伝統に縛られないベルギービール
ドイツ、フランス、オランダに隣接するベルギーは、四国の約1.5倍程度の国土に200近いビールの醸造所があり、1000種類以上の銘柄のビールが造られています。
ブドウが採れない土地柄のため、中世からビール造りに知恵や創意工夫を凝らし多様なビールを生み出したベルギー。歴史的にも隣接する大国との軋轢(あつれき)を避けるため、相手を尊重して干渉しないことに徹してきたことで、良い意味で個性が自由に存在する場所となりました。
製造方法も多岐にわたり、ベルギービールだけで800種類以上のものがあります。ビールの種類や銘柄によって専用のグラスで飲むのもベルギービールの魅力です。またビールの銘柄ごとにいろいろなデザインが楽しめます。
海外ビールを選ぶポイントは? ベルギービールが好きな167名に聞いた!


今回マイナビニュース・ウーマン会員301名にアンケート調査を実施。そのなかでベルギービールが好きと回答した167名を対象に「海外ビールを選ぶポイントは?」と聞いてみました。
国産ビールと比べて、海外ビールを選ぶポイントはばらける傾向があります。そのなかでもベルギービールは、ほかの項目と比べて「味やビアスタイル」を重視しているという結果に。
ベルギービールは原料の使用制限がないこともあり、ビアスタイルの多さが特徴です。豊富なビアスタイルをもつベルギービールなので、「味やビアスタイル」を重視する人が多くなるのだと考えられます。
ベルギービールの選び方
ここからは選び方を紹介していきます。ビアジャーナリストの宮原佐研子さんに取材をして、ベルギービールの選び方のポイントを教えていただきました。ポイントは下記になります。
【1】醸造方法から選ぶ
【2】代表的な種類から選ぶ
【3】有名なブランドから選ぶ
【4】アルコール度数もチェック!
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】醸造方法から選ぶ
ベルギービールの醸造方法には、下面発酵、上面発酵、自然発酵がありそれぞれのプロセスで味わいが異なります。醸造方法による味わいの特徴で選びましょう。
「上面発酵=エール」はフルーティーな味わいと香りを楽しめる
上面発酵とは、上面発酵用の酵母を使って約15~25℃の高温で発酵させることです。発酵中に酵母が上のほうに浮かんでくるので、上面発酵と呼ばれています。
上面発酵によって作られたビールは、フルーティでふくよかな味わいと香りが楽しめるのが特徴です。上面発酵で作られたビールの総称がエールです。幅広い種類のあるベルギービールの多くは、上面発酵によって作られています。
「下面発酵=ラガー」はホップの苦みとのどごし感を楽しめる
下面発酵用の酵母を使い、約5℃の低温でゆっくりと発酵、長時間貯蔵して作るのが下面発酵です。発酵が末期になると酵母が下に沈むため、下面発酵と呼ばれています。
雑味のない、すっきりとしたのどごしが特徴です。下面発酵で造られたビールを総称して、ラガーと呼びます。なお、ラガービールのひとつであるピルスナーは、世界でもっとも作られているビールです。
「自然発酵=ワイルド」は醸造所オリジナルの味わいを楽しめる
上面発酵の一種であり、ベルギービールならではの醸造方法が自然発酵です。麦汁を浅い容器に入れて空気にさらすことで、野生の酵母を取り入れます。その野生の酵母が発酵させるのです。
野生の酵母はベルギービールの醸造所に住み着いているので、自然発酵のベルギービールはその醸造所ならではの味わいが楽しめる魅力があります。
【2】代表的な種類から選ぶ
ベルギービールは発酵の方法ごとに、さまざまな種類のビールが作られています。味わいや香りなど、ベルギービールの種類による特徴で選ぶと、好みのものが見つかりやすいです。
修道院の敷地でつくられる「トラピストビール」
世界中で限られたところ、そのなかでもベルギーでは6カ所の限られた修道院敷地内の醸造所でしか作られていないのが、トラピストビールです。それ以外の修道士が作るビールはアヴェイビールと呼ばれて区別されています。
もともとは司教様がきたときにふるまわれるビールとして作られ、現在も昔ながらのレシピそのままに作られています。高いアルコール度数と複雑な味わいが特徴です。
