キュレルUVローションを実際に使ってみました
『キュレルUVローション』の特徴は、敏感肌に配慮した製品であるという点です。
具体的には、無着色・無香料・紫外線吸収剤無配合・アルコールフリーはもちろん、アレルギーテスト済み、敏感肌の方によるパッチテスト済み、ノンコメド(にきびの元)ジェニックテスト済みなど、さまざまな対策を講じた上で製品化されています。
もちろん全員に対して安心であるとは言い切れませんが、多くの敏感肌の方に試していただきたい製品ではあるといえるでしょう。
ですが、今回は特に『キュレルUVローション』が有用成分のグリチルリチン酸ジカリウムを配合することで、日焼け後のほてりをやわらげる点に着目をして検証しました。グリチルリチン酸ジカリウムとは甘草(カンゾウ)という植物に含まれる成分のことで、優れた抗炎症作用があるといわれています。
日焼けして少しひりひりとしている腕に塗ることで、塗っていないもう一方の腕との違いを検証してみました。
キュレルUVローションの特徴とは? 公式サイトの情報などを調査
乾燥性敏感肌という言葉がなかった時代から、肌のかさつきや繰り返すかゆみをどうしたら軽減できるのか、皮膚科学研究を続けてきた花王が、1999年遂に製品化に成功し、誕生したのがキュレルです。研究当初から着目してきた「セラミド」を安定して製品に取り入れるため、花王が独自開発した「セラミド機能成分」を配合して作られるキュレルの製品は、長年肌トラブルに悩んでいた人たちから支持されました。
赤ちゃんから大人まで、頭皮から足の先まで。全身に使えるようラインナップも充実しており、乾燥性敏感肌を考えた製品として、広く知られています。シャンプー・リンス・ハンドソープ・ハンドクリーム・ボディソープ・洗顔・化粧水・乳液・日焼け止めなど、数え上げるとキリがないほど。それだけ多くのニーズがあるということがわかりますよね。
なかでも今回紹介する『キュレルUVローション』は、肌に優しい日焼け止めです。よく振って液をしっかり混ぜてから使用します。さらっとした乳液状の液体で、伸びがよいのが特徴です。気をつけないと液だれをするくらいゆるめですが、テクスチャーはやや重め。
毛穴がふさがる感じが気になる人がいるかもしれません。UVとしてはSPF50+と高数値。「腕に塗っておいたら焼けなかった」という口コミもありました。
キュレルUVローションの口コミ&評判 SNSやECサイトでの評価は?
『キュレルUVローション』について口コミや評判を確認したところ、敏感肌でもトラブルなく使用できたと評価している人が多いことがわかりました。
しかし、ネガティブな評価もいくつかあったため、良い評価と悪い評価のそれぞれを紹介します。
キュレルUVローションのネガティブな口コミ
特に多かったネガティブな口コミは、「白浮きするのでリピートはしない」という意見でした。白浮きについては多数の口コミがあったので、今後の改善に期待です。
また、「簡単に落ちない。ごしごし落とさなくてはいけないので、肌に優しいとは言えない」といった意見もありました。
口コミ通り落ちにくいのか、のちほど実際に検証してみたいと思います。
キュレルUVローションのポジティブな口コミ
口コミの中で一番多かったのは、「乾燥性敏感肌ですが、これといったトラブルもなく使用することができた」というもの。さすがキュレルの真骨頂ですね。
その他、「身体に塗ったら、本当に焼けなかった。夏の相棒です」という日焼け止め機能の高さを評価している意見がありました。
また、テクスチャーに関しては、「伸びがよい」「サラサラしている」などの意見がありました。
キュレルUVローションを実際に使ったレビュー 検証レビュー
今回購入したのは、『キュレルUVローション』です。「乾燥性敏感肌を考えた」というキュレル商品に入っているキャッチフレーズがまず目に入ってきます。
フタがオーバルなので、開けた時に転がりづらい点も好評価。化粧をしている最中に、フタが転がって落ちてしまうのは、結構煩わしいですよね。
カチッとなるまで回して閉めるように気をつけましょう。乳液状なので、液もれしやすいです。
まずはパッケージの説明書きを確認!
