馬油石鹸の魅力とは? どんな効果があるの?
馬のたてがみなどから採取する馬油。高い保湿力と浸透力(角質内)から、昔はやけどや切り傷などに塗るなど、治療目的やスキンケアなどに使われてきました。現在でもクリームや化粧水などスキンケアコスメなどで豊富に展開しています。
馬油石鹸は肌表面を洗いながら、保湿成分が浸透していくため(角質層まで)、肌がしっとりとうるおいます。肌にやさしい洗い心地で、シンプルスキンケアをはじめたい方にもぴったりの石鹸です。
馬油石鹸を選ぶポイント 配合成分や製造方法、香りをチェック!
まずは、馬油石鹸の選び方を紹介していきます! コスメ&メイクライターのayameさんにアドバイスもいただいたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【1】馬油石鹸の配合成分を確認する
馬油石鹸を選ぶときは、馬油がどのくらい配合されているのか、肌がデリケートな方は合わないものが入っていないかチェックしましょう。
馬油の配合率が高いものを選ぶ
石鹸は動物または植物の油脂を原料に作られます。動物油脂である馬油の配合率が高いものほど、よりしっとり感を得ることが可能です。
乾燥が気になる方は馬油の配合率が高い石鹸を。つっぱらない程度に洗いあがればいいという方は、馬油以外にも成分が配合されてる石鹸を選ぶといいでしょう。
肌に優しい成分で作られているか
石鹸には合成界面活性剤や香料など、添加物が配合されたものがありますが、馬油石鹸も「部分水素添加馬油」といって、馬油に水素をくわえて脂肪酸組成を組み換えた馬油とは異なる成分の加工商品があります。価格帯も低めなので、購入しやすいメリットがあるものの、馬油のもつしっとり感などは得られません。
また含まれている成分によっては、肌に負担をかけてしまうことも。そのため、スキンケアを目的に選ぶときは馬油の成分が調整されていないもの、または自分の肌に合わない成分の入っていない石鹸を選びましょう。
【2】美容成分もチェックする
馬油石鹸には、はちみつなど美容成分が配合された石鹸もあります。乾燥やニキビなど肌の悩みに合わせて選ぶなら、どんな美容成分が配合されているものを選べばいいのでしょうか。
乾燥が気になるなら保湿成分配合のものを
馬油の主成分は皮脂に近いオレイン酸やパルミトレイン酸が配合されています。洗うだけでしっとり肌を作ることができますが、スキンケアを目的に選ぶなら、「はちみつ」や「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などスキンケアにうれしい美容成分が配合された石鹸を選びましょう。
とくに、はちみつはビタミンCが豊富に含まれており、肌の調子を整えてくれます。馬油とともにスキンケアにぴったりです。
ニキビ対策にはグリチルリチン酸ジカリウム配合を
馬の油が配合された石鹸をニキビ肌に使用すると、悪化してしまうのでは……と不安な方もいることでしょう。ニキビが気になる肌に合った馬油石鹸を選ぶなら「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)」が配合された石鹸を選びましょう。
甘草(かんぞう)から採れる成分で分類によって表記が異なります。医薬部外品では「グリチルリチン酸ジカリウム」、化粧品では「グリチルリチン酸2K」です。ニキビが気になる方はこの成分が配合されている石鹸を選ぶとよいでしょう。
【3】製造方法にも注目!