ビールの苦味が苦手なら「ホワイトビール」
ベルジャンホワイトは、原料に小麦や大麦麦芽、ホップ、そして副原料にオレンジピールやコリアンダーを使った、フルーティかつスパイシーで、やわらかい甘さとさわやかさが楽しめるビアスタイル。白濁した色は小麦のたんぱく質や酵母が残っている証拠。白濁するほどまろやかになる一方、透明感があるものはすっきりと楽しめます。ビール独特のホップ由来の苦みが苦手という方はぜひお試しください。
赤茶色が特徴の「レッドビール」
レッドビールは濃い赤茶色が特徴的なベルギービールで、「フランダースエール」とも呼ばれています。オーク樽で作られており、しっかりと熟成されているため、フルーティーで深い香りを楽しむことができます。ワインのような味わいなので、ワインが好きな方にもおすすめです。
「ゴールデンエール」は柑橘系の香りが特徴
明るい金色が特徴的で、スッキリしていながらまろやかさも感じられるベルギービールです。爽やかな柑橘系の香りと、くせのない飲みやすさを持っています。しかし、アルコール度数は高めで、お酒が弱い人は抵抗があるかもしれません。
日本のビールの味に近い「ピルスナー」
ピルスナー(ピルス)はラガーを代表するビールです。チェコのピルゼンで生まれたのが名前の由来です。淡い色できりっとしたのどごしと、すっきりした味わいが楽しめます。
ベルギービールのピルスナーは、一般的なラガーよりもエールに近い味わいのものもあります。日本で作られているビールもピルスナーと同じタイプなので、身近な味わいが楽しめます。
ホップのさわやかな苦味が好みなら「セゾンビール」
長期保存するためにホップを多用してつくるセゾンビールは、さわやかなホップの苦味が特徴ですが、フルーティなものやスパイスを使うものなど、さまざまなタイプがあり個性豊か。原料表示をチェックしてさらに好みのタイプを探してみましょう。
3年以上寝かせたホップを使う「ランビック」
ランビックは、3年以上寝かせたホップを使うため、ホップ由来の苦味が少なくドライで軽い口当たりを楽しめます。熟成させたランビックとできたてのランビックをブレンドし、瓶内で二次発酵させた「グースランビック」、発酵中のランビックにフルーツを加えた「フルーツランビック」など、気分に合わせて好みの味を選んでみてくださいね。
甘酸っぱくて飲みやすい「フルーツビール」
ビールにいろいろな果実をつけこんでできたのがフルーツビールです。使われるのはサクランボ、キイチゴ、カシス、モモ、イチゴ、バナナ、パイナップルとさまざまあります。
生の果実をビールにそのまま投入する、果実を使った濃縮ジュースをビールに添加するなど、作り方は醸造所によってさまざまあります。フルーツの香りと甘酸っぱさが楽しめるフルーツビールは、スタイリッシュな瓶のまま飲んだり、細めのグラスでおしゃれに飲んだりして楽しめます。
【3】有名なブランドから選ぶ
日本のビールと同様に、ベルギービールにも定番で有名なブランドが存在します。ここからは、ベルギービールの有名なブランドについて解説していきます。迷った時はブランド名で決めてみるのもいいかもしれません。
ベルギービールといえば「シメイ」
「シメイ」は、エノー州シメイのスクールモン修道院で作られるビールです。フルーティーなレッド、苦みのあるホワイト、香りが楽しめるゴールド、濃厚でコクのあるブルーなど様々な種類があり、好みの味を選ぶことができます。
フルーツビールで有名な「リンデマンス」
200年近く続いている伝統的な醸造所で、フルーツ果汁を加えた「フルーツビール」が人気なブランドです。老舗ならではの味を楽しみたい方や、フルーティーな味わいが好きな人におすすめです。銘柄は他にもあり、好きなものをチョイスすることもできます。
ビアパブでもよく見かける「ヒューガルデン」
ヒューガルデン村で修道士が作ったホワイトビールから始まり、500年以上進化を続けてきたブランドです。スパイスが絶妙に組み合わさっており、苦みの少ない味わいが特徴的です。ワールドビアカップでは6回も金賞を受賞したことがあり、世界でも人気なブランドなのです。
【4】アルコール度数もチェック!
