夏用抱っこひもの選び方 ベビーグッズ・コンシェルジュに聞いた!
夏生まれの赤ちゃんのママ、真夏の育児…! 抱っこ紐は育児の必需品ですが、夏場は暑くて本当に大変ですよね。ママ自身も蒸れるし、赤ちゃんの熱中症も心配になります。
夏も快適な抱っこ紐を選ぶときは、【素材】【タイプ】【機能】の3つに注目してみてください。
夏のおすすめは通気性の高い「メッシュ」一択!
まずは、素材に注目。夏は気温の高さだけでなく、赤ちゃんとママやパパの体温が影響し合っていっそう暑くなってしまいます。そのため、夏用抱っこ紐は通気性が何より大事。メッシュ素材ならベタつきを感じにくく、サラッとした清涼感を保つことができます。
赤ちゃんの背中やおなか部分、大人の肩や腰のパッド部分にメッシュが使われている抱っこひもは、熱がこもらず空気が通り抜けるのでおすすめです。赤ちゃんは汗をよくかくので、メッシュ素材を選べば夏場だけでなく一年中快適に使うことができます。
ネットタイプ・ヒップシートなら密着部分が少なめ
赤ちゃんをおおう面積が多くなればなるほど、また、ママやパパと密着する面積が増えれば増えるほど熱がこもって暑くなってしまいます。
そこで、全体がネットだけで構成されているタイプや、ヒップシート(台座)に赤ちゃんを座らせて使うタイプは、おおわれる生地の面積が少ないのでおすすめです!
ネットタイプ|涼しさバツグン! コンパクトで持ち運びもラク
本体がネットだけでできている抱っこひもなら、肌をおおう部分がかなり少なく、通気性はバツグンです。通気性がよく軽くてコンパクト、持ち運びにも便利なので、夏場のお出かけにぴったり! 腰がすわった7カ月頃から使用できます。
※商品によって使用できる月齢が異なるので、確認してから使いましょう。
ヒップシートタイプ|密着しないので蒸れにくい!
腰に巻いた台座の上に赤ちゃんを座らせるヒップシートタイプ。ママと赤ちゃんの密着面積が少ないので、暑い夏の抱っこひもにぴったりです。装着がかんたんで、思い立ったらすぐに着けられるのも大きな魅力。
ただし、キャリータイプと比べれば手軽な分赤ちゃんが小さいころは危険なので、商品の対象年齢を参考に子どもの成長スピードにあわせて使用しましょう。
UVカットや保冷剤ポケットなど、快適機能もチェックして
赤ちゃんとの夏のお出かけは、紫外線や熱中症も心配です。赤ちゃんの頭部を覆うフードの生地が、紫外線をカットできるメッシュ素材だと、涼しいうえにUV対策もできます。
また、暑さ対策のために保冷剤を持って行く方も多いと思うので、赤ちゃんの背中に保冷剤が入るようなポケットが内蔵されていると重宝します!
夏用抱っこひものおすすめ9選 厳しい暑さ、日よけ対策に!
ここからは、ベビーグッズ・コンシェルジュの白石佳子さんとママ編集部が選んだおすすめ商品をご紹介! すべてメッシュ素材を使用した通気性にすぐれた抱っこ紐をピックアップしています。
実際に商品を使っていた先輩ママの口コミも紹介しているので参考にしてみてください!

生後1か月を過ぎたころ、初めてのお出かけで使いましたが、安定感があり、安心して使うことができました。おんぶもできるため、少し大きくなってからはおんぶをしながら家事を進めることができてとても助かりました。メッシュ素材で丸洗いでき、衛生面でも心配なく使うことができますよ。(Kさん/1歳女の子)
通気性にすぐれたオールメッシュタイプ
◆低月齢の赤ちゃんの乗せ降ろしに定評がある「ベビービョルン」の夏仕様タイプ
◆赤ちゃんの頭部からお尻部分まで、また肩ベルトや腰ベルトまで、すべてが通気性のよいメッシュ素材
◆首がすわる前から前向き抱っこやおんぶまで、長い期間涼しく使える
◆汚れても洗濯機で洗えて、乾きが速い!
うえの子の幼稚園の送迎があったため、新生児期から使える抱っこひもを求めて購入しました。「ママうで抱っこ」という安定的な横抱きができるので、新生児の横抱きも安心です。メッシュ素材で夏生まれでも快適でした!(Mさん/5歳女の子、1歳男の子)
成長に合わせて4つの使い方が可能な抱っこ紐
◆アップリカが様々な要望を取り入れて生み出した抱っこ紐
◆「ママうで抱っこ」「タテ抱っこ」「前向き抱っこ」「おんぶ」の4WAY
◆新生児から生後36ヶ月のロングユース
◆洗濯機で丸洗いOKだから清潔な状態を保てる
◆肩には薄くて密度の高いクッション材「もっちり肩パッド」を採用し、肩の負荷を軽減!
持ち運びに便利なフレーム構造を採用
航空用のアルミ製フレームを取り入れた構造で、折り畳みができるので持ち運びに便利です。座面も腹部にあたる箇所にメッシュクッションが入っているので圧迫感も軽減され、快適に抱っこすることができます。
腰パッドは脊柱の構造による設計されており、腰への負荷を和らげる造りになっています。また、太もも部分に綿製パッドも内蔵され、体への食い込みを防止します。
小さくてコンパクトに畳める装着簡単な抱っこ紐
395gという軽量でコンパクトに畳める抱っこ紐です。肩と腰にそれぞれバックルがあり、それをとめるだけでしっかりとした抱っこが可能となっています。食い込み感もなく、アウター着てる時もスッキリして見えます。
また、柔らかく蒸れにくいメッシュのフードが付いています。日差しから赤ちゃんを守るほか、首カックンも防止できます。