パッケージには、「赤ちゃんにも使える紫外線吸収剤無配合」「アルコールフリー」「無香料」などの文字が。強力な紫外線から守る「SPF50+」も目を引きますが、赤ちゃんにも使えるという点に強く惹かれました。
ベタついたり、皮膚にフタをしているような重たいイメージがあるため、少しでも肌に優しい成分で作られたものを選びたいと考えている人は、少なくないはずです。
実際にテクスチャーを試してみました
まずはテクスチャーを試してみることにしました。
腕にだしてみた第一印象は、想像していた通り「乳液よりややゆるい液状」というもの。
しっかり振っておかないとオイルと分離して出てきてしまうので、しっかり振ってからフタを開けることを忘れないようにしましょう。
気になる「白浮き」を検証してみました
ローションを塗り広げてみることにしました。
さっと伸ばして、15秒ほど上から手でおさえて肌になじませることで、口コミにあった「白浮き」を確認してみることにしました。
結果は、口コミにあるほど気になる白浮きは確認できませんでした。
日焼けしている腕に塗っているので、顔に塗るとまた感じ方が違ってくるかもしれませんが、少なくとも腕に塗った時の白浮きに関しては、あまり気にならないという結果になりました。
「白浮き」より気になったのは「テカリ」でした
15秒ほどおさえた後の状態がこちらです。
白浮きより、どちらかというとテカリの方が気になります。口コミにも「テカリがひどくて、顔に使用した時はすぐにメイクに入れなかった」と書かれていましたが、確かにこれだけテカりがあると、ティッシュでおさえるなどしないとメイクがよれる気がしました。
その場合、UV効果は薄れることが予想されるので、顔には使用しない方がよいかもしれないと感じました。
拭き取りクレンジングで落としやすさを検証
次に拭き取り用のクレンジングをコットンに浸し、日焼け止めが塗ってあるところを擦ることでどれだけ落ちるか試してみました。
拭き取り用クレンジングでは落としきれませんでした
コットンで2〜3回拭き取ったところ。
日焼け止めは少量付着しているのかもしれませんが、しっかり落ちているという印象はありませんでした。
「日焼け止めが落ちにくい」という口コミ通り、クレンジングオイルで落とした方がよいと感じました。
「しっかり落とすことができないと、肌に優しい日焼け止めとはいえない」という口コミに同感です。
実際に使用してみて感じたこと
クレンジングの検証をした後に再度日焼け止めを片方の腕に塗り、日焼けでほてった腕がどうなるか様子を見ることにしました。見た目にはわからないので、体験談として書かせていただきますが、塗っていない方の腕と比較して、若干ほてりがやわらいだことを実感しました。
日々の日焼け対策をしつつ肌をやわらげることができるのであれば、それはこの日焼け止めを選ぶ理由になると感じました。
UVカット | SPF50+/PA+++ |
---|---|
おもな成分 | 有効成分:グリチルレチン酸ステアリル、その他成分:ジメチコン、低温焼成酸化Zn、シクロジメチコン、水、流動イソパラフィン、ほか |
香り | 無香料 |
内容量 | 60ml |
UVカット | SPF50+/PA+++ |
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おもな成分 | 有効成分:グリチルレチン酸ステアリル、その他成分:ジメチコン、低温焼成酸化Zn、シクロジメチコン、水、流動イソパラフィン、ほか |
香り | 無香料 |
内容量 | 60ml |
キュレルUVローションを実際に使ってみてわかったこと 総合評価:3.0点
キュレル日焼け止めを試した感想をチャートにしてみました。
サラサラ感:4
持続性:4
におい:2
べたつき:2
白浮き:3
※執筆者の主観を数値化したものです。
『キュレルUVローション』を実際に使用してみてわかったことは、紫外線吸収剤無配合やアルコールフリーなど、乾燥敏感肌の人にもすすめられそうな肌に優しい日焼け止めであると同時に、抗炎症作用のある日焼け止めだということです。
「日焼けはしたくないけど、敏感肌なので刺激が強い成分の入った日焼け止めはあまり使いたくない」という人も、一度試してみることをおすすめします。
潤いのある肌に導いてくれるセラミドを効果的に補いながら、SPF50+でしっかりUVカットもしてくれる点も魅力的です。
プチプラですので惜しみなく使用することができ、使い始めてすぐにその効果を実感できるでしょう。また今回の検証により、日焼け後のほてった肌をやわらげる作用があることも実感できました。
『キュレルUVローション』は、敏感肌の人にもやさしい日焼け止めだということがわかりました。
UVカット | SPF30/PA+++ |
---|---|
おもな成分 | 有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム、その他成分:水、BG、微粒子酸化Ti、イソノナン酸イソノニル、ジメチコン ほか |
香り | 無香料 |
内容量 | 50g |
UVカット | SPF30/PA+++ |
---|---|
おもな成分 | 有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム、その他成分:水、BG、微粒子酸化Ti、イソノナン酸イソノニル、ジメチコン ほか |
香り | 無香料 |
内容量 | 50g |
SPF50+ほどUVの数値は高くなくてもよいという人は、『キュレルUVエッセンス SPF30』もチェックしてみましょう。
UVローションと同じく、敏感な赤ちゃんの肌にも使用することができます。化粧水の上から使用することをおすすめします。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 日焼け止めの売れ筋をチェック
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