ベルギービールにはアルコール度数の高いものと低いものがあります。アルコール度数の高いものは、香りやコクを味わいながらゆっくり飲みたいときにおすすめです。飲み過ぎには注意が必要ですが、ビールの美味しさを深く感じることができるでしょう。
一方、アルコール度数の低いものは、さっぱりした味わいを楽しみたいときにおすすめです。のどごしを楽しんだり、気軽に飲めるためお酒が弱い人でも、ベルギービールを堪能できます。
ベルギービール人気ランキング15選
ここからはベルギービールの人気ランキングを発表します。選び方と合わせてお気に入りのベルギービールを見つけてみてください。
複雑な香りと味わいが特徴の世界一魔性を秘めたビー
「世界一魔性を秘めたビール」で、複雑な香りと味わいが特徴的な商品です。ビンに詰めた後、温度差のある2種類の貯蔵庫で2ヶ月間も熟成されて作られます。明るいゴールドのカラーのビールで、柑橘系の香りを楽しむこともできます。爽やかさの中にもスパイシーな風味を感じられ、バランスのいい味わいが魅力的です。また、温度によって味わいが異なるので、いろんな楽しみ方ができるでしょう。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・ベルギービールのならではの味わいと香りが良い(男性 39歳)
・アルコール度数が高くて好き(男性 53歳)
・味わいが濃くて美味しい(男性 34歳)
・切れ味があってのど越しがよい(男性 55歳)
・行きつけのバーでよく飲んだから(男性 58歳)
華やかで甘みがあるデザートのような味わい
はちみつ入りのビールで、オレンジがかった明るいゴールドのカラーが特徴的です。はちみつのような華やかさのある香りが特徴的で、花のような雰囲気すら感じられます。柔らかな甘味が強いですが、その中にもスパイシーさがあり、バランスの取れた味わいになっています。サラダやフルーツなどのデザートと一緒に飲むのがおすすめです。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・ベルギーに旅行へ行ったときに飲んでおいしかったから(男性 26歳)
・甘みがあるので、お酒が苦手な人でも飲みやすい(男性 52歳)
・初めて飲んだベルギービールだから(男性 55歳)
・自分の口に合うから(男性 54歳)
・ハチミツの風味がある甘めのビールで飲みやすい(男性 52歳)

世界的に人気のあるベルジャンホワイト
コリアンダーのスパイシーさとオレンジやリンゴ、アプリコットのような風味を楽しめる大人気のビール。ボトルタイプのほかに缶タイプも登場しています。
ベルギー名物のフリットやムール貝のビール蒸しと合うのはもちろん、パクチーを使ったサラダやタイ料理、フルーツたっぷりのふわふわパンケーキとの相性も抜群。ビールはグラスにおよそ2/3ほど注いだら、ゆっくりとボトルをまわして底に溜まった酵母を混ぜ、残りをすべて注ぐことでおいしさを存分に楽しめます。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・まろやかさと豊潤さのバランスが絶妙でおいしい(男性 34歳)
・爽やかな香りと味わいがよい(男性 42歳)
・まろやかで風味が良かった(男性 57歳)
・クリーミーで美味しい(女性 44歳)
・料理と合う(男性 50歳)
門外不出だったビールを気軽に味わえる
オレンジのような柑橘系のフレーバーとともに、酸味・旨みをバランスよく味わえるトラピストビールです。見た目でも、オレンジがかったにごりが見られるのがポイント。
元々は、醸造所であるスクールモン修道院の修道士や修道院を訪れた人しか飲めなかった、門外不出のビールでした。その希少な味を気軽に楽しむことができます。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・紅茶のような香りと味がよい(女性 49歳)
・瓶のデザインがとてもよい(女性 41歳)
・容量と価格のバランスが良い(女性 54歳)
・定番でコクがあっておいしい(男性 57歳)
・のど越しが好きだから(女性 42歳)
苦みもアルコール度数も強めなパンチのあるビール
ラベルに断頭台が描かれていることからわかるように、「ギロチン」というタイトルは、断頭台を考案したフランス人医師の名前が由来です。
フルーティーな香りに加えて、胡椒のようなスパイシーな香りもする複雑なアロマ。アルコール度数は9%とかなり高めでホップの苦みも強く、シャープな味わいです。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・ベルギービールの特長的なビール(男性 39歳)
