粒マスタードとは? いろいろなレシピに活躍!
プチプチとしたつぶつぶの食感とピリっとした刺激が魅力の粒マスタード。ソーセージの付け合わせにはもちろん、西洋料理だけでなく和食にも合うので、日本の食卓にも登場する機会が多い調味料のひとつです。
イエローマスタードとブラウンマスタードがあり、その違いはイエローはマイルドな辛味が特徴で、ブラウンには刺激のある辛味と苦みがあります。あわせて酸味も味わうことができます。
また、作る工程で香辛料の種子を粗挽きにしてあり、プチプチとした食感を楽しめます!
マスタードにはいろいろな種類がある!
からしにお酢などの原料を混ぜてつくる調味料、「マスタード」。粒マスタード以外にも、スタンダードな粒のない「イエローマスタード」、はちみつを加えてつくられた「ハニーマスタード」、ぶどう汁をつかってつくられる「ディジョンマスタード」などがあります。
粒マスタードの選び方 チキンナゲットやウインナーのソース、ドレッシングにも!
ここからは、粒マスタードの選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】原材料
【2】容器
【3】ヘルシー志向ならオーガニック
【4】味はもちろん「色」も決め手に
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】記載順にも注目して原材料を選ぶ
からしの種子、塩、酢という基本の材料のほかに、風味や色をつけるため、スパイスや調味料、果汁、ワインをはじめとする酒類などを加えた粒マスタードもたくさんあります。
選ぶときは材料表示を確認し、苦手なものが使われていないかをチェックしておくといいでしょう。量の多いものから順に記載されているので、酸味が苦手な方は、マスターシードやからしといった材料が頭に書かれているかどうかも要確認です。「ワインビネガーのほかにワインも使われているのでワインの風味が強そう」「糖類が入っているので甘いかも」「この黄色はウコンの色なんだ」と想像しながら選ぶのも楽しいですよ。
【2】ビンかチューブか? 容器で選ぶ
粒マスタードの容器はビン(陶器)とチューブがあります。どちらを選んでも味に変化はありませんが、違うのは使い勝手です。便利なのは指で押せば中身を出せるチューブでしょう。
ただし、粒マスタードの多くはビンタイプです。ビンタイプはスプーンですくうため手間がかかりますが、オシャレな容器が多いです。
【3】ヘルシー志向ならオーガニックを選ぶ
粒マスタードには化学農薬や化成肥料を使わない原材料だけで作られたオーガニックのものがあります。ヘルシー志向の方はオーガニックかどうかを確認して選んでください。
オーガニックの粒マスタードは一般のものより値段は多少高めですが、日ごろから環境問題に関心があったりヘルシー傾向だったりする方にとってはうれしい商品でしょう。
【4】味はもちろん「色」も決め手に
マスタード=黄色のイメージが強いと思いますが、粒マスタードの場合は、種子をそのまま用いたものか、皮ごと破砕してあるかでも色合いが大きく異なります。
また、種子を粉砕してある場合も、その大きさや使われているからしの分量によって全体の色のニュアンスが変わってきます。ほかには、からし以外の材料に由来する色の商品、たとえばカシスやぶどうなどを加えてつくった赤い粒マスタードなどもあるので、どんな料理に添えるかを考えながら粒マスタードを「色」で選んでみるのもいいでしょう。
市販の粒マスタードおすすめ10選 美味しい粒マスタードはどれ?
ここからは、市販の粒マスタードのなかからおすすめの商品をご紹介します。酸っぱいものや辛いもの、辛くないものなど、好みに合う粒マスタードを選んでみてくださいね。
オーガニックで価格も手ごろなのがうれしい
1885年創業の「Delouis(ドゥルイ)」は元々ビネガーのメーカーであり、オーガニック原料にこだわることでも知られています。この粒マスタードに使われているのも有機栽培のからし種子と有機栽培のシードルビネガー。フランス(AB)と日本(有機JAS)で有機認証を取得している商品なので、オーガニック製品を選びたい方におすすめです。
雑味を感じさせない品のよい味わいは、和食など薄味の料理を多く作る人にも使いやすいでしょう。
定番中の定番ともいえる粒マスタード
「粒マスタード」ときいてこちらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。フランス屈指のワイン産地ブルゴーニュの老舗メーカーの製品だけに、その製造法には白ワインが贅沢に使われているのが特徴。ワインとともに味わう料理にはぴったりです。
ビネガーにワインの風味が加わることで酸味もしっかり感じられるので、酸味の調味料として粒マスタードを使いたい方にもおすすめです。
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気軽に使えるチューブタイプ
粒入りマスタードというと、瓶入りのタイプのものがほとんどですが、こちらはチューブタイプなので片手でいつでも使いたいだけ出すことができます。
辛さ控えめのスタンダードタイプなので、さまざまな料理に合わせることができるのもポイント。冷蔵庫にひとつあると便利な粒入りマスタードです。
※Amazon・楽天市場は12個、Yahoo!ショッピングは1個の価格です。
キユーピーのチューブ入り粒マスタード
マヨネーズでおなじみのキユーピーのあらびきマスタードは、ワインビネガーと白ワイン・白ぶどう果汁のさわやかな香りと風味に加え、すっきりとした辛みの粒マスタードです。
ソーセージやサンドイッチ、マリネなどさまざまな料理に使うことができます。チューブに入っていて、そのままつけることができるのもうれしいポイントです。
肉のおいしさを引き立てるフランス産粒マスタード
