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それでは、選び方やおすすめ商品を解説していきます。
ハトメ・ハトメパンチの基礎知識
■そもそもハトメとは?
布や革、紙などに穴をあけて紐をつけて使う場合、なにか補強をしないとかんたんに壊れて穴が広がってしまいます。そこで、穴の補強をするために「ハトメ」と呼ばれる円形の金具を取りつけます。ハトメには、金属部品がふたつにわかれていて、ハトメを取りつけたい素材を両側からはさみ込む両面ハトメと、部品がひとつで構成されている片面ハトメがあります。
■ハトメを取り付ける工具がハトメパンチ
ハトメにはいくつか種類・大きさがありますが、どのハトメの場合でも取りつける際は、しっかりした台ではさみ込み、いきおいよく圧力をかけることが重要です。このハトメを取りつける道具がハトメパンチです。工具専門店から文房具店などでも取り扱われており、ハトメそのものの種類も非常に豊富です。
ハトメはブルーシートや靴ひも、書類、ペーパータグなど、さまざまな素材に取りつけることができます。
■ハトメの種類
ハトメには、両面ハトメと片面ハトメの2種類があります。それぞれの種類を詳しくみていきましょう。
▼両面ハトメ
・ハトメ(丸つぶし):文具や雑貨でもっとも一般的に使われる形状で、裏面の金具が二重になって固定されます。
・両面ハトメ:服飾品や装飾品に使われることが多く、表側と裏側が同じように仕上がります。
・アイレット(大きいハトメ):ハトメカーテン、テント、旗、シェードなどに使われる大きいサイズのハトメです。
・グロメット(歯つきハトメ):座金に歯(ツメ)が付いているハトメです。
▼片面ハトメ
・電気ハトメ(かけるのハトメ):電子機器の基盤にも使用できるハトメ。ハトメの軸を素材にとおしたあとに、ハトメパンチなどでつぶして丸め、素材と固定させます。
・菊割れハトメ:ハトメの軸を素材にとおしたあとに、ハトメパンチなどで軸をつぶして固定します。金属部分が菊の花のようにわれて広がりながら素材を固定する特徴があります。
■ハトメの材質
ハトメの素材は、真鍮(しんちゅう)、アルミ、プラスチック製などがあります。真鍮は、もっとも一般的なハトメの素材。5円玉などにも使われている銅と亜鉛の合金で、金色に見えます。
アルミはやや高価ですが、やわらかで取り扱いやすく、シルバーの色が美しいです。そのほか、無色透明のハトメがつけられるプラスチック製のハトメなどもあります。
ハトメパンチの使い方
手で握るだけのハトメパンチは手軽ではありますが、慣れるまではうまくできない方もいます。ここでは、ハトメパンチを使う際のポイントをみていきましょう。
■ハトメを付ける手順
ハトメを取りつける際は、まず素材に穴をあけます。平らな場所にカッターマットなどを敷き、素材にあてたポンチをうえからプラスチックハンマーなどで叩き、ポンチを貫通させます。
次に、素材を裏返しにしてハトメを取りつけます。ハトメの表裏が逆になっていると、ハトメがつぶれて正しく固定できないため注意しましょう。
片面ハトメの場合は、素材にハトメをとおし、ハトメパンチではさんでつぶします。このとき、素材の表側にハトメの表がくるようにしてくださいね。
両面ハトメの場合は、ハトメの本体を下からはめ、座金のリングを素材の上座金のリングを置きます。セットできたら、ハトメパンチでグッとプレスして完成です!
■プレスするときの力加減も大事
ハトメを取りつける際は、プレスする力加減も大切です。かたいハトメの場合は、一気に力を入れないとじゅうぶんに固定できないことがあります。そんなときは、ハトメパンチの位置を変えながら、ハトメの周囲を2~3回軽く締めつけると、より美しく仕上がります。
真鍮やステンレスの両面ハトメはかたいため、はじめての場合は真鍮の片面ハトメが作業しやすいかもしれません。はじめはうまくできないかもしれませんが、何度か練習すれば慣れてきますので、楽しく作業できるようになるでしょう。
ハトメパンチを選ぶポイント
レザークラフト作家・HARUさんのアドバイスをもとに、ハトメパンチの選び方を紹介します。ポイントは下記の4つ。
【1】ハトメの種類・サイズ
【2】使用感
【3】下穴への対応可否
【4】セット商品かどうか
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うハトメパンチを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ハトメの種類・サイズをチェック
まずは、使いたいハトメに対応しているかをチェック。使いたいハトメのサイズはもちろん、素材も対応しているか確認するとよいでしょう。
ペーパークラフトやメッセージタグを作りたい場合など、紙に小さなハトメがつけられればよいという場合には、プラスチック製のハトメパンチでもじゅうぶん対応可能。片手に収まるようなホチキス型のハトメパンチは、コンパクトでリーズナブルなので、まずハトメをつけてみたいという場合に便利です。
一方、グリップが付いているものは力が入れやすく、たくさんハトメをつけたい場合や、両面ハトメなど取りつけにある程度の力が必要な場合にも、安定して使用できます。
【2】使用感をチェック
ハトメパンチ自体が固く動かしづらくないか、紙にしわがよらないかなど、単にハトメが留められるかだけでなく、仕上がりのきれいさも確認して選びましょう。
