抱っこひもの用途とは? はじめての抱っこひも選びはわからないことだらけ・・・
抱っこひもをはじめて選ぶママやパパは、「抱っこひもって外出時以外に使うの?」と疑問を持つかもしれません。実際に、抱っこひもは外出時以外にもこんな用途で活躍します。
◆ワンオペ育児中に家事をしたいとき
◆ぐずっている赤ちゃんをあやしたいとき
◆赤ちゃんを寝かしつけたいとき
そのこともふまえて、いつ・どんな抱っこひもを買うべきか検討していきましょう。
抱っこひも選びで失敗しないポイント ママも赤ちゃんも安全&快適に使いやすい!
それでは、まずは抱っこひもの選び方を解説していきます。使用頻度が高い抱っこひもだからこそ、自分にとっての使いやすさNo.1の商品を選んでいきましょう!
【1】知っておきたい抱っこひもの種類
「抱っこひも」というと、前で赤ちゃんを抱っこするタイプを想像する方が多いかもしれません。しかし実際は、それぞれのメーカーからさまざまな種類の抱っこひもが販売されています。
抱っこひもの種類は、大きく分けると「キャリータイプ」「スリングタイプ」「ラップタイプ」「ヒップシート」「おんぶ紐」の5種類。まずは、それぞれの違いをチェックしましょう。
キャリータイプ|長時間抱っこしても疲れにくい王道抱っこひも
「キャリータイプ」はいわゆる代表的な抱っこひも。迷ったらまずはこのタイプを用意しましょう。種類やデザインが豊富に揃っており、ひとつで対面抱っこ(縦抱っこ)、横抱っこ、前向き抱っこ、腰抱っこ、おんぶとさまざまな抱き方に対応しているものが多く、シーンに応じて使い分けられます。
多くの商品が新生児期や首がすわり後から使用でき、2〜3歳頃まで使えます。商品によっては、赤ちゃんの成長に合わせて着け方を変えることで、さらに長期間使える工夫が施されているものもあります。万能なので、いわゆる「メイン抱っこひも」としてママたちに選ばれています。
ラップタイプ|肩への負担が少なく、コンパクトで持ち運び用にもベスト
「ラップタイプ」は大きな布を両肩や腰に巻きつけて使用する抱っこひも。ベビーラップとも呼ばれています。赤ちゃんを包むようにして抱く点はスリングタイプと似ていますが、赤ちゃんの重みを両肩や背中、腰に分散できるので、ママやパパの負担がより少ないのがメリット。また、コアラ抱きにできるので、赤ちゃんにとっても安心です。
さらに、このタイプは色・柄のバリエーションが豊富で、おしゃれなデザインが多いのも魅力のひとつ。おしゃれを楽しみたい人にも人気です。
スリングタイプ|おしゃれデザインが多く、装着が簡単で授乳時にも活躍
「スリングタイプ」は幅広い布をたすきがけのようにして、赤ちゃんを包み込んで抱くタイプ。布一枚なので軽く、コンパクトにしまえるので、ちょっとした外出時には折り畳んでマザーズバッグ IN。装着も手軽なので、授乳時に使うのにもピッタリです。
一方で、使用中はワンショルダーで赤ちゃんを支えるため、ママやパパの肩に負担がかかるというデメリットも。赤ちゃんを支えながら抱っこする必要があるので、赤ちゃんが小さいうちや、短時間だけ使うのに適したタイプです。
ヒップシート|歩けるようになる1歳頃の赤ちゃんとのお出かけに便利
最近人気の「ヒップシート」とは、腰ベルトに付いた台座に赤ちゃんを座らせ、手で支えて使うアイテム。ウエストポーチのように簡単に装着できます。また、抱っこひものように赤ちゃんを覆う部分がないので、夏でも比較的暑くありません。
