ビジネスシーンに合わせたデザインを
ビジネスシューズはシーンに合わせて選ぶことがマナーとして大切です。就活で面接を受ける場合、面接官は意外と靴までしっかりと見ています。
一般的なスーツであればビジネスシューズもスーツに合わせるのが基本ですが、リクルートスーツの場合は茶色は避けて、暗めの黒色を選択するのが無難です。
そのため、フォーマルな内羽根式のブラックのストレートチップを選ぶといいでしょう。
3万円程度の本革製ビジネスシューズを本命にしよう
スーツスタイルを完成させる最後のピースともいえる革靴。ジャケパンスタイルやビジネスカジュアルにおいても、大人な品格を演出するには靴の上質感を利用するのが賢い手段であるため、やはり本革製の靴を選ぶのがイチ押しです。
最近はシンセティックレザー(フェイクレザー)のクオリティも向上していますが、品格という点では上質な本革製にはかないません。しかし、最高峰の本革を使った高級靴の価格は数十万円クラスがあたり前です。
そこで、良質な本革を用いつつ、コストパフォーマンスにもすぐれる3万円程度の革靴からそろえるのがおすすめです。
スーツと明るさをそろえるのが基本
ビジネスシューズはスーツと明るさを合わせるのが基本ルールですが、コーディネートが合っているかどうかも重要です。たとえば、スーツがストライプ柄の場合はブラックのストレートチップ、チェック柄なら外羽根式のシューズがいいでしょう。
また、スーツがグレーの場合は靴の色によって印象が大きく変わるため、相手にどう見られたいかによって靴も変えていくのがポイントになります。
ベルトなどの小物も、靴とカラーや質感をそろえるのが基本ルール。したがって、ブラックレザーのベルトが王道となります。
スーツと靴の統一感で上品に演出できますが、小物同士もリンクすることで、いっそう品よく演出できるというわけです。
ビジネスシューズのおすすめ商品
▼ストレートチップ
それでは、ビジネスシューズのおすすめ商品を紹介します。まずはストレートチップタイプのビジネスシューズです。自分が欲しいデザインや機能を考慮して、とっておきの一品を選んでくださいね。
▼「ビジネスシューズの選び方」をじっくり読みたい方はこちらから!
冠婚葬祭などシーンを選ばず履ける
日本革靴ブランドの定番、と言っても過言ではないリーガルのストレートチップ。冠婚葬祭にも履ける正式なデザインなので、ぜひ一足持っていたいビジネスシューズになります。
セミマッケイ式製法で作られたシューズは、軽量でソールの帰りの良さに特徴があります。防水性や長時間履いていても蒸れにくいので、雨天時でも着用が可能です。
クッション性と屈曲性に優れ、
スポーツメーカーのアシックスが展開する、スニーカーのような履き心地を追求する「テクシーリュクス」。軽さや履き心地はそのままユーザーの声を反映し、「より美しく、シャープなシルエット」に進化したのが「TU7010」になります。
軽量な「E.V.A.インジェクションソール」はクッション性と屈折性に優れ、ゴアを使用した履き口は脱ぎ履きがしやすくなっています。
靴内は長時間履いても臭くなりにくい素材になっていて、外歩きが多いビジネスマンにぴったりの一足といえます。
シンプルでクッション性や耐久性の高い実用シューズ
このビジネスシューズは、スタンダードな外羽根プレーントゥながら、年間3万足以上を売り上げるビジネスシューズ。売れている理由はデザインだけでなく、使う人に配慮した高い実用性を備える点です。
靴底には柔軟性と耐久性にすぐれた独自素材を使用。高めに設計されたヒール部は適度な反発力を備えているため、歩行を助けるとともに、足への負担を軽減します。中敷きにも厚めの低反発素材を使用しているため、移動が多いビジネスマンに最適なシューズです。
スニーカーのように走れるビジネスシューズ
「テクシーリュクス」は、スポーツ用品ブランドであるアシックスが展開するブランド。フォーマルな内羽根式ストレートチップでありながら、スニーカーのように走れるビジネスシューズとして開発されました。
各部にはアシックスのスニーカー開発技術が注ぎ込まれ、クッション性にすぐれて軽量。安価でありながら天然の牛革を使用しているのもポイントです。アクティブなビジネスマンの動きを妨げない、新発想のビジネススニーカーです。
ソフトな履き心地で通気性もよし!ストレスもなし!
