子ども用浮き輪の選び方
元小学校教師の鈴木邦明さんに、子ども向けの浮き輪を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
浮き輪のタイプから選ぶ
まずは、浮き輪の種類から選んでいきましょう。キッズ用浮き輪は、王道のドーナツ型だけではなく、アームリングや足入れタイプも人気です。
ドーナツ型|サイズやデザインの種類が豊富
一般的に「浮き輪」というと、円形のもの(ドーナツ型)をイメージすると思います。子供用も、ドーナツ型の浮き輪はたくさん販売されています。
ただ、まだ小さく、しっかりと浮き輪につかまることができない場合はスルッと体が抜けてしまうことも。その不安がある場合は、足を入れられるタイプをチョイスしていきましょう。
足入れタイプ|小さい子どもでも抜け落ちない
足入れタイプは、浮き輪の内側の空間に膜があり、足を入れる穴が空いているタイプです。
浮き輪から抜け落ちない設計になっているので、小さい子どもでも乗れるものが多いです。乗り物や動物の形など、子どもが喜ぶデザインも多数販売されているので人気のタイプです!
足入れタイプはひっくり返りやすい商品もあるので、なるべく二重構造の転覆しにくいものを選びましょう。また、万が一に備えて、使用中は絶対に子どもから目を離さず、そばを離れないように注意しましょう。
アームリング|足を自由に動かせるから泳ぎの練習にぴったり
アームリングは、両腕につけるタイプの浮き輪で、円形の浮き輪の次のステップとして適しています。足をバタバタさせて泳ぐ練習ができるので、泳げるようになりたい子供の練習用にもおすすめです。スイミング教室に通い始める子にもいいですね。
マットタイプ|親子や友達とも楽しめるからリゾートでおすすめ
寝そべったり、ボートの用に乗ったりして楽しめるのが「マットタイプ」。浜辺やプールサイドに置いて寝転がるときにも使えます!
1人用から複数人で乗ることのできるタイプもあるので、家族や友達と一緒に遊ぶことができます。ただし、耐荷重をオーバーすると乗ったときに沈んでしまうことがあり危険です。事前に耐荷重を確認しておきましょう。
子供の体格に適したサイズを選ぶ
とくに気にしたいのが、内側の空いている部分の大きさです。一般的に、浮き輪のサイズは直径で表示されていますが、あわせて内寸や適切な胸囲もチェックしましょう。キッズ用のドーナツ型浮き輪は、45cm~50cmや50cm~55cmのように、5cm刻みで展開されています。
【浮き輪の直径と使用年齢の目安】
●45㎝:3歳~
●50cm:3~5歳
●55cm:3〜6歳
●60cm:3~7歳
「STマーク」がついていればなお安心
浮き輪を使う状況は、常に危険と背中合わせです。どれだけ子どもがかわいいキャラクターの浮き輪をほしがったとしても、その浮き輪が安全でないようなものであれば避けたほうがいいでしょう。
プール、海を問わず、毎年一定の人数が水の事故で亡くなってしまっている現実があります。通常の遊び以上に、深刻なトラブルの可能性のある水遊び。大人がしっかりと安全性の高いものを選んであげることが大切です。
一般社団法人日本玩具協会が定めた「玩具安全基準」をクリアしていることを示す「ST(Safety Toy)マーク」のあるものは安全に関し、判断する際の基準となります。
子ども用浮き輪のおすすめ3選|ドーナツ型 二重リング構造やSTマークや付きの商品も!
ここまで紹介した、子ども向けの浮き輪の選び方をふまえて、元小学校教師の鈴木邦明さんと編集部で選んだおすすめ商品をご紹介します。

小さな子どもにおすすめの浮き輪
浮き輪の直径サイズが60cm、内周が85~90cmとなっています。対象年齢は3歳以上、胸囲の目安は58cmで小さいタイプの浮き輪なので、未就学児の子どもにおすすめです。
足入れタイプの浮き輪で水に慣れたら、次のステップとして使うことに適しています。STマークもついていて安心です。
リアルなドーナツデザイン◎男の子も女の子も
目を引くドーナツのデザインがかわいいおしゃれな浮き輪です。60㎝、90㎝、120㎝と3サイズあるので、小さな子どもから大人までサイズを選ぶことができます。親子でお揃いもかわいいです。
厚くて破れにくい高品質なPVC素材を使用しているのもうれしいポイント。色はチョコレートといちごの2種類あるので、女の子も男の子も使えます♪
高い安全性を持つトレーニング用浮き輪
レッドとオレンジの2種のカラーバリエーションがある浮き輪で、それぞれ年齢や体重に応じてサイズが異なっています。赤が3ヵ月〜4歳まで、オレンジが2歳〜6歳までを対象としています。水泳教室でも用いられている安全基準が高い本製品は、プールデビューにピッタリの一品です。
成長するにつれて失われてしまう水に対して適応する能力「フロッグリフレックス(反射能力)」を、存分に引き延ばすことを目的に作られ、水で遊びながら泳ぎを覚えることを可能にしています。
子ども用浮き輪のおすすめ3選|足入れタイプ 乗り物やアンパンマンなど!
3歳ごろの子どもにおすすめの足入れタイプをご紹介します!

はじめての水遊びにおすすめ
こちらは、1.5歳から3歳が対象。浮き輪の内側の空間に膜があり、そこに足を入れることができる穴がついています。それにより、子どもが浮き輪からすり抜ける心配がありません。
2歳前後で、水遊びをはじめようと思っている子どもにおすすめの浮き輪です。まだ水に慣れていない子どもが、はじめのステップとして水慣れをする際に最適です。装着したまま、子どもがバランスを崩すと危険ですので、目を離さないようにしましょう。
子ども用浮き輪のおすすめ1選|アームリング 大人気ディズニーキャラクターも!
最後に、泳ぐ練習にもぴったりのアームリングタイプをご紹介します。

ドーナツ型浮き輪の次のステップに最適
円形(ドーナツ型)とは少し違った、両腕につけるタイプの浮き輪です。少しずつ水に慣れ、円形の浮き輪でないものをほしがっている子どもにおすすめ。空気を入れて腕にセットすれば、円形の浮き輪がなくとも浮いていることができます。
浮き輪としてだけでなく、ボートに乗る際のライフジャケットにプラスする形での使用も可能です。子どもが川などの水辺で遊ぶ際、こういったものをつけておくと安心です。
「子ども向けの浮き輪」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 子ども向けの浮き輪の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの子ども向けの浮き輪の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
[最後に] 元小学校教師からアドバイス
その子どもに適したものを選びましょう
サイズや用途などを考え、その子どもに適したものを選ぶことが大切です。そういったことをきちんと考えることが、水遊びでの安全性を高めることにつながります。
子どもの時期に、水に対して「怖い」という感情を抱いてしまうと、その後積極的に水泳などに取り組もうとはならなくなってしまいます。大人が、子どものために適切な浮き輪などを選び、水と親しむ環境を整えることがとても大切です。
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子どもの体格に合った浮き輪を選ぼう!
子供用の浮き輪の選び方をおすすめの商品を紹介しました。
子供の好きなキャラクターや動物などのデザインのものを選ぶのも良いのですが、購入する際には必ずサイズや耐荷重を確認しましょう。子供の体格や体重に合った浮き輪で、安全に水遊びを楽しみましょう!
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神奈川県、埼玉県の公立小学校に22年勤めた後、短大、大学での教員養成、保育者養成に移り、現在に至る。 現在は、大学での講義を中心に、保護者向けに子育て・教育、教員向けに授業方法・学級経営などのテーマで執筆、講演などに幅広く活躍中。