく、シャーベットやフローズンに対応したものもあります。
【3】完成までにかかる時間で選ぶ
アイスクリームメーカーを選ぶ上で、アイスクリームができるまでの時間もチェックしましょう。材料を入れてから20分程度でできてしまうものもあれば、保冷ポット型なら1日を超えてしまうものまでさまざまあります。
とくに保冷ポットのものは大きさに比例して冷やす時間も長くなるので、作りたい量と冷却時間のバランスを考えたほうがいいでしょう。
【4】使いやすさも重要なポイント
アイスクリームメーカーを頻繁に使うときも、思いついたときに使うときも、その使いやすさは重要です。使用シーンなどでも使いやすさの基準は変わってくるでしょうが、自分の使いやすい機種を選ぶのも大事です。
▼収納しやすいサイズや重量のものを選ぶ
一度に大量に作れる大容量タイプや、コンプレッサー型の速くおいしくアイスクリームを作れるものなどは魅力的に見えるかもしれませんね。でも家庭用として使うなら、収納と重量は重要なポイントです。
重すぎたり大きすぎたりすると使いづらいので、思いついたらサッと取り出せてすぐ使えるようなサイズ・重量もしっかり検討してください。
▼お手入れしやすいものがおすすめ
アイスクリームメーカーの使用後のお手入れは少し面倒と感じる方もいるかもしれません。使った後は羽根の掃除やお手入れなどが必要になります。
アイスクリームメーカーによっては、各パーツを取り外して洗えるものもあります。このタイプであればお手入れも容易にすることができ、使いやすいですよ。
エキスパートのアドバイス
独自レシピを掲載している場合も
アイスクリームメーカーを紹介しているメーカーのHPは、ほとんどの場合同じページで取扱説明書がダウンロードできるようになっています。
自分のやりたいものや、やりたいことができる機種なのかどうか、お手入れはどうなのか、どういった使用環境で使用できるのかなど、選ぶために重要なポイントがぎゅっと凝縮されています。
また、独自のレシピ集などを載せているメーカーもあるので、そこを読んでみるのも非常に参考になります。アイスクリームメーカーの場合は、迷ったらメーカーの説明書を読んでみるというのもひとつの手です。
アイスクリームメーカーのおすすめ商品
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえて、プロの家電販売員のたろっささんと編集部が厳選した、アイスクリームメーカーのおすすめ商品を紹介します!
▼おすすめ8選【自動スイッチタイプ】
▼おすすめ3選【手動タイプ】
▼おすすめ5選【コンプレッサータイプ】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ8選【自動スイッチタイプ】
まずは、自動スイッチタイプからご紹介します。

コスパが魅力の保冷ポット型
冷やして使用する保冷ポット型のアイスクリームメーカーです。12時間と保冷ポット型のなかでは短めの予冷時間に、実際にできあがるまでの時間は20分程度と、かなりスピーディーにアイスクリームを作ることが可能。
こちらの魅力はなんといっても、そのコストパフォーマンス。リーズナブルな価格でこのクオリティは、なかなかあなどれません。パドルと回転軸を分解することができるため、お手入れも心配なし。
アイスクリームメーカーというものに興味を持った方が、気軽にはじめるのにおすすめの機種です。