おすすめの使用時期は、赤ちゃんが歩けるようになってから。歩き疲れてぐずったとき、サッと持ち上げて座らせるのに便利です。ただし、腰と手だけで支えるので、長時間の使用には向きません。また、抱っこひもとヒップシートが一体化した商品もあるので、抱っこひもにヒップシート機能をつけたい方は要チェックです。
おんぶ紐|首がすわったら使用でき、家事がはかどるおんぶ紐
昔ながらの子育てアイテムとして人気のおんぶ紐。両手が自由に使えるので家事がしやすく、忙しいママやパパにピッタリです。また、抱っこよりおんぶのほうが、ママやパパの体にかかる負担も少ないといわれています。
ただし、使用できるのは赤ちゃんの首がすわってから(目安は3~4カ月ごろ)。また、その時期になっても最初は背負うのが難しいと感じるママやパパも多く、慣れるのに時間がかかる場合があります。
【2】対象月齢や抱っこ方法を確認して選ぶ
抱っこひもには、対象月齢が設けられています。まずはこの期間をチェックしましょう。ベビーグッズは使用期間が短いため、ひとつでさまざまな使い方ができるもの、なるべく長く使えるものを選ぶのが商品選びのコツです。
また抱っこひもは、商品により対面抱っこ(縦抱っこ)、横抱っこ、前向き抱っこなど対応している抱っこのスタイルが異なります。ひとつで数種類の抱き方に対応するもの、ひとつの抱き方しかできないものがあるのでこちらも確認します。
このほか、あえて使用期間の短い抱っこひもを選び、赤ちゃんの成長や抱っこのスタイルに合わせて使い分けるというのも賢い方法です。
【3】メッシュ素材など通気性のよさで選ぶ
赤ちゃんは大人の2〜3倍もの汗をかきます。抱っこしているときは体が密着しているので、大人が感じている以上に赤ちゃんの体温が上がっていることも少なくありません。とくに夏場は注意が必要です。
しっかりした作りの抱っこひもは通気性が悪くなりがちですが、メッシュ素材を使用した抱っこひもなら涼しくて快適です。濡れても乾きやすいので洗いやすいのも魅力。赤ちゃんのために通気性のよい抱っこひもを選びましょう。
【4】装着のしやすさやフィット感で選ぶ
装着のしやすさやフィット感も大事。使用シーンにもよりますが、1日に何度も抱っこひもを着脱するケースもあります。そのときに、ママひとりでもサッと着けたり外せたりすることがポイントです。
また、フィット感については、背が高い人や低い人、やせ型の人、肩こりしがちなのか、腰痛持ちなのかなどで最適なものが変わります。肩こりもちのママやパパは、赤ちゃんの体重を体全体で分散できるタイプを選んだ方が体にはラクです。肩だけでなく腰で赤ちゃんを支えるための腰ベルトや、赤ちゃんを座らせるようにして使うヒップシート付きの抱っこひもを選ぶといいでしょう。このほか、腰痛持ちのママやパパには、肩や背中全体で支えるタイプがおすすめです。
【5】パパも使うならサイズチェックも忘れずに
ママとパパで抱っこひもを共有するなら、お互いの体格に合わせてサイズが調整できるものを選びましょう。抱っこひもはバックルなどでサイズ調整ができるものとできないものがあります。とくに、スリングタイプは軽量コンパクトな代わりに、サイズが調整できないことが多いので要注意。
パパの体格が大柄であれば、メンズ用の抱っこひもを検討するのもいいでしょう。男性好みのデザインやカラーも豊富に揃っています。シンプルなデザインなら、パパもママも一緒に使いやすいですよ。
【6】先輩ママの失敗談を参考に選ぶ
抱っこひもを選ぶにあたって、先輩ママたちの口コミはとても参考になります。ここでは、「もっとこうしておけばよかった」「こんな機能があったらよかった」といった、先輩ママたちの抱っこひも選び失敗談をご紹介!