革靴の硬さにストレスを感じている方も多いのでは。こちらのビジネスシューズは足元の快適さにこだわったソフトな履き心地が魅力です。
アッパーにはやわらかい天然皮革、ソール部分には屈曲性にすぐれたラバー素材を使用し、足の動きにフィットして無理なく曲がるので負担になりません。
靴の内側全面に通気性のよいメッシュ素材を使用することでムレにくいよう配慮されています。また、インソールには「Ag+抗菌防臭加工」が施されているので、気になるニオイ対策もばっちり。訪問が多く、相手先で靴を脱ぐ機会の多い人にとっても心強い一足です。
日本の職人が手がける本革ビジネスシューズ
本革製の靴は本場の海外製品ばかりに目がいきがちですが、この靴は日本製。日本の革靴職人が、上質な本革を使用して製作したハンドメイド品です。
スタンダードな内羽根式ストレートチップのフォーマルシューズは、どんなスーツにあわせてもスタイリッシュなシルエットになるように設計されています。使うほどに足になじむ本革ならではフィッティングを、安価な価格で堪能できる本格的なビジネスシューズです。
アメリカ製、履き心地抜群の手作りシューズ
アメリカで100年近い歴史を誇るアレン・エドモンズのビジネスシューズ。その独特な見た目からロングウィングとも呼ばれています。重厚感あふれるデザインながら軽量な内羽根式ストレートチップです。
かたい芯材を使わずに屈曲性が高く仕上げられたアレン・エドモンズの靴は、非常に履き心地がよいのが特徴。また、足幅サイズの設定がこまかいので、まるでオーダーメイドしたかのようにフィットします。足幅やサイズでお悩みの方は試してみては。
アメリカの伝統を受け継ぐビジネスシューズです。
湿気がこもりにくいから雨の日でも足元快適
高い防水耐久性を持ちながら、ムレにくく雨の日でも快適に履ける一足。ゴアテックスを素材として使用しているので、水の侵入を防ぎながら靴のなかのこもった湿気を逃がしてくれます。そのため防水性の高いシューズでありがちな不快感を感じさせません。
滑りにくいセラミックソールが、濡れた路面や凍結した道を歩くときにパワーを発揮。雨や雪の日でも履ける通勤シューズとして、一足あると重宝しそうです。
▼プレーントゥ
続いては、プレーントゥタイプのビジネスシューズをご紹介いたします。
牛革なのにスニーカーのような履き心地
アシックスが展開するブランド「テクシーリュクス」からは、いくつものビジネスシューズが販売されていますが、こちらはプレーントゥの外羽根式のデザインとなります。アッパーの部分にサイドゴアが入っているので、脱ぎ履き動作がらくにできます。また、シンプルなデザインで、着るスーツを選びません。
牛革なのに履きやすく、リーズナブルな値段で購入できるので、靴を休ませるためにも何足かそろえてローテーションで履くのがおすすめです。
軽量・防水・高い通気性で常識を覆す高機能シューズ
ドクターアッシーは、重量をスニーカー並みに抑えた軽量ビジネスシューズです。日本人に多い足の形である「甲高・幅広」に合わせた設計で履きやすく、歩きやすいのが特徴です。
本体は天然の牛革を使用したフォーマルな外羽根プレーントゥ。ソール裏には滑り止めと、防水設計の通気孔を備え内部の空気循環をうながすことでムレを防ぎます。
ビジネスシューズの常識をくつがえす高機能シューズがドクターアッシーです。ストレートチップとUチップタイプも用意されています。
▼Uチップ
続いては、Uチップタイプのビジネスシューズをご紹介いたします。

仕事にも使えるスマートでかっこいいUチップ靴
モカシンシューズのようにU字型に甲の部分を縫い合わせているのがUチップのシューズ。
基本的にカジュアルなデザインですが、最近はビジネスシーンでも許容されるようになってきました。ただし、トゥなどにボリュームがないスマートなタイプがビジネス向きです。
オールマイティに使えますが、靴のテイストに近い、少しカジュアルなジャケパンスタイルやビジネスカジュアルに合わせるのがおすすめです。
この一足はインドネシアの注目ブランドが手掛けた最高峰の素材を用いたシューズであるため、すぐれたコストパフォーマンスが特徴です。
スペイン製の外羽根Uチップビジネスシューズ
スペインの紳士靴ブランド「ヤンコ」が製作する外羽根Uチップのビジネスシューズ。スーツだけでなく、ややカジュアルなジャケパンスタイルにも合わせられるデザインです。
本体には天然革を使用し、ソールはラバーソールなので、全天候型の履きやすい仕様。履き込むほどに靴全体がフィットし、自分の足にピッタリの靴ができあがります。
足本来の機能を高めるミズノのシューズ