油脂にアルカリを入れて加熱する釜焚き鹸化(けんか)法は鹸化後、不純物を取り除く塩析の有無で含まれる成分が異なります。塩析をする「鹸化塩析法」は、グリセリンなど保湿成分が取り除かれてしまいます。
配合成分を重視するなら、塩析をしない「焚き込み鹸化法」、または非加熱で作る「コールドプロセス製法」で作られた石鹸を選びましょう。ほかにも、石鹸に油脂を残すようにして作る「スーパーファット製法」は保湿力にすぐれているため、しっとり肌を目指せます。非加熱製法は熟成させて作るため、変質・酸化しにくい特徴もあります。
【4】香りで選ぶ
馬油石鹸を毎日使い続けるためには、自分の好きな香りがついていると継続へのモチベーションにつながります。しかし、馬油には特有のニオイがあります。精製された油が使われているもの、加熱する釜焚き鹸化法で作られたものなら、ある程度ニオイを抑えられているでしょう。
ニオイが気になる方は無香料の石鹸を選ぶか、天然製油が配合されたものを選んでみてください。
石鹸を選ぶ際は泡立ちもチェック コスメ&メイクライターがアドバイス
石鹸は泡立ちがとても重要。洗浄の役割をじゅうぶんに引き出しつつ肌に負担をかけずに洗うためには、たっぷりのきめこまかい泡が欠かせません。
馬油石鹸を選ぶ際は、成分や製法などにくわえて泡立ちのよさもチェックしましょう。実際に使用した人の口コミなどを参考にするとわかりやすいですね。
馬油石鹸おすすめ12選! 人気のソンバーユや明色化粧品も!
ここからは、コスメ&メイクライターのayameさんと編集部で選んだ、馬油石鹸のおすすめ商品を紹介します! ペリカン石鹸や明色化粧品、人気の高いソンバーユなどから、あなた好みの馬油石鹸を探してみてくださいね。

はじめて馬油石鹸を買うなら、おすすめはジュン・コスメティック『馬油石けんN』。クリーミーな泡立ちで全身にも使用可能、価格も手ごろです。
クリーミーな泡で肌に負担をかけずに洗える!
色素・香料・パラベン(防腐剤)を使用せず作られた馬油石鹸です。馬油に含まれている天然保湿成分α-リノレン酸にくわえて、うるおい成分のアミノ酸も配合されているため、肌のうるおいをキープしながら洗えます。
お湯を含ませたタオルを使って、しっかりと泡立ててから洗いましょう。ふわふわとしたきめこまやかな泡が肌を包みこんで優しく洗います。顔はもちろん、全身にも使用可能。乾燥が気になる方にぴったりの馬油石鹸です。
継続しやすい価格だから家族で毎日使いたい
スーパーファット製法によるもっちりとした泡が特徴のペリカン石鹸の馬油石鹸は、家計に優しい価格が魅力。配合された保湿成分のグリセリンが肌の水分を守り、馬油が肌表面に膜を張ってキープします。
商品名のとおり、家族で使ってほしい思いがこめられた馬油石鹸です。無香料が多いなか、こちらの商品は「昔ながらの石鹸の香り」を楽しめます。

肌への刺激が気になるなら、赤ちゃんにも使える一隅『ひとすみ 馬油石鹸(C002)』。泡立てネットつきなのもうれしいポイントです。
泡立てネットつき! 赤ちゃんにも使えます
馬油はもちろん、エミュー油をブレンドした馬油石鹸です。配合されている天然精油のマジョラムとローズマリーは、年齢肌を整えてくれます。付属の泡立てネットを使えば、きめこまかい泡が作れるので便利です。
合成界面活性剤、防腐剤などは使用していません。赤ちゃんのお風呂や洗髪にも使用できます。

保湿美容成分にこだわる人は、コラーゲンにヒアルロン酸、はちみつも配合されているCoroku『白雪美精 石鹸』を選ぶといいでしょう。
おしゃれなパッケージに気分もあがる
北海道産の原料にこだわった化粧品を国内外に展開する小六のブランド、コロクの馬油石鹸です。馬油をはじめ、コラーゲンやヒアルロン酸、はちみつが配合されているので洗ったあとはしっとり肌に。
雪の結晶モチーフが刻印されていておしゃれです。白雪美精では石鹸以外に、馬油や保湿成分を配合したシャンプーやコンディショナー、保湿オイルなどを展開しています。
熊本産の馬油と蜂蜜で肌しっとり
障がい者支援施設「阿蘇くんわの里」で製造されている馬油石鹸です。枠練りコールドプロセス製法で約40日かけて、ていねいに作られています。配合されている馬油と蜂蜜は熊本産。じっくりと熟成されているため、保湿成分が壊れていません。もっちりとした泡で毛穴の奥まできれいに洗えます。
肌の乾燥が気になる方や、環境に優しい石鹸を使用したスキンケアに関心のある方にぴったりです。
もっちり濃い泡が気持ちいい!
