使い捨て哺乳瓶のメリット・デメリット まずは基本をおさらい!

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一般的に、哺乳瓶は使い捨てではないものを使っている方が多いと思います。赤ちゃんにミルクをあげるための哺乳瓶は、使ったあと洗い、さらに消毒もする必要があり大変ですよね。
一方で、使い捨て哺乳瓶は洗浄も消毒も必要ありません。そのため、いろいろなシーンに活用できるんです!
とにかく外出時に便利!
使い捨て哺乳瓶なら赤ちゃんにミルクをあげたあと、そのまま洗う必要なく捨てられます。とくに、外出や旅行をするときはとても便利。何本も哺乳瓶を持ち歩いて都度洗って使いまわす必要もなくなります。
また、赤ちゃんとのお出かけは手荷物が多くなるもの。そんなときも、使い捨て哺乳瓶であれば、使ったあとに捨てられるため荷物もかさばりません。液体ミルクやスティックのミルクと併用すると、外出時赤ちゃんにミルクをあげるときにより便利です。
誰かにミルクをお願いするときも
赤ちゃんをだれかに預けるときや、ほかの人にミルクをお願いするときにも、使い捨て哺乳瓶が活躍します。赤ちゃんを預けるときに、哺乳瓶の取り扱いについて説明したり、使用後の消毒グッズを渡すのは負担ですよね。
使い捨て哺乳瓶なら使ったあと消毒をする必要がないので、ふだん哺乳瓶の取り扱いに慣れていない人でも赤ちゃんにミルクをあげるためのハードルが低くなります。
災害時の備蓄品として便利
いつ起きるか分からない災害への備えとして、家族分の防災グッズを用意している人も多いでしょう。赤ちゃんがいる家庭の場合は、赤ちゃんの分の防災グッズも必要です。授乳期の赤ちゃんの場合、使い捨て哺乳瓶もそのひとつになります。
災害時は自宅から離れた場所に避難している、または自宅でもライフラインが止まる可能性が高いです。すすぎや消毒の必要がなく使える使い捨て哺乳瓶なら、災害時にも活用できるでしょう。
再利用できないためやや不経済 デメリットは価格
使い捨て哺乳瓶は使い捨てを前提としているため、再利用はできません。そのため、一般的な哺乳瓶よりもややコスト面では割高になります。
価格面が気になる人は、普通の哺乳瓶と上手に併用するとよいでしょう。自宅で授乳するときには普通の哺乳瓶を使い、外出時や誰かに預けるとき、もしもの災害などの備えには使い捨て哺乳瓶を利用すると便利です。
使い捨て哺乳瓶の選び方 保育士・河井恵美さんに取材
保育士・河井恵美さんに取材をして、使い捨て哺乳瓶の選び方のポイントを教えていただきました。対象月齢や容量をよくチェックすることが大切です。ぜひ使い捨て哺乳瓶選びの参考にしてください。
付属品を用意せず単品で使えるか
使い捨て哺乳瓶は、購入してすぐに単品で使用できるものもあれば、乳首やミルクを入れるパックが別売りになっているものもあります。いざ外出先で使おうとしても、付属品が必要で使えなかった、ということがないように、あらかじめ単品で使えるかをチェックしておきましょう。
必要に応じて乳首やパックを買いそろえておくと、スムーズに使用できます。
開封してからすすぎは必要?
使い捨て哺乳瓶はほとんどが消毒不要で使える一方で、一回すすぎを推奨している商品もあります。開封後にすぐに使えるか、すすぎは必要かをチェックしておきましょう。
人にお世話を頼むときにはすすぎありのものでも問題ないことが多いですが、外出や災害のときは、すぐに水が使えない場合もあります。外出用や備蓄用なら、すすがずに開封してすぐに使えるものがよいでしょう。
素材もチェックしよう
使い捨て哺乳瓶は本体や乳首にいろいろな素材が使用されています。赤ちゃんが口に入れるものなので、使用する前に素材もチェックしておくと安心です。
また、使い捨て哺乳瓶を捨てるときは住んでいる自治体や外出先の分別方法に従います。捨てるときのことも視野にいれて、どんな素材が使われているか確認しておきましょう。
乳首の対象月齢をチェック
使い捨て哺乳瓶にはミルクが出てくる乳首がついている、または別売りの乳首をつけて使用します。乳首の穴の大きさや硬さは実際にミルクを飲む赤ちゃんの月齢によって異なるため、使いたい赤ちゃんの月齢に対応しているかどうかを確認しましょう。
たとえば、ミルクを飲む赤ちゃんの月齢よりも対象月齢が高い乳首の場合、ミルクが出すぎてしまう可能性があります。
赤ちゃんが飲む量を入れられる? サイズ調整できるものも!
実際に赤ちゃんが飲むミルクの量は、母乳か完全ミルクか、離乳食は始まっているかなど、月齢や個人によって異なります。赤ちゃんに必要なミルクの容量を入れられるものを選ぶのが重要です。使い捨て哺乳瓶を選ぶときは、どのくらいのミルクを入れられるのかチェックしておきましょう。
使い捨て哺乳瓶のなかにはじゃばらになっていて量を調節できるものもあるので要チェック!
耐久性や耐熱温度などをチェック
使い捨て哺乳瓶に入れるミルクは、液体ミルクもあれば、調乳した粉ミルク、人に預ける場合には冷凍していた母乳を解凍したものの場合もあります。
耐熱温度以上のものを入れると使い捨て哺乳瓶が変形や破損してしまう可能性があるため、耐熱温度をチェックしておきましょう。入れるミルクの状態や種類のものに耐えられる耐熱温度のものを選ぶのが重要です。
ふだん使いの哺乳瓶や乳首が使えるといい 保育士がアドバイス
助産師・看護師・保育士
使い捨て哺乳瓶は、哺乳瓶と乳首がセットになっているタイプも出ていますが、かさばったり赤ちゃんが乳首をいやがったりして、思ったよりも使い勝手がよくないことがあります。
手持ちの乳首や哺乳瓶と使い捨て哺乳瓶・パックの相性が合えば、赤ちゃんがいやがらずに飲んでくれるでしょう。
はじめて買うときには、試しに使ってみるくらいの気持ちで、一度にたくさん買わないようにするといいですね。
使い捨て哺乳瓶のおすすめ7選 チューボやステリボトルなどをピックアップ
ここからは、保育士の河井恵美さんと編集部で選んだ使い捨て哺乳瓶のおすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
助産師・看護師・保育士
赤ちゃんは、いつも飲んでいる乳首が大好きです。違う乳首では飲まないことがあります。そのため、いつも使っている乳首が取り付けられるタイプやふだん使いの哺乳瓶に利用できるタイプがおすすめ。『ドロップインライナー』や『使い捨て哺乳瓶パック(60枚)』は、広口タイプの哺乳瓶にセットできます。
また、『マザーボトル・スターターセット』は、ほかの乳首が使用できるアダプターがついていて便利です。

