おすすめ商品の比較一覧表
【大前提】選ぶ前に、まずは書類の断捨離から!
書類ケースを購入する前に、まずは書類の「必要・不要」の仕分けと種類ごとの分類から行いましょう。取り扱い説明書ひとつとっても、テレビなどの家電類、住宅設備に関する説明書、OA機器などと分類すると結構な数になります。同じ書類、同じ目的ごとに書類をまとめておくと、分類が上手にできます。
たとえば、お薬手帳や診察券などをひとまとめにしておくと、病院にかかるときに慌てて探すことがなくなります。ある程度書類の分類数と量を把握してから書類ケースを検討したほうが、収納計画がうまくいきやすいです。
書類ケースの選び方 収納コンサルタントに聞いた!
収納コンサルタントの有賀照枝さんに取材をして、書類ケースの選び方を教えていただきました。ポイントは下記の6つ。
【1】用途にあわせて「4つの種類」から最適なものを選ぶ
【2】ポケット数(段数)とポケットのマチ幅をチェック
【3】サイズはA4が基本。棚式は置き場所のことも考えて!
【4】使いやすさを左右する「開閉方法」で選ぶ
【5】便利な機能
【6】素材とデザインをチェック
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途にあわせて「4つの種類」から最適なものを選ぶ
書類ケースは、大きく分けて、じゃばらファイル式・ケース式・フラップ式・棚式の4つの種類があります。まずは、用途にあわせて種類を選んでいきましょう。
じゃばらファイル式|複数書類をカテゴリ分けして収納したいなら
じゃばらファイル式は、中身が複数のポケットで仕切られています。書類を種類ごとに分類して収納するのにとても便利です。
書類が少ないときはスリムに、書類が増えてきたらポケットが広がってたっぷり収納できるのが魅力です。仕事用にはもちろん、学生なら科目ごとにプリントを整理したり、家庭用では家電ごとに説明書を入れておくファイルとしても大活躍! たくさんの書類を保管・管理するのに最適です。
ケース式|必要な書類のみを折れないように収納したいなら
ケース式は、じゃばらファイル式とは違い、中身が細かく仕分けされていません。必要な書類だけをさっと出し入れできるのが特徴です。書類を仕分ける必要がないなら、このケース式が使いやすいです。
バッグインバッグとして持ち運んだり、そのまま持って簡易的なバッグとして使うこともできます。書類を持って外回りに行くときや、自宅や学校に書類を持ち運びたいときに最適です。
フラップ式|賞状や図面、証明書などの大切な書類を保管したいなら
フラップ式は、書類を差し込んで収納します。複数枚の資料を保管したい場合は向いていませんが、数枚の大切な紙類を保管するのにぴったりです。
一般的なA4サイズだけでなく、A3やB4サイズも販売されているので、賞状や証明書、図面などの保管にもおすすめです。クリアファイルでは収納しづらい子どもの作品を折り曲げずに保管しておきたいときにも大活躍!
棚式|オフィスや自宅での据え置き用として使いたいなら
棚式の書類ケースは、引き出しのようになっていて、書類をカテゴリごとに収納できるケースです。持ち運び用ではなく、自宅や職場で書類を整理しながらストックしたいときにとても便利です。
プラスチック製のものから、おしゃれでインテリアにもなじむ木製のものまでさまざまな商品が展開されているので、用途にあわせてデザイン性にも注目してみてください。
こんなタイプの書類ケースも!
なかには、壁掛け式のファイルタイプの書類ケースもあります。壁掛けなのでかさばらず、スッキリと収納できるのが魅力。折りたたんだり、ファイルを取り外せるので持ち運びにも便利に使えます。
>> Amazonで詳細を見る【2】ポケット数(段数)とポケットのマチ幅をチェック
書類ケースを選ぶときは、収納したい書類の分類数と量にあわせてポケット数(段数)とポケットのマチ幅を確認しておきましょう。
じゃばらファイル式なら必要に応じたポケット数を、棚式なら必要に応じた段数をチョイスしましょう。また、ポケット数だけでなく、ポケットのマチ幅も忘れずにチェック! マチが広いものは、ひとつのポケットにたくさんの書類をしまえます。
【3】サイズはA4が基本。棚式は置き場所のことも考えて!
