ソーセージメーカーの選び方 自宅やキャンプで活躍!
ソーセージメーカーには複数の種類があります。そして、選び方のポイントも、機械のタイプ・手動か電動か・いろいろな種類をつくりたいかどうかなどさまざまです。
ここでは、それぞれの選び方のポイントについて詳しく解説していきます。
3つのタイプから選ぶ
ソーセージメーカーは大きく分けて3種類のタイプがあります。「口金つき」「ミンサー+ノズル」「スタッファー」です。
それぞれ使いやすさ・作れるソーセージの量など特性が異なってきます。順にご説明していくのでぜひ参考にしてください。
初心者でも使いやすい「口金つき」
「口金つき」タイプは、口金+筒と口金+絞り袋の2パターンがあります。いずれも500g程度の少量のソーセージを作るのに向いています。
口金+筒は、筒にひき肉を詰め、うしろの引き金ハンドルでひき肉を押し出すタイプがメジャーになり、その見た目から「ガンタイプ」とも言われ、お子さまもカンタンに使えるタイプです。
口金+絞り袋タイプは、ケーキのホイップクリーム絞りと似た仕組み。お値段もリーズナブルなので気軽に挑戦できます。ただし、力や技術が必要なので、うまく作れるようになるまで少し時間がかかる場合が多いです。
ひき肉からソーセージを作るなら「ミンサー+ノズル」
よりおいしいソーセージを作りたい方には、この「ミンサー+ノズル」タイプがおすすめ。ミンサーに肉を詰めると新鮮なひき肉が作ることができ、そこにノズルを装着してソーセージを作れるという、一石二鳥のマシンです。
1kg以上の大量のソーセージを作るのに向いていて、大量であっても一定の力でカンタンに作れるので、パーティーやBBQのときに重宝するでしょう。
大量のソーセージを作るなら「スタッファー」
ソーセージ作り専用のマシンといえばこの「スタッファー」で、2kg以上の大量のソーセージを作るならスタッファーをおすすめします。ひとりでもカンタンにソーセージをどんどん作れるので、業務用・お店のメニュー用にぴったりです。
専用マシンなので、空気の入りの少ないきれいなソーセージができるでしょう。ただし、マシン本体の大きさがあるので事前に設置場所を確保しておく必要があります。また、お値段も口金つき・ミンサー+ノズルより高めなのでご注意ください。
ミンサー+ノズルは手動か電動で選ぶ
ミンサーでお肉をひき肉にし、そこにノズルをつけてソーセージを作るミンサー+ノズルは、電動もしくは手動の選択肢があります。
それぞれメリットが異なるので、詳しくご紹介していきます。
コンセントの位置を気にせず使いたい方は手動タイプ
手動タイプならコンセントの位置を気にせず好きな場所でソーセージが作れます。キッチンにもダイニングにも余分なコンセントを指す余裕はないという方におすすめ。キッチンでもテーブルでも都合のいい場所が選ぶことができ、もちろんアウトドアにも使用可能です。
また、手動操作なのでマシン全体が熱を帯びることがないというメリットもあります。そのため、ひき肉の新鮮さがより保たれ、おいしいソーセージを作ることができます。
力が必要なくカンタンに使用したいなら電動タイプ
電動タイプなら力を入れることなくカンタンにソーセージができあがります。プロのソーセージ職人でも「とりあえずラクにソーセージを作りたいときにはこれ」という方もいるくらいです。スイッチを入れるだけでひき肉がカンタンに作られていきます。
すべてが電気の力でおこなわれるので腕力に自信がない方でも大丈夫です。すいすいとソーセージが詰まっていくのでひとりでもラクに美しく作れます。
口金の種類が豊富だとさまざまなソーセージが作れる
とくに口金つきの場合、違う種類の口金の有無が重要ポイントになってきます。さまざまな種類のソーセージを作りたいなら、複数の口金がセットされている商品をお選びください。「とりあえず1種類作れたらいい」という方は口金も1種類だけの商品がおすすめです。
ここではそれぞれの特徴について詳しくご説明します。
いろいろなサイズのソーセージを作るなら口金がセットになっているもの