【口コミ】かんたんに装着ができないタイプで失敗…
抱っこひもについての知識がないまま妊娠中に買った抱っこひもは、赤ちゃんをどこかに寝かせないと装着ができないようなタイプでした。寝かせられるベッドのような場所がないとうまく装着できなくて、「あ~失敗したなぁ」と思いました。(Mさん/4歳女の子)
【口コミ】おしゃれデザインすぎてコーデが難しく…
はりきって柄がおしゃれな抱っこひもを購入したのですが、いざ使ってみると、どんな格好でも合うようなデザインを選んでおけばよかったな~と思いました。抱っこひも単体のデザインで選ばずに、それを装着するイメージで選ぶといいと思います!(Nさん/3歳女の子・1歳女の子)
【口コミ】両手が自由に動く方が便利に感じた
肩と上腕を覆うようなラップタイプの抱っこひもは、とにかく肩が疲れにくくてお気に入りでした! でも、抱っこひもを装着すると腕が自由にあげられない状態になるので、抱っこひもをしながら家事をするっていうのは少し大変だったかな…。(Aさん/2歳男の子)
抱っこひもの人気おすすめ25選
ここからは、抱っこひものおすすめ商品を種類別に紹介! 実際に商品を使っている先輩ママの口コミも掲載しているので、リアルなママたちの声をぜひ参考にしてくださいね。
新生児から使える抱っこひも8選 抱き方豊富・長時間でもラクな定番人気!
まずは、新生児から使える抱っこひものおすすめを紹介します。退院時から抱っこひもを使う方や、首すわり前から抱っこひもを使いたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
子どもが新生児のときから使っています。この商品は腰でも支えてくれるから肩が痛くなりません。対面抱っこのほかにも、前向き抱っこやおんぶもでき、お散歩のときは前向き抱っこで外の景色を見せたり、家事の合間はおんぶをしたりといろいろなシーンで使えて大助かりでした。子どもも2歳になりましたが、現在も活躍中。購入する前は抱っこ紐にこんなにお金かけなくてもいいかなと思っていましたが、購入して正解でした。(Kさん/2歳男の子)
カラバリも豊富! 軽量で通気性もバツグン
◆素材には軽量で通気性がよく、乾きやすいメッシュを採用
◆成長に合わせて前向き抱きにも対応
◆脱着可能な専用ポーチも使いやすくかわいいデザイン

肩こりの人にも! 前抱きしない方はアダプトを
◆首元のサポートを内側に折れば、首座り前の赤ちゃんでも頭が安定し、安心です。幅広の腰ベルトに、肩ベルトも太めなため、長時間の抱っこでも疲れにくいですよ。おんぶにも対応しており、成長しておんぶが可能になると家事もラクにこなせます! 長く使える抱っこ紐です。(Aさん/4歳男の子、1歳男の子)
◆我が子は小さめに生まれたのですが、ベルトやテープなどで赤ちゃんの大きさに合わせてサイズをこまかく調節できたので、隙間などあまりできず安定感のある抱っこができました。(Mさん/3歳女の子、1歳男の子)
パパとも共有しやすいエルゴのスタンダード商品
◆厚くてしっかりした肩ベルトや腰パットにより、長時間の抱っこでも負担が少ない
◆赤ちゃんの首にあるクッションを内側に織り込むことで首を支えてくれる
◆エルゴの最高機種『OMNI360(オムニスリーシックスティ)』のように前向きはできませんが、コスパも高くカラーバリエーションが豊富なところがポイント
◆落下防止のベルトをつける際に多少手間がかかりますが、いったん装着してしまえばとてもラク!
生後12カ月までの新生児期に特化した抱っこひも
新生児期に特化したエルゴベビーの抱っこひもです。対象月齢が12カ月までと短いですが、その時期にあると嬉しいポイントが豊富にあります!
