コンパクトな寝袋(シュラフ)とは?
コンパクトな寝袋とはおおよそ、収納時の大きさが30cm x 幅15cm程度で収まるものを言います。大きさのイメージとしては2Lのペットボトルくらいでしょうか。
重さは軽ければ500g程度、重くとも1kg前後のものが多いです。
コンパクトで軽量な寝袋は持ち運びに便利ですが、どうしても大きさと重さの制約上、夏用、せいぜい3シーズン用のものが多いです。
その特性をよく理解したうえで選びましょう。
寝袋(シュラフ)の選び方

Photo by Martin Jernberg on Unsplash

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寝袋(シュラフ)を選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記の通り。
・寝袋のタイプで選ぶ
・中綿の素材で選ぶ
・使用シーズンに合わせたものを選ぶ
・寝袋のサイズを確認
用途や季節に合わせたものを選びましょう。
その他、寝袋(シェルフ)の選び方については下記の記事にて詳しく解説しているので気になる方はぜひ確認してみてください。
コンパクトな寝袋(シュラフ)のおすすめ12選
ここからは、コンパクトな寝袋(シュラフ)のおすすめ商品を紹介します。
夏登山にぴったりな軽量コンパクトモデル
夏の利用を想定してつくられたマミー型シュラフです。軽量・コンパクトさが大きな特徴で、小さく折りたたんで付属のバッグに収納すれば片手でかんたんに持ち運べます。裏地に小物用ポケットを装備し、寒さを感じやすい足元にはダウンを多めに使用するなど、シンプルながら機能が詰め込まれています。
かさばらないので登山のほか、サイクリングやバイクツーリングなど気ままに旅行を楽しみたい人にもおすすめです。
計算されたダウンの配分が秀逸
最低使用温度が6℃なので、夏山登山や山岳でのテント泊にちょうどよさそうな商品。独自の3D構造でダウン生地をエリアごとに的確に配分しているのが特徴です。足元部分は多めにダウンを詰め、冷えがちな足元の断熱性能もしっかりと確保しています。
ソロキャンパーやツーリングにも手軽に携帯できるコンパクトさも魅力。伸縮性も高められているので、着脱がかんたんなのもありがたいポイントです。
国産に拘った3シーズンシュラフ
760から860フィルパワーのダウンを使用し、軽さと快適性を両立したダウンシュラフです。
肌触りがよく、包み込まれるような寝心地が魅力。数多くの登山家から愛されてきたシュラフは、極地用からハイキング用まで幅広くカバーしています。
ダウンには抗菌防臭加工が施されているほか、国内での洗浄など厳しく品質管理がされているので、快適に安心して使うことができます。またシュラフには珍しく、暗闇でもジッパーが光る蓄光ファスナーが使用されているのもうれしいポイントです。
「嚙み込み」の発生を軽減
表地と裏地を直で縫い合わせるシングルキルト構造を採用、軽さを追究したシュラフです。500mlサイズのペットボトルほどの大きさに収納できるので、持ち運ぶ際も負担になりません。
YKKの特殊パーツをファスナースライダーへ取り付けて隙間を減らすことで、生地の噛み込みの発生を防ぎ、万が一噛み込みが発生した場合でも生地へのダメージを軽減することに成功しました。
快適性を追求した独自構造のシュラフ
モンベル独自のスパイラルストレッチシステムを採用した寝袋です。生地自体の伸縮性をいかして余計な素材を使わないで、体の動きに沿って伸びる仕様になっています。
また、800フィルパワーの高品質ダウンを使用し、軽量コンパクトかつ高い保温性を備えています。快適温度は11℃なので夏の低山やキャンプなどに適しています。
保温性、速乾性、着心地のよさを両立
家で丸洗いできるのでかんたんにメンテナンスできます。中綿は、エクセロフトという化学繊維綿を使用。綿の一本一本に撥水加工が施されているので水濡れに強く、保温性と速乾性にすぐれています。
また、独自のシステムを用いることで生地本来の伸縮性をいかして軽さとのびやすさを両立し、着心地のよさを実現しています。一年を通して使える商品です。
同じタイプの商品との連結使用が可能
表地には撥水加工を施した軽くて丈夫な380Tナイロンを使用し、地中綿には中空ポリエステルを使用。保温性と速乾性に優れているシュラフです。
一人で使うのはもちろんのこと、同じタイプのシュラフ同士をスライダーで連結することで2人で並んで寝ることもできるので、親子やカップルでのレジャーに特にオススメです。
春から秋まで使える! 保温性の高いシュラフ
春先から秋口にかけて、国内の高い山々で使えるシュラフです。質のいいホワイトダックダウンを封入し、羽毛がより空気をたくさん含むようボックス構造を採用しており、保温性がとても高いです。生地に撥水加工が施されているので、水や汚れもサッとふき取れます。
また、持ち運びやすいようにSサイズのストリージバッグを標準装備しています。
無駄を省いたUL系ダウンシュラフ
ジッパーやフード、背中の生地をなくした、3シーズン使えるダウンシュラフです。大きく空いた背中部分はマットをなかに入れて使用することで、就寝時に潰れてしまう背中部分のダウンを無駄にしない構造になっています。下部は絞り具合を調節できるようになっており、暑い時期は開放して使うことができます。
また、このタイプのシュラフは、緊急時にブーツを履いたまま座って緊急野営するのにも便利です。アルプスの夏山限定登山や、 ファストアンドライト系ハイカー(スピードと軽量に特化したハイカー)におすすめの一品です。
別売りの『ウルトラSILスタッフサック XS』を使用すれば、約14×27cmで収納することができます。
丸洗い可能! ロングシーズン対応
ベアーズロックのロングセラー商品。圧迫感がなく横幅が広めなので、ゆったり使えます。中綿は化学繊維を使用していて、やわらかく触り心地のいい質感です。また、水になじみやすく丸洗いできるので清潔さをたもてるのがうれしいポイントです。
対応シーズンは春~初冬と長い期間利用できるので、ひんぱんに登山を楽しみたい人におすすめです。カラーバリエーションも豊富なので、好みにあわせて選べます。
着たまま動ける寝袋
肌触りが柔らかな起毛仕上げのシュラフです。手足を出せば着たままスマホを操作したり本を読んだりできるため、野外でのリラックスタイムがより快適に。フードや首元のサーマルカラーが放熱を抑え、内側のぬくもりを逃がしません。
開閉が簡単なセンタージッパーのおかげで着脱もラクラク。洗濯機で丸洗いできるので、衛生面も安心です。
さまざまな用途に使えるシュラフ
幅広い季節に対応できる便利なシュラフです。ポリエステルを起毛させたフリースは柔らかくて肌触りが良く、暑い季節には日中と夜の寒暖差から身を守るためのブランケットとして、寒い季節には手持ちのシュラフの中に入れて保温性を向上させるために使用することができます。
また、持ち運び用の収納袋に入れたままクッションとして使うのもオススメです。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 登山用寝袋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での登山用寝袋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
登山用寝袋(シュラフ)に関するQ&A
寝袋の上手なたたみ方

