めんつゆの選び方 出汁の種類や麺の太さにあうものをチェック!
そばやそうめんなどを食べるときには欠かせないめんつゆ。煮物料理や魚・肉料理、カレーなどにもつかえる便利な調味料です。
そんなめんつゆを選ぶときのポイントをフードアナリストの平林玲美さんに教えてもらいました。ぜひ参考にしてください!
目的や使い方で種類を選ぶ
めんつゆは、そばやそうめんを食べるときに使ったり、煮物料理や魚・肉料理、カレーなど幅広い料理に使うことができます。めんつゆには「万能めんつゆ」「専用めんつゆ」と種類があるので、使い方に合わせて選びましょう。
・万能めんつゆ:うどんやそば、そうめんのつゆにはもちろん、料理の調味料としても使うことができるめんつゆです。このタイプを1つ持っているだけで、料理の幅が格段に広がりますよ。
・専用めんつゆ:パッケージに「そうめん・うどん用」や「そばつゆ」などと書かれたものがこれにあたります。麺の素材の味を引き立ててくれるので、味にこだわりたい方は専用のめんつゆを選ぶのがおすすめです。
昆布・かつお・ブレンド、出汁の種類で選ぶ
めんつゆの味わいを大きく左右するのが「出汁」。一般的には「昆布」か「かつお鰹」、あるいはどちらもブレンドされたものが流通していますが、それぞれ味の特徴が異なるので好みや使用用途に合わせて選ぶことが大切です。
・昆布だし:上品で奥深い味わいのため、魚や肉料理、煮物料理など素材の味を引き出したい料理に最適。
・かつおだし:香り豊かではっきりとした味わいなので、麺類や野菜料理などあっさりとした料理に向いています。
・ブレンドタイプ:幅広い料理に使用できるので、1本あると便利です。
そのほかにも「あご」や「いりこ」などさまざまな出汁をベースにした商品があるので、お好みで選ぶようにしましょう。
麺の太さに合わせて選ぶ
うどんやそば、そうめんなど、合わせる麺の太さによっても選ぶめんつゆは変わってきます。
・細麺
そうめんなど細麺は、太麺に比べるとつゆが麺に絡みやすく、濃い味だと主張が強すぎることがあります。比較的塩分が控えめで甘みのある薄味のめんつゆがおすすめです。
・太麺
逆にうどんのような太麺は、細麺に比べるとつゆが麺に絡みにくいので、味がしっかりした濃いめのめんつゆがおすすめです。
濃縮? ストレート? 使いやすさで選ぶ
めんつゆには、水で割って使用する「濃縮」タイプと、原液のまま使用する「ストレート」タイプがあります。
それぞれの違いをおさえて、自分にとって使いやすいものを選びましょう。
「濃縮タイプ」は日持ちするのでコスパが高い!
濃縮タイプのめんつゆは、ストレートタイプよりも賞味期限が長く、コスパが高いのがメリット。しっかりとした味わいがお好みの方や、さまざまな料理に幅広く使用したい方には濃縮タイプがおすすめです。
「ストレートタイプ」は好みの味にアレンジできる!
ストレートタイプのめんつゆは、比較的まろやかで薄味なのが特徴。出汁のコクや香りを楽しむことができ、自分好みの味付けにアレンジすることができます。出汁の味わいをしっかりと感じたい方や、塩分を控えたい方にはストレートタイプがおすすめです。
出汁本来の味を楽しむなら、調味料無添加のものがおすすめ
購入の際には食品添加物である調味料(アミノ酸等)の有無も大切なチェックポイント。なかにはうま味や甘味をアップさせるために調味料を使用している商品もあります。
出汁本来の味わいを堪能したい方は、できるだけ調味料を使用していない、調味料無添加のものを選びましょう。そのぶん賞味期限が短いことも多いので、生活スタイルに合わせた容量を選ぶことも忘れないでくださいね。
関東風? 関西風? 地域性にも注目しよう
地域性によって一般的な味の濃さが異なるため、購入の際に確認するのもひとつの方法です。
関東では濃い口醤油がベースとなっており、関西では薄口醤油がベースです。通販などで購入する際は、どちらの味がベースなのかもチェックしてみましょう。気になる方は、口コミを確認するのもおすすめです。
パッケージや容量にも注目!
ひと口にめんつゆと言っても、その味わいは出汁の種類や濃縮度合いによってさまざまです。使いたい料理やお好みに合わせて原材料をしっかりと確認しましょう!
また、購入の際にはパッケージに注目するのもひとつ。瓶タイプは密閉度合いこそ高いものの保存や後処理に手間がかかることもあり、最近ではパックタイプも多く見かけます。少量タイプの種類も豊富になってきたので、少しずつ試してお気に入りのめんつゆを見つけてくださいね。
めんつゆ|濃縮タイプおすすめ12選! 料理の幅も広がる!
ここからは、フードアナリストの平林玲美さんと編集部が厳選した、おすすめのめんつゆを紹介します! 種類の多い万能タイプのめんつゆを「濃縮」「ストレート」に分け、さらに専用のめんつゆも紹介します。
まずは、濃縮タイプのめんつゆのおすすめ商品からみていきましょう!