たとえば、ウエストと両サイドのバックルだけで装着できるということ。簡単なので、赤ちゃんがぐずったときもすぐに対応できます。
また、やわらかく手触りのいいストレッチ素材も魅力のひとつ。生まれたばかりの赤ちゃんをやさしく包んでくれます。

乗せ降ろしと涼しさにこだわるならコレ
成長とともに重くなる娘の体重をクッションつきの腰ベルトがしっかり支えてくれるので体への負担が軽減します。おんぶしながら家事ができて、後追いが始まった頃はとくに助かりました。メッシュ素材で丸洗いでき、衛生面でも心配なく使うことができますよ。4通りの抱き方があり、成長に合わせて抱っこでき、本当に重宝しています。(Yさん/1歳女の子)
乗せ降ろしやすさと涼しさにこだわる人に
◆使用者側のベルトをセットして肩ベルトに赤ちゃんの背面生地を留めていくという構造になっているため、分離がかんたんで赤ちゃんが寝てしまっても起こさず降ろせるところが一番のポイント。
◆赤ちゃんを乗せるところから着用完了まで動作が少ないので、乗せ降ろしはスムーズがスムーズにできます。とくに新米ママにおすすめです。
オールメッシュ素材で一年中蒸れずに快適
BabyBjörnが得意とする着脱に便利なシンプル設計はそのままに、独自のバックサポートをプラス。それにより、本来ママ・パパの肩にかかっていた負荷が、背中や腰に分散されます。
また、フルメッシュ素材を使用しているので、通気性のよさも抜群。抱っこひもを一番よく使う生後15カ月までの期間、より快適な使い心地を体感できる商品です。
うえの子の幼稚園の送迎があったため、新生児期から使える抱っこひもを求めて購入しました。最初は着脱に戸惑いましたが、「ママうで抱っこ」で新生児の横抱きも安心。安定感ばっちりでした。今は縦抱きで大活躍。サッと抱っこできるので、うえの子がいても、スムーズに対応できます。お出かけには欠かせないアイテムです。(Mさん/5歳女の子、1歳男の子)
使いやすさを重視した機能的な抱っこひも
◆抱っこひもを装着したまま赤ちゃんを入れることができるペダル構造を採用
◆ママやパパはすべての動作を身体の前で行うことができる、使いやすい設計
◆複数の抱き方に対応
サブの抱っこ紐として、ふたりめが生まれる前に購入しました。新生児から使えるので、1カ月健診ときにも大活躍!夏生まれで暑い時期でしたが、メッシュ素材で通気性が良かったのもありがたかったです。また、ワンサイズでパパもママも使えます。サイズ選びにも悩みませんでしたよ。コンパクトにたためて、持ち運びにも便利です。(Yさん/5歳の男の子、1歳の女の子)
UVカット・細メッシュで夏にぴったり
◆全体に通気性がよく、快適性の高いやさしい素材
◆安定感と装着の手軽さ、抱っこのラクさが特徴
◆蒸れにくくなっているため季節を問わず使いやすい
◆生地には紫外線を吸収し反射する特殊な加工を施しているため、全体の85%ほどのUVカットが可能でデリケートなお子様を守ることができる
赤ちゃんがお腹の中に戻ったみたいな安心感
新生児期から使える抱っこひもで、バックル・ストラップやスナップなどの付属品を使用せずコットン素材の布一枚を赤ちゃんの身体に巻いて使います。
また、布がママやパパの身体全体に重みを分散させるため、肩や腰に過度な負担がかかりません。長時間抱っこできる、親子にやさしい抱っこひもです。
肩への負担が少ない抱っこひも3選 長時間でも疲れにくい優秀商品!
