据置型IHクッキングヒーターの魅力
IHクッキングヒーターは、ガスコンロと比較して掃除などのお手入れがカンタンなところが魅力です。最近では電気代を節約できるエコタイプも増えてきているので、節約にもなって一石二鳥ですね。
なかでも据置型IHクッキングヒーターなら、ビルトインタイプとは異なり面倒な工事がいらない商品も多く、ガスコンロから切り替えるのもカンタンです。ただし、コンセントの電気工事だけは必要なタイプもあるので、確認するようにしましょう。
据置型IHクッキングヒーターの選び方
それでは、据置型IHクッキングヒーターの選び方をご紹介いたします。ポイントは下記のとおり。
【1】使う鍋の種類
【2】サイズ
【3】ヒーターの数
【4】電圧
【5】料理に便利な機能
【6】火災を防止する機能
【7】お手入れのしやすさ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に工事不要ですぐに使える据置型IHクッキングヒーターを知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使う鍋の種類をチェック
IHクッキングヒーターは使える鍋の種類によって、2種類に分かれます。「鉄・ステンレス加熱タイプ」と、アルミや銅の鍋にも使える「オールメタル加熱タイプ」です。使いたい鍋にあわせて商品を選んでください。2口のうち片方のみ「オールメタル加熱タイプ」という商品もあります。
▼鉄鍋・ステンレス鍋|鉄・ステンレス加熱タイプ
鉄やステンレス素材の鍋をメインに使用して料理をしている家庭なら「鉄・ステンレス加熱タイプ」がおすすめです。「オールメタル加熱タイプ」よりも手頃な値段な商品が多いうえに、種類が豊富で選びやすいでしょう。
自宅にある鍋やフライパンの素材がわからないという方は、底に磁石がつくかどうか試してみてください。磁石がつけば鉄やステンレスの可能性が高いです。
▼アルミ鍋・銅鍋|オールメタル加熱タイプ
鉄鍋・ステンレス鍋だけではなく、アルミ鍋・銅鍋も使用したい方は「オールメタル加熱タイプ」を選びましょう。スタンダードな「鉄・ステンレス加熱タイプ」では、銅・アルミ素材の鍋を使用できないので注意しましょう。
銅鍋・アルミ鍋を使う頻度が低いのであれば、別途対応可能な卓上IHクッキングヒーターを用意してもいいかもしれません。複数をキッチンに設置する余裕がない場合には「オールメタル加熱タイプ」がおすすめです。
▼土鍋・陶磁器製の鍋|カセットコンロを使用
冬におでんや鍋料理を作るとき、土鍋や陶磁器製の鍋を使う方は多いのではないでしょうか? 基本的にIHクッキングヒーターでは土鍋や陶磁器製を使用することができません。なかには鍋底にIHプレートを備えたIH対応の土鍋もありますが、土鍋や陶磁器製の鍋で調理をするときは、携帯ガスコンロを使用してくださいね。
カセットコンロをあまり使わないという方も、停電したときなど電気が使えない場合に備えてひとつあると便利ですよ。
【2】設置場所に合ったサイズをチェック
コンロを設置したい場所のスペースを確認しておき、設置可能なサイズを選ぶようにしましょう。コンロと壁の間にスキマができると食材が入り込んでしまうことがあるので、設置場所のサイズにちょうど収まるものを選ぶのがおすすめです。
自分が調理しやすい高さを選ぶことも大切です。なかには、高さ調整ができるスタンドが付いているものもあるのでチェックしてみましょう。
【3】ヒーターの数をチェック
IHクッキングヒーターは、シンプルな1口タイプからスタンダードな2口タイプ、充実した3口タイプなど、商品によってヒーターの数に違いがあります。家族の人数や料理の頻度に合わせてヒーターの数を選びましょう。
設置スペースが狭いときや自炊をしない場合は1口タイプでも問題ないでしょう。コンパクトかつ卓上で使えるタイプもあるので便利です。
一方で、普段から料理をする方や家族がいる方は、最低でも2口はあったほうがいいです。3口あると料理を同時進行できて時短になります。
【4】電圧をチェック

Photo by マイナビおすすめナビ

Photo by マイナビおすすめナビ
IHクッキングヒーターの電圧には、100Vものと200Vのものがあり、どちらがいいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。工事の手間や消費電力をとるか、高火力をとるかで、自分に合ったほうを選びましょう。
電圧が100Vのモデルなら、家庭用のコンセントに挿して、届いたその日から工事不要で使えます。消費電力は最大1400Wと経済的ではあるものの、火力が足りず調理に時間がかかることもあります。
一方の200Vのモデルは、家庭で使う時には電気工事が必要になります。しかし、高火力で調理できるので、料理の効率が上がります。
【5】料理に便利な機能をチェック
IHクッキングヒーターには、それぞれ特徴があります。グリル機能が優秀な商品、センサーつきで自動調理ができる商品などさまざまです。便利機能がついたIHクッキングヒーターを選ぶと、料理の幅が広がりますよ。
それでは、IHクッキングヒーターの料理に便利な機能について、解説します。
▼グリル機能|焼き網がないタイプならお手入れがラクにできる
グリルというと網の手入れが面倒ですよね。しっかり掃除ができていないと、魚の生臭さが残ってしまうこともあります。一方で、グリル機能がついていると魚をおいしく焼けるので、できればほしい機能ですね。
そんなときは、焼き網のないタイプのグリル機能搭載のIHクッキングヒーターを選びましょう。焼き網がないので、お手入れがラクにできますよ。もちろん焼き魚以外のレシピにも使えて便利です。
▼温度段階調節|こまかい設定でおいしい料理が作れる
IHクッキングヒーターは火の出るガスコンロのように、火加減を目で見て確認することができません。弱火・中火・強火など段階的に火加減を調節するのが特徴です。
IHクッキングヒーターの種類によっては、数段階の火力調節機能がついている商品もあります。自由に温度設定ができれば、料理をもっとおいしく作ることができますね。
▼自動調理機能|センサーつきで温度を管理! 「ながら料理」ができる
センサー機能がついている製品なら、自動で温度を調節してくれます。ガスコンロのようにずっと火加減を見ていなくてもいいので、テレビやレシピを見ながらの「ながら調理」も可能です。
目の離せない小さなお子さまがいる家庭にも便利ですね。
【6】火災を防止する機能をチェック
IHクッキングヒーターにはタイマー機能・過熱防止機能・切り忘れ機能など、火災を防止する機能がついたものがあります。子どもに気をとられて料理をしているのを忘れて、ヒヤッとした経験はありませんか?
