ガンプラとは
「ガンプラ」とは、「機動戦士ガンダム」のシリーズに登場する「モビルスーツ(以下、MS)」「モビルアーマー(以下、MA)」といった機動兵器や艦船、車両などをプラモデル化したものです。
テレビアニメシリーズを中心として、映画やOVA、漫画、小説、ゲームなどに至るまで、実にさまざまなジャンルをベースにした商品がラインアップされています。
1980年に誕生した「1/144ガンダム」以来、40周年を迎えた2020年5月に累計出荷数が7億個に到達するなど、現在でも圧倒的な人気を誇るプラモデルジャンルのひとつです。
発売当初は組み立てに接着剤を使用し、塗装も必要だったガンプラですが、新技術の採用によって“誰でも”“簡単に”“美しく”組み立てられるようになったのもポイントです。
「スナップフィット」では、接着剤を使わずパーツ同士を合わせるだけで簡単に組み立てが可能に。また、1枚のランナーに数種類の色を同時に再現する「他色成形」の採用により、塗装なしでもカラフルな仕上がりを楽しめるようになっています。
ガンプラの選び方
ガンプラはかなりの数・種類が発売されているため、「どれを買えば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか? そこで、ガンプラを購入する上で重要なポイントをまとめてみました。
好きなMS・MAを選ぶのが基本
ガンプラは基本的に原作ベースで作られているので、まずは「機動戦士ガンダム(通称:ファーストガンダム)」「新機動戦記ガンダムW」「機動戦士ガンダムSEED」など自分が好きなシリーズから、もっとも気に入ったMS・MAを選んでみましょう。
ブランド・シリーズから選ぶ
現在のガンプラは、「HG[ハイグレード]」「RG[リアルグレード]」「MG[マスターグレード]」「PG[パーフェクトグレード]」「メガサイズモデル」「RE/100[リボーン-ワンハンドレッド]」「ENTRY GRADE」「FULL MECHANICS[フルメカニクス]」「SDガンダム クロスシルエット」、そして各種「SDガンダム」シリーズというブランドに分けられています。
それぞれ特徴やスケール(縮尺サイズ)、組み立て難易度などが異なるので、まずは自分に合ったものを選んでみてください。初心者には、組み立て難易度が低い「ENTRY GRADE」や「HG[ハイグレード]」などがおすすめです。
HG[ハイグレード]
ガンプラのスタンダードと呼べるブランド。商品のラインアップがもっとも豊富なので、ややマイナーなMS・MAが好きな方も安心です。シリーズのうち宇宙世紀のモビルスーツを題材にした「HGUC[ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー」」などの派生ブランドもあります。
RG[リアルグレード]
緻密なパーツ構成や質感表現など、「HG」と比べてリアル志向を追求したブランドです。
MG[マスターグレード]
ガンプラ15周年記念として発売が開始されたブランドです。精巧な内部フレームを核として、ベストプロポーションと自由自在な可動ギミックを追求しています。
PG[パーフェクトグレード]
「究極のガンプラ」をテーマに、ガンプラ20周年記念として発売が開始された最高峰ブランドです。
最新技術の採用により、外観の造型だけでなく内部構造にも一切の妥協を許さない、ガンプラの究極の姿を具現化しています。
MEGA SIZE MODEL[メガサイズモデル]
ガンプラ30周年記念として発売が開始された、ガンプラで最大サイズを誇る1/48スケールのブランドです。控えめなパーツ数やニッパー不要の組み立て方式により、迫力のサイズながら初心者でも簡単に製作できます。
RE/100[リボーン-ワンハンドレッド]
「MG」と同じ1/100スケールながら、外装ディティールの完成度を落とすことなく、洗練・簡略化されたパーツ設計を採用。組み立てやすさと圧倒的な迫力を両立するブランドです。
ENTRY GRADE[エントリーグレード]
ニッパー不要の「タッチゲート」技術に加えて、色分け済みのランナー、シールとポリキャップを使わない可動部など、入門用にぴったりなブランドです。
FULL MECHANICS[フルメカニクス]
メカニカルな意匠を追究した、高密度ディテールと組み立てやすさを両立するシリーズです。
SDガンダムシリーズ
2種類のフレームと外装を組み替えられる新世代SDガンダムシリーズ「SDガンダム クロスシルエット」をはじめ、「SDガンダムBB戦士」「SDガンダムワールド ヒーローズ」「SDガンダムワールド 三国創傑伝」など、デフォルメされた“かっこ可愛さ”が魅力のブランドです。
スケールで選ぶ
ガンプラはブランドごとにスケールが異なります。「飾ろうと思っていたスペースに入らなかった」「思ったよりも迫力が感じられなかった」といったことがないよう、好みの大きさや飾りたい場所などに応じて最適なスケールのモデルを選びましょう。
・1/48スケール:約375mm(メガサイズモデル)
・1/60スケール:約300mm(PG)
・1/100スケール:約180mm(MG、RE/100、FULL MECHANICS)
・1/144スケール:約125mm(HG、RG、ENTRY GRADE)
・特殊スケール:約80mm(SDガンダム クロスシルエット、SDガンダムBB戦士)
ガンプラおすすめ26選
それでは、ガンプラのおすすめ商品をご紹介しましょう。
シリーズ最新作よりガンダム・エアリアルが登場
ガンダムシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』よりガンダム・エアリアルがHG・1/144スケールで登場。色分け済みでビームパーツなどはクリア成形なので、とてもリアル。また、可動域が広いため、作中の名シーンも思いのまま再現可能です。