インサートなしで新生児から使えるので、退院後から即使えます。肩こり持ちですが、腰でも支えてくれるから肩が痛くなりません。子どもも2歳になりましたが、現在も活躍中。購入する前は抱っこ紐にこんなにお金かけなくてもいいかなと思っていましたが、購入して正解でしたよ!(Kさん/2歳男の子)
エルゴ派の夏用はこのタイプ
エルゴベビーの抱っこ紐は、身体の負担を軽減させるために肩や腰のパッドが厚くできています。赤ちゃんの背中部分も厚い生地で作られているため、ママやパパ、赤ちゃんも暑くなりがちなのが難点。その点このクールエアは、肩や腰ベルトの内側と赤ちゃんの背中からお尻にかけてメッシュ素材となっているので、暑がりの赤ちゃんも快適に使えます。

お出かけ時のちょっと抱っこはネットタイプ
ネットだけで作られている通気性のよい抱っこひも。腰がすわった7カ月ころから使用できます。片方の肩で赤ちゃんの全体重を支えるため、長時間抱っこはママの負担に。そのため、すでにメインの抱っこ紐を持っている方やベビーカーとの併用で使いたい方の夏用サブ抱っこ紐におすすめです。

夏に便利な機能満載の抱っこひも
お出かけする機会が増える、首がすわったあとの抱っこひもを探している方におすすめなのは、おんぶが使いやすいと評判の「ナップナップ」の夏仕様タイプ。頭部をカバーするフードは、紫外線遮へい率98.1%のメッシュが使われているので、UV対策も万全です。
赤ちゃんの背中面についている取り外し可能なポケットのなかに保冷剤を入れれば、お出かけのときの暑さ対策ができます。さらにこのポケットを取り外すと、背中はオールメッシュとなるのでより通気性がいいですね。

抱っこ紐に入れていると「歩きたい!」、歩いていると「抱っこ!」。子どもが1歳を過ぎて歩けるようになってから、ヒップシートが大活躍しました。抱っこが必要なときだけ、さっと乗せればいいのでラクラク! 本体についているポケットに小ものが入り、公園に行くときはバッグ代わりにも使っていました。ただ、子どもが寝てしまうと支えるのに苦労します(笑)(Kさん/5歳男の子)
【別売り】ラッキー工業『ポルバン ウエストポーチ抱っこひも ダブルショルダー』
うえの『ウエストポーチ抱っこひも』に装着することで、キャリータイプの抱っこひもとして4カ月ころから使用可能になるダブルショルダー。前向き抱っこと対面抱っこの2通りの抱っこができます。
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機能性とコストパのバランスが優秀な商品
最近は首がすわる前でも縦抱っこが主流になっていますが、ママやパパと赤ちゃんのお腹が密着するので、どうしても暑くなってしまいがち。その点このアーバンファンシリーズは、首がすわるまでは横に寝かせた状態で抱っこするので、体温調節が未熟な新生児の赤ちゃんでも涼しく快適です!
抱っこひも本体に通気性のあるメッシュ、頭部のフードは紫外線遮へい率96%のメッシュが使用されているので、通気性がよくUV対策もできます。さらに保冷ジェルまで付属していて、暑い夏でも快適に使える機能が充実しています。
「夏用抱っこひも」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 夏用抱っこひもの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの夏用抱っこひもの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
最後に:専門家からのアドバイス
汗をかきやすい背中、お腹、首や足のつけ根に注意
夏の季節のお出かけは、暑さ対策が必要です。とくに抱っこはママやパパと赤ちゃんが密着するので、お互いの体温が影響し合ってさらに暑く感じます。各メーカーでは、夏対応タイプを販売しているので、基本的には自分に合ったブランドのなかから、夏用の抱っこひもを選ぶとよいでしょう。
また生地で覆われている部分が少ない構造の抱っこひもは、涼しさが期待できますね。どのような抱っこひもを選んだとしても、汗をかきやすい背中やお腹、首や足のつけ根部分には注意を払いましょう。ときどき手を入れて汗をふいたり、こまめに外して風を通したりして、快適な抱っこを心がけてください。
夏生まれベビーはメッシュ抱っこ紐を早速チェック!
この記事では、夏のお出かけにおすすめの涼しい抱っこ紐の選び方とおすすめ商品をご紹介しました。本記事で紹介した商品は、夏だけしか使えないかといえばもちろんそうではなく、一年中快適に過ごすことができます。
サラッとした素材を中心に紹介しましたが、冬はケープなどを使って温かさを調節できます。赤ちゃんは一年通して汗をよくかくので、通気性は季節問わず大事なポイント! ぜひメッシュ素材の抱っこ紐に注目してみてくださいね。
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小学校教師を経て大手ベビー用品メーカーで商品企画担当として勤務。 手がけた商品は「グッドデザイン賞金賞」を受賞。 その後育児関連カタログ誌のバイヤー職などを経て、現在はベビーグッズ・コンシェルジュとして延べ1500名のプレママやママに育児グッズ講座を実施。 ベビーグッズによる赤ちゃんの事故を減らすために、そして不安を抱えながら育児しているママをサポートするために活動中。 新米パパママの育児を助けるオリジナルベビー服「バルーンオール」はキッズデザイン賞を受賞。 メディア歴:NHK おはよう日本