一般的に書類に使われるサイズはA4が多いですよね。書類ケースも、基本的にはA4サイズのものが多く販売されていますが、A3などの大きめの書類が入るものもあります。
あらかじめ書類ケースに収納する可能性のある書類サイズを把握して、商品を選びましょう。
また、棚式の場合は、全体のサイズ感もチェック。置き場所も確認して、邪魔にならないサイズを選んでいきましょう。
【4】使いやすさを左右する「開閉方法」で選ぶ
書類ケースの開閉方法は、大きく分けて4タイプ。使い勝手を左右する、意外と重要なポイントです。
スナップボタン式|もっともポピュラーでしっかり閉まる!
スナップボタン式は、書類ケースのなかでは一番メジャーなタイプ。パチッとボタンを閉めるだけでしっかりと留まってくれます。
しかし、書類をパンパンに入れすぎてしまうとしっかりと閉まりません。書類の量は適量にしましょう。
ワンタッチ留め具式|ビジネスバッグ風のおしゃれな見た目!
ワンタッチ留め具式は、真ん中に1カ所カチッと閉める留め具があるタイプ。スナップボタンよりも留め具のサイズが大きく、よりしっかりと留まってくれます。
ビジネスバッグ風の見た目もおしゃれなので、簡易バッグとして持ち運びたい方におすすめです!
面ファスナー式|ペタっとくっついて開閉ラクラク!
面ファスナー式は、ペタッと被せるだけで閉じることができるので、一番手軽です。
ボタン式のように引っかかる部分がなく、フラットな造りになっている点もポイント。バッグのなかに入れてもサッと出し入れができます。
ゴムバンド式|収納量にとらわれずしっかりと留まる
ゴムバンド式は、両サイドにゴムをかけるものや、真ん中に一カ所ゴムをひっかけるものがあります。一番の魅力は、なかの書類の収納量が多くなってしまっても、ゴムが伸びてぴったりと留まってくれる点です。
なかに入れる書類の収納量が増減する方におすすめの留め具です。
【5】そのほかあると便利な機能を2つ紹介!
ここまでで、種類やサイズ、留め具などの仕様が選べたと思います。ここからは、さらにあると使い勝手がアップする便利機能を2つご紹介します。
スタッキング機能があると重ねて使える
自宅用ではなく会社用の書類ケースを探しているときや、書類が増えた場合には書類ケースの増設を考えるようになります。同じ書類ケースを購入する場合には、スタッキング機能があると便利です。
スタッキング機能は、同じ書類ケース同士を重ねて収納できる機能です。レターケースやボックスタイプを増やす可能性がある場合、スタッキング機能があるときれいに収納できます。
すべり止めがあると落下を防げる
棚式など据え置きタイプの書類ケースの場合、引き出しを引いたときに本体がずれてしまうことがあります。そんなとき、底にすべり止めがあるものを選ぶと、本体がずれないので落下を防げます。
レターケースやボックスタイプが落下すると本体が壊れてしまうこともあるので、できればすべり止め付きを選びましょう。
【6】最後に、素材・デザインもチェックして
書類ケースは、紙製のものから木製、プラスティック製などさまざまなタイプがあります。机上や机周りに置いて使う場合は、部屋に使われているのと同じカラーや素材を選ぶと雰囲気を損ないません。
また、書類ケースと合わせて他のものも収納できるようにシリーズ化されている商品もありますので、手軽に統一感を出したい場合は検討してみてもよいと思います。
エコ意識が高い方には、土に還るポリエステルや木など地球にやさしい素材からできている書類ケースもおすすめです。カラーも豊富なので、上手に活用したいですね。
書類ケースのおすすめ12選|据え置きタイプ 【評判の人気ブランド・メーカー】無印、アイリスオーヤマ、ナカバヤシ、リヒトラブ、プラスほか
うえで紹介した書類ケースの選び方のポイントをふまえて、収納コンサルタントの有賀照枝さんと編集部で選んだおすすめ商品を紹介します。
シンプルで中身が見えるものを探してる人におすすめ
シンプルでどんな場所にもマッチしやすいニトリのレターケース。ケースが透明なので中身の管理がしやすく、浅型と深型の両方を兼ね揃えているのでまとめたい書類の量に合わせて収納できます。4段で足りない場合は同じケースを買って重ねて使うこともできます。

