スコッチウイスキーとは? 味や特徴を解説!
スコッチウイスキーは、イギリス北部のスコットランド地方で蒸溜、熟成されたウイスキーのことです。法律上は、「穀類を原料として、酵母により発酵させ、アルコール分94.8度未満で蒸溜し、700L以下のオーク樽で最低3年以上熟成させ、最低瓶詰めアルコール40度以上」とされています。
ピート(泥炭)由来のスモーキーなフレーバーも大きな特徴。作られている地域によって5つのタイプに分けられ、それぞれの地域ごとに味わいが異なります。
スコッチウイスキーの原料は麦や穀物
スコッチウイスキーは、麦のほかトウモロコシなどの穀物を使って作られます。麦芽を乾燥させる際にピート(泥炭)を使うのが特徴で、ピート由来のスモーキーな香りが特徴です。
麦を使って作られたウイスキーはモルトウイスキー、穀物を使って作られたウイスキーはグレーンウイスキーといいます。モルトウイスキーのなかでも、1カ所の蒸留所の原酒だけを使って作られたウイスキーをシングルモルトといい、それぞれの蒸留所の個性が感じられるのが魅力です。
スコッチウイスキーの度数はかなり高めのレベル!
EUの法律(law states)で、スコッチウイスキーのアルコール度数は40%以上と規定されています。したがって、一般に流通しているウイスキーの度数は40~43%のものがほとんどです。しかし、なかにはアルコール度数が46%以上のものもあります。
アルコール度数が40~43%のものは冷却ろ過といって、原酒を0~5℃まで冷却して脂肪酸などの香味成分をろ過し、アルコール度数が低くなっても白く濁らないようにしています。
ろ過される成分のなかには、ウイスキーの豊かな味わいのもとになっている成分もあり、それらの成分がろ過されることで、スコッチウイスキーの香りや味わいが薄まってしまうことも少なくありません。
香りや味わいにこだわるメーカーは、あえて原酒を冷却ろ過せず、香味成分で白濁しないようにウイスキーのアルコール度数を上げて瓶詰しています。
スコッチウイスキーの選び方 初心者から上級者まで好みが見つかる!
まずはスコッチウイスキーの選び方をチェックしていきましょう。JSA認定ソムリエの数寄monoライター・杉浦直樹さんのアドバイスもご紹介しています。自分の好みにぴったりのスコッチウイスキーを選ぶために参考にしてみてください。
ウイスキーの種類から選ぶ
大麦を使ったモルトウイスキー
モルトウイスキーは、大麦麦芽(モルト)だけを使って作られたウイスキーです。ピート(泥炭)を使って麦芽を乾燥させ、ポットスチルという単式蒸留器を使って蒸留します。とても手間がかかるウイスキーですが、非常に風味が豊かです。その豊かな風味から「声高な(ラウド)スピリッツ」と呼ばれることもあります。
モルトウイスキーのなかでも、ひとつの蒸留所の原酒だけを使って作られたものを「シングルモルト」と呼びます。シングルモルトは、蒸留所がある場所の気候や風土はもちろん、作り手のこだわりも詰まった個性豊かなモルトウイスキーです。
穀物を使ったグレーンウイスキー
グレーンウイスキーは、トウモロコシやライ麦、小麦といった穀物の麦芽を使って作るウイスキーです。モルトウイスキーよりも手間がかからず、連続式の蒸溜機で蒸留されます。モルトウイスキーよりも風味が軽く穏やかなので、初心者でも飲みやすいでしょう。
あまり個性が強くないので、「寡黙な(サイレント)スピリッツ」と呼ばれることもあります。
2つのウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキー
ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキーです。それぞれのウイスキーをブレンドすることで、豊かな香りと飲みやすさのバランスがよくなります。
シングルモルトウイスキーのように、ひとつの蒸留所のウイスキーだけを使わなければならないという決まりはなく、複数の蒸留所のウイスキーを混ぜて作られたものも多いです。個性が控えめで飲みやすいので、スコッチウイスキー初心者はまずブレンデッドウイスキーから試してみるとよいでしょう。
ウイスキーの産地で選ぶ
まろやかなハイランド産
スコットランド北部ハイランド地方のスコッチウイスキーは、まろやかな味わいが特徴です。古くからウイスキーの蒸留が盛んで、現在も40あまりの蒸留所がウイスキーを蒸留しています。
まろやかではありますが、しっかりと蒸留所の個性が感じられるのもハイランド産スコッチウイスキーの魅力。蒸留所の数が多いため、ウイスキーの味わいもバラエティに富んでいます。
初心者でも飲みやすいスペイサイド産
ハイランド北東部にあるスペイサイドは、地域を流れるスペイ川流域に50もの蒸留所が集まっているスコッチウイスキーの産地で、その数はスコットランドにある蒸留所の約半数にあたります。