つづいて、肩への負担が少ない抱っこひもを紹介! 抱っこひも選びのポイントとして欠かせないのが、長時間でもいかにラクに抱っこできるかという点。抱っこひも本体が軽量で、かつ肩部分がしっかりとした作りのものがおすすめです。
出産祝いにコニーの抱っこ紐をプレゼントしていただきました。使ってみた感想としては、慣れるまでひとりで着脱するのは少しむずかしいかな…という印象。新生児期よりは、少ししっかりしてきた生後3~4か月頃が一番使いやすく感じました。抱っこしているときの密着感からか、安心して眠ってくれることも多かったです。またふたりめができたら活躍してもらう予定です。(Kさん/1歳女の子)
ファブリック一体型で重さはわずか200g
◆首のヘルニアで悩むママが開発した抱っこひも
◆荷物を極力減らしたい、飛行機での旅行などのお出かけ用に、持ち運びにも便利な軽量コンパクトサイズの抱っこひもを探している人におすすめ
◆ファブリック一体型で本体重量はわずか200g。かんたんに脱着できるため、外出先でもさっと取り出して使えて便利
◆赤ちゃんを包み込むように抱っこするスタイリッシュなデザインに、肩と腰に重量を均等に分散する疲れにくい仕様
◆ママやパパの体型に合わせてサイズを選んで

肩の負担が少ないため、お出かけなど長時間の使用でも苦になりませんでした。ヒップシートがついた抱っこ紐なので、抱っこ紐としてはもちろんヒップシート単体でも使用可能です。そのため、子どもの成長に合わせて長く使えました。腰ベルトにはファスナーの付いたポケットがついていて、ハンカチや家の鍵など小物が入れられ便利です。(Hさん/3歳男の子)
とにかくラクなものを選びたい! という人に
◆腰ベルトがコルセットのようにしっかりしていて腰への負担を軽減させてくれる
◆座面の優れた滑り止め機能によりお尻をしっかりホールド
◆ヒップシート単体を本体から外して使えるので、家のなかでの授乳や寝かせつけるとき、サッと抱っこしたいときなどに活躍!
肩こりママ必見! やさしいつけ心地の肩ベルト
違う抱っこひもを使用していましたが、肩が痛くなりこちらを購入しました。肩ラクフィットベルトという名前のとおり、ベルトがやわらかく肩にフィットするので、つけ心地が良いです。ホールドベルトがあり、夏場の薄着になる季節でも赤ちゃんもママもベルトの不快感なく使えます。もう抱っこひもは卒業したため友達のママさんにゆずったところ、気に入っていました。(Yさん/3歳の男の子)
折りたためるコンパクト抱っこひも4選 ちょっとした外出や授乳時に活躍!
抱っこひもは意外とかさばります。そのため、コンパクトに折りたためる抱っこひもが便利。抱っこひもを使ったりしまったりすることが増える1歳以降にも重宝します。
おしゃれなデザインに惹かれて選びました。コンパクトに畳めて軽量なのも魅力です。新生児から使用できるので寝かしつけの際にも役立ちました。また、ファスナーで長さ調整ができるため、パパとも共用できます。いろいろな抱き方ができるアイテムで、今後も活躍しそうです!(Sさん/0歳女の子)
コスパ重視ママ必見の安い抱っこひも3選 3,000円~10,000円!
抱っこひもは、ベビーグッズのなかでも比較的高いお買い物。さまざまなラインナップのなかで、1万円以内で買える商品もあります。安さと機能性を兼ね備えたおすすめ3選をピックアップしました!

装着簡単でフィット感の高いラップタイプ
赤ちゃんとママのフィット感があり、使用感がとてもよい抱っこひもとして人気のラップタイプ。ただ、装着が難しく時間がかかる、帯が長いため、床についてしまったりして使いにくい、と買ってから困っている人もいるようです。
そこでおすすめなのが、このピッタリラップです! 基本はウエスト部分にベルトをバックルで留めて、そこからラップ生地を出して体に巻きつけるため、帯の長さも通常のラップタイプより短くてすみ、比較的簡単に装着できます。
ラップタイプのよさをキープしつつ、装着もしやすくなり、ウエストがベルトのためずり下がりも防止してくれます。ラップタイプを使いたいけれど、難しそうとあきらめていたママに使ってほしい抱っこひもです。
おんぶができる抱っこひも3選 両手が空くから家事もはかどる!
