化粧水と乳液の役割
洗顔後の基本のスキンケアでは、化粧水と乳液を正しく使うのが重要です。商品を選ぶ前に、化粧水と乳液それぞれの役割についておさらいしましょう!
化粧水の役割
汚れやメイクを落とすためにクレンジングや洗顔料を使いますが、洗顔後の素肌はとてもデリケートです。洗顔後にうしなわれた肌の水分をおぎなうために、化粧水を使います。
基本のスキンケアでは洗顔後の保湿のほか、ニキビなどの肌トラブルがあるときのもの、乾燥しがち、年齢肌が気になるなど、肌悩みに特化したものまでいろいろな化粧水があります。
乳液の役割
洗顔後の肌に化粧水で保湿したあと、フタをする役割が乳液です。乳液は、化粧水のあとに使うことで肌に油膜を作り、化粧水で保湿した水分を逃がさず、うるおいを保つ働きを持っています。
洗顔のあと、化粧水だけつけていればよい、と思う人もいるかもしれません。けれども、化粧水で補った水分をきちんと維持するために、乳液が必要なのです。
化粧水と乳液はライン使いがおすすめ!
化粧水と乳液はいろいろなメーカーから出されていますが、同ラインでそろえる、いわゆるライン使いがよいでしょう。
化粧水と乳液は、同じラインで使うことで相乗効果が得られるように各メーカーから開発されています。ライン使いをすることで、化粧水や乳液の持つ成分やケアなどを、より有効に得られるのです。
これから新しい化粧水や乳液に挑戦したいときには、同ラインでそろえてみましょう。
化粧水と乳液の選び方
それでは、化粧水と乳液の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】肌悩み・肌トラブルをカバーするもの
【2】肌質
【3】好みのテクスチャー
【4】使用するシーン
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】肌悩み・肌トラブルをカバーするものを選ぶ
化粧水の一番大きな役割は水性保湿成分を肌に与えることですが、商品によってはそれぞれ特化した特徴をもつ場合もあります。
シミやくすみが気になるなら美白有効成分配合の美白ケアに特化した商品、皮脂やテカリが気になるなら皮脂を抑制するオイルコントロール成分配合の商品、ハリのなさなど年齢肌が気になるならエイジングケアに特化した商品など、肌の悩みに合わせて選びましょう。
また、毛穴の開きが気になる場合は毛穴を引き締める商品、ニキビが気になるのであればニキビ肌用の商品など、肌トラブルがあるときはトラブルのケアができる商品を選ぶのも重要です。
【2】肌質に合わせて選ぶ
主な肌質には、皮脂の分泌量が多く油分の多い脂性肌(オイリー肌)、肌の水分が蒸発しやすくカサカサになる乾燥肌、バリア機能が低く外部刺激に弱い敏感肌、顔の部分によって乾燥とテカリが混在している混合肌があり、人それぞれで異なります。
自分の肌質に合ったアイテムを選びましょう。脂性肌ならテカリや毛穴の開きを防げるもの、乾燥肌なら保湿力の高いもの、敏感肌なら低刺激のもの、混合肌には水分と油分のバランスを整えるもの、男性ならメンズを選ぶのが重要です。
【3】好みのテクスチャーを選ぶ
化粧水、乳液ともにさっぱり・しっとりしたつけ心地やテクスチャーのものがあります。
実はさっぱり、しっとりともにおもな配合成分などは変わりません。べたつきが気になるときにはさっぱり、カサカサ感が気になるときはしっとりなど肌の状態に合わせてもよいでしょう。
朝、化粧をする前に使用するのであれば、化粧崩れを防ぐためにさっぱりとしたテクスチャーのもの、逆に夜はしっかりケアしたいのでしっとりしたタイプなど、スキンケアの時間に応じた選択肢もあります。
【4】使用するシーンによって選ぶ
化粧水と乳液には朝の洗顔後に使う紫外線カット効果のあるものや、夜寝るまえに使うナイト専用のものがあります。さらに、日中うるおいがほしいときや化粧直しのとき、メイクの上からいつでもすぐに使えるスプレータイプなどもあり、ポーチに入れておくととても便利。
いつ、どんなシーンで使いたいアイテムなのかを考えて選ぶと、スキンケアの幅が広がり快適さにもつながります。
【肌悩み別】化粧水・乳液おすすめライン
それでは、化粧水・乳液おすすめラインをご紹介いたします。すぐに各ラインが見たい方は、下記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめライン8選|美白ケア
▼おすすめライン8選|高保湿
▼おすすめライン8選|ニキビ・毛穴ケア
▼おすすめライン6選|エイジングケア
▼おすすめライン6選|メンズ用
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめライン8選|美白ケア
シミやそばかす、くすみなどのケアに向いている美白化粧水と乳液の同ライン商品を選びました。
資生堂 アクアレーベル
シミを防ぐ有効成分配合
同ラインの化粧水と同じく、メラニンの生成をおさえてシミの発生を予防する有効成分が配合された薬用美白乳液です。美白だけでなく、乾燥やハリなど悩みがちな肌のケアを行い、うるおって透明感のある肌に導きます。
詰め替え用が使えるため、ゴミも出にくいです。

