単4電池のサイズと種類
単4電池のサイズは、高さ44.5mm、直径10.5mmで容積は3.85cc。単3電池と比べると半分以下の容積になり、とてもコンパクトです。
日常的に使う使い捨ての単4乾電池には「アルカリ電池」と「マンガン電池」の2種類があります。そのほかにも繰り返し使える充電式の「充電池」があります。それぞれの特徴について説明しましょう。
アルカリ電池:パワフルで長持ちさが魅力
アルカリ電池の大きな特徴は、パワフルでありながら長持ちするというところ。マンガン電池の約2倍以上長持ちするといわれており、その分価格帯も高めになっています。
アルカリ電池は大きな電流を流せるので、ゲーム機のコントローラーやモーターを使って動くおもちゃ、デジタルカメラ、ラジオ、シェーバーなどに向いています。
マンガン電池:休ませれば出力回復するのが魅力
小さな電力でよい機器、短時間だけ使用する機器に使うのに適しているのがマンガン電池。休ませると出力が回復するというところが特徴です。
値段もリーズナブルなので、連続使用しないリモコンや、少しの電力で動く時計などにはマンガン電池がおすすめです。
充電池(二次電池):充電が可能で繰り返し使える
充電池(二次電池)は、充電が可能な電池のこと。充電器が必要になりますが、充電さえすれば繰り返し使えて、買い替えのコストも削減できます。
充電池には、「ニッケル水素電池」「リチウムイオン電池」「ニカド電池」といった、いくつかの種類がありますが、家庭用の充電池のほとんどは「ニッケル水素電池」です。
乾電池の選び方
それでは、乾電池を選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。ポイントは下記の5点。
【1】充電機能の有無
【2】使用推奨期限
【3】補償の有無
【4】サイズが合うか
【5】その他の機能
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。選び方を詳しく確認したい場合は、下記でご紹介しているので参考にしてみてください。
単4電池のおすすめ7選
それでは、おすすめの単4電池を紹介します。アルカリ電池、マンガン電池、充電池の各タイプから用途にあったものを選びましょう。
とにかく長持ちする電池がほしいときに
電池の持ちのよさが最大の特徴ともいえるパナソニックの『EVOLTA NEO』。長持ちを売りにする『EVOLTA』の進化版として登場した本製品は、従来品に比べて電池の持ちがさらに10%アップしました。
毎日使う子どものおもちゃからお父さんのシェーバーまで、いろいろなアイテムで活躍すること間違いなしの単4乾電池です。
未使用時の液漏れを漏液防止構造でガード
乾電池内で使用する材料の粒子をこまかくし、まんべんなく配置したことで反応面積が拡大。大きな電流を流す性能が、従来品よりも約20%アップしたアルカリ乾電池です。早さが求められるラジコンなどのレースゲームで使うのに適した性能となっています。
製造時の乾電池内に生じる微細な亀裂を抑えることで、未使用時の液漏れ防止の性能もアップしているとのこと。日用品はすこし多めに買っておきたいという方や、液漏れで破損したくない製品への使用などに安心感の多い乾電池になっています。
たくさんの乾電池が必要な方に
ペンライトやラジコンなど、電池消費の激しいアイテムを使う人におすすめ。アマゾンが販売するアルカリ乾電池です。なにかと使う機会の多い乾電池、配送料金を0円にするために、ほかの商品とセットで買うのもひとつの手ですよ。
アルカリ乾電池にはない魅力がある
マンガン乾電池は、お店でもあまり見る機会が少なくなってきました。アルカリ電池にはない特徴が、休み休み使うと電圧が回復するという点です。
懐中電灯や携帯ラジオのような大きなパワーを必要とせず、小さな電流で動くアイテムであれば、マンガン乾電池のほうが向いています。
2本入りの使い切りサイズ
アルカリ乾電池と比べて安価なマンガン電池です。マンガン式の電池は、リモコンや懐中電灯のような、時々少しだけ使うような電化製品に使ってあげると、長持ちします。
また、アルカリ電池と比べて液漏れがしにくいという特徴もあるので、用途によって使い分けましょう。
パワーが必要な機器向けのハイエンド充電池
充電池の代名詞的存在となっている、パナソニックのエネループシリーズのハイエンドモデル。よりパワーを必要とするデバイスにも対応できます。
特にカメラ本体やストロボなどの周辺機器に適しています。電池容量も通常のエネループよりも多くなっています。頻繁に充電するのが面倒という方も満足できるでしょう。
繰り返し使える充電池タイプの単4電池
最小容量800mAh、約1,000回の使用が可能な、スタンダードな充電池タイプの単4乾電池。充電器が別途必要になりますが、セットで購入すれば繰り返し使うことができます。
充電池は充電済みなので、すぐに使用できるのもうれしいポイント。乾電池の使えるスマホバッテリーに使えば、災害時の備えにもなります。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 乾電池の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの乾電池の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
使用推奨期限をチェック
使い捨ての乾電池には本体や包装部分に使用推奨期限が載っています。この日付を過ぎたものは、電池性能が落ちていたり、部品の劣化で液漏れしやすくなっていたりすることがあります。なるべく期間内に使うことが推奨されているため、乾電池を購入する際は使い切れる本数を購入しましょう。
ちなみに「使用推奨期限」は乾電池のパッケージや本体に明記されています。「05-2023」や「05-23」などのように書かれている場合は、2023年5月までが使用推奨期限になります。
電池の捨て方
使い捨ての電池は、一部の電池を除いて不燃ゴミとして捨ててもよい規定になっています。しかし、各自治体によって規定が変わる地域もあるので注意が必要です。
電池は金属と電気という、一つ間違えれば火事になりやすい性質のものが組み合わさっているものであるので、捨て方にも気を留めましょう。
「完全に使用してから捨てる」「電極側にセロテープを貼る」、この2つのポイントさえ抑えておけば安心です。電池は他の金属と反応して、中に電気が残っていると電極側から発火してしまうことがあるので、しっかり覚えておきましょう。
より安全に電池を使おう
一般的にはアルカリ乾電池が主流です。マンガン乾電池は小さい電力の機器でコストを抑えたい人向け。環境のことを考慮すると、充電池タイプも選択のひとつとしておすすめです。
ここで紹介したことを踏まえて、よりコストパフォーマンスの良い生活を送り、より安全に電池を使いましょう。
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iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。 複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。 冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。 最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。