より人間に近い自然なポージングを実現
“美しいポージング”と“可動性能とプロポーション”を追求したデザイン&ギミックで、より人間に近い自然なポージングを実現した「ガンダム」。手首ブロックのボールジョイント化で、拳を握り込む力強い動きなども演出できる。

ガンプラといえばやっぱり初代主人公機!
少ないパーツ数での組み立てでもダイナミックに可動するインナーフレーム「アドヴァンスドMSジョイント」、見た目の完成度を追求した特殊素材製「リアリスティックデカール」など、“リアル”を追求した「ガンダム」です。

ファルメル隊仕様のマーキングシールも付属
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」に登場する「シャア専用ザクII」を新規パッケージと新たな武装でリニューアルしたモデルです。ザクマシンガンはドラムマガジン式とベルト給弾式の2丁が付属している武装パーツが豊富なキットです。

エメラルドグリーンに輝く足技を再現!
ガンプラとゲームが連動する「ガンダムブレイカー バトローグ」において、「ゴッドガンダム」の兄弟機をコンセプトにカスタマイズされた機体。各部の関節は広い可動範囲が確保されているほか、エメラルドグリーンに輝く足技をクリアグリーンの足パーツで再現するなど、格闘技を主体としたMSならではの特徴も活かされています。

「ガンダムアレウス」の強化機体をモデル化
ガンプラとゲームが連動する「ガンダムブレイカー バトローグ」において、「ガンダムブレイカーモバイル」の主人公機「ガンダムアレウス」のさらなる強化機体として登場。接続方法が印象的なフリーダムガンダムの翼とダブルサテライトキャノンを見事に再現しているほか、ビームライフル、大型ビームソード、ビームシールドなど多彩な武装も魅力です。

量産型MSといえばやっぱりコレ!
「機動戦士ガンダム」に登場するジオン公国量産MSの中でも、特にファンが多い「MS-06 ザクII」を1/144スケールでモデル化。ザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホーク、脚部に取り付けるフットミサイルが付属しており、さまざまなシーンを再現できます。

「ウェイブライダー」への変形も見事に再現
「機動戦士Zガンダム」の劇中後半で主人公カミーユ・ビダンが搭乗する「ゼータガンダム」の1/144スケールモデルです。ベストなプロポーションを維持しつつ、パーツ挿し替えによる航空機形態「ウェイブライダー」への変形を見事に再現。大型の「ハイパー・メガ・ランチャー」など、劇中で使用した多彩な武装も付属しています。

