絵手紙の魅力
絵手紙の発祥は、日本絵手紙協会の創立者で名誉会長でもある小池氏の友人への手紙とされています。字だけの手紙につまらなさを感じ、もらった人が喜ぶようにと色をつけたそうです。
「下手でもいいから自分の想いをかくということ」。その思いは、今日の絵手紙にも受け継がれています。
「はがき」という限られたサイズに下手でもいいから自分の思いどおりに描くこと、もらった人が嬉しくなる温かさが魅力として全国に広がりました。
絵手紙セットの選び方 ハンディクラフト作家に取材

Photo by マイナビおすすめナビ
全国に広まった絵手紙。近年では年代を問わず楽しむ人が増加しています。絵手紙のセットもたくさんの種類が販売されるようになりました。
ここでは、豊富な絵手紙セットのなかから、自身にぴったりなものを選ぶときのポイントを紹介します。
セット内容で選ぶ
絵手紙セットの内容にもさまざまな種類があり、それぞれ使い勝手も異なります。ここでは、絵手紙セットの内容の違いに注目してみましょう。
絵手紙入門なら「はがき・絵具・筆のフルセット」
絵手紙に使用する道具は、書道や日本画で使う墨や筆がメイン。また、色をつけるときには顔彩を使用し、はがきには画仙紙を使用します。
初心者の方のために、近年では絵手紙の道具が全てそろった絵手紙フルセットが用意されています。ぜひ活用するといいでしょう。
気軽に描きたい人には「水筆ペンのセット」
絵手紙の魅力は、誰でも描ける気軽さ。「墨や硯などを本格的に使うほどではない」という方には、気軽に楽しめる水筆ペンがよいでしょう。筆の柄の部分に水を入れてあり、柄の部分を押すと水が出る仕組みです。
つねに筆先を湿った状態にたもっておくことができ、色を変えたいときにいちいち洗わなければならない手間も省けます。水の量を調整しながら使えば、色を混ぜ合わせて表現の幅を広げることもできるでしょう。
本格的な絵手紙には「墨と硯のセット」
本格的な絵手紙を楽しみたいという方に好まれるのが、墨と硯のセットです。さらさらとした水彩タッチを実現する水筆ペンと異なり、墨の醸し出す重厚で雅やかな雰囲気をあらわすことができるでしょう。
伝統的な和の文化を楽しみながら本格的な絵手紙を描いてみたい、という方にも適しています。
色の数も要チェック
墨だけを使ったモノトーンの絵手紙も風情がありますが、カラーリングにこだわった絵手紙にも挑戦したいところ。
そのためには、絵手紙セットも豊富なカラーがそろったものを選びたいですね。スタンダードなものは8色や12色程度ですが、30色を超える色の数を備えたセットもあります。
旅先でも手軽に!コンパクトサイズ
絵手紙は、文章とイラストで想いを伝えることのできる、一種のコミュニケーションツール。旅先でも手軽に絵手紙を描けるようになれば、旅の思い出をその場でそのまま絵手紙にして、大切な方に送るということもできますよね。
絵手紙セットには持ち運びにも便利で収納にも困らない、コンパクトサイズのセット販売も多数あります。そのサイズ感を基準に選んでみるのもいいでしょう。
使いたいシーンを思い浮かべて選ぼう
道具を一から揃える手間が省けて便利な絵手紙セットですが、いろいろなタイプのものがあります。自分の絵の経験やどんなシーンで使いたいかで選ぶといいでしょう。
また、絵手紙だけでなく、ギフトに添えるミニカードやタグなど、他の用途も思い浮かべて選ぶのも楽しそうですね。
絵手紙セットおすすめ9選 初心者も上級者も必見!
ここからは、絵手紙セット9商品を紹介します。誰でもすぐにでも絵手紙をはじめられるような便利なセットから、経験者にもうれしいセットまで幅広くピックアップ。
自身のレベルやシチュエーション、どんな絵手紙を描きたいか、などに合わせて選んでみてくださいね。
あかしや『水彩毛筆 彩 スケッチセット(CA550S)』は、ひと通りの道具が揃っているのに、コンパクトでカジュアルなデニムケース入りなのが魅力的。旅行はもちろん、ちょっとした散歩にも携帯しやすく、ペンタイプなので公園など屋外で四季折々の花を描いたりもできますね。

