サニタリーショーツとは?
サニタリーショーツ(生理用ショーツ)は、生理用ナプキンを使う人のために作られたショーツで、ゆううつな生理期間を過ごすのに欠かせないアイテム。防水布が貼られていて、経血が漏れてしまっても染みることなく、洗濯で汚れを落としやすいという特徴があります。
サニタリーショーツといっても、羽根付きナプキンに対応したものやポケット付きなど、使い勝手にあわせたさまざまな種類が販売されています。使い方にあわせてサニタリーショーツを選んで、生理期間が少しでも快適に過ごせるようになるといいですね。
サニタリーショーツおすすめ7選|昼用 ワコールやアツギなど人気インナーブランドも!
昼用・夜用で使い勝手の変わってくるサニタリーショーツ(生理用ショーツ)。目的別に選ぶこともとても大切です。
ここからは、おすすめのサニタリーショーツを【昼用】と【夜用】、【昼夜兼用】に分けてご紹介します。まずは昼用のおすすめ商品からチェック! 安い値段で買いやすいものもありますよ。

ストレッチ性が高く、フィット感GOOD!
伸縮性と通気性の高い素材で、素肌にやさしいはき心地のショーツです。ショーツと太ももの境い目はレースが使われており、細めのボトムスに合わせても下着のシルエットが響きにくいように配慮されています。
ナプキンをしっかり上げて、身体とぴったりフィットさせるようにできており、モレ防止の工夫が活きています。汚れが落ちやすい仕様もうれしいポイントですね。

オーガニックコットンを使用
おしりをすっぽり包み込む、とても着心地のいいショーツです。防水・透湿性にすぐれた薄いシートがクロッチ部分の内側に使われており、サニタリーショーツとして使えます。尿漏れなどでお悩みの方にも支えるショーツです。
防水フィルムをオーガニックコットンで挟んでいるので、お肌に触れる部分はすべてナチュラルな素材感。ブルーデイのときだけでなく、ふだんのショーツとしても使えます。
美しいレース柄がとても映えるショーツ
なめらかなレースを使ったショーツ。下着のフチがすべてレースになっているので、タイトなドレスやワンピースを合わせても響きにくくなっています。
一見レースのみに見えますが、クロッチ部分には二重構造になっており、羽根つきナプキンにも対応しています。フロント部分には綿素材のあて布を配しており、透けが気にならない仕組みです。
360度伸縮素材の安心ショーツ
旭化成独自の素材『プレミアムストレッチファイバー<ロイカ>』を使用したショーツ。あらゆる方向へのストレッチ性が高く、身体へのフィット感が特徴です。ナプキンのズレを防ぐために、編み方を工夫してあります。
横側に縫い目がない設計で、アクティブな動きがあるときでもモレの心配を軽減。股上が深めで、冷えやすい下腹部をしっかり守ります。

Glamore(グラモア)『Hoccori(ほっこり)腹巻パンツ サニタリーショーツ』
サニタリーショーツおすすめ3選|夜用 しっかりホールドして漏れ防止! 深め丈や大きいサイズも!
ここからは、夜用のサニタリーショーツのおすすめ商品をご紹介します。
消臭機能が特徴!
『デオドランテープ』という抗菌・消臭素材が前マチ部分についたサニタリーショーツです。綿95%とポリウレタン5%のバランスで履き心地のよさとお腹・お尻へのやさしいフィット感を両立してます。
洗い替えに便利なように4枚組になっています。昼用と夜用でそれぞれサイズ展開されており、羽根がしまえる二重構造。おへその下あたりまですっぽりカバーする丈感です。