つづいて、おんぶができる抱っこひもを紹介。注意すべきは、売っているすべての抱っこひもがおんぶ対応ではない点です。おんぶをしたいなら、おんぶ対応の抱っこひもを選んでいきましょう!

ちょい抱きに便利な抱っこひも4選 1歳頃~2歳のセカンド抱っこひもとしておすすめ!
さいごに、子どもが歩き出す1歳ごろから大活躍する、ヒップシートやスリングタイプの抱っこひもを紹介。ちょっと近所を散歩したり、公園に行ったりするときにかなり重宝します!

抱っこ紐をいやがる時期に購入しました。腕への負担がかなり減ります。ヒップシートはかさばるイメージがありましたが、こちらはつけていることを忘れるくらいコンパクトで軽いのが最大の魅力です。太めのマジックテープとベルトで装着するため、抱っこも安定します。(Sさん/3歳男の子)
抱っこ紐に入れていると「歩きたい!」、歩いていると「抱っこ!」。子どもが1歳を過ぎて歩けるようになってから、ポルバンが活躍しました。抱っこが必要なときだけ、さっと乗せればいいのでラクラク! 本体についているポケットに小物が入り、公園に行くときはバッグ代わりにも使っていました。ただ、子どもが寝てしまうと、支えながら歩くのがなかなかたいへんでした。(Kさん/5歳男の子)
抱っこひもおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 抱っこひもの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの抱っこひもの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
人気メーカー別抱っこひもの特徴はこちらでチェック!
エルゴベビーやベビービョルン、コンビなど、「なんとな~く有名なメーカーがいいのかな?」と思っているママも多いですよね。
こちらの記事では、人気メーカー別の抱っこひもの特徴をチャート図で徹底解説! 使っている先輩ママの口コミやおすすめ商品も紹介しているので、メーカー別にチェックしたい方はこちらを見てみてくださいね。
抱っこひもに関するQ&A
ここからは、抱っこひもに関する疑問にお答えしていきます!
Q:抱っこひもはいつからいつまで使うもの?
使用する期間は個人差もありますが、新生児期から2歳児頃まで使うママが多いです。
多くのママが、1カ月健診で抱っこひもデビューをします。生後一カ月で使う予定がある方は、首すわり前から使える抱っこひもを用意しておきましょう。
Q:新生児から抱っこひもが必要になるのはどんな家庭?
一カ月検診からではなく、退院後すぐに抱っこひもを使用しなければならないご家庭もあります。
◆退院時に抱っこひもを使う予定
◆兄姉がいる
◆双子
◆ワンオペ育児が多い
といったご家庭は、新生児から使える抱っこひもを出産前に準備しておくのがおすすめです。退院時に抱っこひもを使って帰宅する場合はもちろん、ワンオペや兄姉・双子育児で手が足りない場合には、新生児期でも抱っこひもを使うシーンがどうしても出てきます。こういったご家庭以外でも、あやすときや寝かしつけに便利なので、新生児から使うママももちろんいますよ。
Q:抱っこひもはいつから探しはじめるべき?
抱っこひもを探しはじめるベストタイミングは、できればお腹がまだ大きくなる前です。
「抱っこひもを使うのは出産後なのになぜ?」と思いますよね。それは、【抱っこひもを実際に使うのは、出産後の体形の自分】だからです。店頭で試着してみてサイズ感や装着方法を確認しておくときに、お腹がふくらんでいない状態で試せる方がよりイメージがわきます。
具体的には、お腹が大きくなりはじめる6カ月頃がおすすめです。でも、「6カ月を過ぎてお腹が大きくなってしまった!」というプレママさんも大丈夫。今からでも、この記事で抱っこひもの種類や特徴をチェックして、運命の1本を決めていきましょう!
