USB-C PD100W対応！『HyperJuice 27000mAh USB-C モバイルバッテリー』の使い勝手を検証レビュー

USBは当初PCにおけるデータ通信の規格でしたが、近年はおもにスマホへの充電規格として普及。さらには充電や画像転送などでPCのインターフェースとしても用途を拡大しています。これにあわせて、モバイルバッテリーも大容量化と充電の高速化が進展。USB-C PD対応で高速充電可能な製品が続々と発売されています。

『HyperJuice 27000mAh USB-C モバイルバッテリー』は最大100Wと60Wの2つの急速充電対応のUSB-C PDポートを搭載する大容量モバイルバッテリー。27000mAhとノートPCなどの充電にも対応可能です。

この記事では、『HyperJuice 27000mAh USB-C モバイルバッテリー』の使い勝手は本当のところどうなの？ という方のために、実際に購入して使い勝手や性能を検証してみました。ぜひ記事を読んで参考にしてください。

『HyperJuice 27000mAh USB-C モバイルバッテリー』の主要な機能と特徴となる点をご紹介します。

本商品はクラウドファンディングというインターネットを利用した新しい資金調達方法を活用して開発されたモバイルバッテリーとして話題を集めました。

クラウドファンディングはインターネットを介して集めた資金により開発プロジェクトを進め、開発完了時には資金提供者に開発の成果を提供するというもの。開発が完了しないリスクもあるのですが、本商品の開発は成功裏に完了。資金集めは海外のみならず日本でも行われ、開発プロジェクトの完了後に製品が資金提供者に配布されました。

27000mAhと大容量で、ノートPCへの充電や最新のスマートフォンへの複数回の充電も可能です。プレゼンなどではPC利用が必須となりつつあり、大容量なのはうれしいところ。

バッテリーの飛行機への持ち込みには制限があり航空会社によってルールは異なりますが、こちらは容量を機内持ち込みが可能な最大容量に設定。出張や旅行にも携行できて活用範囲の広いモバイルバッテリーです。

2つのUSB-Cポートはそれぞれ最大60Wと100Wの出力に対応しており、スマホやタブレットはもちろんMacBook ProなどUSB-Cポート搭載ノートPCへの充電にも対応。さらにUSB-AポートもQuickCharge対応で急速充電可能です。

この3つのポートで同時急速充電が行なえ、その場合は、合計で130Wまでの出力となるように各ポートの出力が調整されます。

USB-C PD100W対応のポートは入出力兼用となっており、本体充電はこのポートを使って行います。公称では、100Wで充電した場合は約1時間で満充電と本体充電が高速なのはうれしいところ。

ここでは、『HyperJuice モバイルバッテリー RP-PB201」に関する口コミや評判をご紹介します。

27000mAhという大容量でスマホからパソコンまで、なんにでも充電できるのがうれしいという声が多いです。

また、USB-C PD100Wの急速充電は使ってみて速さを実感したという声もありました。とくにMacBookのユーザーから充電できて便利という声も多いです。

残念な口コミとしては、価格が高いという声が多いです。ただし、性能との対比では致し方ないという意見もあります。

公称の容量の半分程度しか充電できなかったという声や、本体残量が少ないと最大100Wでの充電を行うことができずにがっかりしたという声も。また、ノートPCにも残量が少ないと充電できなかったという口コミもありました。

ここからは、『HyperJuice 27000mAh USB-C モバイルバッテリー』を実際に購入して検証した結果を紹介していきます。本体充電や機器充電といった基本的な機能はもちろん、携帯性や使い勝手も実際に手に取って調べました。

本体写真と電力の特徴をデザインした白い厚紙の化粧箱に入りです。内箱は引き出し式となっており頑丈にできています。

裏面には、スマホ、タブレット、MacBookの3台を同時に接続した写真が掲載されており、利用イメージがひと目でわかりますね。

パッケージ内には、本体のほか、説明書やUSBケーブル、布製のポーチといった付属品が収められています。なお、接続ケーブルは両端ともにUSB-Cで100W対応なので太くて固いです。

写真のマーカーペンとの比較でもわかるように、かなりの大きさです。カラーはグレーでアルミニウム合金のボディがシックでオシャレ。

厚みも約2.5cmとスリムとはいえず、身につけて携帯するというよりは、机に置いたりカバンのポケットに入れた状態で使うことになります。なお、立てても自立しますので狭い場所での操作も楽です。

27000mAhと大容量なため約650gとかなりの重量です。手に持つとずっしりとした重量感を感じ、他の機器にぶつけると傷つけたり故障の原因となるのではと感じました。身につけて携帯するというわけにはいかず、カバンなどにいれて携行するとよいでしょう。

本体の側面にUSB-AポートをはさんでUSB-C PDポートが2つ配置されています。100Wと記載のあるポートは入出力兼用、60Wと記載のあるポートは出力専用です。

USBポートを含め横に並んで配置されているのでポート間に余裕があるのがうれしいところ。

100Wと記載のあるポートは入出力兼用であることから、ここでは60Wと記載のあるUSB-Cポートに、PD30Wに対応する機器に充電を行ない、テスターで充電状況をチェック。計測値として1.98V/1.51Aが表示されました。約30Wとほぼスペックどおりの値で充電が実施されていることが確認できました。

USB-Aポートの出力状況を確認してみました。MicroUSBポート搭載の私のQua Phoneスマホに充電中にテスターをつないで確認したところ、9V/0.6A前後で推移し、約1時間半強で充電完了。

別の機器充電時は5V/1.1A前後で推移しており、機器を判別して電圧および電流の調整を行っていることを確認。なお、同時にUSB-Cポートでほかの機器の充電を開始しましたが、電流や電圧は特に減少することなく充電を続行できました。

100Wと記載のあるUSB-CポートにPD30W対応の充電器コンセントを接続して充電状況をチェック。本体充電は約4時間強で完了しました。公称では100W対応なら約1時間ですからほぼスペックどおりの速度です。充電中にテスターをつないで確認したところ、LEDランプの4個目が点灯するまでの計測値は14.5V/1.9A前後で推移しており、PD30Wという仕様通りの動作でした。

また、PD60W対応のバッテリーに接続した場合は、計測値として19.9V/2.9Aが表示され、ほぼ60Wで充電されていることが確認できました。PD100W対応ならではの効率のよさと考えられます。

本体充電中は充電器は若干熱を帯びていましたが、気になる熱さにはなりませんでした。

5ランプの残量確認ランプが本体側面に、ボタンやUSBポートともに配置されています。ボタンを押すことでその時点の残量が確認可能。点灯時間が30秒程度と長いのでゆっくり確認できます。

モバイル機器などの充電中は残量に対応するランプが点灯。本体充電中は充電されたボタンが点滅します。いずれの場合も、本製品で状況をチェックできるので便利です。

27000mAhと大容量で、USB-C PD100W急速充電にも対応可能。スマートフォンやタブレットなどへの充電はもちろん、MacBook Proなどノートパソコンなどへの充電も可能なのがうれしいですね。

大きくて重量があるので、スマホ用に身につけて持ち歩くというより、ノートPCなどと一緒にカバンに入れて携行するタイプのモバイルバッテリー。USB-Cポートを有するパソコンが普及すると想定され、本製品は活用の場が広がると考えられます！

また、HYPER社では、本製品のような大容量バッテリの充電に便利なACアダプタやスマホの充電に使えるタッチレス充電器なども販売しています。あわせて検討されてはいかがでしょうか。

Amazon、楽天市場でのモバイルバッテリーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

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