サニタリーショーツおすすめ11選|昼夜兼用 昼も夜も使えて便利!
ここからは、昼夜兼用で使えるサニタリーショーツのおすすめをご紹介します。

「サニタリーショーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サニタリーショーツの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのサニタリーショーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
番外編|下着用洗剤のおすすめも紹介 汚れたときのためにあると便利!
サニタリーショーツを大事に使いたい、長く使いたい方へ、下着用洗剤を紹介します。
番外編|吸水ショーツも話題 ナプキンがいらない吸水型サニタリーショーツ
最近では、新しい生理用品として、ナプキンやタンポンがいらない吸水ショーツも登場しています。2021年9月からは、大手ファストファッションブランドのユニクロも参入することで話題です。下着そのものに経血を吸収する機能が付いていて、洗って繰り返し使えるのが特徴。「生理の貧困」が問題視される昨今、コスパ面でも注目を集めています。
気になる方は、こちらもぜひ検討してみてください!
fran de lingerie(フランデランジェリー)『レディース 吸水サニタリーショーツ 昼用 コンフィッツ regular』
サニタリーショーツの選び方 毎月のブルーデイを快適に過ごしたい!
下着研究家の青山まりさんへの取材をもとに、サニタリーショーツ(生理用ショーツ)を選ぶときのポイントをご紹介します。
サニタリーショーツの形で選ぶ
サニタリーショーツには、さまざまな形があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
ベーシックな「ショーツタイプ」
普段用と同じ形のショーツタイプ。いつもと同じように着用できるので違和感がなく、デザインも豊富です。洗い替え用に数枚セットで販売されているものもありますよ。
長いナプキンに対応した「ロングシートタイプ」
サニタリーショーツによって、対応しているナプキンが異なります。ロングシート対応タイプは、夜用や多い日の昼用などの長いナプキンにも対応しているサニタリーショーツです。
クロッチ(防水布)部分が大きいため、はみ出さずに装着でき伝い漏れを防いでくれます。就寝時や、お昼なかなかナプキンが交換できないときに向いています。
経血量が多いときに「ナイトタイプ」
ナイトタイプは、ロングシートタイプよりも経血対策がしっかりしているのが特徴のサニタリーショーツです。防水布がお尻の部分にまで広がっているので、夜寝ている間の伝い漏れを防げます。
ナイトタイプの名前通り、とくに多い日の夜の使用に向いています。もちろん日中にロングクロッチタイプとして使用できるので、昼間の経血量が多く漏れが心配なときにも使用できます。
カイロや予備ナプキンが入れられる「ポケット付き」
生理中にお腹が冷えると、身体全体の血流が悪くなります。そのため、生理痛や腹痛がある場合には、症状が重くなってしまうことも。
生理になるとお腹が痛くなりがちな人には、ショーツのフロント部分に小さなポケットがついているタイプが便利です。寒い日はカイロを入れたり、予備のナプキンを入れておいてポーチ不要でトイレに行けたりと、なにかと重宝します。
おなかをあたためてくれる「腹巻一体型タイプ」
ショーツと腹巻がくっついたような、股上が深いタイプのサニタリーショーツが「腹巻一体型」です。ハイウエストタイプとも呼ばれています。
お腹まわりをすっぽりと覆う形状のため、どうしてもおなかが痛くなりがちなブルーデイに、おなかまわりを冷えから守ってくれます。とくに秋冬の寒い季節におすすめです。なかにカイロを入れられるポケットがついているものもあります。
ファッションを楽しみたいなら「ローライズタイプ」
ショーツの股上が浅いタイプを「ローライズタイプ」といいます。ローライズのボトムを履きたいときにぴったり。ホールド力などを考えると、経血の少ない日におすすめです。憂鬱な日も好きなファッションを楽しみましょう!
安定感がある「ボクサー(ボーイレングス)タイプ」
男性用のインナーでおなじみのボクサータイプは、足口が水平にカットされている形です。一見サニタリーショーツに見えないデザインが特徴で、ボーイレングスタイプや、ボーイレッグタイプともよばれています。
足の付け根からしっかりと固定してくれるので安定感があり、食い込みにくいのも特徴。大きめのナプキンでもズレにくいので安心です。
スポーツ時には「ハイレグタイプ」
通常のショーツよりも足ぐりが深く、ウエストの近くまでカットされているのが「ハイレグタイプ」。足を動かしやすいため、スポーツをする女性におすすめです。足の付け根がナプキンやショーツなどでかぶれやすい人にも向いています。
最近では、通常のショーツの下にインナーとして着用するサニタリーショーツがあり、ハイレグタイプが人気です。
縫い目がない「シームレスタイプ」
縫い目がない、一枚布でできた「シームレスタイプ」は、身体にフィットしやすいのが特徴。身体のラインが出やすい服を着るときも、下着のラインがアウターにひびきにくいです。
羽根が織り込める「羽根つきナプキン対応タイプ」
ふだん羽根つきナプキンを使っている人は、羽根つきシート対応のサニタリーショーツを選びましょう。クロッチ部分が二重になっていて、羽根の折り返し部分をクロッチとショーツの間に入れ込むことができます。
羽根を隠して見栄えがよくなるほか、羽根部分が足の付け根にあたって擦れたり、ナプキンがずれたりするのも防いでくれます。
しっかりフィットする「バックギャザータイプ」
バックギャザータイプは、サニタリーショーツの後ろ側、お尻にあたる部分にギャザーが入っているのが特徴です。ギャザーがお尻とナプキンをしっかりフィットさせるので、動いてもナプキンがずれにくくなっています。
夜用や長時間用など、ナプキンのサイズがロングタイプの場合はお尻側がずれやすくなります。バックギャザータイプのサニタリーショーツは、ロングタイプのナプキンと相性がよいです。
素材をチェックしよう
