月経カップの人気おすすめ7選【メリット・デメリットも】使い方や取り出し方のコツも紹介

月経カップとは、膣内に挿入して使う第3の生理用品です。膣内にカップを挿入して、経血を溜めて使います。最長12時間まで入れっぱなしにできる商品もあるので、長時間トイレに行けないときや朝までぐっすり眠りたいときにも重宝するアイテムです。

また、しっかり消毒すれば繰り替えし使うことができるので、タンポンに比べるとコスパが高いのも特徴。ナプキンのようにかぶれる心配もなく、生理期間を快適に過ごすことができるでしょう。

月経カップを使用すると経血が肌に触れなくなるため、ムレやかぶれの発生が抑えられるのもポイント。激しい運動をしてもナプキンのようにズレることがないので、アクティブに過ごせるでしょう。

また、カップを挿入している間は経血が体の外に漏れにくいので、血液が酸素に触れることで発生するイヤなニオイも気になりにくいです。さらに、タンポンや使い捨てのナプキンと異なり、一度購入すると繰り返し使えるコスパの高さも魅力です。

タンポンを使用している方はそこまで抵抗がないかもしれませんが、慣れるまで入れたり取り出したりするのが大変かもしれません。

また、使用後は必ず消毒しなければならないので、「毎回お手入れするのがめんどくさい……」と感じる方もいるでしょう。

「自分に合う月経カップはどれがいいの……？」とお悩みの方のために、月経カップを選ぶポイントを紹介します！

月経カップとひと口にいってもそのサイズはさまざまです。月経カップを選ぶときは、まず自分の体に合ったサイズのものを選びましょう。

月経カップを販売する各メーカーは、出産経験がある方や体格がよい方などは、大きめのサイズを選ぶことを推奨している場合が多いようです。はじめて月経カップを使うからと小さめのものを選ぶと、月経カップが小さすぎてきちんと密封されずに漏れやすくなるばかりか、膣の奥まで入ってしまい取り出しにくくなることがあります。

月経カップを選ぶときは、自分の出産経験や体格、月経量などを考慮して選んでください。メーカーによっては、サイズの選び方をくわしく解説しているところもあるので、チェックしてみましょう。

出産経験がない方や小柄な方は、小さめのものを選ぶのがおすすめ。容量が大きいからと大きいサイズの月経カップを選ぶと、挿入しにくいだけでなく、出し入れするときに膣口を痛めやすいです。また、膣のなかでカップがじゅうぶんに開かないので、漏れやすくなります。

商品を選ぶときは、「スモール」や「Sサイズ」「Mサイズ」などと書かれているものを選ぶだけでなく、それぞれの商品の大きさも合わせてチェックしましょう。

また、小さめのサイズだと、大きめサイズよりは経血をためる容量も小さくなります。経血の量が多い日はこまめに取り換える必要があるので、注意が必要です。

月経カップの素材も大事なチェックポイントです。月経カップは、「医療用シリコーン」や「可塑性エラストマー（TPE）」でできているものが多いです。体のなかに入れても差し支えない、医療グレードの素材を使っている商品を選びましょう。

また、素材によって異なるかたさもチェックすることが大切です。はじめて月経カップを購入するときはやわらかいものを選びたくなりますが、やわらかい月経カップは膣のなかで開かせるのが難しいです。初心者はある程度かたさがある素材でできた商品を選ぶとよいでしょう。

カップの色やメモリの有無など、こまかい部分もチェックして選んでみましょう。

月経カップの色は商品によってさまざまです。なかでも透明なカップは経血の色など状態が確認しやすいので、自分の経血の状態をしっかり把握したい人に適しています。

一方で、色つきのものは汚れや着色が目立ちにくいというメリットがあります。月経カップはくりかえし使うものなので、使っているうちに色が変わってくることがあります。カップの変色が気になる人は、黒や赤など色の変化が目立ちにくい色を選んでください。