有機栽培されたマスタードと、有機リンゴ酢がブレンドされた、フランス産の粒マスタードです。マスタードは肉の風味を高めて、美味しさをより引き立てるため、古来より人々に使われています。
ソーセージや肉料理に添えてもおいしいです。また、炒め物やサラダ、マリネなどに和えてもいいでしょう。2個セットなので頻繁に食べる方にぴったりです。
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雰囲気のある容器もポイントが高い
この粒マスタードは、レストランなどで目にすることが多い品で、カルディでも売られています。蝋(ろう)で封印されたセラミックポットに入っていて、おしゃれ感がある容器が特徴。家も使ってみたいと思いつつ、500g入りという大きさにためらわれている方もいるかもしれません。でも、そんな方にもあえておすすめしたい理由は、この粒マスタードは、肉にも魚にも野菜にも合う汎用型だということ。
伝統製法にのっとって作られており、からしの色も濃いめですが、辛みは穏やかで意外なほど使いやすいですよ。ただしポットの開封には少し苦労するかもしれません。
※Amazon・Yahoo!ショッピングは1個、楽天市場は3個の価格です。
色の美しさで選ぶなら一押し
フランスのブルゴーニュ地方にある「Fallot(ファロ)」社がつくっている多彩なマスタードのひとつがこちら。今も昔とおなじように石臼挽き製法でつくられているという粒マスタードに、深紅の果実・カシスが華やかな色とベリーならではの風味を加えているので、一般の粒マスタードが苦手な方にもおすすめです。
まろやかな甘さがジビエなどクセのある肉類にも相性がいい一方で、淡泊な白身魚やクリームチーズ、スイーツに添えてもおいしく、食卓の彩りに役立ちますよ。
※Amazonは1個、楽天市場・Yahoo!ショッピングは12個の価格です。
ウインナーやベーコンにぴったり!
ウインナーやベーコンなどを取り扱う腸詰屋の粒マスタードです。ウインナーやベーコンなどにぴったりとマッチするように配合されているのはもちろんのこと、煮込み料理やスープなどの隠し味としてもおすすめです。
辛すぎない味付けとなるので、辛いものが苦手な方にもおすすめ。これ1つあるだけで、料理の幅も広がりますよ。
厳選された原材料で丁寧に仕上げたマスタード
厳しい基準を設けて厳選されたカラシ種子のみを使用し、丁寧に粗挽きして作られた粒入りマスタードです。種子の形の残し方が適度なので、粒感もありながら舌触りもとてもなめらか。
辛みと風味のバランスがとてもよいので、さまざまな食材や料理にマッチして、より一層引き立ててくれます。まさに万能タイプの粒入りマスタードです。
香り高い粒入りマスタード
からしの種からしっかりと選別し、サイズを統一することによってしっかりとした粒感となめらかな口当たりを両立させた粒入りマスタードです。
白ワインとビネガーを使用することによってとても香り高く仕上げられています。フランスの名品といわれるマスタードだけあって、さまざまな料理にマッチする使いやすい粒入りマスタードです。
※Amazonは1個、Yahoo!ショッピングは3個の価格です。
「粒マスタード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 粒マスタードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの粒マスタードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
開封後はなるべく早く使い切るのがベター 料理研究家からのアドバイス
日本のからしはチューブタイプが主流になっていますが、粒マスタードは瓶入りがほとんど。容量も多くなるため、一度に使い切ることはあまりないと思います。でも、開封後は風味が落ちていくのでなるべく早く使い切るのがベター。
そのためには小容量のものを選んでもいいのですが、粒マスタードの場合はいろいろな料理にどんどん使ってみることをおすすめします。粒マスタードは辛みが穏やかなものが多いので、たっぷりめに用いても大丈夫ですし、酸味が加わってもよい料理なら和洋中、幅広く使えますよ。
粒マスタードの作り方レシピ
自宅でかんたん! 粒マスタードの作り方を紹介します。
手順1:マスタードシード(大さじ3)を1時間ほど水につけ、スプーンなどの背で好みの粗さにつぶす
手順2:白ワインビネガー(大さじ1~)、塩(小さじ1/3~)、砂糖(ひとつまみ~)を加えて混ぜる ※好みで調整を
手順3:保存容器に移し替え、冷蔵庫で2日以上置く
粒マスタードの使い道を紹介! どんな料理に合う?
プチプチとした食感とピリッとした辛み、ほどよい酸味が特徴の粒マスタードは、さまざまな料理に使うことができます。
鶏肉のササミが入ったサラダに混ぜた和え物や、豚肉の炒め物につけてもよし、ハンバーグの付け合わせにしてもいいでしょう。茹でたじゃがいもや薄切りの牛肉、魚に付けてもおいしいです。辛みと酸味がほどよいため、粒マスタードの応用範囲は広いですよ。
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自分の好みの粒マスタードを選んで楽しもう!
今回は、粒マスタードの選び方とおすすめ商品をご紹介してきました。ソーセージの付け合わせ、ドレッシングなど、とにかく料理の応用範囲が広い粒マスタードは、さまざまな種類があります。
フランス産などのほか、国産の粒マスタードもあり、味わいが違うので、同じ料理で食べてみてもおもしろいでしょう。また、国内メーカーで作られた製品はチューブ入りのものもあり、手軽に使うこともできます。ぜひ自分の好みに合った粒マスタードを見つけて、楽しんでみてください。
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紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。