マイナスイオンドライヤーとは
マイナスイオンドライヤーとは、マイナスイオンのはいった風を吹き出すドライヤーのことです。髪のキューティクルのキズつきを防ぎ、髪の潤いとツヤをキープ、ドライヤー後でもサラツヤのまとまりのある髪にしてくれると評判です。
イオンについては各メーカーで独自の発生技術をもっていることがほとんどで、その技術をいかした製品が多数発売されています。たとえばパナソニックなら「ナノイー」、シャープなら「プラズマクラスター」、テスコムは「プロテクトイオン」などの技術を搭載したドライヤーを販売しています。
マイナスイオンドライヤーの効果はある?
「マイナスイオンって、そんなに効果ないんじゃ?」「意味ない」と思う方もいるでしょう。実のところ、マイナスイオンがもたらす効果は科学的にじゅうぶん証明されているとはいえません。ですが、使ってその効果を実感している方も多く、マイナスイオンドライヤーは高い人気を維持し続けています。髪にもたらす効果として一般的にいわれているのは、髪に潤いを与えてツヤ髪に導くというもの。
各メーカーサイトでもその効果はうたわれており、たとえばパナソニックの場合「ナノイー」は、髪を内側から潤してキューティクルを引き締める効果をもたらすとのことです。また、シャープの「プラズマクラスター」は、髪と頭皮に潤いを与えたり、静電気による髪の広がりを抑える効果があるとされています。マイナスイオンドライヤーを探すときは、口コミなどを参考にしながら選んでみましょう。
マイナスイオンドライヤーの選び方
それでは、マイナスイオンドライヤーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】速乾性を重視するなら大風量のものを選ぶ
【2】使い勝手を左右する「サイズ」や「重さ」に注目
【3】アタッチメントの種類が豊富だと便利
【4】マイナスイオン以外の機能で選ぶ
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】速乾性を重視するなら大風量のものを選ぶ
ドライヤーを使う人にとって共通の思いは「髪を早く乾かしたい!」ではないでしょうか。ロングヘアだったり、湿気が多い夏場だったり、朝の忙しい時間だったり、髪をすぐに乾かしたいシチュエーションはたくさんあります。
髪が早く乾くのは、風量が大きいドライヤーです。風量は「m3/分」という単位であらわされます。通常は「1.3m3/分」ほどで、「1.5~1.6m3/分」もあれば大風量といえますが、より速乾性を重視するなら「1.9m3/分」以上を目安にしましょう。また風量が大きいドライヤーは、髪に熱を当てる時間が減るため、ダメージを抑えるメリットもあります。短時間で髪を乾かせれば電気代の節約にもなり、コスパが高いともいえるでしょう。
ヘアドライだけでなくスタイリングにも使いたい、あるいは家族がいてちょうどいい風量がそれぞれ異なる場合には、風量が調整できるドライヤーがおすすめです。
【2】使い勝手を左右する「サイズ」や「重さ」に注目
風量が大きいドライヤーは速乾性にはすぐれていますが、重量もあります。機能が優秀でも、重ければ腕が疲れてしまい、使い勝手がいいとはいえません。
多くのドライヤーは500~800gほどの重量です。500g以下だと軽くて扱いやすく、腕も疲れにくいです。すでに持っているドライヤーの重量を目安にして、軽いか重いか判断してもいいでしょう。また、コンパクトなサイズなら、手際よくこまかいところまで乾かせます。
ただし、軽量なドライヤーは風量が小さく、機能性も限られます。機能の充実と使い勝手はどちらか一方を優先するのではなく、バランスを大切にして選びましょう。
【3】アタッチメントの種類が豊富だと便利
ドライヤーは本体だけでなく、組み合わせてさまざまな機能をプラスできるアタッチメントがあります。たとえば髪をとかして乾かすコーム、風を強くできるノズル、逆に風を弱くするノズル、頭皮マッサージできるかっさなど。
自分の髪質や髪を乾かすシチュエーションに合わせて、使えるアタッチメントがあるのも選択基準のひとつになるでしょう。
【4】マイナスイオン以外の機能で選ぶ
ドライヤーにはマイナスイオン以外の機能もあります。具体的に髪にとってどんないいことがあるのか、機能についても具体的に解説します。
▼髪をいたわるなら「温風調節機能」付きを
高温の熱風を当てると髪はすぐ乾きますが、熱のダメージで髪が傷みやすくなります。髪をいたわるなら、低温の風、あるいは冷風などにも設定できる、温度の調節ができるドライヤーを選びましょう。
また髪は温風でうねりをまっすぐにして、冷風でキープされます。きれいな仕上がりには温風・冷風どちらも必要です。この特徴をいかして、高温・低温の風が交互に出るよう調整してくれるドライヤーもあります。
▼頭皮ケアもしたいなら「スカルプモード」付きがおすすめ
スカルプとは頭皮のこと。髪が生えてくる頭皮をケアすることが、美しい髪にもつながります。
ドライヤーのスカルプモードは60度ほどの低温の風が出る設定です。頭皮に当てても熱くないため、頭皮と髪をやさしくいたわりながら乾かせます。ただし、低温だと乾かすのに時間がかかるので、温度設定が高めのモードで乾かしてから、スカルプモードで頭皮を乾かすのがベターです。
▼「静音モード」があると使う場所を選ばない
使う場所や場面によっても必要な機能や性能は変わってきます。とくに、音は気になるポイントです。赤ちゃんやペットがいたり、使う時間が遅くて近所迷惑が気になる場合は、音が静かなドライヤーを選びたいところ。
静音モードが機能としてあるかは、チェックしておいたほうがいいポイントです。
おすすめ商品の比較一覧表
マイナスイオンドライヤーおすすめ26選
ここからは、マイナスイオンドライヤーのおすすめ商品を紹介していきます!
美しく傷みにくい髪に乾かす
髪を乾かすだけでなく、同時にヘアケアもできるのがパナソニックの「ナノイー」シリーズ。ミネラルマイナスイオンが髪に水分を与えて、キューティクルを密着させる仕組みが特徴です。さらっとやわらかく、指どおりのいい髪に。またキューティクルが密着した髪は紫外線や摩擦によるダメージを受けにくくなります。
強弱の差がある風で髪の表面積を広げる、風圧を強くする、速乾ノズルをつけるなど早く乾かすための工夫も満載です。仕上がりもきれいにする5つのモードを搭載しています。自動での温度調整やスカルプケアのほか、毛先を集中的に乾かすモードも。髪だけでなく顔を乾かすスキンケアモードもあり、髪から肌までケアできます。