ソーセージにはたくさんの種類があり、それぞれ大きさは異なります。口金の大きさで見るとウィンナーは12mm・フランクフルトは15mm・極細タイプは10mmあたりが多い傾向です。なお、ボロニアソーセージの場合は30mmを超えます。
そのため、ウィンナーやフランクフルトなどさまざまなソーセージを作りたい方は、複数種類の口金がセットについているものがおすすめです。
コスパ重視の方は口金なしのもの
「とにかくソーセージを作れたらそれでいい、余分にお金をかけたくない」という方には、複数の口金がついていないもので充分です。ソーセージ作りに慣れて「ほかの種類も挑戦してみたいな」となった場合に購入すればいいので、まずはあまりコストをかけずにはじめてみましょう。
ただし、口金のみの入手は難しい場合もあるので事前に確認が必要です。
セット品は付属品を確認
ソーセージメーカーはセット販売が主流です。国内製品では、ソーセージメーカー大手である貝印が販売しているマシンに別企業が独自のアイテムをセットしていることが多いためです。
そのため、その付属品が便利なのか、それとも不要なのかをチェックしたうえで商品選びをする必要があります。
メーカー対応がしっかりしているか
どのような器具やマシンでも設定がうまくいかなかったり不良品であったりというトラブルは発生するもの。
たとえば「ノズルが不良で本体にとりつけられない」という事例もあるので、メーカー対応がきっちりしている商品を選ぶことをおすすめします。国内メーカーはとくにしっかり対応してくれますよ。
専用ブラシがついているものだとお手入れがラク!
生肉を使う調理器具なので、洗いやすさもポイントのひとつ。本格的マシンであるミンサー+ノズルやスタッファーは、パーツに分解して洗う必要があります。気軽に使える口金+筒は本体が細長いので、意外と洗いにくいです。
しかし、この口金+筒には専用ブラシがついているものもあります。とはいえ手間がかかるので洗いものにはうんざりという方には、洗う手間がほとんどない口金+絞り袋がおすすめです。
口金の素材はサビにくいものがおすすめ
口に入れるものを作るので安全性のためにも、とにかく口金の素材はサビにくいものをおすすめします。口金にはプラスチックのほか、真ちゅうメッキを使っている商品が多いです。
銅と亜鉛の合金である真ちゅうは導電性がよく加工しやすいですが、サビたり変色したりします。そのため、均一に加工処理できるニッケルメッキを使用している口金がメジャーです。
作りたい量や洗いやすさなどに注目して選びましょう フードコーディネーターがアドバイス
インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター
安心な手作りソーセージを作るために、まずどれだけの量を一度に作りたいかを考えましょう。次に手動か自動かを決めます。少量なら手動でも問題ありません。
手入れのしやすさも重要なポイント。生肉を扱うので手入れがしにくいと不衛生で長く使えません。作業スペースや収納スペースに見合った大きさ、予算もしっかりチェック。
海外製品も多いので、修理・交換の依頼や部品の追加購入が可能かどうかもしっかりチェックしましょう。
ソーセージメーカー【口金つき】おすすめ6選 初心者でも手に取りやすい価格
「口金つき」タイプのソーセージメーカーのおすすめをご紹介します。初心者でも手にとりやすい価格帯のものが多いです。
また、お子さまとたのしみながらカンタンに使える商品もあります。ぜひ気軽に挑戦してみてください。
インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター
伊賀の里モクモク手づくりファーム『ウインナーメーカー』は、コンパクトなサイズ感でカンタンな手動操作が特徴。失敗なくソーセージを手作りできます。
少量タイプなので、ご家庭で気軽に親子で手作りを楽しみたいときや、持ち運べるのでキャンプなどのアウトドアシーンにおすすめです。