シミを予防する薬用化粧水
シミの原因であるメラニンの生成そのものを抑制する美白有効成分m-トラネキサム酸が配合された薬用美白化粧水です。メラニンの生成をおさえてシミを予防することで、透明感のある肌へと導きます。
ほかにもハリと透明感をあたえる美白必須成分チャージアミノ酸WHや、ヒアルロン酸にコラーゲンといった優秀な水溶性保湿成分も配合。美白だけではなくしっかりとした保湿感とハリアップを目指す人に向いている化粧水といえるでしょう。
テクスチャーはみずみずしいしっとりタイプとコクのあるしっとりタイプの2種類から選べます。
コーセー 黒糖精
30代からの美白ケアに
メラニンの生成をおさえ、シミやそばかすを予防する薬用美白化粧水です。黒糖発酵エキスが配合されているので、肌の角質層までうるおい、肌トラブルのない肌へ導きます。
通常のヒアルロン酸よりも肌に保持されやすい、スーパーヒアルロン酸も配合。肌の保湿力が落ち始める30代からの美白ケアにもぴったりです。
美白と毛穴のケアに
同ラインの化粧水と同じ、黒糖発酵エキスとスーパーヒアルロン酸が配合された薬用美白乳液です。化粧水の成分をしっかりと浸透させるだけでなく、乳液でもシミやそばかすを防ぎます。
美白のほかにも、角質層をうるおいで満たし、乾燥による毛穴の目立ちをケア。美しい透明感あふれる肌へ導きます。シミやそばかすを防ぐだけでなく、毛穴が気になるときにもぴったりです。
資生堂 HAKU
美白に特化したブランド
幅広いブランドラインを持つ資生堂のなかで、美白に特化したラインがHAKUです。こちらはHAKUの薬用美白化粧水で、美白有効成分4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)を配合。メラニンの生成をおさえてシミやそばかすを防ぎます。
肌をうるおす保湿力も高く、うるおいのあるつるつる肌に導きます。
透明感あふれるなめらか肌に
美白に特化したブランドラインであるHAKUの、薬用美白乳液です。化粧水と同じ美白有効成分を配合し、ダブルでシミとそばかすを防ぎます。
ニキビになりにくい処方を行っているのも特徴。また、アレルギーテスト済みです。シミやそばかすをケアし、透明感あふれるふっくら肌を実現したい人にぴったりです。
無印良品
パラベンやアルコールも不使用
無印良品の敏感肌用スキンケアアイテムです。同ラインの化粧水と同じく、薬用乳液としてシミやそばかすを防ぐビタミンC誘導体が配合されています。
無香料、無着色、無鉱物油の無添加に加えて、肌にやさしい弱酸性。さらにパラベンフリー、アルコールフリー、アレルギーテスト済みと肌がデリケートな人でも使用できる仕様になっています。
敏感肌用の美白化粧水
肌がデリケートな人で、化粧水の成分によっては荒れがちな敏感肌の人の選択肢に入る薬用美白化粧水です。岩手県釜石の天然水を使用。有効成分としてビタミンC誘導体を配合し、日焼けによるシミやそばかすができるのを防ぎます。
あんず果汁やグレープフルーツエキスなど、保湿成分も天然由来のものがそろっています。
▼おすすめライン8選|高保湿
カサカサ肌が気になる人や、冬の季節やエアコンなどでうるおい不足が気になるときの、保湿化粧水・乳液を選びました。
ORBIS(オルビス)
うるおい続くオルビスの保湿化粧水
オルビスの展開しているスキンケアアイテムのなかで、うるおいに特化したラインがアクアフォースです。こちらは2000年の発売から多くの人に利用されている、ロングセラー商品になります。
肌をうるおしてキメを整え、うるおい続くもちもち肌に導きます。さっぱり、しっとりの2種類のテクスチャーが好みで選べるのもポイントです。