スペイサイドで作られるシングルモルトは、蜂蜜や花のような香りがするのが特徴。エレガントでフルーティーな味わいで、初心者でも飲みやすいウイスキーがそろっています。
やわらかい風味のローランド産
ローランド地方は、かつてたくさんの蒸留所があった地域で、グラスゴーやエジンバラといったスコットランドの大きな都市が集まっています。
質の高い大麦を使ったウイスキーが多く蒸留され、その味わいはやわらかく、初心者でも飲みやすいのが特徴。シングルモルトでも口当たりが軽いものが多いので、飲みやすいスコッチウイスキーを探している人はぜひローランド産のものから選んでみましょう。
スモーキーなアイラ産
スコットランドのヘブリディーズ諸島の最南端にある、アイラ島は、強烈な個性とスモーキーな味わいが特徴です。アイラ地方で作られるシングルモルトは「アイラモルト」と呼ばれることもあります。ピート(泥炭)の香りが強いスコッチウイスキーは、、一度飲んだら忘れられない人も少なくありません。
個性が強いウイスキーを試してみたい、ピーティー(ピートの香りが強い)なウイスキーが飲みたい人にぴったりではないでしょうか。
塩気と甘みが感じられるキャンベルタウン産
アーガイル地方にある小さな港町・キャンベルタウンには、かつてたくさんの蒸留所がありましたが現在残っているのは3カ所のみです。とくに19世紀には良質な水と大麦、燃料の石炭が近くで手に入ったことから、ウイスキーの産地として栄えました。
海沿いの町のウイスキーらしく、しっかりとした塩気が感じられます。ほかの産地のウイスキーよりも、重たい飲み口が特徴です。
蒸留所の個性が光るアイランズ産
アイランズとは、アイラ島を除くヘブリディーズ諸島の島々の総称です。地域には7つの蒸留所があり、潮の香りが感じられる個性的な味わいのスコッチウイスキーをつくっています。
ピート(泥炭)の香りも強く、好きな人にはたまらない風味です。かすかに香る潮の香りは、魚介類との相性がよいので、ぜひシーフードと合わせて味わってみましょう。
熟成期間で選ぶ
ウイスキーは、樽のなかで何年も熟成させてから瓶詰・出荷されます。蒸留されたばかりの液体は「ニューポット」または「ニューメイクスピリッツ」と呼ばれ、度数も高く、かたくとげとげしい味わいです。このニューポットに水を加えてアルコール度数を下げ、樽の中で熟成させることで香り豊かな琥珀色のウイスキーになります。
熟成させる期間は、銘柄によってさまざまです。熟成期間が長いものは、樽の香りや風味が溶けだし、それぞれの味わいや個性が際立ってきます。同じ銘柄でも熟成期間で味わいが異なるので、自分の好きな熟成期間のものを探してみるのもよいでしょう。
熟成年数が書かれていないものは、「ノンエイジドウイスキー」と呼ばれます。熟成年数を問わず、複数の原酒をブレンドしているためバランスがよく、初心者でも購入しやすい価格が魅力です。
熟成に使われた樽の種類で選ぶ
フルーティーな味わいのオーク樽
北米産のホワイトオークを使った樽で熟成させると、甘くフルーティーな風味のウイスキーになります。バニラやココナッツといったニュアンスが感じられるのが特徴。これは、ホワイトオークに含まれるタンニンが少なく、バニリンやオークラクトン(甘味)が多いためです。
最近は、セシルオーク(フレンチオーク、ヨーロピアンオーク)製のオーク樽で熟成させたスコッチウイスキーも増えてきています。
香り豊かなミズナラ樽
戦後、サントリーが作りだしたミズナラ(ジャパニーズオーク)製の樽は、香木の伽羅やビャクダンのような香りのウイスキーができあがる樽です。ミズナラは水分を吸収しやすく、水が漏れやすいため加工が難しいとされています。
しかし、そのオリエンタルな香りはホワイトオークやフレンチオークにはなく、世界中のウイスキーファンが注目する樽といえるでしょう。
濃厚な甘みが感じられるシェリー樽
シェリー樽は、もともとシェリー酒を貯蔵するために作られた樽です。細長くスマートなかたちの樽で、この樽でウイスキーを熟成させると、シェリー酒の香りや色、味がウイスキーに移り、甘味とフルーティーな香りが特徴のウイスキーができあがります。
シェリー樽のなかでも、スパニッシュオークでできた樽を使うとドライフルーツやチョコレートのような濃厚な香りと味わいになるのが特徴です。
カラメルのような甘味が加わるバーボン樽
バーボン樽は、もともとバーボンを熟成させるために作られた樽です。バーボン樽を使って熟成させることで、バーボンのような赤みと華やかな香りがウイスキーに移ります。カラメルのような甘さが加わり、まろやかな口当たりになるので、飲みやすいウイスキーに仕上がるのが特徴です。
現在、スコッチウイスキーはおもにバーボン樽で熟成されています。
スコッチウイスキー|シングルモルトおすすめ9選 高級でかっこいい!
おすすめのシングルモルトスコッチウイスキーを紹介します。ぜひ蒸留所ごとの個性豊かなウイスキーを味わってみましょう。

