測定工具「ピンゲージセット」とは
ピンゲージセットは、測定工具であるピンゲージを複数本セットにした商品のことです。主に、穴の径を測定するときに使用されます。多くの場合は精度が求められるため、用途に合わせてしっかりと選ぶ必要がある工具です。
ピンゲージセットの選び方 セット品、素材、形状、精度、メンテナンス
まずは、ピンゲージセットの選び方を解説していきます。材質や形状など、ポイントを絞ってみることで、自分に合ったものが選びやすくなりますよ。
【1】セットになっているサイズで選ぶ
ピンゲージセットは、0.5mm刻みに数本のピンゲージが入っていることが多いです。商品によって入っている範囲が異なるので、必要なサイズが含まれているセットを選びましょう。
中には、0.5mmではなく、0.1mm刻みや0.01mm刻みなど、さらに細かいサイズでそろっているセットもあります。必要な精度に合わせて選ぶようにしましょう。
【2】素材ごとの特徴で選ぶ
ピンゲージは、大きく分けて鉄・超硬合金・セラミックの3つの素材があります。それぞれ異なる特徴を持っているので、使用用途に合わせて選びましょう。
お手頃価格でDIY向き「鉄」
比較的安価で手に入れることができて、DIYにもおすすめなのが「鉄」です。精度も充分に高いので、作業する上で問題はほとんどないでしょう。
ただし、熱膨張係数が高いため、素手で触れたり高温の場所で作業したりすると、正しく測定できない可能性があります。手袋を装着して使用するようにしてください。また、錆びてしまわないように、使用後はメンテナンスをおこないましょう。
耐摩耗性で選ぶなら「超硬合金」
耐摩耗性の高い「超硬合金」は、業務用としてもおすすめ。耐久性があるので、長く使うことができますよ。
熱膨張係数も小さいので、熱が加わっても膨張しにくいにも嬉しいポイントになります。高温の場所で作業するときにも安心です。
メンテナンスの手間無しで長く使える「セラミック」
メンテナンス不要で長持ちするのが「セラミック」です。素手で使ってもメンテナンスを行わなくても錆びることがないので、気楽に使うことができます。耐摩耗性も高いので、長持ちするというメリットも。
熱膨張係数は超硬合金に劣るので、高温の場所で使うときには注意しましょう。
【3】用途で「ストレート」「シャンク」の形状を選ぶ
ピンゲージは「ストレート」と「シャンク」の2種類の形状があります。それぞれ特徴があるので、用途に合わせて選びましょう。
ストレートは、ハンコのような形をした円柱型のピンゲージです。穴にピンゲージを差し込み、そのまま貫通するかどうかという検査をする場合は、ストレートタイプを使用します。持ち手がないので、錆びや熱膨張に注意して使いましょう。
シャンクは持ち手が付いているタイプです。素手で持つことができるので、効率よく作業することができますよ。
【4】必要な精度で選ぶ
精度が高いピンゲージがほしい人は、高精度モデルのピンゲージを選ぶとよいですよ。特に、新潟精機というメーカーはJCSS校正事業者に登録されているので、その精度の高さはお墨付き。少々値段は張りますが、精度を求める人にはおすすめです。
【5】メンテナンスライン付きなら、交換し忘れを防げる!
精度を重視したい人には、メンテナンスライン付きのピンゲージがおすすめ。ピンゲージは使用しているうちに擦り減っていくので、定期的に交換する必要があります。しかし、摩耗しているかどうかを目で見て判断するのは難しいので、知らないうちに交換時期を過ぎていたということも。
メンテナンスライン付きのピンゲージなら、ひと目で交換時期がわかります。精度を考えるのであれば、メンテナンスライン付きがおすすめですよ。
価格、耐久性、精度から自身に合うものを! DIYクリエイターがアドバイス
空間デザイン・DIYクリエイター
ピンゲージは穴の径を測定するゲージで、精度を求められます。材質は鋼・超硬合金・セラミックスが一般的で、価格、耐久性、精度などから自身に合ったものを選択するといいでしょう。
ピンゲージセットおすすめ11選 セラミック、超合金、メンテナンスラインつき
ここからはおすすめのピンゲージセットをご紹介していきます。材質や形状など、さまざまなポイントに着目してみていきます。あなたに合ったのピンゲージセットをみつけましょう。