【口コミ】産後はそれどころじゃないかも…!
いち先輩ママとしてのアドバイスは、抱っこひもは出産前に用意しておく or 目星はゼッタイにつけておくことです!
その理由は、
(1)抱っこひもはめっちゃ使う
(2)産後は抱っこひも選びどころじゃない
ということです。娘はもう4歳になりましたが、抱っこひもは今まで使ったさまざまな育児アイテムのなかでも1位~2位の使用頻度でした。そんな大事な一本を、産後の忙しい時期に慌てて探すのもなかなか大変。抱っこひもを新生児から使う予定がなくても、出産前に用意しておくのがおすすめです。(Mさん/4歳女の子)
Q:ネット or お店? 賢い買い方とは?
抱っこひもは、育児グッズのなかでもかなり使用頻度の高いアイテム。なので、購入するときはさまざまな商品を比較して吟味したいですよね。
結論から言うと、抱っこひもは実店舗で使用感を試したあと、ネットで購入するのがおすすめです。
(1)事前に、ネットで自分が気になる抱っこひも2~3個に目星をつけておく
(2)実店舗へ行き、気になる抱っこひもを実際に見てみる。可能であれば試してみる
(3)購入したい商品をネットでできるだけ安く手に入れる
【口コミ】店舗ではどうしても選択肢が狭まりがち
失敗しないように選ぶには、実店舗で使用感を試すのはマストだと思いますが、お店だけで決めてしまうとちょっとハイリスクかもしれません。というのも、お店に置いてある抱っこひもはメーカーの数が限られていたり、最新機能を備えた高級な商品がかなり多いからです。実際に、抱っこひもをお店に見に行ったら「高いなぁ」と感じました。まずは、ネットで情報を得てから実店舗に行く2段階がコツです!(Kさん/妊娠10カ月)
Q: 抱っこひもは1日何時間使うもの?
赤ちゃんがひとりでお座りをしたり歩いたりするまでは、必然的に赤ちゃんを抱っこする時間が長くなります。赤ちゃんにもよりますが、ハイローチェアやベビーベッドに寝かせてご機嫌でいる時間は意外と少ないもの。しかし、抱っこひもを使う時間には縛りがあります。エルゴベビーの説明書には、2時間以下を目安に使用するように、と書かれています。赤ちゃんやママの負担を考慮し、休憩をはさみながら使用しましょう。
【口コミ】1歳になるまでほぼ1日中抱っこしていた
いわゆる、「背中スイッチ」が過剰な子だったので、どこかに寝かせておけるという状況はほぼなかったように思います…。普通に抱っこすると長時間は当然キツイので、抱っこひもはほんとうに必需品でした。おうちではちょこちょこ休みながらでしたが、たとえばショッピングモールに半日行くときなどは、2時間くらいなら抱っこひもで抱っこしっぱなし。2時間を目安に休憩をはさむといいと思います。(Mさん/3歳女の子)
Q: お出かけ時はベビーカーがあればいいんじゃない?
お出かけ時のベビーグッズとして、ベビーカーをチェックしているママも多いですよね。抱っこひもとベビーカーのどちらも用意するママもいれば、どちらかだけしか用意しないママもいます。
「外出時はベビーカーをメインで使いたい!」と思っていても、実際には「ベビーカーに置くと赤ちゃんが泣いてしまう」「エスカレーターが使えないと不便」といったことも多く、抱っこひもの方が使い勝手がいいシーンも多いです。最近の抱っこひもは長時間でも負担がかかりにくく、かなり進化しています。そのことも考慮して、抱っこひもとベビーカーをうまく使い分けるといいですね。
Q: 新生児から使える抱っこひもはどう選ぶ?