髪をいたわる機能が多数搭載
マイナスイオンドライヤーの定番『ナノケア』。従来品と比べて約2倍のマイナスイオン発生量になり、「ナノイー」と「ダブルミネラル」という2種類のマイナスイオンが発生するドライヤーです。ナノイーは、髪に水分を与えてくれるので、髪の悩みも軽減されます。ヘアカラーやパーマなどで髪のダメージが気になる人には、とくにおすすめ。
室温に合わせて温風を自動でコントロールしてくれる「インテリジェント温風モード」がついているのも本製品ならでは。暑さや寒さで温度変化が起きる時期に細やかな調整をしてくれる、そんな使いやすい商品です。髪が長くて乾くのに時間がかかる人にとってはうれしい機能ですね。



実際に使ってどうだった? 口コミをチェック! マイナスイオンドライヤーのおすすめ商品からピックアップ!
ここで何商品か、実際に使ってみての口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
I-ne(アイエヌイー) SALONIA(サロニア)『スピーディーイオンドライヤー(SL-013)』の口コミをチェック!








出典:LIPS
髪の毛が伸びてきて乾かす時間が長くてもう少し短くならないかなと思い買ったのですが、けっこう風量があっていいです。ブオーと音は大きめですがノズルをつけずに乾かすと広く行き渡るので時短かと思います。
なかなか乾かない後頭部もこのドライヤーで乾かすとけっこう早く乾きます。
ふんわりさせたい頭頂部はノズルをつけて下から持ち上げるように?乾かすとさらさらふわふわでいいかと思います。
ヘアオイルなどをつけて乾かすとより一層いいかんじにまとまります。
速乾のドライヤーは髪が痛むのでは?と思っていたのですが今のところそんなこともなく、けっこう気に入って使っています。
デザインは素材感がおしゃれです。指紋は付きやすいので拭き取らないといけないですがデザイン性も重視して買いたい方はぜひおすすめなドライヤーです。
ダイソン『Dyson Supersonic Ionic』の口コミをチェック!

出典:LIPS
風量がすごい。乾きが早い
美容師さんに聞いた情報ですが、
ダイソンは熱というよりは風量で乾かしてくれるから、熱によるダメージを受けにくいだとか
だからか髪の毛の乾き上がりの広がり?が抑えられてる気がする
Panasonic(パナソニック)『ヘアードライヤー ナノケア(EH-NA9A)』の口コミをチェック!






出典:LIPS
速乾ノズル搭載で早く乾く!
乾かしすぎを防げるし、時短にも◎
暑い時期でもささっとドライヤーを済ませられる
温風、冷風、だけじゃない
広がりを抑える、「毛先集中モード」
まとまり、ツヤ感をアップさせる 「温冷リズムモード」
室温に合わせて温度が変わる「インテリジェント温風モード」
地肌に優しい温度で乾かす「スカルプモード」
肌にもナノイーを与える「スキンモード」
至れり尽くせりな多機能ぶり
画像では付けていませんが、セット用ノズルも付属しています◎
押しボタンとスライドスイッチで切り替えが出来て、
ライトが点灯するので分かりやすい
正直ちょっと重い。(約575g/公式サイトより)
けど、早く乾くので耐えられる…!
髪のためにも適度に距離をとってドライヤーを振るように動かしながら乾かしてます
サラッとした艶消しのデザインも好き
濃い赤ピンクの色味もかわいい
顔にも使えるモードがあって、
美顔器気分で使えます
アレティ『モイストケアドライヤー コゾウ(d1621)』の口コミをチェック!