アイゼン『ピンゲージ EC Series(EC-4A)』






出典:Amazon
サイズ | 4.00mm、4.01~4.49mm、4.50mm |
---|---|
素材 | ファインセラミック |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.01mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
空間デザイン・DIYクリエイター
アイゼン『ピンゲージ EC Series(EC-4A)』は、セラミック製のピンゲージセットです。その素材から錆びたりせず、メンテナンスの必要も少なく、気軽に使用したい方向けの商品です。

新潟精機『メンテナンスライン付ピンゲージ(AML-7B)』

出典:楽天市場
サイズ | 7.500mm、7.510mm、7.520~8.000mm |
---|---|
素材 | - |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.010mmトビ |
メンテナンスライン | あり |
空間デザイン・DIYクリエイター
新潟精機『メンテナンスライン付ピンゲージ(AML-7B)』は、摩耗で間違った計測をしてしまわないよう、交換時期のわかるメンテナンスラインがついているのがポイント。使用頻度が高く、交換する回数が多い方におすすめな商品です。

Hilitand『ピンゲージセット』


















出典:Amazon
サイズ | 7.51~8mm |
---|---|
素材 | 鋼 |
本数 | 50本 |
寸法区分 | 0.01mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
空間デザイン・DIYクリエイター
Hilitand『ピンゲージセット』は、50本のピンゲージがセットになってこの値段。お試しで購入したり、使用頻度が少ない方におすすめ。1本ずつケースに入れて収納できるのも嬉しいポイントです。
新潟精機『鋼ピンゲージセット(AA-0B)』






出典:Amazon
サイズ | 0.500mm、0.510mm、0.520~1.000mm |
---|---|
素材 | 鋼 |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.010mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
アイゼン『ピンゲージセット EM(+) Series(EM-2A(+))』






出典:Amazon
サイズ | 6.300mm、6.325~9.750mm、9.775mm |
---|---|
素材 | - |
本数 | 140本 |
寸法区分 | 0.025mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
新潟精機『セラミックピンゲージセット(CAG-5A)』








出典:Amazon
サイズ | 5.00mm、5.01mm、5.02~5.50mm |
---|---|
素材 | セラミック |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.01mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
新潟精機『超硬ピンゲージセット(TAA-4B)』






出典:Amazon
サイズ | 4.50mm、4.51mm、4.52~5.00mm |
---|---|
素材 | 超硬合金 |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.01トビ |
メンテナンスライン | なし |
アイゼン『ピンゲージセット ES Series(ES-13B)』








出典:Amazon
サイズ | 13.50mm、13.51~13.99mm、14.00mm |
---|---|
素材 | - |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.01mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
新潟精機『鋼ピンゲージセット(AG-8B)』






出典:Amazon
サイズ | 8.50mm、8.51mm、8.52~9.00mm |
---|---|
素材 | 鋼 |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.01mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
アイゼン『ピンゲージ EH Series(EH-11A)』






出典:Amazon
サイズ | 11.00mm、11.005~11.245mm、11.25mm |
---|---|
素材 | - |
本数 | 51本 |
寸法区分 | 0.005mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
新潟精機『鋼ピンゲージセット(SA-68)』
サイズ | 6.797~6.810mm |
---|---|
素材 | 鋼 |
本数 | 14本 |
寸法区分 | 0.001mmトビ |
メンテナンスライン | なし |
おすすめ商品の比較一覧表
【関連記事】その他の商品情報はこちら
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/08 リンク修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 加藤佑一)
「インテリア空間デザイン」「スタイリング」「写真」「テレビ撮影」「監修」「執筆」などフリースタイルにて幅広く活動中。 予算100万円で自身が住む自宅をフルリノベーション、古材、流木などを使った家具作りが話題となり、様々なメディアにて取り上げられている。 幼少期から物作りが好きで、何でもまず作ってみる、やってみる精神、そんな好きが高じて、趣味から現在のお仕事に発展。