軽量モバイルバッテリーの選び方 容量、補助の2台目としてもつ、ケーブルの有無
電脳系フリーライターの早川厚志さんに、軽量なモバイルバッテリーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
実際に使えるのは約6割程度 スマホに何回充電できるか?
電脳系フリーライター
軽いモバイルバッテリーを選ぶとき気になるのが「スマホに何回ぐらい充電できるか」ということでしょう。
そこで「モバイルバッテリーの容量÷スマホのバッテリーの容量」という単純計算をしてしまいがちですが、実は充電する際には必ず変換ロスが生じるため、実際に充電できるのはかなり少なめに見積もる必要があります。
変換ロスは製品によって異なりますが、実際に使えるのはモバイルバッテリーの表示容量の約6割程度だと考えて下さい。
持ち運びの軽さと容量のバランスに注目する 3,000mAhクラス、5,000mAhクラス、10,000mAhクラス
電脳系フリーライター
いくら軽いモバイルバッテリーが欲しくても、バッテリー容量が小さすぎるとスマホを満足に充電することができません。
たとえば容量が5,000mAhクラスの場合、スマホを1〜2回ほどフル充電できますが、より小さな3,000mAh以下のクラスだと機種によってはスマホを1回もフル充電できない可能性があります。スマホの使い方にもよりますが、「毎日持ち歩き、スマホを1回はフル充電したい」という人には5,000mAh程度のモバイルバッテリーが軽くて持ち運びやすいでしょう。
また、「スマホを2回以上充電したいけれど、できるだけ軽いものを……」という人には、10,000mAhの大容量でありながらも170〜180g(卵3個分)という製品も出ています。
もしもの時に2台目として活用する カードタイプ、口紅型タイプ、AppleWatch専用タイプなど
電脳系フリーライター
「スマホのバッテリーが完全に切れたのでモバイルバッテリーで充電しようとしたら、モバイルバッテリーの残量もゼロだった……」といった経験はありませんか? こうした事態に備えて、日常的に使うバッテリー以外に、意識せず持ち歩くことができる、とても軽いモバイルバッテリーを2台目として用意しておくと、いざという時に重宝します。
たとえば、クレジットカードサイズで財布に入るほど薄いもの、スマホに重ねたり挿し込んだりして使うもの、口紅タイプの形状で化粧ポーチに入れておけるものなど、さまざまな商品があります。また、「外出先でApple Watchを充電したい」という人にはApple Watch専用のキーホルダー型モバイルバッテリーも人気です。
ケーブルの有無に注目する micro USB、USB-C、Lightningケーブルほか
電脳系フリーライター
せっかく軽いモバイルバッテリーを選んだのに、「ケーブルを忘れて充電できない」といった失敗はよくある話。そんなうっかりさんにおすすめしたいのが、充電ケーブル内蔵タイプのモバイルバッテリーです。ほとんどの製品がケーブルをバッテリーの側面などに収納できるため、ケーブルが絡まらずスッキリと持ち歩くことができます。
Androidスマホで使う人はmicro USBやUSB-Cなど手持ちの機種にあったケーブルを搭載するものを、iPhoneで使う人はMFi認証を受けた「Lightningケーブル」内蔵の製品を選びましょう(MFi認証がないとiOSをバージョンアップしたあと使えなくなる可能性があります)。
価格が安い or バッテリー容量が多いかで選ぶ 価格と容量と軽さのバランスで何を重視するか
型落ち品などは比較的安い価格帯で購入できるため狙い目です。容量が多いものだと大きさや重さが増えていきます。容量が多いものでかつ軽量となってくると価格は高くなっていきます。
最終的には価格と容量と軽さのバランスをみて、何を重視し、何を妥協するかで選ぶことになります。
PSEマークがついているかをチェックする 品質性能を評価済みで、安心かつ信頼性あるマーク
電気製品が原因の発火による火災や感電などから消費者を守るために「電気用品安全法(PSE)」があります。モバイルバッテリーもPSEの規制対象品となりました。2019年2月1日以降、PSEマークがないモバイルバッテリーは、製造、輸入、販売ができなくなっています。「PSEマーク」がついているか、もしくは「PSE認証済」といった表記を必ず確認しましょう。
軽量モバイルバッテリーのおすすめ6選 100g以下の超軽量モデルや急速充電対応モデルなど
ここまで紹介した軽量なモバイルバッテリーの選び方のポイントをふまえて、電脳系フリーライターの早川厚志さんに選んでもらったおすすめ商品、編集部で選んだ商品を紹介します。

TSUNEO『モバイルバッテリー ライトニング/microUSBコネクタ付』 複数タブレットの同時充電も!