天然昆布を使用したうま味たっぷりのめんつゆ
昆布だしのめんつゆをお探しの方にはこちらがおすすめ。こだわりの天然昆布が使用されており、水で割るだけで身体に染みてくるようなうま味がじんわりと感じられるめんつゆです。
煮物や肉料理などしっかりと深みのあるコクを出したいときはもちろん、味噌汁やうどんなど汁物に使用しても味の輪郭をしっかりとかたどってくれます。これを使うと他のめんつゆを使えなくなるというリピーターも多いといわれる一品です。

かつおだしのうま味が際立つ濃厚な味わい
鰹だしのうま味がぐっと引き立っためんつゆです。比較的味がしっかりとしているので、麺類のつけ汁や煮物、きんぴらなど味の濃さを求める料理におすすめ。濃厚な甘味もしっかりと感じられるため、お子さまでも食べやすい仕上がりになっているのもうれしいポイントです。
カレーとの相性もよいので、このめんつゆを使用して和風カレー、カレーつけ麺などを作るとまるでレストランのような味わいに仕上がります。普段使いのめんつゆを探している方におすすめです。

料理に使うと味がぐっとひきしまる上品さが特徴
アミノ酸などの調味料を使用しないめんつゆです。鰹だしのうま味に加えて、熟成された醤油のまろやかな香りと味わいを感じられる上品な味が特徴。
そうめんやそばなどとの相性はもちろん、だし醤油のかわりに炒めものや和えものなどに少量使用すると、ぐっと味が引き締まります。お値段は少し張りますが、4倍濃縮なので少量ずつ使えます。
砂糖は不使用のスッキリとした味
当社「名代つゆ3倍」と比較し糖質を約80%カットした低糖タイプの4倍濃縮つゆです。
砂糖を一切使用しておりませんので、甘くなくスッキリとした味わいです。鰹のだしがしっかりきいているので、いつものつゆと同様にお使いいただけます。
糖質0だから糖質を気にしている方にもおすすめ
かつおだし香る糖質0のめんつゆです。甘味料はステビアを使用しているため自然な甘さなのが特徴。
「めんつゆ」としてはもちろん、「煮物」や「おひたし」の調味料としてもお使いいただけます。
かつおで2回だしをとる「追いがつおつゆ」
かつおで2回だしをとる日本料理のプロの技を取り入れた「追いがつおつゆ」。かつおだしの旨みにこだわり、「旨みだし」と「香りだし」の2つのだしに、絹ぶし製法できめ細やかに挽いたかつお節を加えました。
かつおだしがきいているので、本格的な料理が簡単に仕上がります。甘さを抑え、 すっきりとした味わいに仕上げました。麺つゆはもちろん、 煮物やお鍋などにもよく合います。
鰹節専門店のつゆの素
かつお節だしの本質は、温めたつゆや、煮物に使用すると、風味・コク・旨みが違うことがおわかりいただけると思います。かつお節、昆布は素材に適した抽出方法を採用しているため、それぞれ別々にだしを抽出しております。
塩分を50%カット! 塩分を気にする方に
塩分50%カットだけではなく、リンを50%カット、カリウムを70%カットをしているのもポイントのめんつゆ。塩分を控えている方にもぴったりです。
化学調味料・保存料・着色料無添加なのもうれしいポイント。材料にもこだわり鰹節は国産のもののみを使用し、深みのある味わいとなっております。