細かく仕分け可能なトレー式書類ケース
書類を細かく分類したい方、その必要がある方におすすめです。各トレーには交通費精算書などのようなフォーマットが決まった同じ書類、同じカタログや資料を収納するのに向いています。
ラベル表示もできるのでどこに書類が入っているのかも一目瞭然です。トレーの位置も2.5cm間隔で調整できるのも、引き出しタイプにはないうれしい機能です。カラーも豊富で、スタッキングもできるのでスッキリおしゃれに書類を収納できます。

天板にも小物を置ける! 定番型の書類ケース
書類や文房具を1カ所に収納したい方、小物が散らかりがちな方向けの定番型の書類ケースです。机上に置いて使うのがおすすめ。書類以外にも、ペンやハサミなどの文房具類を一緒に収めれば作業がスムーズにはかどります。
また、ラベル付きなので入れた書類も把握しやすく、3段までスタッキングできるので、書類等が増えた時にも柔軟に対応できるのもうれしいポイント。色はブラックのほかにホワイトもあります。
書類やハガキの一時的な収納におすすめ
無印良品で話題のMDFシリーズの書類トレーです。シンプルなデザインがおしゃれで、木製ならではの温かみも感じられます。A4サイズの書類を収納できるので、お子さんがいるご家庭では学校のプリントを整理するのにも役立ちます。
トレータイプだから、整理整頓が苦手な方でも直観的に書類を片付けられるでしょう。トレーは積み重ねられるので、買い足しを視野に入れている方にも向いています。その他のMDFシリーズとの組み合わせもおすすめです。

シリーズで統一感を持たせたい方向け
色別に用途を分けたい方におすすめです。郵便物を人別、目的別で分けたり、お子さんの連絡帳・お便り置き場にしたりして、お子さん自身に仕分けをしてもらえば、いい片付け習慣作りになると思います。
目につく場所に設置し、忘れてはいけない未処理の書類の一時置き場所にするのにもぴったりです。スタッキングもできますし、シリーズ展開されているので、ペン立てなどほかのアイテムと組み合わせれば、統一感のある機能的なデスクまわりの収納が作れます。

スライド式棚板のおしゃれ木製書類ケース
アンティークの雰囲気が漂うおしゃれでかっこいい木製書類ケース。お部屋の柱や家具としっくりなじむ書類ケースをお探しの方におすすめです。
棚板はスライドして前に引き出せるので、書類の出し入れがしやすく、しかも薄めの書類がバサッと落ちてこないような便利な工夫が施されています。書類以外にも、カタログや資料、薄いケースを使ってペンなどの文具を一緒に収納してもいいでしょう。

書類保管に最適! かんたんに中身も確認可能
ふだん使いの書類を収納するというよりも、領収書や契約書など、普段は使用しない書類を保管する目的で使うケースとしておすすめです。
スマホアプリ対応で、中身の写真を撮っておけば、いちいちボックスを取り出してフタを開けて確認しなくてもなにを入れたかがわかりますので、手が届かない高い場所やベッド下の奥のほうに収納しても安心です。もちろん、書類以外にも思い出の品や子供の作品、季節飾りなどの保管にも便利に使えます。

書類の仕分けがかんたんなオープンタイプ
細々した領収書や明細書の整理にお困りの方、書類を保管する前の一時仕分け用に使いたい方におすすめです。
オープンタイプの書類ケースなのでポイポイと投げ込むだけで仕分けができ、面倒な仕分け作業の負担をかなり軽減することができます。
「確定申告の作業が大変!」と春になるとよく耳にしますが、お財布を置く場所のそばにこの書類ケースを置いておけば、領収書を財布から出してそのまま決まったフォルダーに直行できるのでらくになりますよ。