靴底に搭載した独自開発のプレート「ミズノウェーブ」により、やわらかい上にグラつきをおさえてくれるシューズとなっています。
ミズノウェーブが膝や腰への負担を軽減し、足本来の機能を高めるため、外回りなど長時間歩く場合でも安心。さらにかかとには耐摩耗性の高い素材を使用しているため、長く愛用できます。日々のウォーキングにもおすすめです。
▼モンクストラップ
続いて、モンクストラップのおすすめを紹介します。
雪の日でも関係ない! いつでもスマートに
滑りにくさを重視し雪道対応のソールを使用した、モンクストラップのスマートな一足です。クッション性の高い中敷きで履き心地も抜群。負担の多い雪道の歩行を支えてくれます。
ただし、ソールが雪道の滑りにくさにこだわって一般的な素材に比べてやわらかいため、雪のない道では摩耗が早まる傾向があります。そのためこの靴自体が修理可能という特徴も併せ持っており、ソール全体を新しくすることができます。
革靴の大敵「雪道」をいかに攻略するか、これにフォーカスした工夫が散りばめられています。
▼ウイングチップ
続いて、ウイングチップのおすすめを紹介します。

定番の名門ブランドが繰り出す華やかなフルブローグ
トゥ(つま先)の切り替えが翼のようなW字型になっているウイングチップシューズは、フルブローグがおすすめ。「セミブローグ」「クォーターブローグ」「パンチトゥキャップ」などの穴飾り入りのドレスシューズのなかでもっとも装飾が多く、メダリオン(つま先の穴飾り)もパーフォレーション(切り替え部分などの穴飾り)もすべて施されています。
そのため、フルブローグのウイングチップは華やか。スーツにもジャケパンにも合わせやすく、足元の上品なアクセントとして重宝します。
ボリュームがあるタイプはカントリーテイストが強くなるため、ビジネス向きなのは細身のタイプです。その条件をクリアした、この一足は名門ブランドのリーガル製で品質も信頼できます。
▼おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキング ビジネスシューズの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのビジネスシューズの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ビジネスシューズの選び方 スーツに合う
ビジネスシューズを選ぶときに失敗しないためのポイントを4つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
【1】種類で選ぶ
【2】防水性・滑り止めで選ぶ
【3】素材で選ぶ
【4】デザインで選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。
種類で選ぶ 定番の4つのデザイン
ビジネスシューズには代表的なデザインがいくつかあります。
どんなビジネスシーンでも問題ないのがストレートチップ、またはプレーントゥです。ビジネスシューズはフォーマルやカジュアルなどシーンに適したデザインが異なるので、TPOに合わせたビジネスシューズを選びましょう。
ストレートチップ
穴飾りなどがなく、つま先に横一線の切り替えが入っているのが特徴のストレートチップ。最もフォーマルなデザインとも言われています。
プレーントゥ
つま先に飾りのないトゥが靴のボディとひと続きのタイプ。プレーントゥは靴の基本形と言われています。紐を通すハトメ部分が内羽根式と外羽根式の2種類あります。
Uチップ
Uチップは、甲の上にU字型の革を使用したタイプ。U字の革を縫い合わせた部分を「モカシン縫い」と呼びます。
スリッポン
スリッポンとは、紐なし靴の総称です。学生にお馴染みのローファーは、Uチップのスリッポンを指します。紐がなく履くのが容易なことから、素足で履いたり、カジュアルなファッションアイテムとして用いられてきましたが、昨今ではフォーマルな装いにも用いられるようになりました。
モンクストラップ
靴紐の代わりに「モンク」と呼ばれるストラップが付いたタイプ。バックルの金具がアクセントになっており、デザイン的にもカジュアルな印象を与えます。また、2つのバックルで留めるタイプを「ダブルモンクストラップ」と呼びます。
ウイングチップ
ウイングチップは、トゥに羽を広げた鳥のようなキャップが切り替えられているのが特徴。「ブローグ」と呼ばれる穴飾りが施されていたり、「ピンキング」と呼ばれるギザギザ模様が入っているなどデザインも多彩です。カジュアルな印象のシューズです。
防水性・滑り止めで選ぶ 機能性が高いものを
