敏感肌におすすめの人気日焼け止め13選【顔＆体】ノンケミカルや石けんオフ、白くならない商品を厳選

敏感肌向けの日焼け止めの特徴としてチェックしておきたい点は主に3つです。

▶1つ目は「紫外線吸収剤を配合していない」こと
紫外線吸収剤は、お肌の上で紫外線を吸収し、化学反応を起こして熱など別のエネルギーに変えて、紫外線のエネルギーを弱めます。そのため、お肌への刺激や負担となる場合があります。

紫外線吸収剤を配合せず、比較的お肌に優しい紫外線散乱剤を配合していることを「ノンケミカル処方」と言います。

▶2つ目は「お肌の刺激となりうる成分を配合していない」こと
主に、界面活性剤、パラベン、エチルアルコール、シリコーン、鉱物油、合成香料、着色料などを配合していない化粧品はお肌に優しい処方と言えます。

▶3つ目は「クレンジング不要で、石けんで落とせる」こと

クレンジングは、メイク汚れを落とす洗浄成分や界面活性剤が主成分となっています。これらの成分によって、お肌に必要な皮脂までもが洗い流されてしまうと、お肌の負担となり乾燥が進みます。

クレンジング不要のタイプであれば、必要な皮脂が流されてしまうことなく、お肌の潤いを保つことができます。

ここからは、敏感肌向けの日焼け止めの選び方のポイントについて紹介します。

お肌に優しい処方を採用しつつも、白浮きしたりきしんだりすることのない、使い心地の良い日焼け止めを選んでみてくださいね。

紫外線吸収剤を配合していないノンケミカル処方の場合、紫外線防止剤として「紫外線散乱剤」を使用しています。紫外線散乱剤と聞くと、塗ったあと白浮きしたりきしんだりするのでは？と心配な方も多いのではないでしょうか。

しかし、近年は白色粉体（紫外線散乱剤）の処理技術が進んでいます。そのため、紫外線散乱剤を採用しつつもお肌なじみが良くナチュラルで透明感のある仕上がりに導く日焼け止めが多数開発されています。

また最近では、次世代の紫外線散乱剤として注目されている「酸化セリウム」を使用した日焼け止めもあります。酸化セリウムは、水溶性の紫外線散乱剤で、みずみずしく伸びやかで白浮きしないのが特徴です。

日焼けによる炎症など、お肌を赤くする「UV-B」を防止する効果を表すのが「SPF」
シミやシワなどを引き起こし、お肌の奥まで届く「UV-A」を防止する効果を表すのが「PA」です。

とくにSPFは、紫外線防止効果の持続時間を表すもので、「SPF1＝約20分間UV-Bを防ぐ効果がある」とされています。そのため、日焼け止めは外出時間の長さを指標にすると選びやすいです。

敏感肌の方は、
▶日常使いならば「SPF20〜30・PA++」程度のものでOK
▶レジャーやスポーツ、屋外で活動する日は「SPF30〜・PA+++」
▶マリンスポーツや炎天下での外出では「SPF50〜・PA++++」
を目安に選ぶようにしましょう。

そして何より大切なことは、季節問わず毎日きちんと紫外線ケアをして、2〜3時間おきに塗り直すことです。

ここからは、敏感肌の方におすすめの日焼け止めのテクスチャーを紹介します。

テクスチャーは、使いやすく好みのものを選ぶのが1番。つけ心地やお肌なじみがよく、しっかりと潤うもので毎日丁寧に紫外線ケアをしたいですね。

クリームはお肌に油分と水分を与え、お肌表面に潤いの保護膜を形成して水分の蒸発を防ぎます。

テクスチャーは柔らかくて伸びも良いため、顔はもちろんのこと、広範囲に塗り広げたい体への使用にも適しています。外的刺激からお肌を守り、しっとりなめらかなお肌に導くテクスチャーです。

ミルクは、水分と油分の両方が乳化して混ざった状態で含まれています。

ローションより油分が多くコクがあり、クリームより水分が多くてサラッとしているのでお肌にスーッと伸び広げやすく、まさにローションとクリームの中間のような存在です。

ゴワついた角層を柔らかくして、なめらかでツヤのあるお肌へ導くテクスチャーです。

ジェル・ローションは、クリームやミルクと比べて油分が少なく水分が多めです。

特にお肌がベタつきやすい梅雨や夏の季節は、しっとりした質感よりもサラッと軽やかな質感を求める方も多いと思います。

ジェル・ローションはみずみずしく爽やかなテクスチャーなので、日焼け止めをさっぱりと使用したい方におすすめです。

【１】セラミド

セラミドは、私たちのお肌に元々存在する成分です。お肌の角質細胞の間を埋める「細胞間脂質」の50%を占めるのがセラミドです。 セラミドは水分保持に優れ、お肌のバリア機能をサポートしているため、お肌の潤いを支える大切な成分です。

【２】アミノ酸

アミノ酸は、お肌に元々備わっている天然保湿因子（＝NMF）の主成分で、外的刺激からお肌を守るバリア機能を正常に保つために欠かせない成分です。

【３】肌荒れ防止有効成分

敏感肌の方はお肌トラブルが起きやすいため、グリチルリチン酸ジカリウムなどの肌荒れ防止有効成分が入った医薬部外品の日焼け止めを使用するのもおすすめですよ。

ここからは、敏感肌の方でも使いやすい日焼け止めのおすすめ商品を紹介します。美容ライター中村沙織さんの推しポイントもぜひ参考にしつつ、自分に合った1本を見つけてください。

Amazon、楽天市場での敏感肌向けの日焼け止めの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

ここからは、美容ライター中村沙織さんに、敏感肌向け日焼け止めに関するあらゆる疑問に答えていただきます。

敏感肌向けの日焼け止めの選び方とおすすめ商品を紹介しました。

外部刺激に弱い敏感肌には、紫外線対策はマストですが、使用する日焼け止めの成分もしっかりチェックする必要があります。「紫外線吸収剤を配合していない」ことは基本で、さらに自分の肌にあうテクスチャ－、刺激にならない成分を選んでみてくださいね。

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