出典:LIPS
アレティのヘアドライヤーです。
髪がサラサラになります。パサついたりせず、潤いを感じます。
海外で使用するために購入しました。
グアムでは問題なく使えました。
操作が簡単で初見でもすぐに使えます。
なによりも、デザインがおしゃれで、
気に入っています。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヘアドライヤーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのヘアドライヤーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
マイナスイオンドライヤーの使い方
ここからは、マイナスイオンドライヤーの基本的な使い方を紹介します。乾かす手順を知ることで、効率よく髪の毛を乾かし髪のダメージも軽減できるかも!? さっそく見ていきましょう!
まずはしっかり髪の毛の水気を取る
髪を洗ったらすぐにドライヤーを使うのではなく、まずはタオルで水気をしっかりと拭きましょう。濡れたままの髪を乾かすのは時間がかかってしまいます。
タオルを被るようにしたら、指でぽんぽんと軽くたたくようにすると、根元の水気を吸い取れます。髪の毛はタオルではさむようにやさしくプレス。ごしごしとこすると髪のキューティクルがキズついてしまうこともあるので、タオルドライはやさしくおこないましょう。
髪の根元から乾かす
濡れた髪をタオルドライしたら、ドライヤーで乾かしていきましょう。まずは根元から。指で髪をかき分けるようにして、風が通る空間を作りましょう。10~15cmほど離し、ドライヤーを振りながら当てて、頭皮が熱くなりすぎないようにするのもポイントです。
髪の毛が重なる部位が乾きにくいので、先に乾かすのが得策。耳上や襟足などから乾かしましょう。
ノズルを外し、広い範囲で風を当てるようにするのもありです。スカルプケアモードなら頭皮にやさしく乾かせます。根元に風を当てる意識で8割ほど乾かしましょう。
前髪やクセが気になる部分を乾かす
前髪やクセが出やすい部分は、弱めの温風で乾かしましょう。風量が強いとボサボサになってしまいます。前髪は上から下に向かって、左右交互に風を当てるのがポイントです。バランスよく整い、分け目がパックリ割れてしまうことがありません。
クセが出やすい部分は、上から下に風を当て、まっすぐになるよう乾かして毛流れを整えましょう。
毛先は最後に乾かす
残り2割を乾かすときの設定も弱めの温風です。手ぐしで髪を下にやさしく引っ張りながら、上から下に風を当てると、まっすぐに乾きます。下から上に風を当てると、キューティクルと逆向きで髪が傷んでしまうので気をつけましょう。頭頂部がぺたんとしてしまうのが気になる場合のみ、根元を下から上に風を当てるとふんわり仕上がります。
根元から毛先に向かってブラシでとかし、ブローしながら乾かすとツヤが出て、毛先も整ってきれいに。最後は冷風を当てると、きれいな状態をキープできます。
マイナスイオンドライヤーの寿命
使用頻度にもよりますが、一般的にドライヤーの買い替え時期は3〜4年が目安といわれています。寿命を左右するのは、心臓部分を担う「モーター」の消耗です。寿命が近くなると、本体が熱くなったり、異音が発生したりするほか、温風が出なくなるなどの症状が出ることも。そのまま使い続けるのは危険なので、違和感を感じたら速やかに交換しましょう。
また、内部でイオンを製造するタイプは、モーターの故障よりも先にイオンが出なくなることはあまりないようです。ただ、安いマイナスイオンドライヤーのなかには吹出し口の部分にマイナスイオンを練りこんでいるタイプのものがあり、こちらは1年程度で効果がなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
実用的な視点で選ぶことが大切
マイナスイオンを搭載したドライヤーは、髪をきれいに乾かす機能にすぐれています。早く乾かす風量や、毎日使うからこそのサイズや重量など、実用的な視点で選ぶことが大切です。髪質に合わせたアタッチメントや、髪や頭皮のことを考えたモードなど、それぞれの商品に個性ある機能もあります。
ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でも最新モデルの製品などが販売されていますが、通販なら豊富なラインアップの中から自分に合うものを手軽に見つけられます! 実際の商品のスペックも確認しながら、自分に合ったマイナスイオンドライヤーを見つけましょう。よいドライヤーを手に入れたら、きちんとした手順で乾かし、美髪づくりを実践してくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
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カルチャー誌や家電誌、モノ系雑誌にてライター・リサーチャーとして活躍。 大ヒットとなった家電のプロモーションや、ガジェット探しなど、仕事内容は多岐にわたる。 一般的な家電から、ちょっとマニアックなものまで「イイモノはとにかく買って試す!」がモットー。 現在子育て中で、キッズガジェットや知育玩具、花火などレジャーグッズは子どもと一緒に愉しんでレビューしています。