水のヴェールでうるおい守る
オルビスの人気シリーズ、アクアフォースの保湿乳液です。化粧水でうるおいを満たした後、肌をうるおいヴェールで守りつつ水分を取り込むことで、うるおいをキープしてくれます。
人の肌の水分構造に似ているうるおいマグネットAQを配合することで角質層の水分量にアプローチし、しっとりすべすべの肌へと導くでしょう。
しっとりタイプとさっぱりタイプの2種類があり、どちらもべたつきが少なくストレスなく使用できます。普通肌の人はもちろん、スキンケアをしても乾いた感じが続くしつこい乾燥肌の人や、Tゾーンはテカるけど頬はカサカサといった混合肌の人、油分と水分のバランスが崩れてベタベタという脂性肌の人にも向いています。
花王ソフィーナ est
F organics(エッフェオーガニック)
F organics(エッフェオーガニック)『モイスチャーローション』
第一三共ヘルスケア MINON(ミノン)
▼おすすめライン8選|ニキビ・毛穴ケア
ニキビや毛穴などをケアしたいときにぴったりの、化粧水と乳液を選びました。
FANCL(ファンケル)

過剰な皮脂分泌をおさえニキビを予防
ニキビと肌とバリア機能の関係に着目し、皮膚科学研究により生まれたファンケルのスキンケアライン、無添加FDR ファンケルアクネケアラインから発売されているニキビケア用の薬用化粧水です。
ニキビの原因となる過剰な皮脂分泌をおさえて、ニキビを予防。水分と油分のバランスをしっかり整えてくれるので、乾燥によって皮脂分泌が過剰になることが主な原因の大人ニキビのケアにも向いています。
デリケートな肌のことを考えて殺菌剤や防腐剤、香料、石油系界面活性剤、合成色素なども一切使用していないため、化粧品の添加物が気になるニキビ肌の人におすすめです。
クレアラシル
RICE FORCE(ライスフォース)アクポレス
リアル 美人ぬか

▼おすすめライン6選|エイジングケア
年齢とともに変化する肌悩みへの対策をしたい人のために、年齢肌向けの化粧水と乳液を厳選しました。
ちふれ
SK-II
資生堂 プリオール

乾燥による年齢サインに
楽に美しくをコンセプトにした、大人の女性のための夜用エイジングケア乳液です。ツヤやハリのなさや小ジワなど、乾燥による年齢肌のサインに悩む人にぴったりのアイテムと言えるでしょう。
加水分解コラーゲンとヒアルロン酸、スクワランの3つの保湿成分が肌にたっぷり補給されることで、寝ている間にうるおいに満ちたつや肌に導きます。乾燥をしっかりケアすることでハリとツヤがよみがえり、目元や口元の気になる年齢サインもケアしてくれることでしょう。
▼おすすめライン6選|メンズ用
男性のスキンケアのために、ライン使いができる化粧水と乳液を選びました。
ニベア花王 ニベアメン
マンダム LUCIDE(ルシード)
ダウ

べたつきやテカリが気になる人に
皮脂分泌がさかんで、顔のべたつきやテカリが気になる脂性肌の男性にぴったりの化粧水です。これひとつで保水・補給・保護の3つの役割を果たし、乾燥をしっかりケアしつつ、べたつきのない肌へと導きます。
シトラスの爽やかな香りにくわえ、ペパーミント配合のため、さっぱり爽快な使用感が特徴です。毎日のスキンケアアイテムとしてはもちろん、べたつきが気になるときのリフレッシュや、シェービング後の肌ケアにも使える優れもの。べたつきをおさえながら肌の水分・油分バランスを整えたい男性におすすめです。
▼おすすめ商品の比較一覧表
実際に使ってどうだった? 口コミをチェック! 化粧水・乳液のおすすめ商品からピックアップ!
ここで何商品か、実際に使ってみての口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
資生堂 アクアレーベル『ホワイトケア ローション&ミルク』の口コミをチェック!

