手汗制汗剤の選び方 手汗がひどいとお悩みの方に!
勉強中にシャーペンが滑ってしまう、仕事やゲーム中にマウスやコントローラーが汗ばむ、デート前など緊張で手汗でベトベトになってしまうなど、手汗に悩んでいる人は必見! ここでは手汗用の制汗剤の選び方と手汗を止める方法を紹介します。
ポイントは下記3点!
【1】「制汗成分のみ」の手汗用制汗剤を選ぶ
【2】発汗量に合わせて配合成分を選ぶ
【3】制汗剤のタイプや使い心地で選ぶ
それぞれ解説しているので参考にしてみてくださいね。
【1】「制汗成分のみ」の手汗用制汗剤を選ぶ
ワキなどに使う制汗剤には抗菌や殺菌成分が含まれていますが、手汗の場合は、ニオイはそれほど気にならないため、「制汗成分のみ」が配合された手汗用の商品からチェックしていくといいでしょう。
殺菌成分などが肌に刺激を与える可能性もゼロではないので、リスクを減らすためにも、制汗以外の成分はできるだけ少ない商品を選びたいところです。
【2】発汗量に合わせて配合成分を選ぶ
発汗量に合わせて、手汗制汗剤の配合成分をチェックすることも大切です。配合されている成分によって働きが違うので、購入前にチェックしておきましょう。
汗を抑える「クロルヒドロキシアルミニウム」
クロルヒドロキシアルミニウムは制汗剤の主成分としては一般的で、汗を抑える働きがあります。衣類や肌に対する刺激も少ないので、はじめて制汗剤を使う方や、敏感肌の方にも適しているでしょう。
クロルヒドロキシアルミニウムが含まれている制汗剤を使ってもダメな場合は、ほかの成分を含む商品を検討してみてください。
発汗が多い人は「塩化アルミニウム」
汗をとめる効き目の高い制汗剤を探しているという方は、塩化アルミニウムが含まれている商品がおすすめです。その働きは一過性なので使い続ける必要はありますが、制汗剤をつけている間は、しっかりと汗を抑えてくれます。
ただし、肌への刺激も強めなので、敏感肌の方や、手のような皮の薄い部分に使う場合には注意が必要です。
発汗が少なめなら「フェノールスルホン酸亜鉛」
発汗量が少ない方は、フェノールスルホン酸亜鉛を含有している商品から試してみるといいでしょう。フェノールスルホン酸亜鉛の働きはそれほど強くありませんが、「肌への刺激が少なく使用感にすぐれている」という特徴があります。
フェノールスルホン酸亜鉛を含んだ商品がダメなら、もう少し強い成分が含まれている制汗剤をチェックしてみてください。
【3】制汗剤のタイプや使い心地で選ぶ
長く使い続けるためには使用感のチェックも大切です。
クリーム・ジェルタイプ|しっかり塗り込めて効き目が長持ち
効き目の長さで選びたいなら、クリームタイプの手汗制汗剤がおすすめです。クリームタイプはしっかりと手に塗りこめるので何度も塗りなおす手間がなく、汗を抑える働きが長時間続きます。
ただし、クリームタイプは使用感がベタベタとしているため、つけ心地の軽さで選ぶならジェルタイプの手汗制汗剤をチェックしたほうがいいでしょう。
ローションタイプ|伸びがよくベタつかない使い心地
サラっとしたつけ心地の制汗剤を使いたいという方は、ローションタイプが適しているでしょう。ローションタイプの手汗制汗剤は「伸びがよく塗りやすい」というメリットがあります。
入浴後や就寝前に使いたいという方にも、伸びのよいローションタイプがおすすめです。用途に応じてほかのタイプと使いわけてみるのも、ひとつの方法でしょう。
パウダータイプ|即効性が高く付けた瞬間サラサラに
即効性のある手汗制汗剤を探しているなら、パウダータイプが適しています。つけた瞬間からサラサラになるので、すぐにでも手汗を抑えたいというときに活躍してくれるでしょう。
携帯用にパウダータイプをひとつ買っておくと、なにかと役に立つはずです。ベタベタとした使用感が苦手という方も、パウダータイプを選んでみてください。
手汗制汗剤のおすすめ10選
ここからは、市販の手汗制汗剤のおすすめを紹介します。マツキヨやツルハなどドラッグストアで手軽に買えるアイテムもありますよ! お気に入りの手汗制汗剤選びに役立ててください。