出典:Amazon
容量 | 10000mAh |
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サイズ | 135×70×12.8mm |
重さ | 166g |
ケーブル | Lightningケーブル、Micro USBケーブル |
対応機種 | 対応Apple製品、Androidスマホ、Bluetoothスピーカー、イヤホン、スマートウォッチ |
10,000mAhの大容量で169gの軽さを実現
10,000mAhという大容量でありながらも、わずか169gという軽さを実現し、さらに充電ケーブルを内蔵したモバイルバッテリーです。
内蔵ケーブルはMFi認証済みのLightningケーブルとmicro USBケーブルの2本が内蔵されていて、iPhoneでもAndroidスマホでも使えるので、別途ケーブルを持ち歩く必要はありません。iPhoneとAndroidの2台持ちユーザーにもおすすめです。
さらにUSBポートも2つ搭載しているので、自分で用意したUSBケーブルでその他のデバイスを充電することも可能です。表面はマットな加工でポケットから滑り落ちにくくなっています。

明誠『モバイルバッテリー』 iPhoneもAndroidも同時充電可能!


















出典:Amazon
容量 | 6800mAh |
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サイズ | 91.5×62×12.5mm |
重さ | 103g |
ケーブル | なし(USBポート×2) |
対応機種 | 対応Apple製品、Androidスマホ・タブレット、カメラ、ゲーム機 |

TNTOR『超薄型モバイルバッテリー』 便利な小型・軽量・極薄の充電器


















出典:Amazon
容量 | 2500mAh |
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サイズ | 91.3×64.1×4mm |
重さ | 60g |
ケーブル | Micro-USBケーブル(Lightning変換アダプタ)/Lightningケーブル |
対応機種 | 対応Apple製品、Androidスマホ、カメラ、ゲーム機 |
財布にも収納でき緊急時に役立つ
クレジットカードとほぼ同等サイズでクレカ4枚分という薄さを実現した、財布に入れておくのに便利なモバイルバッテリーです。容量は2500mAhと少なめなので一度でスマホを25%〜40%程度しか充電できませんが、スマホのバッテリーが完全に切れて「少しでいいから充電したい」といったとき、財布に入れておくと助かります。
また、充電ケーブルが付属するので別途ケーブルを持ち歩く必要はありません(USB出力ポートは備えません)。なお、micro USBケーブルを内蔵したモデル(iPhone用の変換コネクタが3つ付属)と、Lightningケーブルを内蔵したモデルの2種類から選べます。

明誠『モバイルバッテリー ケーブル内蔵型』


















出典:Amazon
容量 | 6800mAh |
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サイズ | 105×64×13mm |
重さ | 111g |
ケーブル | Micro-USBケーブル、USB-Cケーブル(iPhone用変換コネクター付き) |
対応機種 | 対応Apple製品、Androidスマホ |
iWALK『モバイルバッテリー』














出典:Amazon
容量 | 3300mAh |
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サイズ | 720×42×23mm |
重さ | 75g |
ケーブル | - |
対応機種 | iPhone&iPad(Lightning機種) |
Lakko『モバイルバッテリー 13800mAh』 胸ポケットにも入るコンパクトさ


















出典:Amazon
容量 | 13800mAh |
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サイズ | 95×64×23mm |
重さ | 約198g |
ケーブル | - |
対応機種 | 対応Apple製品、Androidスマホ・タブレット、カメラ、ゲーム機 |
「軽量モバイルバッテリー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする モバイルバッテリーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのモバイルバッテリーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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※2020/10/22 一部修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 横尾忠徳)
1995年に初めてMacを購入して以来、アップル製品に魅せられ続けているフリーライター兼フォトグラファー。現在は月6本以上のライブをこなすシンガーソングライターとしても活動している。 1996年よりMac用新着ソフト情報サイト「新しもの好きのダウンロード」を主宰。 1997年よりMac関連雑誌に毎月20本以上はMacやiOSアプリの紹介記事を執筆。 決して「アップル信者」というわけではなく、魅力的ではない製品を認めたり、他人に勧めたりしないという冷静沈着な面もある。