Playtex Baby(プレイテックス)『ドロップインライナー』














出典:Amazon
使い方 | 哺乳瓶にセットするパック型 |
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すすぎの有無 | 無 |
対象月齢 | - |
容量 | 236~300ml |
耐熱・耐冷温度 | - |
素材 | - |

IDWORLD CO. drama『使い捨て哺乳瓶パック(60枚)』
















出典:Amazon
使い方 | 哺乳瓶にセットして使用 |
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すすぎの有無 | 無 |
対象月齢 | - |
容量 | 250ml |
耐熱・耐冷温度 | 110℃~-20℃ |
素材 | PP |
相模ゴム工業『chu-bo!(チューボ)』




















出典:Amazon
使い方 | そのまま |
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すすぎの有無 | 無 |
対象月齢 | 0カ月~ |
容量 | 250ml(最大目盛容量) |
耐熱・耐冷温度 | - |
素材 | キャップ&ボトル:ポリプロピレン、乳首:合成ゴム(シリコーンゴム) |
クロビスベビー『steri-bottle(ステリボトル)』












出典:Amazon
使い方 | 乳首を本体にセット |
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すすぎの有無 | 無 |
対象月齢 | - |
容量 | 240ml(最大目盛容量) |
耐熱・耐冷温度 | 110℃ |
素材 | フード:ポリプロピレン、キャップ:ポリプロピレン、乳首:TPE(熱可塑性エラストマ―)ボトル:ポリプロピレン |
IDWORLD CO. drama『使い捨て哺乳瓶&パック』














出典:Amazon
使い方 | 哺乳瓶にパックをセット |
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すすぎの有無 | 無 |
対象月齢 | - |
容量 | 250ml |
耐熱・耐冷温度 | 110℃~-20℃ |
素材 | PP、LSR、PE |
bibi(ビビ)『お出かけ用ミルクボトル』








出典:Amazon
使い方 | そのまま |
---|---|
すすぎの有無 | 無 |
対象月齢 | 0カ月~ |
容量 | 250ml |
耐熱・耐冷温度 | - |
素材 | 容器:ポリプロピレン、乳首:サーモプラスティックエラストマー |
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 使い捨て哺乳瓶の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの使い捨て哺乳瓶の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
使い捨て哺乳瓶の捨て方
使い捨て哺乳瓶の大きなメリットは、赤ちゃんにミルクをあげたあとそのまま捨てられることです。使い捨て哺乳瓶を使用するときには、適切な捨て方をするようにしましょう。
使い捨て哺乳瓶を必要に応じて素材ごとに分解し、分別して捨てます。分別方法は住んでいる自治体、または外出先施設によって異なるので、それぞれの分別方法にしたがって捨てましょう。
そのほか便利なミルクグッズのおすすめもチェック! 液体ミルクやスティック・キューブ型粉ミルクなど
使い捨て哺乳瓶のなかに入れるミルクにもいろいろな種類があります。自宅で使うときには粉ミルク、外出先や災害用では持ち運びしやすい粉ミルクのスティックやキューブ、開封すれば調乳せずに使える液体ミルクも一緒に準備しておくと便利です。
使い捨て哺乳瓶はいろいろなシーンで活用できる
使い捨て哺乳瓶の上手な選び方と、保育士・河井恵美さんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介しました。
消毒や洗浄の必要なく使える使い捨て哺乳瓶は、外出するときや誰かに赤ちゃんを預けるときだけでなく、災害用備蓄アイテムとしても活用できます。ふだんの生活から非常時まで活躍する使い捨て哺乳瓶探しに、ぜひこちらの記事を役立ててください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務していました。 助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。 青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了しました。 お母さん方へのアドバイスを充実させたいと思い、保育士資格も取得して役立てています。 現在、シンガポールに住み2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっています。 インターネットでエミリオット助産院開設し、妊娠や出産、産後の様々な相談に応じています。