非常食は必要?何日分を備蓄すればいいの?

出典:マイナビおすすめナビ
災害は、突然やってくるため、いざというときに備えて非常食は必要です。特に、小さいお子様がいる家庭は、前もってミルクや子供でも食べられる食材を備蓄しておきましょう。
一般的には、3日程度でライフラインが復旧すると考えられているため、非常時に備えて3日分程度の備蓄が必要だといわれています。備蓄する量は、必要日数(3~4日)×3食×人数分が目安となります。
近年の災害状況から、3日では足りないのではないかとも言われていますが、金銭面や収納スペースに余裕があるようであれば、もう少し多めに備蓄しておくと安心。
ですが、3日を超える分については、普段から少し多めに買い置きを行い、古いものから使い、使った分補充するローリングストックによる対応も考慮するとよいでしょう。
ペットがいる場合や、食べれないものがある場合は特に注意しよう
食物アレルギーなど、事情があって食べられないものがある家族がいる場合は、特に食べられる非常食を用意しておくことをおすすめします。
避難生活となった場合、避難所ではアレルギーの配慮は行き届きません。自分たちで食べられるものを持ち込むようにしましょう。
アレルギー以外でも、乳児や要介護者、ペットがいる場合は同様に食べられるものを用意しておく必要があるので注意しましょう。
非常食の選び方
もしものときのために非常食を備蓄しておくと、安心ですね。ここからは非常食を選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記の6つ。
【1】美味しく食べられるもの
【2】食べきれるサイズやすぐ食べられるか
【3】非常食になるお菓子
【4】家族が多い場合はセットで購入
【5】飲料水
【6】賞味期限の長さ
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】美味しく食べられるものを選ぶ
ふだん食べなれていないものを、非常時だからと無理に食べると、ストレスの原因になることも。せっかく備蓄しておいたのに、封を開けてみたら食べられない、という事態に陥る可能性もあるので、ふだん食べなれているものを選ぶようにしましょう。
また、乳幼児は月齢に合わせたもの、高齢者は体調や歯の状態も考慮し、年齢に応じた食べ物を用意しておくのがおすすめです。
【2】食べきれるサイズやすぐ食べられるものを選ぶ
災害が起きたとき、電気や水道、ガスなどが止まってしまうことも考えられます。複数人数分のパッケージのものだと取り分けが必要になったり、食べきれずに残してしまうことも。冷蔵庫で保存できないと不衛生になりがちなので、食べ切りサイズのものを選ぶとよいでしょう。
1日目から3日目くらいまでは軽めで簡単に作れて食べることができる非常食を用意しましょう。時間が経ち、気持ちが疲れてきて元気がなくなってしまいそうなときは、おいしくて食感もいい非常食を選んでおくことをおすすめします。
食べた後のゴミにも注目
災害時はゴミの回収もストップしてしまうため、ゴミ処理の問題も悩みのひとつ。なるべく後始末のしやすいパッケージを選ぶのもポイントです。
▼パウチタイプ
折りたたむことでかさばりにくくなるのでおすすめ。
▼チャックタイプ
ニオイを抑えられるのでおすすめ。
【3】非常食になるお菓子もチェック
非常食というと、ごはんやおかずなどの主食や主菜をイメージしやすいですが、甘いおやつもいくつか準備しておくことをおすすめします。 最近の非常食は、ビスケット、キャンディー、羊かん、おもちなど種類も豊富です。
疲れているときに、ちょっとした甘いおやつを食べることは、こわばった心を和らげてくれると思います。まずは口に入れやすいものから準備しておきましょう。
【4】家族が多い場合は、セットで購入するのもおすすめ
単品で購入もいいですが、どれを買っていいのかわからないこともあると思います。 たとえば、3日分の非常食が欲しいというときなどは、セットになっている商品を選ぶことも考えておきましょう。
セットで購入する際のメリットは、必要なものがほとんど用意されていたり、ご飯やおかずなど味のバリエーションが用意されていたりすることです。 どれを購入していいかわからない方は、セット商品を購入してみてください。
最低でも3日分の非常食はご自分でも用意しておいたほうがいいので、好みのものをピックアップし、ご家族にあった商品を人数分用意しておきましょう。
【5】水も忘れずに準備しよう
非常食と合わせて用意しておきたいのが飲み物や備蓄水になります。
一般的に備蓄水は、飲料水と食用でひとりあたり1日3L必要だといわれています。そのため最低でも3日分、できれば1週間ほど用意しておくと安心です。
ただし、ここに洗濯やトイレなど日常生活に必要な水は含まれていないので置き場所がある方は、もう少し余裕のある量を準備しておくと良いでしょう。
【6】賞味期限の長さをチェック
非常食は、いつ使うかわからないものなので、無駄にしないようになるべく保存期間の長いものを選びましょう。なかには10年保存など長期間備蓄できるものもあります。
また、専用の保存食ではなくても、なるべく賞味期限の長い商品を備蓄に使うこともできます。定期的に消費し、その消費した分だけ買い足す「ローリングストック」という備蓄方法もあるので、自分に合う備蓄方法を見つけてみましょう。
非常食のおすすめ商品
ここからは、非常食のおすすめ商品をご紹介します。
▼おすすめ7選【主食】
▼おすすめ6選【おかず】
▼おすすめ8選【お菓子】
▼おすすめ3選【飲み物】
▼おすすめ6選【非常食セット】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ7選【主食】 おいしい、食べやすい!
食事の中心となる主食は、最初に用意しておきたいですね。ここからは、主食となる非常食をご紹介します。
赤飯やおこわもたのしめるセット
赤飯やおこわ、五目ごはんなどのアルファ米の非常食4種類がセットになっており、お好みでいろいろな味をたのしめます。5年の常温保存が可能。国産のうるち米だけを使用し、お湯や水を入れるだけでおいしいごはんが食べられます。
袋から直接食べられるので食器は不要。食器を洗えない非常時に重宝しますね。
調理不要!ご飯とルーが最初から一緒になったカレー
お米とカレーが最初から一緒になっており、調理なしでもドライカレーのように食べれる非常食です。厳密にお米というのはでんぷんの加工品のことで、おかゆっぽい触感ではありますが、災害時など心身共に疲弊しているときには喉を通りやすいかと思います。
パウチ式なのでゴミの処理がしやすいのもポイントです。
※リンク先はまとめ売りになっています。