『ボウモア15年』














出典:Amazon
産地 | アイラ |
---|---|
アルコール度数 | 43% |
熟成期間 | 15年 |
熟成に使われた樽 | バーボン樽、オロロソ・シェリー樽 |
内容量 | 700ml |
『ザ・マッカラン トリプルカスク12年』








出典:Amazon
産地 | スペイサイド |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | 12年 |
熟成に使われた樽 | ヨーロピアンオークのシェリー樽、アメリカンオークのシェリー樽、バーボン樽 |
内容量 | 700ml |
『グレンフィディック21年』














出典:Amazon
産地 | スペイサイド |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | 21年 |
熟成に使われた樽 | ヨーロピアンシェリー樽原酒、アメリカンオーク樽原酒、カリビアンラム樽 |
内容量 | 700ml |
Scapa(スキャパ)『スキレン』
















出典:Amazon
産地 | アイランズ |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | バーボン樽 |
内容量 | 700ml |
ハイボールが最強!さわやかな甘さがより美味しい
洋ナシやパイナップルといったフルーツのほか、花の香りも感じられるシングルモルト。スコッチウイスキーを代表する銘柄「バランタイン」の原酒としても知られています。
バニラのようなとろみのある甘さとメロンのようなさわやかな甘さが特徴で、フィニッシュはさわやかな甘さが長く続きます。ハイボールにすればさわやかな甘さがいっそう引き立ち、オン・ザ・ロックスで味えば時間とともに変化する複雑な味わいが堪能できるでしょう。
ハイボールに合うウイスキーに関して、もっとくわしく知りたい人は「ハイボールにおすすめのウイスキーをランキング発表|割合が大事!おいしいハイボールの作り方も紹介!」を参考にしてください。
『フェッターケアン12年』






出典:楽天市場
産地 | ハイランド |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | 12年 |
熟成に使われた樽 | バーボン樽 |
内容量 | 700ml |
KILCHOMAN(キルホーマン)『SANAIG』

出典:Amazon
産地 | アイラ |
---|---|
アルコール度数 | 46% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | オロロソ・シェリー樽 |
内容量 | 700ml |
『オーヘントッシャン12年』

出典:Amazon
産地 | ローランド |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | 12年 |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
『ラフロイグ10年』










出典:Amazon
産地 | アイラ |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | 10年 |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
『キルケラン12年』

出典:Amazon
産地 | キャンベルタウン |
---|---|
アルコール度数 | 46% |
熟成期間 | 12年 |
熟成に使われた樽 | バーボン樽、シェリー樽 |
内容量 | 700ml |
スコッチウイスキー|グレーンおすすめ3選 軽やかな味わい!
おすすめのグレーンスコッチウイスキーを紹介します。軽やかな味わいのグレーンスコッチウイスキーは、初心者でも飲みやすいウイスキーです。ぜひ商品選びの参考にしてください。

ロッホローモンド『シングルグレーン』

出典:Amazon
産地 | ハイランド |
---|---|
アルコール度数 | 46% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
『ザ・グレインマン9年』

出典:Yahoo!ショッピング
産地 | ハイランド |
---|---|
アルコール度数 | 58.7% |
熟成期間 | 9年 |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
『クラブマン』






出典:楽天市場
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | エキストラ・バーボン樽 |
内容量 | 700ml |
スコッチウイスキー|ブレンデッドおすすめ9選 好みのブレンド配合を楽しむ!
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーは飲みやすいものが多いです。ぜひお気に入りの1本を探しましょう!
『オールドパー12年』












出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 750ml |
ROBERT BURNS(ロバートバーンズ)『THE BLEND』

出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
Whyte&Mackay(ホワイト&マッカイ)『BLENDED SCOTCH WHISKY』

出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | オーク樽、シェリー樽 |
内容量 | 700ml |
『カティサーク オリジナル』

出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
Johnny Walker(ジョニーウォーカー)『レッドラベル』

出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 200ml、700ml、1,000ml、1,750ml |
『ハイランドクイーン Blended Scotch Whisky』

出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
Chivas Regal(シーバスリーガル)『ミズナラ 12年』

出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | ミズナラ樽 |
内容量 | 700ml |
『バランタイン21年』










出典:Amazon
産地 | - |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | 21年 |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
『ティーチャーズ』