高温になると自動停止する機能がついていると、いざというときに安心ですよね。ただし、IHクッキングヒーターで火災が起こらないとは限りません。ガスコンロと同じく注意することも必要です。
【7】掃除やお手入れのしやすさをチェック
毎日使うキッチンでは、掃除やお手入れのしやすさも重視したいポイント。IHクッキングヒーターは表面がフラットになっているので、さっと拭くだけでカンタンに掃除ができてしまうのが魅力です。
料理をしていると吹きこぼれや油はねは避けられませんが、掃除がカンタンだと手間やストレスが減りうれしいですよね。グリルつきの商品を選ぶなら、グリルのお手入れのしやすさもあわせて確認しておくといいでしょう。
▼エキスパートのアドバイス
基本要素をおさえつつ、多機能モデルにも注目
最新モデルでは、センサーなどの活用で焼きものや揚げものを自動で温度調整してくれたり、焦げつきや吹きこぼれを防止する機能を備えています。IHのほかグリル機能も向上させ、自動調理機能も搭載しています。
ヒーター口数や対応鍋の種類など基本をおさえつつ、より料理の幅をラクに増やせる、そうした多機能モデルも選択肢に加えてほしいです。
据置型IHクッキングヒーターおすすめ6選
それでは、据置型IHクッキングヒーターのおすすめ商品をご紹介します。
ラク旨グリル搭載! レシピを選ぶだけで自動調理
外はカリッと、なかはジューシーに仕上げてくれる、ラク旨グリルを搭載しています。焼き網がなくても焼き魚がおいしく仕上がり、片づけもラクチンです。30種類のオートメニューがあり、レシピを選ぶだけで料理ができますよ。
メインのヒーター部分も適温調理サポートつきで便利です。油の温度を設定することができるので揚げものも怖くありません。お料理が苦手な方やレシピのレパートリーを増やしたい方におすすめです。
少量の油でも安心して揚げものができます
少量の油でも安心して使える、揚げもの機能を搭載しているIHクッキングヒーターです。あるとうれしい専用天ぷら鍋が付属していて、すぐにお試しいただけます。
グリルの機能性も抜群です。水なし両面焼きグリルで、魚が蒸し焼きにならずパリッとおいしく焼き上がります。火力はおまかせで調節してくれるので失敗しません。お手入れも敷いておいたアルミホイルを捨てればいいので、カンタンです。
煮込み料理にはタイマー! ワイドグリルで焼き魚も
時間のかかる煮込み料理もしやすい、9時間以上設定できるタイマー機能が特徴です。温度過上昇防止機能もあるので、数時間かけてじっくりコトコト豚の角煮や牛すね肉の煮込みを作るのにぴったり。
また幅35cmのワイドグリル搭載で、サンマを横向きにして焼くことができます。焼き加減を確認しやすく、おいしく料理ができますよ。人数の多いご家庭にもおすすめです。
迷っている方へ! 電源工事不要で気軽に導入可能
導入するか迷っているひとり暮らしの方にとくにおすすめしたい商品です。基本的な機能はそろっていますが、安価なうえに電源工事が不要なので、気軽に導入することができますよ。静音設計なのもひとり暮らしにはうれしいポイントです。
脚つきタイプで、コンロの下部にお皿や調理器具などを収納することができます。狭いキッチンでもスペースを有効活用することができますよ。
右口オールメタル対応でアルミ鍋や銅鍋もOK
今まで使ってきたこだわりのアルミ鍋や、銅鍋を使い続けたい方にぴったりの商品です。右口はオールメタル対応のモデルなので、金属鍋なら素材を選ばすに使用することができます。
ガスコンロから切りかえる方のなかには、電気代があがってしまうことを気にする方もいるはず。こちらの商品はエコナビ搭載で、ムダな加熱があったら火力をコントロールしてくれます。消費電力をおさえられるので、長い目で見るとおトクですよ。
7つの安全機能つき。7段階の火力調整で使いやすい
切り忘れ防止自動OFF・誤作動防止・空だき防止自動OFFなど、安心して使用できる7つの機能がついたIHクッキングヒーターです。7段階の温度調整が可能で、とろ火からハイパワーまで思いどおりの火力に調節できるので、料理もおいしく作れますよ。
ボタンは大きく見やすいので、操作もカンタン。安全機能が充実している商品ということもあり、高齢の親御さんへのプレゼントにもおすすめです。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 据置型IHクッキングヒーターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での据置型IHクッキングヒーターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】IH対応のおすすめ商品はこちら
まとめ|使いやすい商品を選ぼう
IHクッキングヒーターの選び方とおすすめ商品をご紹介しましたが、気になる商品は見つかりましたか?
温度を自動で調整する機能やこだわりのグリル機能つきの商品なら、ラクにおいしい料理ができます。お手入れも設置もカンタンなので、ぜひ用途にあった据置型IHクッキングヒーターを選んでくださいね。
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。