“金属の輝き”をシール上で再現
「機動戦士ガンダム」でシャアが搭乗する「MS-06S シャア専用ザク」を「RG」仕様でモデル化。原作で多くのファンを魅了した驚異的な動きを再現する可動域の広い「アドヴァンスドMSジョイント」や、“金属の輝き”をシール上で再現した「リアリスティックデカール」などを採用しています。

コクピットハッチの開閉などリアルなギミック
「機動戦士Zガンダム」において、主人公のカミーユやエマが搭乗した「RX-178 ガンダムMk-II」の反地球連邦組織「エゥーゴ」仕様。精密かつ幅広い可動域を実現しているほか、コクピットハッチの開閉など「RG」ならではのリアルなギミックの数々も魅力です。

よりダイナミックなポージングを実現
映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でアムロ・レイが搭乗する「νガンダム」を細部まで再現したモデルです。可動域が広い各部のジョイントや、脚部の各関節と連動して装甲がスライドする「マルチリンク・ギミック」などにより、よりダイナミックなポージングを実現しています。

デストロイモード時の露出部をクリアパーツで演出
「機動戦士ガンダムUC」において、ユニコーンガンダム2号機「バンシィ」の装備を、新パイロットのリディ・マーセナスに合わせて変更・調整したバージョン。新規造形のアームド・アーマーXCや新規追加パーツで再現したアームド・アーマーDE、デストロイモード時に露出するサイコ・フレームへのクリアパーツ採用なども魅力です。

翼部分のオリジナル可動ギミックは必見!
テレビ版「新機動戦記ガンダムW」で主人公のヒイロ・ユイが搭乗する「ウイングガンダム」を完全新規造形でモデル化。設定上の機構や劇中のポージングを再現するための多彩なギミック、さらに実機考証に基づく鳥をイメージした翼部分のオリジナル可動ギミックなどを採用しています。

初代「ガンダム」の魅力を完全再現
細かく色分けされた8色の外装パーツ、金属や機体の密度感を演出する「リアリスティックデカール」、新たな可動解釈を採用した「ムーバブルアーマーシステム」などで、初代「ガンダム」の魅力を完全再現したモデルです。

細部までこだわりぬいた「サザビーVer.ka」
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場したシャアの搭乗機「サザビー」を、デザイナーであるカトキ・ハジメ氏が新たな視点でリファイン・監修したモデル。ビーム・ショット・ライフル、シールド、ビーム・トマホーク、ビーム・ サーベル、ロング・ライフルが付属しています。

漂う「ガトリングシールド」の重厚感!
OVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」でジオン公国軍のノリスが搭乗した「グフ」のカスタム機。砲身を一本ずつ精巧に再現した「ガトリングシールド」、リード線を用いることで自由なポージングがとれる「ヒートロッド」など、細部にわたってこだわりが感じられます。

リアリティを追求した「νガンダム Ver.ka」
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でアムロ・レイが搭乗する「νガンダム」を、カトキ・ハジメ氏が新たな視点でリファイン・監修したモデルです。外装をずらすことでサイコフレームを露出する「発動モード」に切り替えられるなどリアリティを追求。描き起こしのディテールとマーキングも魅力です。

「タクティカルアームズIIL」フォーム変形の再現
「機動戦士ガンダムSEED VSASTRAY」登場する「ガンダムアストレイレッドフレーム改」を「MG」仕様でモデル化。「ガーベラ・ストレート」「タイガー・ピアス」の2振に加え、「フライトフォーム」や「アローフォーム」へと変形可能な「タクティカルアームズIIL」も付属しています。

「ネオバード」形態への変形も完全再現
OVA「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」に登場した「ウイングガンダムゼロEW」を、カトキハジメ氏がリファイン・監修したモデル。翼へのツインバスターライフルの収納や、「ネオバード」形態への変形も完全再現されています。