紙パックで使いやすいカツオだしベースのめんつゆ
鰹だしベースながら上品で風味豊かな味わいに仕上がるめんつゆです。
甘味が少なくすっきりとした味なので、麺類にはつけ汁よりもぶっかけつゆとして使用するのがおすすめ。また、肉料理の下味や煮魚、チャーハンの隠し調味料としてなど素材にうま味をプラスしたいときに使用するとグッと味にまとまりが出ます。
こちらもつけ汁としては4倍濃縮なので少量ずつ使えますし、紙パックタイプなので後処理が楽。定番にしたいおいしいつゆを探している方におすすめです。
だし原料国産100%
かつお節、まぐろ節、いわし節、宗田かつお節の4種の節と真昆布の合わせだしを使用している商品。しょうゆに糖を加えてかえした「熟成かえし」を合わせており、しっかりとした旨みが楽しめるのが特徴です。
注ぐ量を調節できる「くびれプッシュボトル」を採用しており、持ちやすいのもうれしいですね。うどんはもちろん、煮込み料理や鍋料理などさまざまな料理に活用できます。
秋田が誇る出汁めんつゆ お醤油代わりにも
本醸造しょうゆにかつおだしを加え、うま味・甘みをバランス良く仕上げました。濃縮5倍だから使い方もさまざま。
薄めずそのままお醤油代わりにも使え、薄めて麺つゆ・ 天つゆ・煮物・鍋物など和・洋・中…全てのお料理に、万能調味料・お料理つゆとしてお使いいただけます。
鰹節屋ヤマキだからできるおだしのうま味
鰹一番だしを使用した上品な香りとうま味がある万能調味料、「白だし」。茶碗蒸しやだし巻たまご、温かいかけうどんやおそばのつゆに最適です。
もちろん煮物など、四季折々のお料理にもお好みに合わせて希釈してご使用頂けます。素材を大切にしたい色々な料理にご使用頂けます。麺類のおつゆだけでなく、お好みに合わせて希釈するだけで、お吸いもの、だし巻たまご、炊き込みごはん、和風パスタとお楽しみ頂けます。
めんつゆ|ストレートタイプおすすめ3選! 薄めずそのままかけられる!
続いて、ストレートタイプのめんつゆのおすすめ商品をみていきましょう!

