チューブファイル選びのポイント 文具研究家が教える
まずは、自分に合っているチューブファイルをみつけるために、タイプやサイズ、デザインなどからチューブファイルを選ぶときのポイントを紹介します。文具研究家の秋月千津子さんからアドバイスもいただきましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
とじ具のタイプは両面開きが便利
チューブファイルのパイプ式のとじ具には、書類の出し入れが片側からのみ可能な「片開き」と両側から可能な「両開き」の2種があります。
パイプ式では書類を積み重ねるようにとじていくので、片開きの場合は途中に書類を差し込むのは面倒。書類の差し替えが多い場合は、両開きタイプが便利です。なお、リングファイルは書類の出し入れや閲覧がパイプ式に比べてかんたんです。
とじる書類とファイル穴の数が同じだとラク
2つ穴タイプのチューブファイルが一般的ですが、ファイルを立てて保存する場合、書類がヨレやすいのがデメリット。書類を固定し、ファイルを立てて保存したい場合には、4穴タイプを利用するといいでしょう。
また、とじる書類とチューブファイルの穴の数が違うと、穴開けパンチで穴を開けてからとじる手間がかかります。とじる書類と穴の数が同じものを選ぶか、穴開けガイドがついているチューブファイルを選ぶと手間が省けます。
書類のサイズに合っているか確認
A4やB5など、用紙にサイズがあるように、チューブファイルにもサイズがあります。とじる用紙に対応しているサイズを選ぶようにしましょう。また、サイズと同時に「とじる向き」の違いも確認することが大切です。
縦の状態でとじるS型と横にした状態でとじるE型では、書類にあける穴の位置が異なりますので、事前に確認しましょう。
何枚とじられるか容量もチェック
100枚以上書類をとじることができるチューブファイルですが、容量もさまざまです。300~400枚とじられる低用量タイプのものから、1,000枚以上とじられる大容量まで幅広い種類があります。
研修資料や会議資料など、決まった枚数以上にならないものは低用量タイプ、契約書など増えていく可能性があるものは大容量タイプが使いやすいでしょう。
カラバリ豊富! 種類ごとに色をそろえられる
チューブファイルといえば「ブルー」と思われがちですが、最近ではブルー以外にもイエローやレッドなどさまざまなカラーのものが販売されています。廃棄年や収納資料の重要度を見やくするのに、背表紙を自分でデザインするのも手間です。ファイルのカラーで分類すればカンタンでラクに整理できて便利です。
フィンガーホールつきだと取り出しやすい
フィンガーホールとは、背表紙部分についている「丸い穴」のこと。チューブファイルは大量の資料の保管には便利ですが、棚などから取り出すには重い場合があり不便なことも。また、取り出すときに背表紙などを破損しやすくもなります。
フィンガーホールがあれば、穴に指をかけるだけでスッと取り出すことができ、見た目もスマートです。
捨てるときに手間がかかるかも見ておこう
チューブファイルの留め具には、金具が使用されていることがほとんど。処分するときは、留め具とファイル部分を分別しなければなりません。かんたんに分離できるタイプやプラスチック製のものであれば、破棄するときも便利ですよ。
とじる書類の量や閲覧頻度、保管期間を考えて少し大きめのものを選べば安心 文具研究家からのアドバイス
文具研究家
大量の書類をテーマごとに分ける際に役立つのがチューブファイル。「とじたい書類の量」「開く頻度」「保管期間」によって選ぶものが変わります。書類の量に対して少し大きめくらいのサイズを選ぶと開閉がらくなのでおすすめです。
また、使う頻度が高い書類は「かんたんに綴じられる2穴タイプで取り出しやすい工夫のされたもの」を、保管期間が長い場合には「書類がよれにくい4穴タイプでしっかりした素材のもの」を使うとよいでしょう。
チューブファイル&リングファイルおすすめ11選 文具研究家と編集部が選ぶ
ここからは、おすすめのチューブファイル&リングファイルを紹介します。オフィスで使用できるものはもちろん、家庭でも使いやすいモデルを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
文具研究家
KING JIM『キングファイル スーパードッチ 脱・着 イージー』は、両開きで頑丈、低価格とシンプルイズベストを感じさせてくれる王道の製品。とじ具がかんたんに取り外せるため、捨てたり再利用する際にもかんたんです。カラバリは少ないですが、同じファイルを並べると統一感を出せますよ。
KOKUYO『チューブファイル NEOS』は、ターコイズブルーやオリーブグリーンなどおしゃれな色づかいで、オフィスの景観を損ねません。300枚とじの薄型タイプもあり、フィンガーホールもついているので頻繁に取り出す書類の保管にとくに向いています。
LEITZ『レバーアーチファイル』は、世界初の180度開くレバーアーチによる書類の出し入れしやすさに定評があり、差し替えの機会が多い人にとくにおすすめです。棚にしまうときにこすれて傷みやすいファイル下部を金属で補強しているところもポイント!



「チューブファイル」のおすすめ商品の比較一覧表
クリアファイルなどと使い分ける方法も!
大量の書類を保管するのに便利なチューブファイル。しかし、そんなに多くの書類をまとめる必要がない場合や、つねに確認したい資料を保管しておきたい場合には使いづらいでしょう。
そんなときには、クリアファイルやルーズリーフバインダーなどを利用するのが便利です。名刺入れファイルなどもあり、仕事の効率を向上できるアイテムが多数販売されています。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする チューブファイルの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのチューブファイルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】名刺やファイル収納に便利な商品はこちら
まとめ
この記事では、チューブファイルの選び方とおすすめの商品を紹介しました。チューブファイルは意外にもカラバリやデザイン性がすぐれているものが販売されています。使用用途に合わせて、自分にぴったりのチューブファイルを見つけてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2021/1/14 商品情報の修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 中村亜紀子)
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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文具研究家、ISOT (国際文具・紙製品展。国内外のメーカーが集う日本最大級の「文具PR商談会」)PRサポーター、「文房具カフェ」会員。 文具についての情報をさまざまなメディアで発信中。 得意ジャンルはノートなどの紙類、ボールペン。 オフィスや文房具屋に必ず置いてあるような定番文具を好む。 推しメーカーは三菱鉛筆、リヒトラブ、クルーシャル。