ヘアジェルの特徴|ワックスとの違いは?
ヘアジェルは、髪型をキープするためのジェル状スタイリング剤。みずみずしいテクスチャーで伸びがよく、濡れたようなツヤ感が出るのが特徴です。ツヤが出るという点でヘアオイルと似ていますが、ジェルのほうがスタイリング力が高く、かっこいいオールバックスタイル・サラッとしたストレートヘア・フェミニンなウェーブヘアなど、しっかりキープできます。
また、ヘアワックスとの決定的な違いは、スタイリングに失敗しても水で濡らせばやり直せる点。このような特徴から、ヘアジェルはスタイリング初心者でも使いやすいアイテムといえます。
レディースヘアジェルの選び方

Photo by Oladimeji Odunsi on Unsplash
まずは、レディースヘアジェルの選び方をチェックしていきましょう。ヘアメイクアーティスト・篠原奈緒子さんのアドバイスも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
テクスチャーの違いで選ぶ
ヘアジェルにもワックス同様に、キープ力にすぐれた「ハードタイプ」と、ほどよい束感や動きを作れる「ソフトタイプ」があります。
まとめ髪などキープ力重視ならハードタイプ
しっかりと髪の毛をホールドしたいなら、ハードジェルがおすすめです。髪の毛にサッとなじませるだけですばやく固まるので、きれいなまとめ髪を作れます。就活やビジネスシーンなど、きちんと感を出したいヘアスタイルに向いています。
束感やほどよい濡れ感を出すならソフトタイプ
ソフトジェルは、毛先に束感を作りたいときや動きを出したいときにおすすめです。ジェリーやジュレタイプの商品は、軽いつけ心地で重くなりません。シャワーで洗い落としやすいのもポイントです。
流行りの濡れ髪スタイルがお好みの場合は、「ツヤタイプ」や「グロスタイプ」がおすすめ。しっとりした質感になります。オイル成分配合の商品なら、ウェット感とツヤ感が出て理想のヘアスタイルに近づけますよ。
仕上がりで選ぶ
人によって「こんな髪型にしたい」「こんな雰囲気を出したい」など、理想のヘアスタイルは違うもの。ヘアジェルにはさまざまなタイプがあるので、自分のなりたいイメージに合わせて選ぶことが大切です。
ストレート・ウェーブヘアに
ストレートヘアなら、とろっとしたジュレタイプがおすすめ。さらに、毛先や髪表面の乾燥・パサつきを抑えてくれる美容成分配合だと、なおいいですね。
ウェーブヘアなら、髪にサッとなじませるだけでウェーブが復活するようなヘアジェルがおすすめ。ただし、あまりベタつきが強いと髪同士がくっついてしまうので、軽やかな質感かつスタイリング力の高いものが理想的です。くせ毛を生かしたウェーブスタイルを作れる商品もありますよ!
サラサラの仕上がりに
サラサラに仕上げたい場合は、ストレートヘア同様にとろっとしたジュレタイプを。トリートメント成分が配合されているものなら、さらに指通りなめらかになります。あまりハードなものは毛束感が出てしまい、サラサラ感が半減するので注意してくださいね。
髪の悩みに合わせて選ぶ
「カラーのダメージで髪がパサつく」「猫っ毛でボリュームが出ない」など髪の悩みがある場合は、その点をカバーできるようなヘアジェルを選んではいかがでしょうか。スタイリング力だけでなく、プラスアルファの機能があればお得感も増しますね。
ダメージヘアなら「保湿力」を重視!
パサつきや枝毛などのダメージヘアには、保湿力のあるヘアジェルがおすすめ。具体的には、はちみつ・シアバター・植物オイル・ローヤルゼリーなどの成分が配合されているものを選びましょう。
また、伸びのいいテクスチャーの商品もおすすめです。なかには、紫外線・静電気・ドライヤーの熱から髪を守ってくれる商品もあるのでチェックしてみてください。
ボリューム不足なら「軽さ」「速乾性」を重視!
「ペタンとしてしまう」「ふんわり感が出ない」という猫っ毛タイプには、付け心地の軽いヘアジェルがおすすめ。ワックスのように粘度の高いものを選ぶと、その重さで余計にペタンとなってしまう可能性があるので要注意です。
どちらかというと水分量が多くサラッとしたテクスチャー、そして速乾性の高いものを選ぶとよさそうです。
香りはお好みで
ヘアジェルには、香り付きと無香料があります。それぞれのメリット・デメリットを知ったうえで、お好みのほうを選びましょう。
気分が上がるのは「香り付き」
「スタイリング時に気分を上げたい」という人は、香り付きのヘアジェルがおすすめ。華やさを求めるならフローラル系、甘くないスッキリした香りがお好みならミント系などがおすすめ。お気に入りの香りをまとえば、お出かけがもっと楽しくなりそうですね。
ほかの香りと混ざる心配がないのは「無香料」
香水をつける習慣がある人やシャンプーの香りが気に入っている人は、無香料タイプを選んだほうがいいかもしれません。ほかの香りのじゃまをせず、香りに飽きてしまうこともないので使い続けやすいですよ。
ポイントは「テクスチャー」と「スタイリング力」 ヘアメイクアーティストがアドバイス
ヘアメイクアーティスト(メイクアップ、ヘアスタイリング)
ヘアジェルを選ぶとき、注目すべきポイントはテクスチャーとスタイリング力。きちんと感を演出したいときやボリュームを出したいときは固め、ナチュラルな雰囲気を出したいときはやわらかめのテクスチャーがおすすめです。
さらに、アップスタイルなどカチッとキメたい場合はスタイリング力の高いもの、おろし髪やゆるい巻きの場合はスタイリング力が強すぎないものを。あらかじめ、理想のヘアスタイルを明確にイメージしておくとスムーズに決まりますよ!
ただし、ベタつきが強いものは髪が絡んだり手にくっ付いてうまくスタイリングできないケースがあるので、注意してくださいね。
レディースヘアジェルおすすめ11選 ヘアメイクアーティストと選ぶ
ここからは、ヘアメイクのプロと編集部が厳選したレディースヘアジェルを11点ご紹介します。選び方のコツをふまえて、自分にぴったりのヘアジェルを見つけてくださいね。
ヘアメイクアーティスト(メイクアップ、ヘアスタイリング)
ロレッタ『ハードゼリー』は大容量なので持ち歩きには少々重たいのですが、コスパ抜群です! とくに、ショートヘア、ボブヘアの方におすすめ。かわいい濡れ感が出るうえ、毛束がきれいにまとまります。
もちろんカールやウェーブもしっかりキープしてくれますよ! 時間がたってもツヤ感がなくならないのもおすすめのポイントですね。