非常食とは思えない温かい本格的ごはん
価格はちょっとお高めですが、具も大きく、とてもおいしいので、非常食とは思えないクオリティーの中華丼です。 疲れてしまったときに、食べて元気を出してもらいたいと思える非常食です。
このシリーズには、カレーライス、ビーフシチュー、牛丼などもありますので、バリエーションを求める方にもおすすめです。
発熱剤で温めることができるうえに、食事に必要なものは入っている ので、すぐに温かい食事を楽しむことができます。災害時に元気が出る非常食と言えるでしょう。 徐々に状況が落ち着いてきた際に食べてほしい商品です。

化学調味料不使用のおいしい本格うどん
きつねうどん、鶏南蛮カレーうどん、ちからうどんのセットです。 化学調味料不使用の非常食は、健康志向の方にとって魅力的な商品ですね。 熱湯を注いでも容器は熱くならないので、お子さんが食べる場合も安心です。 万人におすすめできますが、化学調味料不使用という点はとくに小さいお子さんがいるご家庭におすすめです。 なお、上に乗っているお揚げやお餅は、お子さまの年齢に応じて食べさせてあげてください。 温かいうどんを食べれば、体も心も温まります。

お湯または水で作れるフリーズドライご飯
主食のごはんは、非常食として一番に用意しておきたいものです。 アルファ米が主流のイメージですが、フリーズドライタイプのものもあります。 お湯なら3分、水なら5分でできてしまいます。 保存期間は5年間です。
水分量を調整すれば、好みのごはんのかたさを調整することができます。 味や食感には好みもありますので、アルファ米とフリーズドライタイプを準備すれば、好みの非常食を選ぶことができます。

子どもから大人までそのまま食べられるおかゆ
ほんのり塩味が広がるやさしいおかゆです。 多少塩気はありますが、シンプルな味つけですので、小さなお子さんやお年寄りの方の非常食として活躍してくれる商品だと思います。 常温で保存可能、温める手間いらずです。
消化にもよいので、食欲が落ちたときにも安心して食べることができます。災害時の離乳食用として商品の購入を考えている方にもおすすめします。