ポップなデニムケースで、カジュアルに持ち運べる
見た目にも愛らしい、デニムケースが特徴の絵手紙セット。筆職人が1本1本ていねいにつくった水彩毛筆を、デニムケースでポップな印象にまとめました。
カラーは豊富な20色、水彩毛筆なので毛先に水を含ませて、グラデーションを描くことも可能。若い世代の方でも絵手紙に挑戦しやすくなるでしょう。
コンパクトなポーチに折りたたみの水入れやパレットも収納しているセットで、カジュアルに持ち運びできます。旅先で絵手紙をしたためたい方に適した絵手紙セットです。
呉竹『顔彩耽美 本格絵てがみセット(MC22-7)』は、本格的な道具一式と高級感ある桐箱で、凛として机に座って使えそうです。
描き方がイメージできない人にも、作品例の載ったテキストつきなのがうれしいところ。慣れてきてそのときどきの感情も絵や文字で残せたら趣深い趣味になりますね。

プレゼントにうれしい桐箱入り
必要なアイテム一式を、高級感あふれる桐箱にまとめた呉竹の絵手紙セット。
オシャレな桐箱はプレゼントにも喜ばれるでしょう。絵手紙では水を使うので、道具の管理には気をつかうもの。桐箱は容器として軽いだけでなく耐湿性にもすぐれているので、大切な絵手紙道具の劣化を防いでくれます。
初心者の方でも安心して使えるように、描き方や作品の例を載せたテキストブックも付属しています。

有備堂『絵手紙セット 18色 墨運堂製顔彩』
「絵手紙セット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング 絵手紙セットの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの絵手紙セットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
絵手紙の描き方(書き方)を紹介 道具がそろったなら!
絵手紙を描くための道具をそろえたら、次はいよいよ実際にかいてみる段階ですね!絵手紙の醍醐味として、描き方は基本的に「自由」スタイルがモットーです。ここではより絵手紙を楽しむためのちょっとしたテクニックを紹介するので、自分に合った絵手紙の描き方を見つけてもらえる手助けになれば幸いです。
絵手紙を描くコツとしては「モチーフ」の決め方が大切になってきます。モチーフとは題材にするものや事柄のことを表します。例えば季節を題材にしたものであればその季節が旬の野菜、果物、植物のモチーフが相手にも伝わりやすくておすすめです。そのほかにも動物のモチーフや実在しない架空のモチーフを書いている方も!あくまでも自分の気持ちや想像を絵にして相手に伝えることが大切なのでどんなものをモチーフとして選んでもいいんですよ!
■初めて絵手紙を始める方にもわかりやすく解説している本も紹介しているので下の商品もチェックしてみてくださいね。
【関連記事】レターセットやカードはこちら!
まとめ
絵手紙セットのおすすめを11商品紹介しました。
初心者でもはじめやすいフルセットタイプや、水筆で色を使い分けしやすいタイプ、豊富なカラーが楽しめるセットや青墨の独特な色合いを楽しめるタイプまで、幅広い絵手紙セットが展開されています。年配の方にはもちろん、若い世代の方へのプレゼントにも喜ばれるでしょう。
あなたのほしい絵手紙セットを見つけてみてくださいね。
道具を一から揃える手間が省けて便利な絵手紙セットですが、いろいろなタイプのものがあります。自分の絵の経験やどんなシーンで使いたいかで選ぶといいでしょう。
また、絵手紙だけでなく、ギフトに添えるミニカードやタグなど、他の用途も思い浮かべて選ぶのも楽しそうですね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
ラッピングとフラワーデザインのオフィスにてスタッフ、講師を勤めた後、『Round*R(ラウンド*アール)』主宰。 「花」や「紙」を使った雑貨、アクセサリー販売、メーカーとのコラボ、ブライダル、ディスプレイ、ホビークラフト作品を中心に著書や雑誌、TVなど幅広い分野で活動。 2004年の著書では「おし花かるた」を制作し、現在「切り紙かるた」を制作中。「ルシードフラワー協会」認定講師。