24のポケット付きで収納ボリュームたっぷり!
アコーディオンのように収納する書類の量によって伸縮する書類ケースです。24ものラベル付きポケットがついているので書類を細かく分類でき、カラフルなので色別に書類を整理することもできます。
自立するのでデスクまわりで使用するのはもちろん、出張時やセミナー開催時、会議の時などに持ち運ぶのにも便利です。また、土に還る素材を使っているので、エコ意識が高い方にも一押しの品。
書類ケースのおすすめ4選|持ち運び・壁掛けタイプ
つづいて、持ち運びに便利な書類ケースと、壁掛けができる便利な商品をご紹介します!

持ち運びに便利な書類ケース
持ち出しをする書類の収納におすすめです。中身が見えるタイプで、A4用紙300枚程度の大量の書類を収納可能。ご家庭ではPTA活動や習い事などの書類をまとめておいたり、オフィスではプロジェクトや営業先ごとにまとめておいたりとすれば、スムーズに持ち出しができます。
書類だけでなく、書類と一緒に使うペンや付箋などの文具類もケースごとにセットしておけば、作業効率もアップします。

持ち歩きにも便利な壁掛けファイルケース
グラデーションカラーがすてきなA4サイズが入る書類ケースです。フックが付いているので、空いている壁面を書類収納スペースにすることができます。
折りたたんだり、ファイルを1つずつ取り外せるので、病院など外出先に持っていく必要のある書類をまとめておけば、サッと持ち出しができるのも魅力。
カラーバリエーションも豊富なので、目的別、人別にカラーを決めて使ってもいいでしょう。A5サイズもあるので、支払伝票など小さめの書類も収納できます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 書類ケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの書類ケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
収納コンサルタントからの購入アドバイス
書類の分類数より少し多めの仕切りを
書類は種類ごとに分けて分類して収納すると、探しやすく使いやすいです。できれば、分類した数よりも少し多めの引き出し数や仕切り数を備えた書類ケースを選ぶのが得策です。
書類や分類が増えたときにスペースや間仕切りにゆとりがあると、すぐに書類を収めることができます。
また、家族や職場など複数人で同じ書類ケースを使う場合はラベルやインデックスを活用すると誰でも分類した書類を探せて戻せる収納が作れますよ。
そのほか書類の整理にぴったりの商品はこれ!
収納のしやすさなどを考慮しよう
分類した書類をどこに収納するのかを決めれば、新たに書類が増えたときにも迷わず書類を収めることができます。収納のしやすさなどを考慮して、上手に書類ケースを選んでください。
書類整理はやり始めたら時間がかかるものですが、一度土台を作ってしまえば長期的にみると大きな時間の節約になります。また、書類整理は見えない頭のなかの整理にもつながるので、仕事も家事も作業効率があがるでしょう。なによりどこに書類を収めればいいのか明確になるので心もスッキリ、晴れやかな気分になりますよ。
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株式会社ハート・コード代表取締役。 整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士(国家資格)。 30代前半の2年間で離婚、ガン闘病、多額の借金、倒産解雇等など一気に人生のどん底を経験し、整理収納理論に出会ってから人生が好転。 ご縁あって「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨き」をモットーに家事代行・整理収納関連事業で2007年に独立。 自身の経験からも環境を整えると色々なことが整ってくることを痛感しているので、個人や企業にコンサルティングやセミナーなど様々な形でその大切さをお伝えしている。 2012年から現場をよく知る家事・収納用品の説明ゲストとしてジュピターショップチャンネルに出演中。商品の企画、売り方の提案等にも携わっており、1日1億円以上の販売実績多数あり。 近年は、webメディアなどへの執筆活動と、整理に関する新たなサービスを色々と開発中。著書『「片付けが苦手な子」が驚くほど変わる本』(青春出版)。