見た目もおしゃれな大容量
見た目がかわいいアイリスオーヤマの、コストパフォーマンスにすぐれた保冷ポットです。カラーバリエーションも2種類用意されており、自分の好みに合わせて「バニラストロベリー」と「バニラミント」から選ぶことができます。
こちらは予冷をして、電源のONとOFFのみという非常にシンプルな構成になっていますが、そのぶん冷凍能力が高く、投入した材料によっては5分程度で完成する場合もあります。
さらにこの価格帯には珍しい、定格容量500mlという大容量を備えているため、いっぱい作り置きをしたい方にはとくにおすすめです。
かわいいキャラクターで楽しくアイスメイク!
リラックマの顔を大胆にあしらった本体デザインがキュート! 保冷ポットを冷やして、材料を混ぜるだけでアイスクリームができ、大人も子どもも楽しめます。
約3人分のアイスクリームが、モーターの電源を入れてから20分ほどでかんたんに作れます。ストロベリーやクッキー&クリームといったフレーバーのアイスが作れるレシピ付きです。
幅広く調理に使えるアイスクリームメーカー
一台でアイスクリームとかき氷が作れるメーカーです。かき氷の食感もふわふわからシャリシャリまで調整できるので、幅広い楽しみ方ができる商品となっています。
作り方も材料を投入しスイッチひとつで作ることができ、パーツも外せるのでお手入れもかんたんです。アイスクリームやかき氷だけでなく冷製パスタなど、応用範囲が広いのもうれしいポイントです。
フローズンヨーグルト、シャーベットも作れる!
アメリカの調理用品ブランド「Cuisinart(クイジナート)」のアイスクリームメーカーです。容量は1.9Lもあり、一度にたくさんアイスクリームを作りたい人にぴったりの商品です。
また、このアイスクリームメーカーひとつで、アイスクリーム、ジェラート、フローズンヨーグルト、シャーベットを作ることができ、幅広い使い方ができます。
コードレスのアイスクリームメーカー
パナソニックのコードレスのアイスクリームメーカーです。混ぜ合わせた材料を入れてスイッチを押すだけで、自宅でかんたんにおいしいアイスクリームを作ることができます。
完成時間は約3時間。オリジナルのレシピ集もついているので、いろんなフレーバーのアイスクリームを楽しめますよ。
お店のソフトクリームメーカーを家庭で楽しむなら
自宅でソフトクリームを絞ってみんなで楽しみたいならぴったりのアイスクリームメーカーです。市販のコーン(直径約4.5㎝)で約4~5個のソフトクリームを作ることができます。
作り方もソフトクリームミックスを投入し、レバーを下すとソフトクリームが出てくるので作るのが非常にかんたんです。何よりくるくる絞り出してみんなで食べられるので、パーティーなどでも喜ばれるでしょう。
クリーミーなフルーツデザートが作れる
凍らせた果物や野菜をそのままこのマシンに投入すると、手軽にフルーツデザート「ヨナナス」ができてしまう商品です。
フルーツなのにクリーミーな、新食感のスイーツにハマってしまう方も多いでしょう。お手入れもかんたんで、各部品を取り外して丸洗いしても大丈夫なのに加え、食器洗い洗浄機に対応しているのもうれしいポイントです。
▼おすすめ3選【手動タイプ】
手動でアイスクリームの材料をまぜて完成させるタイプです。クッキーやチョコレートなどオリジナル具材を混ぜて楽しめます。
断熱容器が得意なサーモスのアイスクリームメーカー
真空断熱容器でおなじみの、サーモスのアイスクリームメーカーです。電源自体も必要ではないので、内容器を冷凍庫で一晩凍らせ材料を投入し混ぜると、かんたんにアイスクリームができてしまいます。
一度にたくさんの量を作れるものではないですが、サーモスの保冷力で調理中も完成後もアイスクリームが溶けにくい便利さが特徴です。

食べきりサイズ用アイスクリームメーカー
コンパクトなボディにロゴ、フタ部分にONとOFFのスイッチのみという、とてもシンプルな作りの機種です。保冷ポット型なので下の蓄冷部分を予冷し、それから作るタイプになります。
フタ部分に取りつける羽根でかくはんし、ゆっくりと材料を凍結させていくので、仕上がり自体はかなりやわらかめ。かためのほうが好きな方は、その後で少し冷凍庫に入れてあげると、ほどよいかたさになります。
またサイズが小さいので、少量を食べきる使用方法をする方には、非常におすすめなモデルですね。
電源不要! 作成時間も楽しく過ごせます
電源なしでアイスクリームを作成可能。本体ごと凍らせてから、振ったりもんだりすることでかんたんに材料を冷却します。作る工程もアクティブに楽しめるので、子どもも喜びそうですね。
特殊な保冷バッグである『ラピッドフリーズテクノロジー』を採用することで、冷却時間を短縮。アイスクリームが溶けはじめたら、本体を揉めばまたすぐに冷却してくれます。
▼おすすめ5選【コンプレッサータイプ】 業務用としても!
ここからは、大容量で業務用としても使えるコンプレッサー型のアイスクリームメーカーのおすすめ商品を紹介します。本格的にアイスクリームを作りたいときにぴったりです。
スイッチひとつで全自動でアイスクリームができる
ハイアールのアイスクリームメーカーは「コンプレッサー型」です。事前冷却が不要なので、材料を投入してスイッチを入れると、全自動でなめらかなアイスクリームを作ってくれます。
また、アイスクリーム作りだけでなく、できあがりのやわらかさを6種類のなかから選択できます。冷製スープも作ることが可能です。1台でさまざまな料理の場面で活躍するのはうれしいポイントです。
商用利用もできるアイスクリームメーカー
このアイスクリームメーカーも、業務用としてもじゅうぶん使えるぐらいの機能を持っています。容量は1.4Lもあり、2つのパドルで2種類のアイスクリームを作ることができます。
蓋がシースルーなところも、混ざり具合をチェックすることができるので、実は便利なポイントです。60分のカウントタイマーもついています。

