おからパウダーとは? どんな魅力があるの? アレンジレシピも豊富!
おからパウダーは、豆腐をつくる工程でできたおからや大豆そのものを乾燥させて粉状にしたものです。栄養価が高く、豆腐の原料である大豆由来の食物繊維やたんぱく質を多く含んでいます。
また、水分を吸収してふくらむため、満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぎたい方にも効果的です。
ドリンクやスープに溶かしたり、ヨーグルトにかけたり、または小麦粉の代わりに使ったりと、毎日の食事に手軽に取り入れられるのも魅力といえます。
おからパウダーの選び方 粉のタイプ、低糖質、添加物の有無など
では、自分の使い方にぴったりのおからパウダーはどう選べばよいのでしょうか? おからパウダーの選び方をみていきましょう!
使い方に合う粉のタイプを選ぶ
おからパウダーは粒のこまかさなどによって、「微粉」「粗挽き」「全粒粉」の3つのタイプにわけられます。ここでは、それぞれの特徴を解説していきます。
微粉(超微粉)タイプ|お菓子づくりやドリンクに!
粒がこまかく、サラサラしているのが微粉タイプの特徴です。牛乳やコーヒー、味噌汁に溶かしたり、ヨーグルトやサラダにかけたりしてそのまま食べられます。小麦粉の代わりとして、お菓子づくりや料理に活用することも可能です。
きめのこまかい微粉タイプは、大豆特有のクセがおさえられていて食べやすいため、いろいろなアレンジが楽しめます。
粗挽きタイプ|パン粉代わりにしてヘルシーに!
きめが粗めで、粒が大きい粗挽きタイプは、パン粉の代わりとして使えます。コロッケや天ぷらなどの揚げものの衣にしたり、ハンバーグや鶏団子のつなぎにしたり、ガッツリ系のメニューにヘルシーさをプラスできるのが魅力です。
粗挽きタイプは粒が大きいぶん、おからの風味をより感じられます。おからの風味を生かして、クッキーやドーナツなどのお菓子をつくるのもいいでしょう。
全粒タイプ|水で戻せば生おから同様に!
胚芽やスジも含め大豆を丸ごと乾燥させてつくられたのが、全粒タイプのおからパウダー。水で戻すと生おからに戻るので、卯の花などのおから料理が手軽につくれます。
生おからと違って賞味期限が長いため、ストックしておけば好きなときにおから料理が楽しめてとても便利。食卓におから料理をどんどん取り入れていきたい方にぴったりです。
大豆の原産地や添加物の有無をチェック
おからパウダーの原料は大豆です。商品によって使われている大豆の原産地はさまざまで、国産のほかにアメリカ産やカナダ産、中国産などがあります。海外産の食品に抵抗があるなど、大豆の原産地にこだわって選びたい方は、購入前に表記を確認しておきましょう。
体へのやさしさを気にかけるなら、使われている大豆が遺伝子組み換えタイプではないか、添加物が入っていないかも確認しておきたいポイントです。
ダイエット中なら「低糖質タイプ」や「糖質ゼロ」の商品がおすすめ◎
おからパウダーのなかには、糖質をおさえた低糖質タイプや、糖質をすべてカットした糖質ゼロの商品も。糖質をおさえた商品は、ふだんから糖質を気にしている方やダイエット中の方に向いています。
商品のパッケージに「糖質ゼロ」「低糖質」などと表記されているので、購入前にぜひチェックしてみてくださいね。
毎日使うなら「業務用サイズ」、お試しなら「少量タイプ」を
おからパウダー内容量は、100gほどのものから1Kgを超えるものまであり、商品によってさまざまです。毎日ドリンクに入れたり、いろいろな料理に活用したりと、毎日たくさんのおからパウダーを消費するのなら、コスパの高い大容量タイプが向いています。
はじめておからパウダーを買う場合は、口に合わなかったときのことを想定して、まずはお試しで少なめの量を選ぶといいでしょう。
賞味期限と保存方法のチェックも忘れずにチェック!