出典:LIPS
このアクアレーベルですが、化粧水は、「コクッとした」しっとりタイプと「みずみずしい」しっとりタイプがあります!
乳液は、なめらかなタイプと濃厚タイプがあるので自分に合っていそうな方を選んでください!
アクアレーベルは美白ケアができるので、購入しましたがまだ美白効果はわかりません。
でも、ビタミンCが入っている?みたいで、肌荒れしないです!
エリクシールなどに比べてそこまで高くないし、ちょっと特別な日の前のお手入れにでもいいと思います!すぐ効果出てくれるから全然使えると思うのでよかったら購入してみてください!
ORBIS(オルビス)『アクアフォースローション&モイスチャー』の口コミをチェック!

出典:LIPS
さらっとしていて、肌にスーッと浸透していく感じが好きです。
オイルフリーなのでべたつきが一切ありません。だからといって、乾燥することもないです!モチっとすべすべ!
こんなにお手頃価格で、約2か月使えるなんて最高!
しかも、オルビスさんは全てのスキンケア商品に詰め替え用があるので、更に安く買えちゃう!!
FANCL(ファンケル)『アクネケア 化粧液&ジェル乳液』の口コミをチェック!

出典:LIPS
こちらを以前トライアルセットで購入し、良かったのでリピ買い。わたしの場合、ストレスや疲労でニキビが出来るのですが、頬にあったニキビやニキビ跡はだいぶマシになりました!!
その後、新しく出来ることはしばらくなかったのでアクネケア エッセンスは購入していないのですが、応急処置・緊急事態に備えて買っておこうかなと思いました。
その後、ちょこちょこ小さいニキビができてしまいました…
先日、FANCLのお店に見に行ったのですが、頻発しないなら大丈夫と言われて、洗顔・化粧液・乳液でケアし、急に出来てしまった・ニキビが出来そう!って時の応急処置的なものなので買わなかったのですが、欲しくなりました。サンプルを使って、とても良かったので。
良くなってきたからといって使うのを止めてしまうと、新たにニキビができてしまうそうなので、引き続き化粧液と乳液を使ってみようと思います。1回量も、こんな量で足りるの?ってくらい少量です。ニキビにお悩みの方、おすすめです!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 化粧水・乳液の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの化粧水・乳液の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
化粧水と乳液を使う順番とつけ方をチェック! 使用するタイミングって?
基本のスキンケアである、化粧水と乳液の基本的なつける順番と使用方法をおさえておきましょう。
基本の順番は、「化粧水、美容液、乳液、クリーム」
スキンケアの順番は、朝と夜で異なります。ここでは、基本的な使用順を紹介します。
ただ、商品によって順序が異なるものもあるので、パッケージや公式サイトを確認して、メーカー推奨の使用方法を守りましょう。
朝のスキンケアの順番
朝のスキンケアは、これから受けるダメージから肌を守るために行います。基本的な順番は以下です。
1. 洗顔後
2. 化粧水
3. 美容液
4. 乳液
5. 日焼け止めなどのUVケアアイテム
夜のスキンケアの順番
夜のスキンケアはメイク、汚れや皮脂を落としたあとに不足する水分などを補うために行います。基本的な順番は以下です。
1. クレンジング
2. 洗顔
3. 化粧水
4. 美容液
5. 乳液
6. クリーム
コットンの使用は、メーカー推奨の方法をチェック
スキンケアは、化粧水や乳液などを直接手に取って塗る方法と、コットンを使って塗る方法があります。手がよいか、コットンがよいかは各スキンケアアイテムによって異なります。
手がよいか、コットンがよいかはそのスキンケアアイテムを発売しているメーカーの推奨する方法に従いましょう。商品パッケージや公式サイトなどで、推奨スキンケア方法が確認できます。
同じラインで使うと相乗効果が期待できる
コスメコンシェルジュ・ayameさんのアドバイスをもとに、ライン使いできる化粧水と乳液の選び方と、おすすめ商品を肌悩み別に紹介しました。
化粧水と乳液は、同じラインで使うと相乗効果が得られます。新しい化粧水や乳液を試したいときには、ぜひライン使いをしてみましょう。自分の肌質や肌悩みにあった化粧水や乳液を選んで、スキンケアに活かしてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
化粧品会社研究職を経て美容ライターへ転身。会社員時代の知識をいかし、美容系メディアをはじめさまざまなジャンルで執筆中。 もともと美容に対する意識は低く、真面目にスキンケア・メイクをするようになったのも大学院に入ってから。徹底的に美を追究するというより、ゆる~く楽ちんに美肌を目指すタイプ。 休日は猫と遊びながら漫画・ゲームに興ずるのが至福。