自分の経血量をチェックしたいのであれば、目盛りつきのものを選ぶとよいでしょう。

急に経血量が増えたり減ったりする、経血量が平均よりも多すぎる場合は、背後に大きな病気が隠れている可能性もあります。一度婦人科を受診して、医師に相談しましょう。

月経カップには、カップを取りだしやすくするために持ち手がついています。持ち手のかたちも商品によって異なるので、その点もチェックして選びましょう。

ボールと呼ばれる持ち手は、膣に当たる面積が小さいため邪魔になりにくいです。ステムと呼ばれる長い持ち手は、月経カップを奥まで挿入する人に適しています。長い場合は自分の体に合わせてカットできるのも魅力です。

初心者であれば、穴に取りだしようの糸がつけられるリング状のものがよいでしょう。

ここからは、医療ライターの宮座美帆さんと編集部が厳選した、おすすめの月経カップを紹介します。自分が使いやすいカップを購入して、生理中もアクティブに過ごしましょう！

Amazon、楽天市場での月経カップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

はじめて月経カップを使うときは、お風呂場などで練習するとよいでしょう。1回で上手に入れられる人は多くないので、汚れてもよい場所で、焦らずにリラックスした状態で練習してみてください。

そのうえで次の点をふまえると、月経カップをより快適に使えます。

挿入する際は月経カップを折りたたむ必要があります。折り方はさまざまですが、初心者の方は「Cフォールド」や「パンチダウンフォールド」と呼ばれる折り方がおすすめ。Cフォールドは、月経カップを半分に折り縁の部分が「C」の形になる状態のことをいいます。パンチダウンフォールドは、縁部分を内側に折り外側を折り曲げる状態です。先端が細くなり入れやすくなります。

はじめて月経カップを使うときは、お風呂場などで練習するとよいでしょう。1回で上手に入れられる人は多くないので、汚れてもよい場所で、焦らずにリラックスした状態で練習してみてください。

外出先で月経カップを交換するなら、ペットボトルに入れた水やトイレに流せるウェットティッシュ、使い捨ての手袋などがあると便利です。月経カップは、膣内に入れて使う都合上、交換する際にどうしても手が汚れてしまいます。経血がついたままのカップを再度挿入することに抵抗のある人もいるでしょう。

そんなとき、ペットボトルの水で軽くすすいだり、ウェットティッシュで拭いたりできれば、より快適に使用できます。使い捨ての手袋をはめて出し入れすれば、手も汚れません。

取り出す前に手指をしっかり消毒し、そのうえで膣内に指を入れ、月経カップのステムやリングの場所を探しましょう。見つけたら、カップの底をつまむように取り出します。カップの底がなかなかつかめないときは、いきんだり下腹部に力を入れてみたりしてみましょう。取り出す際は経血が飛び出してしまわないよう、ゆっくり行ってくださいね。

月経カップは、生理が終わったら煮沸消毒して清潔にしてから保管しましょう。メーカーによっては、電子レンジでかんたんに煮沸消毒できる洗浄用カップを販売しているところもあるので、利用してみてください。

鍋で煮沸消毒するときは、泡立て器の内側に入れると、カップが鍋肌に直接触れることがなく便利です。泡だて器を使わない場合は、菜箸でこまめに転がしながら煮沸消毒してください。

ナプキンともタンポンとも違う月経カップは、生理期間をより快適に、アクティブに過ごしたい女性にぴったりのアイテムです。最初はなかなかうまく挿入できないかもしれませんが、数サイクル使用すれば慣れてきて、スムーズに挿入・交換できるようになります。

月経カップを選ぶときは、記事中で紹介したポイントや、医療ライターの宮座美帆さんのアドバイスを参考にしてください。

一度購入すれば繰り返し使用できる月経カップは、コスパも高いです。生理期間中をより快適に過ごしたい人は、ぜひ一度試してみてください。

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