新規造形の追加でより洗練「ストライクガンダム」
「機動戦士ガンダムSEED」の「ストライクガンダム」に、「エール」「ソード」「ランチャー」のストライカーパックを統合した「マルチプルアサルトストライカー」装備形態を完全具現化。頭部や装甲各所に新規造形を追加し、より洗練された仕上がりとなっています。

初代「ガンダム」を細部まで忠実に再現
「機動戦士ガンダム」の主人公 アムロ・レイの搭乗機「ガンダム」を、細部まで忠実に再現したモデルです。本物のMSを建造するような感覚が味わえる段階的組み立て工程「GUNPLA EVOLUTION LINK SYSTEM」に加え、全身90箇所以上の可動軸でさまざまなポージングが可能。メッキ加工や金属パーツ、LEDユニットの採用など、稼働シーンをリアルに演出する工夫が満載です。

「スーパードラグーン」展開状態の迫力!
カトキハジメ氏のリファインによる“究極”の「ストライクフリーダムガンダム」。関節保持力の向上により思いのままのポージングを楽しめるほか、「スーパードラグーン」展開状態の迫力は「PG」ブランドの中でもトップクラスです!

「デストロイモード」への変身を完全再現
「機動戦士ガンダムUC」でバナージ・リンクスが搭乗する「ユニコーンガンダム」です。フェイスガードの展開を含め、平常時の「ユニコーンモード」から最大稼動モード「デストロイモード」への変身を完全再現。豊富な武装をMSと共にディスプレイできる専用ディスプレイベースが付属するほか、別売の専用LEDユニットを組み込めば「サイコフレーム」も発光します。

「GNバスターソードII」の発光ギミックも注目!
「機動戦士ガンダム00V戦記」において、「ダブルオーガンダム」に「セブンソード」の装備と新大型武装「GNソードIIブラスター」を追加したバージョン。新規造形パーツを用いた脚部・頭部・肩部など各部のプロポーション調整でより洗練された印象に仕上がっているほか、LEDによる「GNバスターソードII」の発光ギミックも再現されています。

「GN粒子」の挙動による光の色調変化を完全再現
「機動戦士ガンダム00」において「セブンソード」の開発コードを持つ、格闘戦に特化した機体です。メカデザイナー の海老川兼武氏が監修し、太陽炉「GNドライヴ」から「GN粒子」が全身に伝達していく機構を徹底考証。そこから導き出されたデザインアレンジと内部フレーム構造を具現化すると共に、新設計のLEDユニット、新採用導光素材やギミックなどの新たなアプローチで、「GN粒子」が蓄積・圧縮される際の発光演出までをも再現しています。

初心者にもおすすめのフルウェポンセット
通常版に付属する、ビーム・ライフルとシールドに加えて、ビーム・サーベル用エフェクト×2本、ビーム・ジャベリン、ハイパー・バズーカ、ガンダム・ハンマーが付属するフルウェポン仕様。組み立てやすいので初心者にもおすすめです。

覇気が漂うポージングを演出
「SDガンダムワールド ヒーローズ」に登場する英雄「信長ガンダムエピオン」をモデル化。名刀「へし切り長谷部」抜刀の構えを再現できるほか、クリアパーツを重ねることで剣戟エフェクトとして使用可能な刀身、覇気を漂わせるポージングを演出できる3枚構成のマントなどが魅力です。
「ガンプラ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ガンプラの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのガンプラの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ガンプラに関するQ&A よくある質問
組立説明書のパーツリストにある「×」は何ですか?

「×」と記載のあるパーツは、組み立てに使用しないパーツを意味しています。
よく聞く「デカール類」とはどういう意味ですか?

デカール類とは、付属のシールのことを指します。
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組みやすさかリアルか、自分だけの世界観を再現
原作に登場したMSやMAを、自分の手で作り上げられるガンプラ。素組みだけでなく、さまざまなカスタマイズが楽しめるのも魅力です。オリジナルの塗装を施したり、パーツを追加してみたり、ジオラマを作ってみたり、コンテストに応募してみたりと、自分だけの世界観を再現できます。ぜひお気に入りのモデルを組み立ててみてください。
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