「七輪」のおすすめ商品の比較一覧表
七輪の選び方【4つのポイント】 アウトドアライターが解説!
アウトドアライターの夏野 栄さんに教えていただいた、七輪を選ぶときのポイントは3つ。焼き物や煮物など調理法にあった形状を選ぶこと、屋内で使うか野外で使うかも考えて適した大きさや重さのものを選ぶこと、複数人で使う場合は軽量なものを複数個用意することも考えてみることです。
形状をチェック 七輪の選び方ポイント1
一般的に七輪は焼き肉や焼き魚など、焼き物のイメージが強い道具ですが、伝統的な七輪は家庭の煮炊きに使われる道具でした。炊飯はもちろん、冬は鍋にもぴったりです。
どんな調理に使うか、それによって適する形状やサイズが変わってくるので用途に合わせて選んでみてください。
定番の「丸型」
定番の形として知られる「丸形」。焼き面がそこまで大きくないので少人数で使う場合に適しています。また、焼き物以外にも、煮炊きや炒め物にも使用可能。その場合には、煙突効果(※)を効率的に発生させるラッパ形状の丸形がおすすめです。
(※)七輪の炭の上に長細い缶(=煙突)を置くと、火が上部に空気を押しやるため、常に木炭に新しい空気が送られ、火力が上がる。木炭を早く着火させることが可能。
色々な食材を焼ける「角型(正角・長角)」
「角型」は、正方形・長方形の形をしたタイプで、細長い魚や焼き物を広い面積で焼きたい場合に適しています。丸形に比べると、食材をたくさんのせることができるのがメリット。
ただし、フライパンや鍋を使った調理には向いていない場合もあるので使用用途に合わせて選んでみてください。
「つくり」をチェック 七輪の選び方ポイント2
七輪には、大きく分けて「切り出しタイプ」と「練り製」の2種類の作り方があります。それぞれのつくりをチェックしてみましょう。
丈夫で断熱性のある「切り出しタイプ」
切り出しタイプは、珪藻土を塊のまま切り出したものを削ってそのまま焼き上げて作らているタイプです。珪藻土の組織が破壊されないため、強度が優れているので長期で愛用することができます。
ただし、練り製と比べると価格が高めに設定されているので使用頻度に合わせて選んでみると良いでしょう。
コスパ重視の方におすすめ「練り製」
練り製は、珪藻土を粉砕させ、金型で押し固めたあとに成型して作られています。現在普及している七輪は練り製が多く、比較的安価な値段で販売している商品も多いので、初心者でも購入しやすい価格設定が魅力です。
ただし、切り出しタイプと比べると一度粉砕した珪藻土を固めているので、ヒビ割れが起こりやすいというデメリットも。長期で愛用する場合にはあまり適していません。
コンパクトで軽量なものを! 七輪の選び方ポイント3
七輪をキャンプ道具と考えた場合、かなり重量級の部類になります。また本来、携帯性や強度を優先して作られた道具ではないため、持ち運ぶ場合にはなかなかデリケートな存在です。
キャンプやBBQで使う場合、あまりに大きく重い七輪は扱いづらく、人数が多ければ、コンパクトなものを複数用意したほうが効率的な状況もあります。また、屋内や卓上で使用する場合、煙や換気など注意点があります。やはり煙も比較的少ないコンパクトな七輪が適しています。
複数人で使う際は、複数個を準備することも◎ 七輪の選び方ポイント4
調理道具である七輪、やはり利用人数は無視できません。とくにコンロなどと違い、時間をかけてじっくり調理する道具になるため、人数分の食材を調理できるスペースを考慮しておきたいところです。家族やグループキャンプといった大人数、またソロキャンプやひとり飯での卓上利用では明らかに状況が異なります。
1人用であれば、直径約14~16cm、2〜3用なら直径21~25cm程度を目安にして選ぶと良いでしょう。状況によっては、七輪を複数個用意する方法も効率的です。
七輪おすすめ13選 用途に合わせて七輪を選ぼう!
ここから、選び方のポイントをふまえてアウトドアライターの夏野 栄さんに挙げていただいた、おすすめの七輪をご紹介します。置く場所や用途を考えると七輪のサイズは重要ポイント。使い勝手のよさも含めて、よく吟味して選んでみてください。


サンホワイト太陽炭『能登の珪藻土七輪 長角45号』


通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 七輪の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの七輪の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
七輪のお手入れ方法
七輪を使い終わったら、本体を冷ました後にお手入れをしっかりしていきましょう。
お手入れ方法は、布で汚れを拭き取るだけでじゅうぶんです。珪藻土は水に弱いので、水を使って洗うことは厳禁です。特に、空気口などの金具周辺は、しっかりと炭や汚れを落としましょう。
保管場所はできるだけ風通しが良く、湿気の少ない場所がおすすめです。雨に濡れる場所は避けましょう。お手入れをしっかりすることで長く愛用することができます。
七輪のおすすめに関するQ&A よくある質問
七輪の選び方のポイントは?

七輪を選ぶポイントは大きく分けて3つ。その1:焼き物や煮物など調理法にあった形状を選ぶこと。その2:屋内で使うか野外で使うかも考えて適した大きさや重さのものを選ぶこと。その3:複数人で使う場合は軽量なものを複数個用意することも考えてみることです。さらに詳しくはこちらからご確認ください。
七輪の売ってる場所は?

七輪はコーナンやカインズなどのホームセンターで購入することができます。また、Amazonや楽天などのECサイトでも販売しています。ネットであれば、商品の取扱いが多いので人気ランキングや価格などを比較することができます。大きさによっては、重量がある場合もあるので、自宅まで配送できるのもネットのメリットです。
七輪は高コスパで本格的! アウトドアライターからのアドバイス
作家/アウトドアライター
炭火焼き、遠赤外線調理のおいしさを手軽に味わえる七輪。屋内では煙や火の元などちょっと注意が必要ですが、野外料理を楽しむならぜひ活用したい調理道具です。比較的低価格で、調理時間はかかるもののかんたんに焼き物も炊飯もおいしくできます。ただし、扱ううえで道具が重く珪藻土でデリケートという点には考慮が必要です。
また、七輪は面積が限られていて調理に時間がかかります。まずはサブの調理具として、「サンマだけ美味しく焼く!」など、限定した使い方からはじめてみると手軽にその魅力を味わえます。
【関連記事】七輪とあわせて使いたいアイテムはこちら 七輪ライフをもっと快適に
安全性に配慮した七輪を選ぼう 製品によって特徴はさまざま
七輪は大きさや安全性など、製品によってさまざまな特徴を持っています。なので、自分がどんなシーンでどんな料理を楽しみたいか、を想定して選ぶことが大切です。これらのポイントを参考に、お気に入りのマイ七輪を見つけてみてください。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。 アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。 アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。 『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。