ストレートで使いやすい! マイルドな味わい
鰹だしと昆布だしがブレンドされたストレートタイプのめんつゆです。塩辛さが少なくマイルドで、風味豊かな出汁の香りをしっかりと感じることができます。麺類のつけ汁やスープとしてはもちろん、揚げ出し豆腐や天つゆ、茶碗蒸しにもおすすめ。
賞味期限が短いですが、ストレートタイプで400mlと少量で使い切りやすいところも高ポイント。本物のだしの風味を楽しみたい方におすすめです。
合成保存料・合成着色料不使用
名水百選に選ばれた天然の湧き水と、生産量日本一かつお節の産地枕崎産のかつお節を使用。山川を隣接し豊かな環境に恵まれ育くまれた鹿児島で古くから親しまれた地域性豊かな唐船峡のめんつゆです。
すっきりとした旨味とほのかな甘みが上品な味わい。かつお風味の鹿児島の味をぜひ試してみてください。
化学調味料などは無添加!
紀ノ国屋ブランドのストレートタイプのめんつゆです。かつお枯節と北海道産の利尻昆布を使っており、素材にこだわった商品。
化学調味料、保存料、合成着色料は無添加なので、原材料にこだわる方にもおすすめです。
めんつゆ|専用タイプおすすめ3選! そばやうどん用!
ここでは、そばやうどん、そうめん専用のめんつゆのおすすめ商品を紹介します。
国産のだし原料100%使用!
焼津産のかつお節と国産の宗田かつお節と、国産100%のだしの原料にこだわった商品。削りたての節からとった一番だしのみを使っているのもこだわりのポイントです。
ざるそばにそのままかけるタイプのめんつゆで、だしの香りと旨みを楽しむことができます。化学調味料は無添加なのも安心ですね。
そうめん用のめんつゆ
ヤマキから販売されている、そうめん用のめんつゆです。ストレートタイプなので、茹でたそうめんにそのままつけておいしく食べることができます。
トッピングをアレンジすることで、サラダそうめんやイタリアンそうめんなど変わり種のそうめんを作ることもできます。トマトにかけるだけでもおいしいですよ。
五島うどんをおいしく食べられるめんつゆ
日本の三大うどんのひとつ「五島うどん」をよりおいしく食べられるようにと作られた、五島うどん用のめんつゆです。長崎・五島列島産の焼きあごを使用し、素材の味を楽しむことができます。
4倍希釈用なので、冷やしうどんにもぴったり! ほかの料理に使うこともできるので、1本持っておくと重宝するでしょう。
「めんつゆ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする めんつゆの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのめんつゆの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
めんつゆを使ったアレンジメニュー例を紹介! アレンジレシピが豊富!
めんつゆはうどんやそばのつゆとして以外にも、さまざまな料理に活用することができます!ここでは、アレンジメニューの一例を紹介します。
・肉じゃが
いつも作っている肉じゃがに、濃縮タイプのめんつゆを加えるだけ。しっかり味が染みるとだしのおいしさが楽しめる肉じゃがになりますよ。
・親子丼
親子丼にも濃縮タイプのめんつゆを加えれば、かんたんにだしがきいた親子丼が完成します。
・パスタ
濃縮タイプのめんつゆは、パスタに使うこともできます! ツナやきのことあわせて和風パスタにしたり、たらこや明太子、マヨネーズとあわせたりなどアレンジレシピは豊富です。
めんつゆの作り方 家にあるもので簡単に作れちゃう!
実は、めんつゆは自宅にある調味料でかんたんに手作りすることもできるんです! 「今すぐめんつゆが必要なのに切らしてしまっている……」などというときの代用などに試してみてくださいね。
■材料(2人分)
・しょうゆ:大さじ2~3程度
・みりん:大さじ2~3程度
・水:300~400ml程度
・顆粒だし:大さじ1程度
※好みの味の濃さによって分量を調節するのがおすすめです。
上記材料を鍋に入れて、中火にかけてひと煮立ちさせるだけで完成! 顆粒だしだと手軽ですが、昆布やかつお、しいたけなど好みのだし汁を使うのもおすすめですよ。
めんつゆに関するQ&A 疑問や質問にお答え!
濃縮タイプの薄め方の比率って?

2倍濃縮ならつゆ1に対して水1、3倍濃縮はつゆ1:水2、4倍濃縮はつゆ1:水3で希釈されています。ストレートは水でうすめていないもののことです。
開封後のめんつゆの賞味期限は?

開封後は賞味期限にかかわらず、早めに使い切るのがベター。開封後はストレートタイプは2~3日程度、濃縮タイプは約2~3週間程度を目安としているメーカーが多いです。
開封後は、フタをしめて冷蔵庫で保存しましょう。
料理の幅を広げるならこちらの記事もおすすめ! 【関連記事】
幅広い料理にアレンジできる
この記事では、フードアナリストの平林玲美と編集部が厳選した、めんつゆのおすすめの商品をたっぷり紹介しました。濃縮タイプやストレートタイプ、使われている出汁の種類や地域によっても味わいや風味が異なるめんつゆ。うどんやそば、そうめんなどに使う以外にも、親子丼や肉じゃが、パスタなど幅広い料理にアレンジすることができるので、一つ持っておくと重宝します! ぜひこの記事を参考に、使い勝手のよいめんつゆを選んでくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
個々の体質を根本から改善し、内側から美しくなれる食事法を普及すべく「日本体質改善協会(JPCIA)」を設立。 オンラインによる個別指導の他、パーソナルジムやエステサロンと提携し、体質改善を目的とする食事指導を行う。 また、各種メディアにて食にまつわる美容・健康情報や今日から取り入れられる簡単ダイエット・体質改善メソッドを発信している。 フードアナリスト協会主催・食の親善大使「第4回食のなでしこ」グランプリ受賞。