ロレッタ『ハードゼリー』

出典:Amazon
内容量 | 300g |
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香り | ローズ系 |
ヘアメイクアーティスト(メイクアップ、ヘアスタイリング)
個人的に長年愛用しているのは、ミルボン『ニゼル ドレシア ジェリーM』。ジェルといってもクリームのような質感で、バリバリに固まらず動きを出しながらツヤ・濡れ感が出ますよ。ほどよいカールのキープ力があるので、ゆる巻きしたおろし髪スタイルにおすすめですね。

ミルボン『ニゼル ドレシア ジェリーM』




出典:楽天市場
内容量 | 90g |
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香り | フルーティフローラル |
ヘアメイクアーティスト(メイクアップ、ヘアスタイリング)
ダメージヘアが気になる方には、コスメティックローランド『エアリー&イージーグロッシーヘアジェル』がおすすめ。髪にいいオイルが配合されているので、ダメージを補修しながらサラサラストレートをキープできます。ツヤ感・濡れ感も出せますよ!
ヘアメイクをするとき、ヘアオイルとヘアジェルを混ぜてスタイリングするという技をよく使うのですが、これなら最初から混ざっているのでありがたいし、かんたんに今っぽいヘアが作れますね!

コスメティックローランド『エアリー&イージーグロッシーヘアジェル』


















出典:Amazon
内容量 | 100g |
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香り | ナチュラルシトラス |
ウテナ『ミーアンドハー ミルキィグロスジェル』








出典:Amazon
内容量 | 100g |
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香り | フルーティーフローラル |
ロレッタ『ウェーブジュレ』






出典:Amazon
内容量 | 250ml |
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香り | ローズ系 |
資生堂『マシェリ ヘアジュレ(ゆるふわウェーブ)EX』






出典:Amazon
内容量 | 100g |
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香り | フローラルフルーティ |
資生堂 『マシェリ ヘアジュレ(つるつるストレート)EX』






出典:Amazon
内容量 | 100g |
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香り | フローラルフルーティ |
アリミノ『スパイス スパイスチューブ グロス』

出典:Amazon
内容量 | 100g |
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香り | ペパーミント |
アリミノ『スパイス スパイスチューブ ジェリー』

出典:Amazon
内容量 | 100g |
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香り | ペパーミント |
ユニリーバ『LUX プレミアム ボタニフィーク ナチュラルアレンジ ナチュラルホールドジュレ』














出典:Amazon
内容量 | 90g |
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香り | - |
サラサロン『スーパーストレートジェル』

出典:Amazon
内容量 | 200g |
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香り | ホワイトティー |
「レディースヘアジェル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヘアジェルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのヘアジェルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ヘアジェルの使い方のコツ

Photo by Tim Mossholder on Unsplash
「ヘアジェルの上手な使い方がわからない」という人のために、ヘアメイクのプロにそのコツを教えてもらいました。ストレートヘア・ウェーブヘアそれぞれご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヘアメイクアーティスト(メイクアップ、ヘアスタイリング)
サラッとしたストレートヘアに仕上げるなら、ジェルの使い過ぎはNG。少量を髪表面と毛先だけに使うようにするとうまくまとまりますよ! ゆる巻きヘアなら、ウェーブ部分を手全体で包んでもみこむようにするのがポイントです。
【関連記事】そのほかの記事も参考にしてみてください
ヘアジェルでおしゃれなヘアスタイルに挑戦しよう!
使いやすいヘアジェルに出会えれば、女性らしいゆるふわウェーブ・サラッとかきあげたくなるストレート・抜け感のあるナチュラルヘアなど、ヘアスタイルの幅がグッと広がります。「不器用だから」と諦めていたスタイルにも思い切って挑戦したくなるかも!
選び方のコツやおすすめ商品はもちろん、プロのアドバイスも参考に、自分にぴったりのヘアジェルを見つけてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:ナナネール!宮崎愛、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/14 コンテンツ追加・修正のため記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 下田結賀子)
2004年よりヘアメイクアシスタントを開始。数年の修行の後ヘアメイクアーティストとして独立。 主にCMやTVでの女優、タレント、芸人、モデル、声優、アスリートなどのヘアメイクを担当。肌を美しく魅せるナチュラルメイクが特に得意。 本人も美容オタクで特にコスメと美容家電が大好き。メディア出演や企業での講演会、化粧品会社へのアドバイスやプロデュース化粧品の販売など活動は幅広い。