出典:Amazon
産地 | - |
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アルコール度数 | 40% |
熟成期間 | - |
熟成に使われた樽 | - |
内容量 | 700ml |
「スコッチウイスキー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スコッチウイスキーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのスコッチウイスキーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スコッチウイスキーの美味しい飲み方
涼しげな音が魅力の「オン・ザ・ロック」
氷を入れたグラスにスコッチウイスキーを注ぐだけのオン・ザ・ロックスは、ひと口飲むごとに氷とグラスが涼しげな音を奏でます。ストレートで飲むよりも風味が和らぎ、時間の経過とともに移り変わる味わいを楽しむのにぴったりです。
オン・ザ・ロックスを作るときは、グラスをよく冷やしておくのがポイント。氷はかたくて溶けにくいものを使いましょう。製氷皿を使えば、かたくて溶けにくい氷がかんたんに作れます。
また、オン・ザ・ロックスを飲むときは、強いお酒から胃を守り、口のなかをリセットしてくれるチェイサーを用意しておくとよいです。ミネラルウォーターや炭酸水をチェイサーとして提供するお店が多い印象です。
ゆったり味わうのにぴったりな「水割り」
スコッチウイスキー1に対して、ミネラルウォーターを2~2.5注いで作るのが水割りです。水で割ることでスコッチウイスキーの個性がやわらぐので、初心者でも飲みやすくなります。好みに応じで濃さが調整できるのも魅力です。
ストレートでは飲みにくいスコッチウイスキーも、水で割ることでぐっと飲みやすくなり、食事に合わせやすくなります。ぜひ水割りを飲みながらゆったりとした時間を過ごしてください。
豊かな香りが楽しめる「お湯割り」
スコッチウイスキーの香りを楽しむなら、お湯割りを試してみましょう。お湯割りを作るときは、あらかじめカップを温めておくのを忘れずに。お湯の量は、ウイスキーの倍から3倍が目安です。
好みでオレンジなどの柑橘類やシナモンなどのスパイス、甘いものが好きな人はジャムやドライフルーツをトッピングしてもよいでしょう。
スコッチウイスキーにトッピングのフレーバーがプラスされ、より複雑な味わいが楽しめます。
料理の味わいを引き立てる「ハイボール」
スコッチウイスキー本来の味わい・コクを引き出したいなら、ハイボールを作りましょう。ハイボールは爽快なのどごしで、料理との相性もよいです。
作り方はかんたんで、冷やしたグラスにウイスキーを適量注ぎ、ウイスキー1に対して3~4の炭酸水を注いで軽く混ぜるだけ。
混ぜすぎると炭酸ガスが抜けて爽快感が失われてしまうので、混ぜすぎないように注意してください。よりウイスキーの甘みやうまみを楽しみたいときは、氷なしで作ってみてもよいでしょう。
トニックウォーターやジンジャーエールで割ったり、レモンの皮で香りづけしたりすると、炭酸だけで作るのとは違った味わいが楽しめます。
冷涼感がたまらない「スコッチミスト」
ミストは、グラスの表面に霧がつく様子から名づけられた飲み方です。グラスにクラッシュドアイスをたっぷり入れて、その上からウイスキーを注ぎ、よく混ぜます。好みでレモンピールで香りをつけましょう。よく冷えたスコッチウイスキーは、暑い時期のリラックスタイムにぴったりです。
ミストはウイスキーの個性がしっかりと感じられる飲み方なので、個性が強いシングルモルトよりも穏やかなブレンデッドウイスキーを使うと、よりおいしく仕上がります。
「ゴッドファーザー」などカクテルにして楽しむ
同名の映画が由来の「ゴッドファーザー」や「錆びた釘」という意味の「ラスティネール」といったカクテルにしてスコッチウイスキーを楽しむのもよいでしょう。カクテルにすることでウイスキーの味わい方が広がり、さまざまなシーンで楽しめるようになります。
ウイスキーを使ったカクテルの種類は多く、チェリーリキュールと合わせるだけのシンプルなものもあります。ぜひ、さまざまなカクテルにチャレンジしてみてください。
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まとめ
ピート(泥炭)を使ったことによるスモーキーなフレーバーが魅力のスコッチウイスキーは、初心者にはハードルが高いウイスキーと思われがちです。しかし、初心者でも飲みやすいスコッチウイスキーはたくさんあるので、ぜひ気になる銘柄を見つけて味わってみましょう。
スコッチウイスキー選びに迷ったときは、記事中で紹介した選び方のポイントや杉浦さんのアドバイスを思い出してみてください。
個性豊かなスコッチウイスキーを、ハイボールやカクテルなどさまざまな飲み方で楽しみましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(制作協力:結城助助、掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/18 一部コンテンツを追加しました。(マイナビおすすめナビ編集部 渡辺裕美)
コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。 編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。 またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。