馬油特有のニオイが気になる方に試してもらいたいのが、こちらの馬油石鹸。特有のニオイを抑えるためにていねいに精製しているので、ほとんど香りはありません。
年齢肌や乾燥もすぐれた保湿作用により、しっとりと洗いあげます。うるおいのバリアが乾燥から肌を守ってくれるので、乾燥が気になる季節ももちもち肌をたもてます。
馬のたてがみから採れるこうね馬油配合
馬肉専門店が作る新鮮な馬油を使用した石鹸です。馬のたてがみのしたにある貴重な「こうね馬油」を配合。食品レベルまでしっかりと精製されているため万が一、口に入ってしまっても大丈夫です。
不飽和脂肪酸の含有量が多いうえに肌なじみがよく、保湿力にすぐれているため、スキンケア目的としてはもちろん、赤ちゃんの沐浴用としても使えます。
添加物を使用せずていねいに作られています
石鹸職人が徹底した温度管理のもと、栄養成分をできる限り残るようにていねいに作られた窯焚き製法の馬油石鹸です。合成保存料など添加物は使われていません。
馬油に含まれている保湿成分でしっとりと洗いあげます。洗いあがりは多少突っ張り感がありますが、使い続けて慣れてきたころには、肌本来の力を取り戻せることでしょう。
洗いながらスキンケア! 気になるニオイもなし
馬油が20%も配合されている馬油石鹸は、防腐剤・香料・着色料・パラベンが使われていません。精製度が高いため、気になる馬油のニオイも抑えられています。
リバテープ製薬では馬油石鹸以外に、クレンジングオイルや保湿クリームなどスキンケア商品を展開しています。毎日のケアに取り入れることで健やかな肌をたもてるでしょう。
洗いながらスキンケア! きめこまやかな肌に
食品レベルにまでていねいに精製された馬油を使用した石鹸です。合成界面活性剤や防腐剤など添加物は使用せず、釜焚き製法で作られています。泡切れもよくさっぱりと洗えるのが特徴。洗いあがりはしっとり肌を実感でき、洗顔以外に身体にも使えます。
ただし、水分を吸収しやすいので、浴室などに置きっぱなしにすると溶け崩れてしまうことも。保管の際は水をしっかり切れるケースに入れておきましょう。
ニキビの原因菌に有効な成分を配合
枠練り法でじっくり熟成されて作られている馬油石鹸です。保湿成分のグリセリンが濃くしっかりと残っています。製法上、泡立ちにくいため、使用するときは泡立てネットを使いましょう。
こちらの石鹸には有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているため、ニキビ予防や肌荒れに悩んでいる方にぴったりの石鹸です。
シンプルスキンケア! 洗顔・浴用・洗髪に
はじめて馬の油を化粧品として商品展開したソンバーユの馬油石鹸。手になじみやすいまるい石鹸で、裏側には水が切れやすいように考えられたくぼみがあります。
純石鹸分の割合が99%と高く洗浄力も強く、ふわふわの泡でしっかりと洗えるため、洗いあがりはさっぱりとしています。洗顔はもちろん、浴用や洗髪にも使える石鹸です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 馬油石鹸の売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの馬油石鹸の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
馬油商品や石鹸はこちらの記事をチェック! 毎日使いたい!
馬油石鹸を家族のスキンケアに取り入れよう
コスメ&メイクライターのayameさんと編集部でおすすめの馬油石鹸を紹介しました。通販サイトでも人気の高いソンバーユやペリカン石鹸、明色化粧品など保湿力が高い石鹸から、ニキビが気になる方も使える石鹸まで幅広くご紹介しました。製造方法や配合成分などをしっかりチェックすれば、自分に合った馬油石鹸を選べるでしょう。
馬油石鹸の選び方も参考にして、毎日のスキンケアに取り入れやすい馬油石鹸を探してみてください。
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