人気の粒マスタードとは? ドレッシングやソースにも!
プチプチとした食感とピリっとした刺激が魅力の粒マスタード。ソーセージの付け合わせにはもちろん、西洋料理だけでなく和食にも合うので、日本の食卓にも登場する機会が多い調味料のひとつです。
イエローマスタードとブラウンマスタードがあり、イエローはマイルドな辛味が特徴で、ブラウンには刺激のある辛味と苦みがあります。あわせて酸味も味わうことができます。
また、作る工程で香辛料の種子を粗挽きにしてあり、プチプチとした食感を楽しめます!
粒マスタードの選び方 料理研究家に聞いた!
料理研究家の松本葉子さんに、粒マスタードを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。好みの粒マスタードを選べるように、それぞれのポイントを参考にしてみてください。
原材料と記載順で選ぶ
からしの種子、塩、酢という基本の材料のほかに、風味や色をつけるため、スパイスや調味料、果汁、ワインをはじめとする酒類などを加えた粒マスタードもたくさんあります。
選ぶときは材料表示を確認し、苦手なものが使われていないかをチェックしておくといいでしょう。量の多いものから順に記載されているので、酸味が苦手な方は、マスターシードやからしといった材料が頭に書かれているかどうかも要確認です。
料理研究家&食専門ライター
「ワインビネガーのほかにワインも使われているのでワインの風味が強そう」「糖類が入っているので甘いかも」「この黄色はウコンの色なんだ」と想像しながら選ぶのも楽しいですよ。
ビンかチューブか容器で選ぶ
粒マスタードの容器はビン(陶器)とチューブがあります。どちらを選んでも味に変化はありませんが、違うのは使い勝手です。便利なのは指で押せば中身を出せるチューブでしょう。
ただし、粒マスタードの多くはビンタイプです。ビンタイプはスプーンですくうため手間がかかりますが、オシャレな容器が多いです。
ヘルシー志向ならオーガニックを選ぶ
粒マスタードには化学農薬や化成肥料を使わない原材料だけで作られたオーガニックのものがあります。ヘルシー志向の方はオーガニックかどうかを確認して選んでください。
オーガニックの粒マスタードは一般のものより値段は多少高めですが、日ごろから環境問題に関心があったりヘルシー傾向だったりする方にとってはうれしい商品でしょう。
食感を決める粒の形状で選ぶ
ひとくちに粒マスタードといっても、からしの種子をそのままの形で用いてプチプチ感を活かしたものや、種子を砕いて風味となめらかさを強めたものなど、メーカーや商品によって特徴はさまざまです。
料理研究家&食専門ライター
辛さと香りが重視される日本の練り辛子とは違い、粒マスタードの場合は食感も重要なポイントなので、粒の形状に注目して選んでみるとよいでしょう。
食感につながる粒の形状には好みもありますが、ソースに混ぜる、トッピングにする、料理に添えるといった「使い方」を想定して選ぶのもコツです。
味はもちろん「色」も決め手に
マスタード=黄色のイメージが強いと思いますが、粒マスタードの場合は、種子をそのまま用いたものか、皮ごと破砕してあるかでも色合いが大きく異なります。
また、種子を粉砕してある場合も、その大きさや使われているからしの分量によって全体の色のニュアンスが変わってきます。
料理研究家&食専門ライター
ほかには、からし以外の材料に由来する色の商品、たとえばカシスやぶどうなどを加えてつくった赤い粒マスタードなどもあるので、どんな料理に添えるかを考えながら粒マスタードを「色」で選んでみるのもいいでしょう。
粒マスタードのおすすめ10選 料理研究家が厳選!
うえで紹介した粒マスタードの選び方のポイントをふまえて、料理研究家の松本葉子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

MAILLE(マイユ)『種入りマスタード』












出典:Amazon
内容量 | 210g |
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原材料 | 醸造酢、からし、食塩、白ワイン、砂糖、香料、酸味料、酸化防止剤(亜硫酸塩) |
原産国 | フランス |
賞味期限 | 18カ月 |

