そもそも、抱っこ紐にケープは必要?
抱っこ紐用ケープとは、抱っこ紐のうえから着用するケープのこと。おもな役割は、雨除け、夏の紫外線対策、冬の防寒です。必需品ではないかもしれませんが、抱っこ紐をして外に頻繁にお出かけをするなら、持っておいた方が便利。とくに、暑い時期や寒い季節は、ケープを使って赤ちゃんを守ってあげましょう。
抱っこ紐を使うときだけでなく、ベビーカーのブランケットや、授乳の目隠しとして使える商品もあります。赤ちゃんとのお出かけにぜひ活用してみてください。
体験談
【口コミ】冬のお出かけにあると安心感が違う
寒い日のお出かけは赤ちゃんを厚着させて出かける方も多いと思いますが、室内に入ると暑いので、体温調整が難しいですよね。そんなときに抱っこ紐ケープがあれば、サッと着けてサッと外せますし、少々雨が降ってしまっても雨除けになって便利です。(Mさん/3歳女の子)
抱っこ紐用ケープの選び方
まずは、抱っこ紐用ケープの種類や選び方を解説します。使う季節に合わせて、素材や機能性をチェックしていきましょう。
気温や季節に合わせた素材を選ぶ
抱っこ紐用ケープにはいろいろな素材のものがあります。使用するときの気温や季節に合わせた素材のものを選びましょう。
夏は通気性のよい「メッシュ」がおすすめ
夏に抱っこ紐を使用すると、赤ちゃんも大人も汗だくになることが多いです。夏に使用する抱っこ紐用ケープは、赤ちゃんも快適に過ごせるものを選びましょう。
たとえば、通気性のよいメッシュ素材や冷感素材、遮断素材などは、気温が高い日もケープのなかが蒸れにくく、紫外線対策もできます。
冬は防寒性の高い「ボア」や「フリース」を選ぶ
防風・防寒性を重視するなら、ナイロン素材とダウンを組み合わせたものなどを選びましょう。あまり厚手のものだと真冬にしか使えず、コストパフォーマンスが悪くなることも。ほかの防寒グッズと組み合わせて3シーズン使えるようなケープを購入するのもひとつの手です。
さらに、足元が袋状になるデザインを選ぶと、足先が外気に触れず、暖かさはぐんと上がります。
取り付け方は「ひも+クリップタイプ」ならラクラク
ケープの取り付け方法は、商品によってさまざまです。ひもで着脱できるタイプは、多くの抱っこひもに使える半面、外れやすかったり隙間が生まれたりする傾向にあります。逆にスナップボタンで固定するものは外れにくいのですが、対応できる抱っこひもが少なくなってしまうというデメリットも。
そこでおすすめなのは、ひも+クリップ(またはスナップボタン)で取り付けるタイプ。ほとんどの抱っこ紐に使うことができ、着脱もラクです。
赤ちゃんが快適に過ごせる3つの機能をチェック
抱っこ紐用ケープは商品によっていろいろな機能がついています。赤ちゃんが快適に過ごせるような機能にも注目して選びましょう。
【1】UVカット機能|赤ちゃんの紫外線対策に
紫外線が気になる季節に使用するなら、UVカット機能がついているものがおすすめ。UVカット指数はパーセンテージで表示されているので、どの程度のUVカットができるかもチェックして選びましょう。できるだけパーセンテージが高いものを選んでおくと安心です。
また、UV対策用に購入するなら、通気性とほどよい保温性を持つガーゼ素材が秀逸です。ガーゼの場合は2~6重まで、さまざまな厚みの商品があります。
【2】防水・撥水加工|急な雨でも大丈夫なレインカバータイプ
抱っこ紐用ケープには、防水や撥水加工がほどこされているものもあります。外出先での急な雨でも、抱っこ紐用ケープが水分をはじくので、赤ちゃんや抱っこひもが濡れてしまうのを防げます。雨の多い梅雨の季節のほか、急な雨のときも便利です。
【3】花粉・虫よけ加工|花粉・虫が多い時期のお散歩も快適に
抱っこ紐用ケープには、いろいろなものをブロックできる機能を持つ商品があります。たとえば、花粉ブロック機能のある抱っこ紐用ケープなら、花粉の多くなる季節も赤ちゃんを花粉から守ることができます。
ほかにも、虫除け加工がほどこされている素材の抱っこ紐用ケープもあるので、虫の多くなる夏場のお出かけにおすすめです。
抱っこ紐用ケープおすすめ5選【秋・冬】 寒い日のお散歩ももこもこあったかい!
ここからは、使いやすくておしゃれな抱っこ紐ケープを紹介! まずは、秋・冬におすすめの防寒ケープから。 抱っこ紐用としてだけでなく、ベビーカーやチャイルドシートに使えるタイプもあるので、冬の赤ちゃんとのお出かけに活用してくださいね。
3WAY対応でスタイリッシュに見えるケープ!
抱っこでもおんぶでもベビーカーでもこれひとつで対応可能な防寒ケープです。何かと持ち運ぶ荷物が増える寒い時期には、ブランケット代わりにも使用可能。薄くて軽いのにボア素材を使用しているため、防寒性能も抜群。
さらに下部がポケット状になっているので、赤ちゃんをしっかり保温してくれます。また見落としがちな背部バックルに収納スペースがあるのも親目線の嬉しいポイントです。
ベビーカーにも使えるマシュマロタッチケープ
助産師のママとパパが作った、こだわりの抱っこ紐ケープ。厳選した素材は、風を通しにくくふわふわの手触り。赤ちゃんがぬくぬくあったかいです。
足元のスナップボタンを留めれば赤ちゃんの足元をくるむことができ、足先まであたたかいです。

エルゴ専用設計ならではのフィット感!