また、ハトメを取りつける際に、はさみ込んだ素材とハトメがずれないような形状の工夫があるか、ハトメパンチの上下の構造が安定してかみ合うかなどを確かめておくとよいですね。
【3】下穴への対応可否をチェック
一般的なハトメパンチは、素材のどこにハトメを取りつけるか決めたあとは、あらかじめポンチという道具を使って穴あけをおこないます。
下穴はポンチとハンマーでかんたんに作れるので、慣れればそれほど難しいことではありません。しかし、ふたつの道具を使い分けるそのひと手間が負担に感じる場合があるかもしれません。
そういう意味で、穴あけとハトメの取りつけもひとつの道具で対応できるハトメパンチは作業性がいいといえます。
【4】セット商品かどうかチェック
ハトメパンチのなかには、対応するサイズのハトメがセットになっている商品もあります。ハトメは材質や形状の種類が豊富で、なにを選んでいいかわからないという場合にもうれしいですね。
ハトメとハトメパンチがセットになっている商品であれば、すぐに作業が進められます。とくに最初のうちはうまくハトメがつけられない場合があるため、これと決めたハトメがある場合の練習に活用することも可能です。
エキスパートのアドバイス
力の入れやすさで仕上がりの美しさが決まる
ハトメはただ取りつけられればよいというだけではなく、取りつけ後の見栄えも重要なポイントです。ハトメ全体に均一に力が入らなければ、留まってはいるものの、穴がつぶれてしまったり、きれいな円になっていなかったり、ハトメそのものが割れて外れてしまったりという事もあります。
自分の握力や手のサイズを考慮して、均一に力が入りやすい大きさや形のハトメパンチを選べば、きれいに取りつける事が出来ます。
ハトメパンチおすすめ6選
ここからは、レザークラフト作家・HARUさんと編集部がセレクトしたおすすめのハトメパンチをご紹介します。ここまでご紹介したハトメパンチの選び方を参考に、自分にあった商品を選びましょう。
アルミ製ハトメに対応! 10組のハトメ付き
これだけですぐにハトメがつけられる、手軽な商品。ハトメ穴径約12.0mm、最大取付厚約3.5mmに対応するハトメパンチです。12.0mmの下穴ポンチと両面ハトメが10組付属しています。
対応するハトメは、さびにくく取りつけしやすいアルミ製のもの。真鍮ハトメは使用できませんので注意が必要です。シリーズで、穴径8mm、最大取付厚約2.5mmのハトメに対応するNo.900もあります。
ハトメの取りつけと下穴作成が一台で完了
穴あけと、ハトメの取りつけがこれ一台でできるハトメパンチ。あけられる穴径は5mmです。
穴あけは、PPC用紙換算で約15枚分の穿孔能力があります。5~14mmの奥行き調整ゲージがあるため、ハトメの取りつけ位置がずれるリスクを減らすことができますよ。
別売りのコクヨのハトメ『ヒン-200』に対応しています。
ハトメコマのつけ替えで多くのハトメに対応
カーテン、衣類、バッグなどの穴の補強やアクセントに活用できるハトメパンチ。ハトメをはさみ込む機構部品であるハトメコマを交換することで、すべてのサイズの電気ハトメに対応しています。
プライヤー型のため、握りこむ際の負担を軽減。連続作業に向いています。いろいろなサイズのハトメを活用したい場合に便利です。
テントやシート向けの大きめハトメを使用したい方に
アルミ製、真鍮製、両方のハトメに対応できるハトメパンチ。ハトメ穴径約15.0mm、最大取付厚約4.0mmに対応可能。16.0mmの下穴ポンチと両面ハトメが10組付属しています。
テント・シートなど、厚めで紐をしっかり固定させたいものでも大丈夫。シリーズで、穴径12mm、最大取付厚約3.5mmのハトメに対応する『No.1000』もあります。
15組のハトメ&ポンチつきですぐに使える
DIY用品などを多数販売する、イチネンMTMのブランド「ファミリーツール」。家庭用の小物づくりアイテムを多数展開しています。
こちらは、アルミ製の両面ハトメ専用のハトメパンチです。アルミ製ハトメが15組と、ポンチが付属しています。素材の厚さは約約3.0mmまで対応、布製品などの制作に便利です。
軽量コンパクトなポリプロピレン製ハトメパンチ
アルミ・真鍮製の両面ハトメに対応できるハトメパンチです。ハトメコマをつけ替えることで、4~15mmのハトメに対応可能です。
高さは4cm程度と、手のひらにも乗る非常にコンパクトなハトメパンチ。ポリプロピレン製のため、軽量で取り扱いやすい点が特徴。使用する際は、ハトメや素材をセットして、木づちやプラスチックハンマーなどでうえからたたいて固定します。
「ハトメパンチ」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る ハトメパンチの売れ筋をチェック
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※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
ハトメは真鍮やアルミなどで作られていて、片面ハトメと両面ハトメとではそれぞれ仕上がりが異なります。なかにはハトメコマが交換可能な製品もありますが、ハトメパンチはハトメの材質や穴径により使い分ける必要があります。
あらかじめハトメが付属しているものを選べば、対応できないハトメを誤って買ってしまうリスクが減らせます。用途に応じて、自分にあったハトメパンチを使い分けましょう。
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