ふたつの有効成分入りで、最長72時間の効き目。天然由来成分なのもうれしいです。
肌にやさしい手汗止め
ふたつの有効成分と天然由来成分が手汗を抑える制汗剤です。やさしい成分にこだわっているので、敏感肌の方でも使うことができます。
最長72時間のデオドラントを実現するため、外出前に使える手汗クリームを探している方にも適しているでしょう。汗のニオイを防ぐ防菌防臭成分が配合されているのもうれしいポイントです。
※この商品は「医薬部外品」です。
手だけでなく全身に使える優れもの!
汗の出にくい状態を作り、ニオイの元もブロックしてくれるWの有効成分(制汗×殺菌防臭)が魅力的な制汗剤。手だけでなく、顔や脇、足など全身に使えるウォータプルーフタイプなので1日中汗を気にせずに過ごせるでしょう。
たっぷり60gも入ったおしゃれな容器も特徴的でお部屋などに置いておいても違和感がありません。フローラルな香りは年齢や性別の関係なく幅広い世代で活用できるでしょう。
※この商品は医薬部外品です。
※公式サイトは定期購入の金額になります。
大量の手汗もすぐにストップ
手汗が出てからでも間に合う、即効性の高いパウダータイプの手汗止めです。大量のジメっとした手汗も見えない粉で瞬間的にストップさせます。
スマホやタブレットなどを使っていて、すぐにでも手汗を止めたいというときにも役立つでしょう。ファンデーションのような肌色なので、白残りする心配もありません。片手で開閉できるボトル容器入りです。
携帯しやすく手軽に使えるスティックタイプ
手汗制汗剤ではありませんが、「番外編」として汗とニオイを抑える制汗デオドラントをご紹介します。忙しい朝でも手軽に塗れるスティックタイプで、朝塗れば夜まで汗を抑えるすぐれた持続性が特徴です。
汗とニオイをしっかり抑える天然デオドラント成分「アルム石」が配合されているのもポイント。さわやかなぬり心地で、ベタつきもありません。
※この商品は「医薬部外品」です。
手汗はもちろん、脇や足の指にも使える
速乾性が高くベタつかないジェルタイプの制汗剤。有効成分であるクロルヒドロキシアルミニウムが配合されているので、ニオイ悩みも解決してくれるほか、チャエキス、クララエキス、アラントイン、I-メントールの4つの抗菌成分が配合。これ1本で制汗・殺菌・消臭の3つの役割を果たします。
※この商品は「医薬部外品」です。

使用時の香りを楽しみたい方には、シーブリーズがおすすめです。
いつでも使えるピンクグレープフルーツの香り
手汗が気になるときに役立つ、ハンドジェラートです。手に塗ると肌がサラサラとなめらかになるので、汗を感じにくくなります。配合されたメントールによる「ひんやり感」も特徴です。
ベタつきのない使用感と、シーンを選ばずに使えるフレッシュなピンクグレープフルーツの香りも魅力です。ポーチサイズなので、かんたんに持ち運べます。
サラッと塗れるクリームタイプ
有効成分として汗とニオイを抑えるクロルヒドロキシアルミニウムを配合。さらに、エイジツエキス、オウバクエキス、シャクヤクエキスなど9つの保湿成分も配合されているので汗を抑えつつしっかり保湿したい人にもおすすめ。
また、こちらの商品は肌への負担も考えて、無添加処方で作られているので大人だけでなく、子供にも使えます。
手汗やニオイ対策に
有効成分「塩化アルミニウム」を含有しているシンプルな手汗制汗剤です。軽い粘調度があるため、肌になじみやすいという特徴があります。
無臭タイプなので、外出する前に使える制汗剤を探しているという方にもピッタリでしょう。手汗だけではなく、脇などの汗やニオイ対策としても使える制汗剤を探している方にも適しています。
※この商品は「医薬部外品」です。
ニオイも抑える薬用クリーム
発汗だけではなく、汗のイヤなニオイも抑えるデオドラントクリームです。 汗腺まわりの皮膚をひきしめて汗を出にくくする「収れん」の働きと、ニオイの原因になる細菌を殺菌します。
乾燥硫酸アルミニウムカリウムなどの有効成分を配合。クリームタイプなので、汗を抑える働きが長時間続く手汗制汗剤を探しているという方にも適しているでしょう。
※この商品は「医薬部外品」です。

