横抱き抱っこ紐とは? 新生児も安心!

出典:マイナビおすすめナビ
生まれたばかりの新生児から首すわり前までの赤ちゃんは、横向きに抱っこするのが基本です。抱っこ紐を使わずにずっと抱っこをしていると、ママやパパの腕、身体に負担がかかるので、安定して楽に抱っこをしたい人におすすめなのが、横抱きができる抱っこ紐。
上のイラストのように、抱っこ紐での抱っこの仕方には「横抱き」「対面抱き」「前向き抱き」「おんぶ」などいくつか種類があります。抱っこ紐によって横抱きができるタイプ・できないタイプがあるので、商品の特徴を事前によく確認して選びましょう。
横抱き抱っこ紐の選び方 助産師がおすすめする
まずは、横抱き抱っこ紐の選び方を解説します。新生児から使える商品であるからこそ、安全性や使用期間に注目して選びたいですよね。
使い勝手にあわせて「2つの形状」から選ぶ
横抱き抱っこ紐の種類は、おもに多機能型とスリング型とがあります。まずは、それぞれの特徴をチェック。
多機能タイプ|抱っこやおんぶもでき、2~3歳くらいまで使える
多機能タイプは、新生児から、2~3歳になるくらいまで使える抱っこ紐。ひとつの抱っこ紐で、抱っこ紐デビューから卒業できるまで使えます。
横抱きはもちろん、前抱っこ、おんぶなど、赤ちゃんをさまざまな姿勢でサポート。厚手の肩ベルトや腰ベルトなどで、着けているママやパパの負担も軽くなるように設計されています。散歩や買い物などでしばらくのあいだ赤ちゃんを抱っこし続ける場合でも、ずり落ちにくいです。
スリングタイプ|コンパクトかつリーズナブル! おしゃれデザインも豊富
スリング(sling)は「吊る」という意味の英語で、赤ちゃんを生地で包み込むように抱きかかえる抱っこ紐。タスキのように肩にかけて使うものや、大きな布地をリングなどで留めて使うもの、クーファンのように成形されているものなど形はさまざまです。
スリングは大人の体に密着させて使い、赤ちゃんの首や腰を自然なかたちでホールドできるのが特徴。着脱に時間がかからずサッと装着することができるので、赤ちゃんが泣いてしまっているときにおすすめです。
おしゃれなデザインのものも豊富にあるので、ファッション性重視のママやパパは要チェック!
素材は「通気性」と「肌ざわり」を重視
横抱き抱っこ紐をひんぱんに使う場合や、今後きょうだいなどに使うことを考えている場合にはキャンパス素材など耐久性のある素材がおすすめです。
また、赤ちゃんはひんぱんに汗をかくため吸湿性の高いオーガニックコットンや放熱性の高いメッシュ性のものを選ぶと快適です。大人との密着度が高いため、自分が感じる暑さ以上に赤ちゃんは暑さを感じている可能性があります。とくに夏場には暑さで赤ちゃんに負担をかけないように配慮しましょう。
おしゃれママに人気のデザインで選ぶ
横抱き抱っこ紐は、カラーバリエーションやデザインも豊富です。一般的な抱っこ紐に比べると、柄やカラー展開も多く、周りのママと被りにくいのもポイント。
とくにスリングタイプの横抱き抱っこ紐は、つけるだけで海外風に。おしゃれママに大人気です。ちょっとしたお散歩やお買い物に使えば、華やかでおしゃれな印象になります!
横抱き抱っこ紐おすすめ6選【多機能タイプ】 人気の縦抱き・横抱き両用タイプをたっぷりご紹介!