生おからと違って、長期保存ができるのがおからパウダーの魅力です。商品によって賞味期限に幅があるので、どれくらいペースで消費していくのかを考えたうえで、期限内に使いきれる量を選びましょう。
また、開封前のおからパウダーは常温保存が一般的ですが、開封後は冷蔵庫での保管が必要になる商品も。保存方法を誤ると品質が変わってしまうおそれがあるため、正しい保存方法をしっかりチェックしておきましょう。
おからパウダーのおすすめ18選! 超微粉タイプや全粒粉タイプも!
ここからは、おからパウダーのおすすめ商品をたっぷり紹介していきます! 料理ライターの相田すみ子さんがおすすめする商品には、コメントもいただきました。
お菓子作りやドリンク、料理など幅広く活用できる超微粉タイプや、パン粉の代用としても使える粗挽きタイプ、生おからに戻る全粒粉タイプと幅広く紹介します!
体を気づかう方にうれしい糖質ゼロタイプ
糖質が気になる方やダイエット中の方でも取り入れやすい、糖質ゼロのおからパウダーです。食物繊維を62%以上含んでいるので、腹持ちのよさもバッチリ。食べ過ぎ防止に役立ちそうです。
とてもきめこまかなパウダーで、水に溶けやすいのも注目したいポイント。コーヒーや牛乳などのドリンクだけでなく、味噌汁やスープなどの汁物にも手軽に取り入れられます。
食物繊維をたっぷり配合!
食物繊維を45%以上含んだ、超微粉タイプのおからパウダー。食物繊維は、レタスの約30倍、豆腐の約15倍。毎日の生活でしっかり栄養を摂りたい方にもおすすめです。
原料の大豆は遺伝子組み換えでない国産。国内の豆腐工場で使われているおからを使っているので、高い品質なのもうれしいポイントです。
手軽に使える微粒子タイプ
遺伝子組み換えをしていない国産大豆のみを原料とした、低糖質のおからパウダーです。添加物は使用していません。ドリンクやヨーグルトなどに混ぜやすい微粒子タイプなので、日ごろから手軽におからパウダーを取り入れたい方に向いています。
湿気を防ぐチャック付きの袋に入っているのもうれしいポイント。中身が透けて見える袋なので、残りの量を目で確認できて便利です。
国産大豆100%! 添加物不使用なのも魅力
シンプルなパッケージのユウテックのおからパウダーです。四国や九州、滋賀県産の遺伝子組み換えでない国産大豆を使用。タンパク質や食物繊維、カルシウムも豊富です。
超微粉タイプなので、小麦粉の代わりとしてお菓子作りに使ったり、味噌汁やコーヒーに振りかけるだけでも使えて便利です。
コスパ抜群! たっぷり使いたい方に
おからパウダーをたくさん使いたい方におすすめなのが、こちらの商品。500gのパウダーが2袋セットになっているので、コスパが高いのが魅力です。
大手の豆乳工場で、豆乳を作るときに発生するおからを原料としており、大豆特有の風味はおさえられているのが特徴。ざらつきも感じずいろんな料理に使いやすいです。
ハンバーグのつなぎや小麦粉の代用にも!