・アルコールは強めでフルーツとスパイシーな味わい、慣れたら美味しく感じる(男性 35歳)
・何度も飲みたくなる味わい(女性 42歳)
長期間熟成の証!赤みがかった色味が特徴
発酵のあと、大きな木製の樽で長期間熟成して造られるレッドビールです。そのスタイルと同様に、色味も赤みがかっています。
トロピカルでフルーティーな香りと、甘酸っぱく爽やかな味わいで、ビールの苦みが得意ではない人でも飲みやすい!最も古いもので150年以上使われている樽で熟成することで、カラメル・タンニンなどのフレーバーや、乳酸菌による酸味などの味わいもプラスされています。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・さっぱりさとコクのバランスが好き(男性 34歳)
・のみやすくて美味しい(女性 44歳)
・味わい深くおいしく飲める(男性 50歳)
ラベルには幸せのシンボル「ピンクの像」が
ラベルに描かれた、幸せのシンボルとされるピンクの像が特徴のベルギービールです。1988年にイタリアの首相の要請で造られたビールで、元々はイタリアにだけ輸出されていました。
ラテン語で「アルコール中毒による震え」という意味の「デリリュウム トレメンス」という名称が付いているように、アルコール度数は8.5%と高いので飲み過ぎには注意。口に含むと、はじめはフルーティーな味わいがして、後からアルコールの強烈な辛みがくる、上級者向けのビールです。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・味が好みで飲みごたえがある(男性 26歳)
・フルーティーな香りとキレがある(女性 49歳)
・女性受けがよい(男性 35歳)

自然素材にこだわったさわやかな後味が魅力
悪魔の名を持つ「Duvel(デュベル)」をつくるデュベル・モルトガット醸造所の若者向けブランド、ヴェデット。「ヒューガルデンホワイト」の生みの親であるピエール・セリスとの共同開発によって生まれたブランドで、その中心的存在がこの「ヴェデット・エクストラ ホワイト」です。
このビールには厳選された自然原料のみが使われており、オレンジピールやコリアンダーをアクセントとするフルーティでスパイシーな味わいが特徴で、さわやかな後味のビールを探している人におすすめ。

ホップの魅力を存分に楽しむセゾンビールの代表格
「セゾン・デュポン」はベルギー・ワロン地方でつくられてきた伝統的な製法を踏襲(とうしゅう)してつくり続けているフラッグシップのビールです。
ボトルの栓を抜くと、レモンのようなさわやかな香りが鼻をくすぐり、グラスに注げば、きめこまやかな泡がしっかりと立ちあがります。ひと口飲めば、キレのよいさわやかさが喉へと流れ込み、ホップの苦味がしっかりありつつも、酸味や旨味がバランスよく味わえます。
洗練とは異なる、大地の恵みを感じるようなこのビール。ウォッシュタイプの多少クセのあるチーズとの相性もぴったりです。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・ホップの苦みと旨味のバランスがよくとてもおいしい(男性 43歳)
・キレとコクがあって美味しい(男性 55歳)

伝統製法を守り抜くランビック・グースの代表
味わい、製造年の異なる複数のランビックをブレンドして、瓶内で二次発酵を1年程度行ない発酵させたビールです。伝統製法をかたくなに守ってつくられる「カンティヨン・グース」は有機原料を使用。レモンや酢のような強い酸味とキレが際立ち、はまる人は大いにはまるビール。
原料に使う古いホップが防腐剤の役割を担いつつ苦味を抑え、どこかチーズのような香りもつくので、ブルーチーズやモッツアレラチーズ、トマト、漬物などとの相性もぴったり。ボトルラベルにはブリュッセルの小便小僧と、農薬を使う土地では育ちにくいケシの花が描かれています。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・とても飲みやすかった(男性 58歳)
・とても美味しい(男性 58歳)

カシス果汁を加えた風味豊かなフルーツランビック
野生酵母を使う自然発酵のビールづくりは、今も10月から4月の間のみ、というリンデマンス醸造所でつくられるフルーツランビック。本商品は、オールドグースにフルーツジュースを加えたシリーズのひとつとして、1986年に商品化されました。