エルゴの抱っこひもを使っている人に、間違いのないフィット感でおすすめ。専用に作られた防寒用カバーは、防寒性能や素材によって4種類が発売されており、いずれもベビーカーでも使える設計となっています。そのなかで、3通り・3シーズン使い回せるのがこちら。レインカバーとダウンカバーの2種類がセットになっており、それらを組み合わせることで保温性などが変わるというものです。
雨風対策をしたい春~秋口ならば、レインカバー1枚でもじゅうぶんですし、しっかり保温したい真冬ならレインカバーの内側にダウンカバーを仕込めばバッチリでしょう。風がないけれども気温が低い日は、ダウンカバーだけを取りつければ快適にすごせます。
見た目も機能もバッチリのダウン素材ケープ
ダウン素材のようにあたたかいのに、水洗いもできる機能的なベビー防寒ケープ。ケープの外側は生活防水加工済みで、内側は保温力にすぐれたボア素材になっています。
前抱っこ、対面抱っこ、おんぶ、ベビーカー、おくるみとしてなんと5WAYの使い道があります。見た目にもかわいいとんがり防止は、取り外すことも可能です。
4wayの使い方がある万能ケープ
抱っこ紐メーカーの老舗「ラッキー」がプロデュースしているのが、こちらのケープです。対面抱っこでも、おんぶでも、横抱っこでも、ベビーカーに乗せていても、どんな状況でも対応できる優れもの。
防寒対策としても優秀なので、手持ちの荷物を減らしたいときにはこのケープだけ近所のお出かけは済ませられるのも嬉しいですね。
抱っこ紐用ケープおすすめ6選【春・夏】
つづいて、春・夏向きのケープをご紹介。虫よけやUVカット、防水機能があるケープは、お出かけ時に重宝しますよ!
UVカット率98%の6WAYベビーケープ
UVカット率98%、UPF50+のサラッと素材を使用した夏にぴったりのベビーケープ。サイズ調整ができるので、赤ちゃんのサイズに合わせて長く使うことができます。
ママとの隙間を作らないので、虫もブロック。ワンタッチクリップで取り付けもかんたんで、ベビーカーやおうちでも使うことができます。
雨が降ってきてしまったときのために!
外出先で急に雨が降ってきてしまったときなどに、赤ちゃんだけは濡れないように守ってくれる、抱っこ紐用のレインケープです。雨を撥水するために、その表面には撥水加工が施されており、赤ちゃんを雨や風から守ってくれます。
通気性もよく、取り付けもスナップボタン一つで簡単に行えるので、さまざまな季節でストレスなく使える商品です。
おしゃれ&上質オーガニックガーゼでギフトにも
エスメラルダの抱っこ紐ケープは、おしゃれママに大人気。コットンガーゼ素材ならではのやわらかくてふんわりとした風合いがかわいいです。
UVカット機能はない素材ではありますが、赤ちゃんに太陽光を直接あたることを防げるので、涼しく感じます。
UVカット率94%のひんやりメッシュ素材
抱っこ紐だけではなく、ベビーカーやチャイルドシートにもクリップひとつでしっかりと固定できるベビーケープ。フードの内側もメッシュ素材を使っているので、しっかりとUVカットしてくれます。
小さくたたむと、ほぼ手のひらサイズに。お出かけのときにバッグに入れてもかさばりません。

素材そのものが虫を寄せつけない
不快害虫対策において、アメリカで非常に高い評価を得ているInsect Shield社による素材を使用。新生児期からも使えて、抜群の虫よけ機能を実現しています。しかもこの機能性は、70回の洗濯を繰り返しても変わらない耐久性を持つそうで、いつも清潔に使いたいという方にも安心です。
実際に私も子どもに使用してみたところ、虫よけリングやスプレーよりも虫刺されが少なくなり、成長してからもアウトドアの必需品として使っています。虫よけスプレーがまだ使えない低月齢の赤ちゃんはもちろん、体質的に虫に刺されやすいお子さんにもぜひ試していただきたい、おすすめ商品ですね。
「抱っこ紐用ケープ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 抱っこ紐用ケープの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での抱っこ紐用ケープの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベビーとのお出かけにおすすめの記事はこちら
【最後に】エキスパートからのアドバイス
「親子のコミューター」ガイド
ケープ2商品を組み合わせて使うのもおすすめ
四季で気温差が激しい日本では、ひとつのケープですべてのニーズを満たすのは難しいもの。撥水性、防風性、保温性、UVカット率、通気性など、使う季節やシーンによって相反する機能を求めなければいけません。
なるべく多シーズンに使い回せるケープを選ぶのもひとつの手ですが、ときには2商品を組み合わせて各機能を両立させるというのもおすすめです。薄手のダウン素材やガーゼ、スウェットなどのケープの上にレインカバーをかぶせて防寒性を高めれば、厳寒期のためだけに分厚いダウンカバーを購入する必要はないかもしれません。
お出かけの頻度にもよりますが、迷ったときには中厚手のものから試していくほうが失敗が少ないでしょう。
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自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。 自転車・育児用品を中心に、「親子が快適に楽しくできる移動手段」について取材を行う。 各誌に寄稿するほか、TV等でコメンテーターとして登場する機会も多い。