アメリカ生まれの本格派!
クイジナートという少し耳慣れないメーカーですが、アメリカではかなり有名な調理器具のブランドです。
重量およそ5kg、容量1.9Lとかなりアメリカサイズな大きさのこちらですが、それだけの大きさにも関わらず保冷ポット冷却後の仕上がりは25分とかなり早め。
スイッチで仕上がりをかんたんに変えることができるので、モードを切り替えるだけでシャーベットやフローズンヨーグルトにも対応。幅広いレシピでのアレンジが可能です。さまざまな冷凍デザートを作ってみたい方にとてもおすすめ。
KALELAISU『アイスクリームメーカー(BQLJ-2)』
業務用としても使うことができる大容量タイプ
このアイスクリームメーカーは業務用としても使えます。コンプレッサーで空気を送り込み含ませながら撹拌し冷却していきアイスクリームを作ることができます。
容量は1.5Lと多く、かたいアイスでもやわらかいソフトクリームでも自由に作れるので便利です。また低速の撹拌にすると滑らかで繊細、まろやかな口当たりのおいしいアイスクリームができあがります。

プロの味を家庭で味わえる業務用ベース
業務用アイスクリームメーカーを家庭向けに焼きなおした、タイジのアイスクリームメーカーです。
材料は1Lまで投入できるので、超大容量を一度に作ることが可能。また、かくはんから冷却までを一気に行なってくれるため、材料の味を損なわずしっかりと凍結してくれます。
家庭でも手軽に、プロのアイスクリーム屋さんの味を楽しむことができます。本体が大型でお手入れする場所が多くたいへんですが、とにかく本格的にアイスクリームを作りたい方におすすめ。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アイスクリームメーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのアイスクリームメーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アイスクリームメーカーを使った作り方レシピ
バニラやチョコ、いちごなどさまざまフレーバーのアイスを手作りできるアイスクリームメーカー。ここからは、アイスクリームメーカーを使ったおすすめのレシピをいくつか紹介していきます! 市販のアイスではできない、手作りアイスの味を楽しみましょう!
チョコレートアイス
耐熱カップに板チョコを入れ、電子レンジで30~40秒ほど加熱し溶かします。チョコを混ぜて牛乳を加え、冷蔵庫で冷やします。そのあと、牛乳や卵黄、グラニュー糖を混ぜ、アイスクリームメーカーに入れて完成です。
オレオアイスクリーム
サクサクとしたクッキーの食感が楽しめるオレオクッキーを使ったアイスクリームも作ることができます。
でき上がったばかりのアイスクリームに、オレオクッキーを入れるだけで完成するかんたんなアイスクリームですが、隠し味にバニラエッセンスやコンデンスミルクなどを垂らすと、本格的なスイーツ店の味に仕上がりおいしくいただけます。
チーズケーキアイス
生クリームのほか、アイスクリームメーカーにクリームチーズやヨーグルト、レモン汁を投入し一緒に撹拌すれば、チーズケーキアイスができます。
このままでも酸味がさわやかなおいしいアイスクリームになりますが、市販のビスケットなどを砕いてでき立てのアイスに混ぜると、また食感が変わってサクサクを楽しむことができます。
アイスクリームスプーンやカップにもこだわろう!
家族みんなでアイスクリームを楽しもう!
今回は、アイスクリームメーカーの選び方とおすすめの商品を厳選し、さまざまな製品を紹介してきました。アイスクリームメーカーといっても冷凍庫で一晩冷やしたうえで作るかんたんな機構のものから、コンプレッサーがついた業務用のものまでさまざまあります。
自宅使いでもパーティーを頻繁にする人は大きめのものがいいでしょうし、子どもが食べるぐらいであれば小さめサイズのほうが使い勝手がいいでしょう。ぜひ、利用シーンを想定し選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。