市販の抱っこひもには、【新生児から使えるもの】と【首すわり後からしか使えないもの】があります。また、新生児から使えるもののなかには、【インサートなしで使えるもの】と【別売りインサートをつけることで使えるもの】の2つの種類があります。赤ちゃんの首すわり前から使いたい場合は、選ぶときに商品のスペックをチェックしましょう。
Q: スリングタイプの抱っこの仕方とは?
スリングタイプの抱っこひもは、慣れるまでは抱っこの仕方に注意が必要です。というのも、赤ちゃんの足は本来はまっすぐ伸びず、M字に曲がっている状態が正しい状態。生後3カ月頃までの赤ちゃんにスリングを横抱きで使用すると、足が伸びてしまい股関節を脱臼してしまう可能性があります。
そのため生後3カ月ころまでの赤ちゃんにスリングを使用する際は、足が伸びていないかをチェックし、正しい使い方をしっかりと確認しましょう。
Q: 2個持ちが当たり前ってホント?
ママのなかには、抱っこひもを複数持ちしている方も少なくありません。長時間使用することを想定したメインで使う抱っこひもは、多機能な分どうしてもかさばりがち。そのため、メインの抱っこひもとは別に、コンパクトに折りたためるサブ抱っこひもや、パパと兼用しやすい抱っこひもを別で買うママもいます。
メインの抱っこひもを選ぶ際に、「このひとつの抱っこひもを買えば、すべての用途を満たせる!」と思える抱っこひもを選ぶようにすることはもちろん、赤ちゃんの成長に合わせてサブ抱っこひもを追加購入するのもアリです。
Q: 抱っこひもと同時に買いたいグッズとは?
◆抱っこひもよだれカバー:赤ちゃんのよだれで汚れやすい肩ひも部分や前部分を覆えるカバー
◆抱っこひもケープ:UVカット機能や防寒機能がついていて、抱っこひもを覆うことができるケープ
そのほか、抱っこひもに取り付けられて収納を増やせるポーチや、抱っこひもに取り付けられるおもちゃも便利です。
ベビーグッズ・コンシェルジュからのアドバイス
抱っこ紐は出産前に準備しておこう
抱っこ紐は家庭での授乳のときや、1カ月健診のときから使用開始する方が多いため、できれば出産時には準備しておいたほうがいいでしょう。そして、使用者の身長や体型によって、最適な抱っこ紐は異なってきます。
マタニティの時期、できればお腹がまだ大きくなる前に、店頭で店員さんに疑問点などを質問したうえで試着させてもらい、商品の特徴や装着方法を確認しておくといいでしょう。新しい商品情報や流行りもわかると思います。
抱っこひもと一緒に買いたいオプション商品はこちら プラスすれば抱っこがより快適に!
愛情たっぷりの抱っこで親子の時間を楽しもう
ベビーグッズ・コンシェルジュである白石佳子さんへの取材をもとに、抱っこひもの選び方とおすすめ商品、あわせて便利に抱っこひもを使えるオプションアイテムを紹介しました。
赤ちゃんを抱っこできる期間は限られています。今しかできない抱っこの時間をみんなで楽しむために、使いやすい抱っこひもやベビーラップをみつけて、お出かけや寝かしつけに活用してください。
最近人気のベビーラップは、新生児はもちろん乳児も使用でき、縦抱っこもラクラクで負担も少ないです。抱っこひもとどっちがいいかは個人差があるので、軽いと感じる方や簡単に使える方を使いましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
小学校教師を経て大手ベビー用品メーカーで商品企画担当として勤務。 手がけた商品は「グッドデザイン賞金賞」を受賞。 その後育児関連カタログ誌のバイヤー職などを経て、現在はベビーグッズ・コンシェルジュとして延べ1500名のプレママやママに育児グッズ講座を実施。 ベビーグッズによる赤ちゃんの事故を減らすために、そして不安を抱えながら育児しているママをサポートするために活動中。 新米パパママの育児を助けるオリジナルベビー服「バルーンオール」はキッズデザイン賞を受賞。 メディア歴:NHK おはよう日本