伊賀の里モクモク手づくりファーム『ウインナーメーカー』

出典:Amazon
サイズ | 幅14×奥行22×高さ6cm |
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重量 | 230g |
口金の種類 | 1種類 |
口金の素材 | PVC |
専用ブラシ | なし |
ochun『ソーセージスタッファー』














出典:Amazon
サイズ | 幅27×奥行13×高さ12cm |
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重量 | - |
口金の種類 | 3種類 |
口金の素材 | - |
専用ブラシ | なし |
貝印 KAI ソーセージ メーカー セット DK0524

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ | 幅12×奥行7×高さ28cm |
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重量 | 480g |
口金の種類 | 2種類 |
口金の素材 | 真鍮 |
専用ブラシ | あり |
SODIAL『ソーセージスタッファー』
















出典:Amazon
サイズ | 幅25cm |
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重量 | - |
口金の種類 | 2種類 |
口金の素材 | PP |
専用ブラシ | なし |
田中糧機製作所『ソーセージ用口金セット(WKT50200)』

出典:Amazon
サイズ | 幅35×奥行20.5cm |
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重量 | 48g |
口金の種類 | 1種類 |
口金の素材 | 真鍮 |
専用ブラシ | なし |
LUCA『手動ソーセージメーカー』












出典:Amazon
サイズ | S:幅7.5×奥行2.3×高さ23cm、L:幅7.5×奥行2.3×高さ28cm |
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重量 | - |
口金の種類 | 1種類 |
口金の素材 | ステンレス鋼 |
専用ブラシ | なし |
ソーセージメーカー【ミンサー+ノズル】おすすめ5選 初心者からプロまで
初心者からプロまで幅広く使われている「ミンサー+ノズル」タイプのおすすめをご紹介します。手動・電動両方あるのでご自分に合ったものをお選びください。
インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター
Simlug『ミンサーソーセージメーカーマシン』は、材料をセットすれば、あとはスイッチのオンオフだけで操作できるので、とてもラク。
専用ソーセージアダプタつきなので、ミンサーとしてもソーセージメーカーとしても幅広く活用できます。

Simlug『ミンサーソーセージメーカーマシン』
















出典:Amazon
サイズ | 幅27.8×奥行16.5×高さ20cm |
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重量 | 2.95kg |
口金の種類 | 1種類 |
口金の素材 | PP |
専用ブラシ | なし |
福農産業『電動ミンサー(SG-30)』

出典:Amazon
サイズ | 幅29×奥行17×高さ39cm |
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重量 | 4kg |
口金の種類 | 3種類 |
口金の素材 | - |
専用ブラシ | なし |
SIS(エスアイエス)『電動肉挽き機(AMG31A)』






出典:Amazon
サイズ | 幅32.5×奥行20×高さ34.5cm |
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重量 | 2.8kg |
口金の種類 | 1種類 |
口金の素材 | - |
専用ブラシ | なし |
ミナト電機工業『電動ミンサー(HMM-5)』


















出典:Amazon
サイズ | 幅16×奥行28.5×高さ35cm |
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重量 | 3.2kg |
口金の種類 | 1種類 |
口金の素材 | - |
専用ブラシ | なし |
Huanyu『手動ひき肉器』














出典:Amazon
サイズ | - |
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重量 | 2.6㎏ |
口金の種類 | 2種類 |
口金の素材 | 304ステンレス鋼 |
専用ブラシ | なし |
ソーセージメーカー【スタッファー】おすすめ4選 本格的に楽しんだり、業務用として人気
本格的にソーセージ作りを楽しみたい方や、お店の新メニューなど業務用で使いたい方におすすめなのが「スタッファー」です。
ここではおすすめの5商品をご紹介します。幅広いラインナップなのでぜひご検討ください。
インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター
ダイシン商事『ソーセージフィーラー(TV-G3L)』は、高速・低速2パターンのギア、4種のノズルで使いやすい本格ソーセージメーカー。お手入れがしやすいのも、衛生的に使い続けるためのうれしいポイントです。
ダイシン商事『ソーセージフィーラー(TV-G3L)』












出典:Amazon
サイズ | 幅31×奥行270×高さ54cm |
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重量 | 11kg |
口金の種類 | 4種類 |
口金の素材 | ステンレス |
専用ブラシ | なし |
ダイシン商事『ソーセージフィーラー(TV-G3L)』












出典:Amazon
サイズ | 幅36×奥行19.5×高さ17cm |
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重量 | 10kg |
口金の種類 | 4種類 |
口金の素材 | ステンレス |
専用ブラシ | なし |
安吉『KIPROSTAR ソーセージスタッファー(PRO-YSS3)』
















出典:Amazon
サイズ | 幅30×奥行22×高さ51.5~75cm |
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重量 | 8kg |
口金の種類 | 5種類 |
口金の素材 | ステンレス |
専用ブラシ | なし |
Happybuy『ソーセージスタッファー』


















出典:Amazon
サイズ | 幅12.8×奥行14.4×高さ26.6cm |
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重量 | - |
口金の種類 | 4種類 |
口金の素材 | ステンレス |
専用ブラシ | なし |
「ソーセージメーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
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※2021/3/26 コンテンツを一部更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに、健康に!」をモットーに、「インナービューティー」を軸としたコラムの執筆やレシピ開発等を通じ、女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。 【所有資格】 女子栄養大学認定食生活指導士1級、ベジフルビューティーアドバイザー、調味料ソムリエなど。