Delouis(ドゥルイ)『オーガニック 粒マスタード』


















出典:Amazon
内容量 | 200g |
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原材料 | 有機からし種、有機りんご酢、塩 |
原産国 | フランス |
賞味期限 | - |

GABAN(ギャバン)『ポメリー 粒マスタード』

出典:Amazon
内容量 | 500g |
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原材料 | からし、食酢、食塩、スパイス |
原産国 | フランス |
賞味期限 | - |

Fallot(ファロ)『カシス・マスタード』

出典:Amazon
内容量 | 105g |
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原材料 | マスタードの種、白ワイン、醸造酢、カシスクリーム(くろすぐり、砂糖、酒精)、塩、砂糖、香料など |
原産国 | フランス |
賞味期限 | 18カ月 |

マスコットフーズ『マスタードピクルス』

出典:Amazon
内容量 | 80g |
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原材料 | 醸造酢(りんごを含む)、マスタード、オニオン、食塩、砂糖、ガーリック、オレガノ、マジョラム、セージ、タイム、バジル、ローズマリー |
原産国 | - |
賞味期限 | - |
腸詰屋『粒マスタード』
















出典:Amazon
内容量 | 130g |
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原材料 | マスタード、醸造酢、果糖、ブドウ糖液糖、水飴、食塩、粘着多糖類、ウコン色素 |
原産国 | 日本 |
賞味期限 | 35日 |
ファインドニューズ『プチプチマスタード』

出典:Amazon
内容量 | 260g |
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原材料 | りんご酢(国内製造)、マスタード、蜂蜜、だし醤油(しょうゆ、砂糖、みりん、削りぶし(かつお、さば)、食塩)、食塩(一部にさば、り |
原産国 | 日本 |
賞味期限 | ー |
S&B『つぶ入りマスタード』

出典:Amazon
内容量 | 260g |
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原材料 | からし、醸造酢、はちみつ、コーン油、リンゴ果汁、食塩、ソルビット、酸味料、増粘剤(キサンタン) |
原産国 | ー |
賞味期限 | ー |
ペシュロン『粒入りマスタード』

出典:Amazon
内容量 | 340g |
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原材料 | マスタードの種、醸造酢、食塩、水 |
原産国 | フランス |
賞味期限 | 30日 |
グレープポン『オールドスタイル(粒入り)』






出典:Amazon
内容量 | 358g |
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原材料 | ビネガー、からし種、食塩、白ワイン、砂糖/香料、酸味料、酸化防止剤(二酸化硫黄) |
原産国 | フランス |
賞味期限 | ー |
「粒マスタード」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 粒マスタードの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの粒マスタードの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
粒マスタードの作り方レシピ
自宅かんたん! 粒マスタードの作り方を紹介します。
手順1:マスタードシード(大さじ3)を1時間ほど水につけ、スプーンなどの背で好みの粗さにつぶす
手順2:白ワインビネガー(大さじ1~)、塩(小さじ1/3~)、砂糖(ひとつまみ~)を加えて混ぜる ※好みで調整を
手順3:保存容器に移し替え、冷蔵庫で2日以上置く
マスタードシードのおすすめはこちらで紹介!
本格的なスパイスを使って料理のクオリティーを高めたい人におすすめなマスタードシード。香り高くピリッとした辛さが特徴で、幅広い料理に活用でき、ひとつ持っておくと重宝します。この記事では、料理研究家・指宿さゆりさんへの取材をもとにマスタードシードの選び方やおすすめの商品をご紹介します。ぜひ、参考に...
料理研究家からのアドバイス
料理研究家&食専門ライター
まずはいろいろな料理にたっぷり使ってみて
日本のからしはチューブタイプが主流になっていますが、粒マスタードは瓶入りがほとんど。容量も多くなるため、一度に使い切ることはあまりないと思います。でも、開封後は風味が落ちていくのでなるべく早く使い切るのがベター。
そのためには小容量のものを選んでもいいのですが、粒マスタードの場合はいろいろな料理にどんどん使ってみることをおすすめします。粒マスタードは辛みが穏やかなものが多いので、たっぷりめに用いても大丈夫ですし、酸味が加わってもよい料理なら和洋中、幅広く使えますよ。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/1/22 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 桑野美帆子)
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。