当初は本物のフルーツを使用しましたが、アメリカへの輸出がはじまった1970年代から生産量の増加とともに無糖のジュースに変更となりました。嫌味のない自然な甘さで世界中に愛されるこのシリーズは、ほかにサクランボ(クリーク)、ラズベリー(フランボワーズ)、リンゴ(アップル)、モモ(ペシェリーゼ)などがあります。果物やチーズケーキ、チョコレートなどとの相性も抜群です。
【選んだ理由(アンケート回答)】
・よく行く飲食店で飲む(男性 26歳)
・カロリーが丁度良く味も好き(女性 34歳)
・さっぱりして、口当たりがよい(男性 55歳)
アルコール度数低めでジュースのような味わい
フランス語で「桃」を意味する「ペシェ」が付いているとおり、ピーチの香りと味わいを強く感じられるビールです。栓を抜いただけで、部屋中にピーチの香りが広がるほど。
ピーチジュースのような味わいで、アルコール度数も2.5%と低いため、ビールの苦みやアルコールの辛みが得意でない人でもおいしく飲めます。ピーチのほか、りんごやアプリコット、オレンジなどの香りも感じられるので、甘めなビールが好きな人におすすめです。
良質のサワーチェリーで二次発酵させたビール
まるでルビーのような濃い色合いが特徴のベルギービールです。ベルギーを流れるゼナ川周辺のみに生息する天然酵母を使い、木樽のなかで自然発酵させる「ランビック」というスタイルで造られています。
この「ブーン・クリーク」は、ランビックビールに良質のサワーチェリーを漬け込んで二次発酵させており、口当たりがフルーティー。チェリーの甘味と酸味が感じられるので、ビールの苦みが得意でなくてもグイグイ飲めてしまいます。
甘味・旨味・苦味のバランスが絶妙
ウェストマール修道院の修道僧が、自分たちが飲む用に造ったのが始まりのベルギービールです。瓶の王冠の色にちなんで、「ホワイトキャップ」と呼ばれることも。
「トリプル」という名は甘味・旨味・苦味の3つが由来で、そのバランスが絶妙であることから高い評価を得ています。一次発酵のあとの二次発酵に5週間をかけ、瓶に詰めてからは温度調整された貯蔵室で3週間熟成させるという、何とも手間のかかった贅沢なビールです。
フルーツジュースをブレンドした甘味主体のビール
「フルーツビール」の名のとおり、チェリーを漬け込んで18ヵ月熟成させて造られたベルギービールです。さらに、チェリー、ビルベリー、エルダーベリー、ストロベリー、ラズベリーのフレッシュジュースをブレンドしています。
チェリーやさまざまなベリーがブレンドされていることから、見た目は鮮やかなルビーレッド。フルーツの甘味が強く、アルコール度数も低めなので、強いアルコールが苦手な人でもスッと飲めます。
「ベルギービール」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベルギービールの売れ筋をチェック
楽天市場でのベルギービールの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
毎年大人気のベルギービールウィークエンド
ベルギーでは毎年9月の第一週末にストブリュッセルの広場で、ベルギービールの祭典「ベルギービールウィークエンド」が行われています。都内でも開催されており、六本木ヒルズでは100種類以上のベルギービールを堪能できるイベントです。初心者の方にもおすすめのイベントです。
ベルギービールは、専用グラスで飲んでみよう! ビアジャーナリストからアドバイス
この記事でご紹介したベルギービールは、ごく一部です。いわば、ベルギービールへの迷宮の入り口にちょっぴり手が触れた程度。まだまだたくさんの魅惑のビールが存在しています。
また、ベルギービールには、それぞれに専用グラスがあり、ビールの魅力を引き立ててくれます。ベルギービール専門店で、さまざまなグラスによる味わいの違いも楽しみましょう。
もっといろんなビールが知りたい方はこちらもチェック!
飲みすぎ注意! 程よい量を楽しんで!
「早速ベルギービールのお店に行ってみよう!」と思ったあなたにちょっぴり忠告。口当たりのよいビールが多いのがベルギービールの魅力ですが、それとは裏腹にびっくりするほどアルコール度数が高いものもあるので飲み方にはご注意。勢いよく飲み干さず、ゆっくり味わいをかみしめれば、さらなる迷宮への扉が開くかもしれません。さあ、よい旅を!
◆アンケート情報
調査時期: 2023年6月7日〜2023年6月8日
調査対象: マイナビニュース・ウーマン会員
調査数: 合計312名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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