ふだんも食べたい! ふわふわパン
パンなのに缶詰! というインパクトもある商品です。 デニッシュのようなしっとりふわふわの生地に、懐かしいジャムがとてもおいしいパンは、みんなに好まれやすい味つけのパンです。 非常時にこのパンを食べることができたら、気持ちが和らぎそうです。ストロベリーのほかにも種類がありますので、お好みの味やセットで買うのもよいですね。
▼おすすめ6選【おかず】 お年寄りやお子様も食べやすい
少し状況が落ち着いてきた頃のことも考え、おかずやスープ、味噌汁なども用意しておきましょう。ここからはおかずやスープ類の非常食をご紹介します。

おかずにピッタリ、6種類の缶詰セット
普段の食卓に出してもおかしくないクオリティの缶詰です。 缶詰は日もちもするので非常食にとても向いています。 災害時に口にする煮物の缶詰のセットは、日常生活を思い出させ、きっと心をほっこりさせてくれるでしょう。
6種類の煮物を楽しめるので、飽きがこない点がうれしい缶詰のセットです。 温めたりする手間もなく、そのまま食べることができるこのような商品は、ぜひ非常食としてストックしておきたいですね。
1缶280g入りで満足感のあるおでん
日本人のソウルフードのひとつでもあるおでんを、手軽に味わうことができます。
牛すじのほか、こんにゃく、ちくわ、さつまあげなど全8品が入っており、1缶で280gとおでんとしてじゅうぶん満足できるラインナップ。牛すじ缶のほか、がんもと大根が入った缶も販売されています。
ローリングストックにも最適な味噌汁缶
大根と麩の入った味噌汁缶です。食卓に欠かせない味噌汁は、備蓄用としてだけではなく、日々の食事に取り入れてもよいでしょう。
3年半常温保存可能。そのままでも食べられますが、温めるとさらにおいしく食べられます。賞味期限まで保存しておくのではなく、適宜消費し、消費した分だけ買い足していくローリングストックにも最適です。
▼おすすめ8選【お菓子】 甘いものがあると嬉しい!
お菓子の非常食は、保存食として販売されているものもクオリティが高く、スイーツとしてじゅうぶんたのしめますよ。ここからは、お菓子の非常食をご紹介します。

食べなれたほっとする味が保存食に
小さなお子さまでも食べることのできるおやつは、災害時にもあったら心強い商品です。
いつも食べている、または食べたことのあるおやつは、不安な気持ちを落ち着かせてくれるかもしれません。
気持ちが疲れてしまったとき、甘いおやつがほしくなる方は多いのではないでしょうか。
ビスコは販売の歴史が長く、子どもも大人にも馴染み深いおやつです。
主食の非常食とともに、保存性の高いおやつとして用意しておくとよいでしょう。
森永製菓『inゼリー エネルギー』
▼おすすめ3選【飲み物】 野菜ジュース・水など!
水分は人間が生きていくうえで欠かせないものです。非常食として飲料水は必ず確保しておきましょう。ここからは、飲み物の非常食をご紹介します。
▼おすすめ6選【非常食セット】 家族分確保できる
なにを何日分備蓄しておけばいいのかわからない人は、必要なものがセット売りになっている商品を検討してみてはいかがでしょう。ここからはそんな便利な非常食のセットをご紹介します。
イザメシ『HOME IZAMESHI』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 非常食の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの非常食の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
非常食に関するよくある質問 Q&Aに回答!
非常食は何日分必要?

一般的には、3日程度でライフラインが復旧すると考えられているため、3日分程度の備蓄が必要だといわれています。家族構成によって用意しておく非常食の種類や量は異なりますが、特に赤ちゃんがいるご家庭はミルクの備蓄を忘れないように注意しましょう。
非常食はスーパーで買える?

もちろんスーパーで買うことも可能です。特に、レトルトのご飯、缶詰、お菓子、水や野菜ジュースなどの飲み物は比較的どこのスーパーでも売っています。まとめ買いであれば1食あたりの量をコスパ良く揃えられる場合もあります。
心細い時だからこそ、美味しいと思えるものを!
非常食と聞くと、味は二の次という印象があるかもしれませんが、それは間違いです。非常食は日々進化していますので、すぐれた保存技術だけではなく、味もとてもすぐれています。
災害のときに、元気が出るような非常食をふだんから探しておきましょう。なお、非常食には飲料水が必ず必要になってきますので、そちらも一緒に準備しておくことを忘れずにしましょう。
こちらの記事も参考に! 【関連記事】赤ちゃん用の防災用品も!
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