安くてコスパのいい卓上IHクッキングヒーターの選び方
家電選びのプロ・家電コンシェルジュの松本 レイナさんに、手軽に卓上で調理できる安くてコスパのいい卓上IHクッキングヒーターを選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。
【1】用途に合った消費電力のものを選ぶ
【2】天板が掃除しやすいものを選ぶ
【3】調理がしやすい機能付きを選ぶ
【4】コードの長さをチェック
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】用途に合った消費電力のものを選ぼう
コスパを重視するなら、まず重要なのが用途に合った火力設定です。
最大火力がガスコンロの中火相当の「1,000Wから強火相当である1,400Wの範囲」の製品を選びましょう。1,000W程度あれば3〜4人前の鍋料理、1,400Wあれば、揚げ物や炒め物などの調理が可能です。火力が強ければ短い時間での調理が可能ですし、できる料理の幅も広がりますが、電気代は高くなります。
【2】天板の掃除のしやすさは、長く使ううえで重要
安いだけでなく使いやすいIHクッキングヒーターを選ぶために、注目してほしいのが「掃除のしやすさ」です。調理をしていると突然起きる吹きこぼれ。食材のスープや、調味料、油などが飛び散ることがあります。そうした時に汚れがこびりつかず、水拭きなどでサッと拭ける天板(トッププレート)かどうかは必ずチェックしておきましょう。
結晶ガラスやセラミックガラスなど、汚れと傷の両方に強いガラス面の製品が特におすすめです。
【3】調理のしやすさも大切なポイント
火加減をこまかく設定できたり、加熱設定がワンタッチでできるようなものは、調理がしやすいのでとくにおすすめです。火加減調節は選べる段階が多いほど、ガスコンロに近い細やかな使い方ができます。
また、ワンタッチ加熱設定は、鍋モードや揚げ物モードなど、ワンタッチで作りたい料理に合った加熱モードにしてくれる機能。自分で火加減を設定する必要がなく、調理をパターン化することができますよ。
さらには、静音設計が施されているものがおすすめ。音がうるさいと使うたびに気になってしまい、段々と出番が少なくなっていくなんてことも。試しに使うことが難しいですが、最近ではパッケージなどに記載があるものもあるのでチェックしてみてください。
【4】コードの長さもしっかりチェック
とくに卓上IHクッキングヒーターの場合、コードの長さは重要なチェックポイント。短すぎると歩くときコードが足にひっかかってひっくり返すなどの事故につながります。コードは長めのもの選ぶようにしましょう。
また、万が一ひっかかってもすぐにコードが外れるマグネット式だと、より安全性は高まります。
安くてコスパのいい卓上IHクッキングヒーターおすすめ9選
上で紹介した安くてコスパのいい卓上IHクッキングヒーターの選び方のポイントをふまえて、家電選びのプロである、家電コンシェルジュの松本レイナさんに選んでもらったおすすめ製品をご紹介します。

【約4,000円】調理機能や安全機能も充実!
お値打ちで質のよい製品を数多く作っている「アイリスオーヤマ」のIHクッキングヒーターは、低価格でありながら高い安全性を実現しています。
マグネット式のプラグなのはもちろん、鍋を乗せずに加熱すると加熱を停止してくれる機能や、鍋以外の小物を置いて加熱すると加熱を停止してくれる機能、鍋底の温度が高温になりすぎたり、一定時間操作をしていないときに自動で加熱を終了してくれるといった安全性を高める機能がたくさんついていて、どんなご家庭でも安心して使うことができます。
消費電力が1,000Wなので、鍋料理や煮物など、少し時間をかけて火を通すような料理に向いています。薄型タイプなので鍋の中身が見やすく取りやすいという利点があり、テーブルで鍋をよくやるという人にもおすすめです。
コンパクトな卓上タイプ
スペースが限られたテーブルでも使いやすいコンパクトな設計。火力は80wから1000wまで調節可能なので、料理に合わせて自由に使えます。

どんな料理もこれ1台でOK
薄型で収納場所にも作業場所にも困らないコンパクトなタイプ。5段階調節の火力で、炒め物や鍋料理・揚げ物までなんでもつくれます。汚れてもさっとふけるフラットな天板です。
2021年9月新発売の新モデル
火力7段階調節機能、静音設計で使いやすい。「炊飯コース」と「煮込みコース」が選択でき、自動で美味しいご飯をつくってくれます。鋳物ホーロー鍋およびステンレス鍋に対応可能。


ボタンが大きくて操作しやすい
『デカボタンIH調理器』という名前のとおり、大きくて見やすいボタンで操作しやすいのが特徴のIHクッキングヒーターです。
6段階の火加減調節ができる加熱モードと揚げ物モードの他に、適温を保ってくれる煮込みモードと保温モードも搭載されています。そのため、煮物や煮込み料理を煮込みモードで作ったあと、そのまま保温モードで食卓に出して温かいまま食べることも可能。鍋料理のときにも保温モードがあると鍋つゆの煮詰まりを防ぐことができて便利です。
音にも配慮した多機能モデル
最大の消費電力が1,400Wと大きく、火加減調節も細かく7段階の設定ができるこの製品は、その他にも「こういう機能がついているとうれしい」と思う機能がしっかりついているのが魅力です。
静音設計が施されており最小25dBの運転音で動いてくれますから、一人暮らしの人が時間や状況を選ばずに使うのにも向いています。
それに加え、長時間の使用時にパワーを1,000W以下に抑える機能もついていて、ブレーカーが落ちるのを軽減します。家族のだんらんや友達とのパーティーなど、みんなで集まって楽しく過ごすときにも使いやすいのがうれしいですね。使う環境や用途を選ばず人気の高い製品です。
「高コスパ卓上クッキングヒーター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 8,000円以下・高コスパ卓上クッキングヒーターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの8,000円以下・高コスパ卓上クッキングヒーターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
卓上クッキングヒーターの寿命は何年?
コスパ優先で納得できるクッキングヒーター選びを
安さやコストパフォーマンスを重視した卓上IHクッキングヒーター選びをご紹介しました。単に安いだけの製品ですと、パワーが弱すぎたり、会社ごとに設定された安全基準が甘いという事があります。
また、使いやすさや機能面などでも、自分が求めている製品なのかということをしっかりチェックしてみてください。
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カルチャー誌や家電誌、モノ系雑誌にてライター・リサーチャーとして活躍。 大ヒットとなった家電のプロモーションや、ガジェット探しなど、仕事内容は多岐にわたる。 一般的な家電から、ちょっとマニアックなものまで「イイモノはとにかく買って試す!」がモットー。 現在子育て中で、キッズガジェットや知育玩具、花火などレジャーグッズは子どもと一緒に愉しんでレビューしています。