ここからは、横抱き抱っこ紐のおすすめ商品をご紹介! まずは、多機能型の横抱き抱っこ紐から。多機能型のメリットは、赤ちゃんの月齢や発達具合によって抱き方を変えられる点。
比較的、装着がかんたんにできるものを選んでいるので、はじめての抱っこ紐を探している方も参考にしてください。
授乳時や新生児期の寝かしつけに便利なヒップシート
腰ベルト部分にある高さのあるヒップシートが特徴で、両手で赤ちゃんを抱きかかえながら授乳時や新生児期の寝かしつけなどの補助具として使用可能。センターポケットになっていて、オムツやスマートフォンなど小物類が収納できます。
幅広の面ファスナーは装着しやすさとずれにくさを両立。赤ちゃんが大きくなったあとも荷重をしっかり受け止めます。
前向き抱っこなど5wayで使える横抱き抱っこ紐
腰ベルトで体への負荷を軽減できる多機能タイプの抱っこ紐。横抱っこ用にベッド状の新生児用シートが付属していて、退院直後から使用できます。縦抱っこ、前向き抱っこ、腰抱っこ、おんぶに対応した5wayタイプです。
ポリエステル製の本体と新生児用シートをメッシュ仕様にすることで通気性を確保。快適に使用できる抱っこ紐です。

『サンクマニエル プレール ウェーブグレー』は、横抱っこだけでなく対面の抱っこなどさまざまな使い方ができる抱っこ紐。吸水速乾性のある素材で作られているため、暑い季節に使えるものをお探しの人にぴったりです。
軽量ながら抱っこの種類も豊富
成長にあわせ5つの方法で赤ちゃんが支えられる抱っこ紐。寝かせ抱きの場合にはマント部分に付属のピローをセットし、赤ちゃんの頭をやさしく保護します。
吸水速乾性のある素材で汗をかいてもベタつきにくいです。380gと軽量で、小さく折りたためるためセカンド抱っこ紐としてバッグに入れて持ち歩くことも可能です。

『アーバンファン』は、落下防止の赤ちゃんのベルトがついていて、背中と腰をサポートするセーフティボードがついていたりして横抱っこ初心者でも落ちついて使用できる抱っこ紐です。
シンプル&おしゃれを目指した抱っこ紐
80年以上抱っこ紐を手がけてきたラッキー工業のこだわりがつまった抱っこ紐。肩と腰で重さを分散し、5種類の抱き方に対応しています。
横抱きではセーフティボードで赤ちゃんの背中と腰をサポート。使用しているバックルはすべて国内製で腰ベルトはダブルセーフティーループを採用しています。
保冷・保温ジェルが付属していて、赤ちゃんの暑さ・寒さを和らげます。
最初は着脱に戸惑いましたが、「ママうで抱っこ」で新生児の横抱きも安定感ばっちりでした。今は縦抱きで大活躍。サッと抱っこできるので、お出かけには欠かせないアイテムです。(Mさん/5歳女の子、1歳男の子)
大人にも赤ちゃんにもやさしい4way抱っこ紐
◆縦抱っこ、前向き抱っこ、おんぶの4way仕様の抱っこ紐
◆生後すぐから生後約4カ月までに対応した横抱っこでは、付属のホールディングパッドを使用
◆大人が赤ちゃんを抱いたときのような自然な角度
◆使用していないときはコンパクトに折りたためる!
ラッキー工業 LUCKY 1934『EASY 4 WAY CARRIER(L2250)』
赤ちゃんを降ろさずくるっと向きが変えられる
横抱っこのほか前向き抱っこ、対面抱っこ、おんぶに対応している抱っこ紐。新生児の場合には、セーフティボードを使用して首元をしっかり支えます。
重量は590gで折りたたみできるため、持ち歩きの負担になりにくいです。バックルを外さずに赤ちゃんを背負ったまま前抱っこからおんぶなど子どもの向きが変えられます。
横抱き抱っこ紐おすすめ6選【スリングタイプ】 寝かしつけやちょっとしたお散歩・買い物に人気!