薬剤師が調剤してくれるため、ご自分の手の状態を相談してアドバイスを求めましょう。
薬剤師が調合して販売する手汗制汗剤
塩化アルミニウムによる収れんの働きで手汗を止める制汗剤です。薬剤師が調合して販売する「薬局製造販売医薬品」で、手の常在菌を殺菌するベンザルコニウム塩化物も配合されています。
リーズナブルな価格なので、手汗制汗剤をまとめ買いしたいという方にも適しているでしょう。手以外にもさまざまな場所の汗の悩みに使えます。
※この商品は「薬局製造販売医薬品」です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 制汗剤の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの制汗剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
手汗の原因や手汗を止める方法とは?
手汗の原因は、緊張しやすい・ストレスを抱えやすいなどの性格の問題や生活リズムの乱れなどさまざま。刺激のある食べ物を控えたり、リラックスできる時間を作ったりすると手汗を抑えられるかもしれないので、試してみる価値はあるでしょう。
ただし、あまりにひどい場合には、手掌多汗症なども考えられます。生活リズムを見直してもダメな場合は無理をせず、専門医の診察を受けるようにしてください。
手汗に関するよくある質問
ここからは、手汗に関するよくある質問にお答えします!
Q1.手汗を一瞬で止める方法はある?

なにも対策せずに一瞬で止めることは難しいかもしれません。手汗は、焦って止めようと意識すればするほど、さらに手汗をかきやすい傾向にあります。比較的すぐにできる対策としては、「その場で手を洗いに行く」「ハンカチなどで汗を拭き取る」「手汗制汗剤で事前に対策する」などがあります。対策方法を頭に入れておくだけでも、いざというときに便利ですよ。
Q2.手汗制汗剤はどこで売ってる?

手汗制汗剤は、ドラッグストアに売っています。お近くの薬局に行ってみると良いでしょう。また、Amazonや楽天などのECサイトでも購入できます。ネットであれば、気になる商品をわざわざ探しに行かなくても購入できるので便利です。
医療ライターからのアドバイス
手に傷がある場合は使用を控えましょう
手汗用の制汗剤を使う前に、添付文書に書かれている注意事項を読み、キズや湿疹などがないことを確認して使いましょう。
また、使用時に違和感や刺激、赤く腫れるなどの症状があれば、すぐに洗い流し受診を。購入の際にはどのような成分が入っているのかを確認しておくことも大切です。
脇汗用などそのほかの制汗剤のおすすめはこちら 関連記事
脇汗、足汗、顔汗など、そのほかの部位に使える制汗剤やデオドラント用品のおすすめはこちらで紹介しています!
手汗の悩みは制汗剤で対策できる!
医療ライターの宮座美帆さんと編集部が選んだおすすめの市販手汗制汗剤と選び方を紹介しました。手汗の悩みを解消するためには、各商品に配合されている成分や、医薬部外品かどうかをチェックすることが大切です。
クリームやパウダーなどの「タイプ」も意識して選べば、長く愛用できる商品を見つけやすくなります。この記事で紹介した選び方を参考にして、手汗の悩みから解放されるお気に入りの制汗剤を見つけてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
臨床工学技士国家資格保有。大学病院勤務後、ライターへ転身。現在は『kakotto.』を立ち上げ、医療・バイオ・ヘルスケア分野を中心に紙・WEB問わず執筆編集に携わっています。「難しい話を分かりやすく」をモットーに、心をじんわり温めるような記事作成をお届け。当サイトでは健康にかかわるグッズや医療機器などを紹介し、皆さまの健康増進のお手伝いを致します。