寝袋を収納するときのポイントは、中綿の素材によってことなります。しかし、どちらも大切なのは空気を抜きながら小さくすることです。
ダウンは、足元から収納袋に押し込んで空気を抜きながら入れます。キッチリ折りたたんでしまうと内部の綿がかたよってしまうので、ややふんわりとたたむことがポイントです。
一方化学繊維は、体重をかけてたたむのがおすすめです。まず縦半分に折りたたみ、さらにまんなかで半分に折ります。空気を抜きながらかたく巻いていくと、きれいに収納できます。
使用後のお手入れ方法

寝袋はひんぱんに洗うといたんでしまうので、なん回か使ったあとや汚れたとき、しばらく使わないときには洗濯するのがおすすめです。
丸洗いできるタイプなら洗濯機で、そうでないタイプでも手洗いができます。手洗いするさいは洗濯表示を見て、水の温度などを事前にチェック。中綿がダウンならダウン用洗剤、化学繊維なら中性洗剤を使ってやさしく洗いましょう。
また、干し方も大事なポイントです。直射日光は生地や中綿をいためる原因になりますので、陰干しで乾かしましょう。生乾きだとダニやにおいの原因になりますので、十分に乾かしてくださいね。
コンパクトな寝袋と一緒に使いたいアイテム 登山用ウルトラライトバックパック、軽量テント、クッカー
その他の寝袋もチェック 登山用ウルトラライトバックパック、軽量テント、クッカー
エキスパートからのアドバイス コンパクトさと性能のバランスを
コンパクトな寝袋(シェルフ)のおすすめ商品はいかがでしたでしょうか?
移動時の寝袋は小さく、軽いに越したことはありませんが、肝心なのは就寝時の性能です。小ささや軽さを追求して、寝るときに寒くて寝れないでは本末転倒です。
コンパクトさと性能のバランスをよく考えて寝袋を選んでください。
また、ある程度大きな寝袋もコンプレッションバック(圧縮袋)を使うことで大幅に収納時を減らすこともできます。こちらも併せて検討してみましょう。
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