ボジョレー・ヌーボーとは? 産地・品種・味わいを紹介
渋みが少ないためワイン初心者の方にもおすすめ!
ボジョレー・ヌーボー(ボジョレー・ヌーヴォー)は、フランスのブルゴーニュ地方、ボジョレー地区で生産される、その年に収穫されたブドウを使用して造られた新酒のことをいいます。
ボジョレー・ヌーボーに使用されるブドウは、「ガメイ」という品種。フレッシュさとフルーティーさが持ち味の品種です。「マセラシオン・カルボニック」という特殊な製法で造られており、これによってフルーティーで軽やかな味わいに仕上がります。
渋みも少ないため、ワイン初心者の方にも飲みやすい味わいといえるでしょう。
ボジョレー・ヌーボーの解禁日 2022年の解禁日は?
世界的に話題になるボジョレー・ヌーボーの解禁日。2022年の解禁日は、11月17日木曜日です。
解禁日は毎年11月の第3木曜日と決まっており、この日を世界中のワイン愛好家たちが心待ちにしています。また、時差の関係で日本は、ボジョレー・ヌーボーが話題になる国のなかで、最も早く解禁日をむかえます。
ボジョレー・ヌーボーの選び方 ソムリエが教える
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの石関華子さんに、ボジョレー・ヌーボーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。それぞれのポイントをふまえて選んでみましょう。ポイントは下記。
【1】生産者
【2】産地
上記のポイントを押えることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】生産者から選ぶ
「ボジョレー・ヌーボーは種類が多くて、なにを選んだらいいかわからない……」という方は、生産者から選ぶのがおすすめです。
特にボジョレー・ヌーボー初心者の方は、ここで紹介している『ジョルジュ・デュブッフ』や、『アンリ・フェッシ』など、有名な生産者から選ぶのがおすすめです。
これらの生産者は、世界でも圧倒的な知名度を誇り、多くの人々に支持されています。
そのため、個性的な味わいというよりは、多くの人に好かれるような味わいであることが多く、失敗することも少ないでしょう。
ジョルジュ・デュブッフ
18歳頃からワインの世界に入り、誰も真似できない独自のセンスと、類い稀なる鼻と舌の感覚で、早くから醸造家としての手腕を発揮。ボジョレー・ヌーボーを世に広めたことから、「ボジョレーの帝王」とも呼ばれています。
果実や花のアロマがあふれ、軽やかでフルーティーな味わいが特徴の赤ワインは、世界中のワイン愛好家を魅了し、フランス・リヨンで行われるワインコンクールにおいてNO.1の受賞歴を誇ります。
アンリ・フェッシ
クリュ・デュ・ボジョレーのスペシャリストとして知られる「アンリ・フェッシ」。高級ホテルやレストランでも人気を博しています。
経験、伝統、そしてぶどう畑への敬意と造詣。これらの融合こそが高品質なボジョレーワインを追い求めるアンリ・フェッシの哲学のもと、個性豊かなワインを多く世に送り出しています。
【2】産地(格付け)から選ぶ
ボジョレー・ヌーボーの産地であるボジョレー地区では、フランスのワイン法によって、産地ごとに格付けが定められています。格付けは上から順に、「クリュ・ドゥ・ボジョレー」、「ボジョレー・ヴィラージュ」、「ボジョレー・スペリユール」、「ボジョレー」の4段階に分かれています。
ボジョレーヌーボ―で多く見られるのは、「ボジョレー・ヴィラージュ」と「ボジョレー」の2つ。
「ボジョレー」の格付けのものでも美味しいものはたくさんありますが、より上質なものをお求めの方や、贈り物用の1本をお探しの方には、ややお値段は張りますが、「ボジョレー・ヴィラージュ」以上の格付けのヌーボーがおすすめです。
ボジョレー・ヌーボーおすすめ5選 2022年解禁のボジョレーを厳選
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、2022年解禁の数あるボジョレー・ヌーボーの中から厳選したおすすめ商品をご紹介します。
減農薬栽培で作ったブドウを使用
・減農薬の栽培法で作ったブドウを使っているのが特徴
・輝かしい紫色と、果実味溢れる香りを最大限活かしたヌーボーと称されている
・お手軽に楽しめるペットボトル仕様

ジョルジュ・デュブッフ『ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー』
「ボジョレーの帝王」のワンランク上の1本
何を選んだらいいか、さっぱり分からない、という方におすすめの1本がこちら。
醸造家としても手腕を発揮し、ボジョレーヌーボーを世に広めたことから、「ボジョレーの帝王」と呼ばれるジョルジュ・デュブッフの手掛けるヌーボーです。
そのラインナップの中でも、こちらは「ボジョレー・ヴィラージュ」に格付けされる村で生産されており、文字通りワンランク上の、華やかで深みのあるワインに仕上がっています。
フランスの国旗と同じく赤、白、青の三色の花をあしらったラベルのデザインも美しく、贈り物やパーティーにもピッタリな1本です。
「ボジョレーの帝王」が手掛ける一本
・秘伝のブレンド技術でつくられたデュブッフヌーヴォーの顔ともいえる1本
・果実や花の香りがあふれる軽やかでフルーティーな味わい
・ブーケをイメージした高級感のあるデザイン
・ライトボディの赤ワイン
特に良質なキュベを厳選して作られた一本
・今年収穫の白ぶどうを使用した、色鮮やかな仕上がり
・オレンジや白桃を思わせる味わいが特徴
・前菜からメイン、デザートまであらゆる食事に
・辛口の白ワイン
誰もが認める天才の域に達した醸造家
・ぶどうの栽培から、構造・ボトリングまで一貫したこだわりで作られている
・ボジョレー屈指の醸造家エリック・パルドン氏のスペシャル・キュヴェ
・チーズフォンデュ・ピザ・すき焼きに
・コクと風味たっぷりの飲み応えのあるワイン
「ボジョレー・ヌーボー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ボジョレー・ヌーボーの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのボジョレー・ヌーボーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
この記事をご覧の方におすすめ!
ワインエキスパートのアドバイス
家族や恋人、仲間たちで集まって飲んだり、あるいは一人でじっくりと味わいながら飲んだりと、さまざまな楽しみ方ができるボジョレー・ヌーボー。
SNSにアップするのであればラベルのデザインを重視してみるのもよし、ワイン好きな人たちが集まるパーティーなら生産者や産地(格付け)にこだわってみるもよし、ぜひ飲む場面に合ったボジョレー・ヌーボーを選んでくださいね。
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埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。