つづいて、おしゃれママに人気のスリング型をご紹介! スリング型の特徴は、色や柄が豊富なことと、多機能型よりも安く買えるものが多い点。
持ち運び用、予備など、2本目の抱っこ紐(セカンド抱っこ紐)を探している方にもおすすめです。
素材、サイズのオーダーメイドが可能
日本人の肩にあわせて重みが分散できるよう幅広に作られているスリング。天然素材で赤ちゃんの肌にも優しく、どの素材も丸洗いに対応。清潔さを維持します。
シンプルな形状のため、スリングの中で寝てしまったらそのまま布団に寝かせることもできます。サイズは9種類、表地20色、裏地17色から好みのデザインが自分で選べます。
2重バックルと厚手の肩パットで使いやすい
スリングながら横抱きやコアラ抱きなど、ニーズに応じていろいろな抱え方ができる抱っこ紐。2本のストラップは調節可能で抱っこする人の体格にあわせられます。肩パットは厚さ約2cmで肩への負荷を軽減します。
メインバックル、セーフティバックルの2重ロックで万一に備えます。収納ポケットつきでタオルやおもちゃなど小物を入れておくことが可能です。
おしゃれなデザインに惹かれて選びましたが、コンパクトに畳めて軽量なのも魅力です。新生児から使用できるので、寝かしつけの際にも役立ちました。また、ファスナーで長さ調整ができるため、パパとも共有できますよ。(Sさん/0歳女の子)
使う人に合わせたサイズ調整がかんたん
◆きれいめなデザインでおしゃれな印象のあるスリング
◆カラーバリエーションが豊富
◆ライナーかタオルを敷くと安定して横抱きができる
◆サイズの調整は肩ひもにあるロックつきのファスナーを開閉するだけでカンタン
◆42cm~60cmまでの4段階に調節できるため、体格を問わず使用OK
◆コットン100%の生地のため丸洗いもできる
ハンモックのようなホールド感
アメリカの安全基準ASTMを満たしたスリングで、5種類の抱き方に対応。職人が手作業でプリントした生地を採用し、豊富なデザインが選べます。
厚み約2cmの肩パットで重さを和らげ、赤ちゃんと密着できるような構造。セーフティバックルも装備し、正面にあるループ部分には立体ポケットが付属していておもちゃなどが収納できます。
アメリカ発一枚布のリングなしスリング
オーガニックコットンのチノ生地を使った一枚布のスリング。重さ約200gと軽量で、金属部分やパットを使わない構造で折りたたみ方もシンプル。携帯性が高いです。
身長とわきの下を一周する脇下胸囲の組み合わせをもとに5種類のサイズから選びます。ロゴの上部にはループ状のヒモが固定されていて、おもちゃなどを取り付け可能。丸洗いにも対応しています。
ニットの伸縮性をいかして装着しやすい
国内生産しているリバーシブルタイプのスリング。米国の著名な小児科医のアドバイスをもとに作られています。
ニット素材でサイドにはゴムを採用、伸縮性に富んでいます。入れるときは大きく開き装着をサポートするほか、赤ちゃんを抱いている間はほどよくフィットします。肩部分は折り返し縫いをしているため丈夫です。
「横抱き抱っこ紐」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 横抱き抱っこ紐の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの横抱き抱っこ紐の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
横抱き抱っこ紐に関するQ&A 横抱き抱っこ紐は危険?
横抱き抱っこは危険? 注意点や使用時のコツは?
スリングは、足がM字型にならなかったり両足が伸ばされたりすることがあるため、股関節脱臼を防ぐ観点から注意が必要とされています。
赤ちゃんの姿勢は、両手をW型、両足をM字型にしているのが自然です。抱っこ紐やスリングで横抱っこをする場合は、その姿勢や手足の動きを妨げないように抱っこしましょう。
助産師が横抱っこの注意点をさらに解説!
両手をW型、両足をM字型にする姿勢や、手足の動きを妨げないように抱っこすることが大切です。
たて抱っこできるようになったら、コアラが木につかまるように赤ちゃんの足を開脚したコアラ抱っこが奨励されています。
新生児(首すわり前)から使えない商品もある?
横向き抱っこ自体が、首すわり前の赤ちゃんにする抱っこの仕方なので、基本的には新生児から使える商品がほとんど。ですが、なかには使用可能月齢が「3カ月から」のものもあるので、事前チェックはマストです。
また、商品によっては付属や別売りのインサートを使うことで新生児から使える商品も。とはいえ、インサートなしで新生児から使える商品も方がママもラクなので、退院時やお宮参りなどに使用したい場合は、インサートなしで新生児から使えるものを選んでいきましょう。
そのほかおすすめのお出かけグッズはこちら
機能や素材にこだわろう!
横抱き抱っこ紐は、大きく多機能型とスリング型とに分けられます。多機能型の場合、付属の部品が必要な場合もありますが、長時間抱き続ける場合に便利です。一方スリング型の場合はコンパクトで持ち運びの負担になりにくく、さっと抱きおろしができます。
また、赤ちゃんの肌に触れるものなので素材にもこだわりましょう。ここで紹介した選び方を参考にお気に入りの抱っこ紐を見つけ、赤ちゃんをやさしく抱っこしてあげましょう。
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看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務していました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。 青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了しました。親御さん方へのアドバイスを充実させたいと思い、保育士資格も取得して役立てています。 現在、シンガポールに住み2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっています。 インターネットでエミリオット助産院を開設し、妊娠や出産、産後の様々な相談に応じています。