ビジネスシューズはほぼ毎日履くものなので、雨の日や雪の日でも快適に履ける滑り止め付きなどの機能性が高い靴も持っておきましょう。見た目は普通の上品な革靴のなかには、雪道でも滑りにくい加工がソールに施された高機能ビジネスシューズも多く登場しています。
また、お気に入りの一足が滑り止め機能付きでない場合は、靴の滑り止めアイテムを使うといいでしょう。
素材で選ぶ 質感重視ならまずは本革製
ビジネスシューズには大きく分けて本革と合成皮革の2種類の素材があります。最近の合成皮革は見た目も精巧で安価ですが、質感にこだわるならやはり本革製のビジネスシューズを選びましょう。
ただ、今後ビジネスシューズを増やしていくときには、合成皮革のビジネスシューズを追加していくのも検討しておきましょう。
デザインで選ぶ 内羽根式・外羽根式、スーツとのバランスを考える
ハトメ部分のデザインやスーツの明るさと合わせて選ぶなど、デザインの基本もおさえておきましょう。
ハトメ部分は「内羽根式」か「外羽根式」かチェック

出典:マイナビおすすめナビ
内羽根式のストレートチップがもっともフォーマル。外羽根式になると少しカジュアルな仕様となります。
フォーマル度は 「内羽根式>外羽根式」という原則を覚えておくと便利です。これはすべての革靴にあてはまるルールですので、シューズ選びに迷ったら品位の高い内羽根式を選んでおいたほうがビジネス向けとしては無難です。
あらためて説明すると、ハトメ(靴ヒモをとおす穴)のある羽根の部分が内側に入っているのが内羽根式、外側に出ているのが外羽根式。
その起源や見た目から、内羽根式は「バルモラル」、外羽根式は「ダービー」や「ブラッチャー」という別名があります。
ビジネスシューズに関するQ&A よくある質問
ビジネスシューズ(革靴)の寿命はどのくらいですか?

ソールが擦り減り切ったときが寿命と言えます。ただし、ソールを交換できる「グッドイヤー・ウェルト製法」を採用した靴であれば、2~4回程度ソールを交換することができ、約3~10年以上は履けると言われています。
ビジネスシューズ(革靴)の保存方法を教えてください。

しばらく履くことのない革靴を保管するときは、まず、ブラシでホコリを落とし、布にクリーナーを塗ってきれいに磨きます。次に除菌スプレーを吹きかけ、箱に収納します。その際、形が崩れないようにするためにシューキーパーを使います。箱には乾燥剤を入れ、通気性をよくするため側面に小さな穴を複数開けておきます。ジップロックで密閉するとさらにカビを防ぐ効果が高まります。
選ぶときの要素に優先順位をつけていこう ファッションライターからのアドバイス
靴選びは、フォーマル度をきちんと理解したうえで選ぶことが大切です。スーツにカジュアルな靴は合いませんし、カジュアルな服装に合わせたフォーマルな靴は浮いてしまいます。
人に会う機会が少ない職種であればそこまで気にしなくてもよいかもしれませんが、フォーマル度を把握したうえで自主的に選ぶと印象も変わるものです。
自分の仕事着や職種、オフィスのドレスコード、自分の好みやこだわりをきちんと考慮してビジネスシューズを選ぶことが最重要ポイント。
デザイン、素材、履き心地、機能性といった要素に自分なりの優先順位をつけ、自分に適した靴をそろえていってください。
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自分にピッタリの商品を選ぼう
ファッションライターの平 格彦さんへの取材をもとに、ビジネスに最適なビジネスシューズの選び方とおすすめ商品を紹介しました。ビジネスシューズは形や色などに意味があり、場所とスタイルに応じて、礼節をわきまえて選ぶことが大切です。
そのうえで、自分を表現できるファッションアイテムとして最適な靴を選びましょう。ビジネスマンにとって靴は大切な仕事道具のひとつです。ぜひ、自分の仕事にプラスになるビジネスシューズを選んでください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
メンズファッションがメインのライター/編集者/コラムニスト。 AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]提唱者。 また、メンサ (JAPAN MENSA) 会員。野菜ソムリエの資格も保有。 出版社から独立後、70ほどのメディアに関わり、客観的、横断的、俯瞰的なファッション分析を得意とする。そんな視点を活かした[着こなし工学]を構築中。 また、ライター向けのコミュニティを「DMMオンラインサロン」で運営中。 最近の「マイナビおすすめナビ」の記事においては、商品選びのアドバイスなど、監修者として携わる。