原材料や品質にこだわった洗剤や健康食品などを販売する、ニチガのおからパウダー。佐賀県や福岡県、滋賀県などの国産大豆を使い、超微粉に仕上げた商品です。からあげ粉やコロッケ、コーヒーに振りかけるなどさまざまな使い方ができるのが魅力。
無添加、低糖質なのでダイエット中の方や糖質を気にする方にもおすすめです。

キッコーマン飲料『豆乳おからパウダー』は、なめらかな食感なので飲み物に入れても違和感が少ないのがポイントです。
きめがこまかく、クリーミーな口あたり
きめがこまかく、なめらかな食感のおからパウダーで、ドリンクやヨーグルトにすんなり混ざるのが特徴です。大豆特有のクセも少なく、ポテトサラダやお味噌汁、大根おろしなど、いろいろな料理にそのままかけて食べられます。
チャックつき袋に入っていて、湿気にくいのもうれしいポイント。120g入りなので、おからパウダーをはじめて購入する方にもぴったりです。
クセが少なくてアレンジしやすい
ふりかけるだけ、混ぜるだけで手軽に使える、サラサラした微粉タイプのおからパウダー。クセが少なく、ドリンクや料理の味を邪魔しないので、いろいろなアレンジが楽しめます。
湿気を防ぐチャックがついているのもうれしいポイント。わざわざゴムなどで留める必要がないのでらくに使えます。
内容量は80g。新鮮なうちに使いきりたい方や、はじめておからパウダーを試す方にも向いています。
お菓子作りに使いやすいおからパウダー
糖質を100gあたりの小麦粉の約1/15までおさえた商品。糖質制限をしている方でも取り入れやすいおからパウダーです。さらに食物繊維もたっぷり含まれているのもうれしいポイント。
薄力粉タイプなので、スープやスムージーなどにそのまま混ぜるのはもちろん、クッキーやカップケーキ、シフォンケーキなどのお菓子作りにも活躍してくれますよ。
豆健工房『豆腐屋さんの粉おから』

料理のかさ増しにピッタリなのが、鳥飼豆腐『おからパウダー(全粒紛タイプ)』。九州産の大豆のみを使用しているのも安心できます。
「おからパウダー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする おからパウダーの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのおからパウダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
おからパウダーを使った簡単レシピを紹介!
ドリンクに、デザートに、料理にと、いろんなレシピに手軽にプラスできるのがおからパウダーの魅力! ここからは、おからパウダーを使った簡単アレンジレシピをいくつか紹介していきます。
簡単で美味しい「おからクッキー」
おからパウダーと薄力粉、ベーキングパウダーと砂糖、塩、牛乳を混ぜ合わせて生地を作ります。生地を薄く伸ばして、フォークで穴をあけていき、適度な大きさにカットします。オーブンで15~20分程度焼いて出来上がりです!
ヘルシーな「おからパンケーキ」
超微粉タイプのおからパウダーとベーキングパウダー、豆乳や卵、砂糖やバターを混ぜ合わせます。ホットケーキなどと同様にフライパンで焼いて完成です!
生クリームやジャムなどをトッピングして食べるのもおすすめですよ。
ふわふわの「おから蒸しパン」
おからパウダーにベーキングパウダーや卵、牛乳や砂糖を混ぜ合わせ、耐熱容器に流し込みます。そのあと電子レンジで約3分ほど加熱して出来上がり! ココアパウダーを混ぜてココア蒸しパンとして作ることもできますよ。
おからパウダーに関するQ&A 素朴な疑問にお答え!
生おからへの戻し方は?

おからパウダーに水を適量加えるだけで、生おからへ戻すことができます。
商品や使うおからパウダーによって水の量は異なるので、パッケージなどを確認しましょう。
おからパウダーと大豆粉の違いって?

おからパウダーは、おからパウダーは、豆腐をつくる工程でできたおからや大豆そのものを乾燥させて粉状にしたものです。
一方大豆粉は、大豆をそのまま粉末状にしたもののことをいいます。小麦粉や米粉に続く第三の粉とも呼ばれています。大豆粉は、大豆をそのまま使っているのでタンパク質やイソフラボン、ビタミンなどが豊富なのが特徴です。
そのほかの大豆製品はこちら! 【関連記事】
ダイエットのおともにもぴったり
ドリンクやスープに溶かして飲んだり、お好み焼きやパンケーキに混ぜたりなど、おからパウダーの使い道はたくさんあります。水分でふくらみ満腹感が得られるので、ダイエットのおともにもぴったりです。粉末の大きさや使われている大豆の種類によって、おからパウダーの味や食感は変わってきます。ぜひいろいろ食べ比べて、お気に入りのおからパウダーを見つけてくださいね。
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管理栄養士兼ライター。食と体の関係をもっと分かりやすく、幅広い人に伝えたいと思い、ライターとして活動しています。2児の母です。食べること、料理を作ることへの興味から管理栄養士を目指しました。学生寮、老健併設の病院での勤務経験があります。管理栄養士として培った経験をもとに、ユーザー目線に立った分かりやすく価値ある情報をお届けします。