サニタリーショーツは、直接肌に触れるので、なるべく肌にやさしいものを選びたいところ。綿(コットン)素材は、肌にやさしいのでおすすめです。しかし、機能面を考えると化学繊維であるポリウレタンがすぐれています。防水性が高く、フィット感が強いのが特徴。
肌あたりのよさか、機能面か、素材によって特徴が変わってくるので、日によって使い分けるのもよさそうです。
「夜用」か「昼用」か使う時間で選ぶ
サニタリーショーツは、昼に使うのか夜に使うのかによって選び方が変わってきます。昼用は、活発に動いてもズレたりよれにくい安定感のあるもの、夜用はクロッチ部分が大きくホールド力があるものを選ぶとよいでしょう。
また夜用は、シーツを汚さないように、防水布部分の面積の広いものを選ぶのがポイント。また吸放湿性のよいものや、抗菌防臭加工がされているものを選ぶと快適な時間を過ごせますよ。
フィット感のあるものを選ぶ
ズレ防止のために、ショーツのフィット感も重要です。
ゆったりタイプのサニタリーショーツですと、ナプキンがズレたりよじれたりしてしまい、モレの原因になってしまうことがあります。また、皮膚がこすれて痛い思いをすることも。立体裁断のものや、適度に伸縮性のある生地を使っているものだと、はいたときにピッタリと身体にフィットしてくれます。
プラスアルファの機能性で選ぶ
より快適に過ごすために、機能面にも注目してみましょう。特に、夏やスポーツをするときなどは汗をたくさんかきますので、吸汗速乾性のある素材のものや、消臭性の機能のついているものを選ぶと快適な時間を過ごせます。
また、鼠径部(そけいぶ/左右の太ももの付け根部分)が圧迫されないように裁断されている仕様のものを選びますと、かゆくなりにくくスムーズに動くことができるので便利です。
サニタリーショーツは機能性を重視して 下着研究家からのアドバイス
下着研究家・足と靴のカウンセラー
私自身の失敗談ですが、以前「おしゃれ」を優先して、レースのデザインのきれいなサニタリーショーツを5色そろえたことがあります。しかし、実際にはいてみると、レースが皮膚にあたり痛くてはいていられませんでした。そこから、サニタリーショーツは機能性を重視して選ぶようにしています。
ご紹介したアイテムは「お腹を冷やしにくい」「肌をいたわる素材」など、機能性の高い商品ばかり。ぜひ、「機能性」に着目してみてください。なお、ブルーデーにおしゃれしたい場合には、サニタリーショーツの上に着けるペチコートやガーターベルトをきれいなデザインのものにして合わせるという方法がありますよ。
サニタリーショーツと普通のショーツの違い 意外と知らない?
サニタリーショーツとは、生理のときに快適に過ごすためにさまざまな工夫が施されたショーツです。
生理の時に普通のショーツを使用している方や、サニタリーショーツと普通のショーツの違いがわからない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
サニタリーショーツの特長
・直接ナプキンを当てる部分は、汚れが落ちやすい防水性
経血が漏れて汚れがついてしまっても洗濯しやすいのがメリット。
・通気性がよくムレにくい
ムレたまま長時間放置すると皮膚がかぶれてしまったり、衛生的にもよくありません。
・ナプキンを当てる部分が二重になっているものはナプキンの羽を収納できる
ナプキンの羽根がショーツの外に飛び出ていると、脚の付け根と擦れてかゆくなったり肌を傷つけてしまいます。また、羽根をしまえば見た目スッキリ。
・ハイウエストタイプは冷え対策に
お腹の部分にポケットがついているものはカイロや予備のナプキンをいれておくこともできます。
※商品によって機能は異なります。購入前にタグや公式サイトで確認しましょう。
このように、サニタリーショーツには普通のショーツにはない機能がたくさんあります。中にはおしゃれでかわいいものやレースをあしらったタイプなど、デザイン面でも魅力的なものが多いです。ぜひ活用してブルーな時期を乗り越えましょう!
サニタリーショーツの洗い方
毎月やってくる生理で、経血がショーツやシーツについて汚れてしまったという方も多いのではないでしょうか。
サニタリーショーツは比較的、汚れが落としやすくなっていますが、頑固な血液の汚れや落としにくいショーツのフチの部分にはセスキ炭酸ソーダを使ったつけ置きがおすすめです。
【1】ショーツをバケツや桶に入れる
【2】水300mlに対し、セスキ炭酸ソーダを小さじ1を入れてつけておく
【3】水ですすいで、洗濯機で洗う
セスキ炭酸ソーダは、100円ショップやドラッグストアでも手軽に購入できるので、ぜひ試してみてくださいね。
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こちらの記事では、人気の多い日用や羽根付きのほか、大容量×プチプラ価格でコスパの高いものなど、さまざまな生理用ナプキンを紹介しています。かぶれるのが不安な方には、布ナプキンもおすすめです! 可愛いデザインも豊富に揃っていますよ。
ぴったりのサニタリーショーツでブルーデイを快適に
ただでさえ憂鬱な気分になりがちな生理期間。ずれにくく安心感のあるサニタリーショーツを選べば、「漏れてないかな」といった心配もしなくて済むようになるかもしれません。ブルーな日を快適に過ごせるように、機能性やデザインにこだわったアイテムをゲットしてみてください!
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ブラジャー研究家・下着研究家・作家。 新しいジャンルを切り拓いた女性に贈られるキャリアクリエイト部門で日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」受賞。 消費者の立場で活動している。新聞・雑誌・講演・テレビ出演多数。著書に『ブラの本。』(サンマーク出版)『着るだけダイエット』(東邦出版)ほか多数。 また、2014年に足の怪我をしたことがきっかけで足と靴の研究を始める。フットケアの専門スクールに通い、フットケアアドバイザーとシューフィット、中敷き調整の技術を身につける。 その後、靴工房と靴専門店にて経験を積み、現在「足と靴のカウンセラー」としても活動中。